- まず子犬を飼えるのかしっかりと考えてみよう
- 子犬を我が家に連れてくる準備はなにをしたらいいのかな
- 子犬が家にやってきたらまず健康チェックしよう
- ワクチン接種について知っておこう
- 「16週」で子犬のしつけをしよう
- 第1週 家族で「しつけ」について話し合っておく
- 第2週 まずはハウスに慣れさせましょう
- 第3週 安全に留守番ができるようにしよう
- 第4週 犬にトイレをさせる「ワンツーコマンド」を教えよう
- 第5週 人間の生活環境に慣れさせる
- 第6週 ドライブ好きの犬になってくれれば、なにかと便利
- 第7週 呼び戻しができないと、犬を危険にさらしてしまいます
- 「オイデ」などの呼び戻しのコマンドは犬の事故を防止するためにとても大切なコマンドです。 まず子犬の名前を呼んで、こちらに注目させることから始めましょう。 例えば食事のたびに「オイデ」と声をかける、子犬が飼い主に向かってきている時に「オイデ」と声をかけるなど日常的に「オイデ」のコマンドに慣れさせましょう。 (続き)子犬の呼び戻しができるようにする 第8週 とても重要なコマンド「オスワリ」をトレーニング
- 第9週 散歩を楽しんでもらうトレーニングをしよう
- 第10週 なんでも口に入れてしまわないようにしよう
- 第11週 「マテ」を教えることで犬を落ち着かせましょう
- 第12週 なにかと使える「フセ」を覚えさせよう
- 第13週 いつでも愛犬と一緒に居られるためにカフェでおとなしく待てる練習
- 第14週 散歩の主導権は飼い主に。「ツケ」を教える
- 第15週 犬友達を作って社会性を学ばせよう
- 第16週 「ドッグラン」に連れて行こう!
まず子犬を飼えるのかしっかりと考えてみよう
道ゆくトイプードルやミニチュアダックスを見かけるたびに「かわいいなあ」という気持ちになりますね。
犬はいまやペットという範疇を超えて多くの飼い主にとって人生の伴侶ともいえる大事な存在になってきています。
そんなときに、まずはじめに考えていただきたいこと。
それは言うまでもないことですが動物は命があるということです。
その命の責任を取る覚悟や条件を満たさずに飼うべきではありませんよね。
では条件にはどんなものがあるのでしょう?
実は条件を挙げ出せばキリがないのですが、少なくとも以下の3つを守れるかはまず考えてみるべきではないでしょうか。
1.犬に時間をかけられるか
2. 経済的な余裕はあるか
3. 犬を看取る覚悟はあるか
すくなくともこの3つを約束できるかどうか、今は大丈夫でも今後15年余りの犬の人生を引き受けることを考えても全うできるのか? をまず考えてください。
→(続き)子犬を迎える条件
子犬を我が家に連れてくる準備はなにをしたらいいのかな
子犬を迎える決心がついたら、いろいろな準備をしなくちゃいけません。
まずは部屋の準備です。大きくいうと「家の外で飼う」「室内で飼う」の選択肢があると思います。それぞれに利点や欠点があるので「犬との生活」全体を考えて選ばれるのが良いと思います。
犬のおうちであるクレート、食器、グルーミングのセット、首輪、リードなど、子犬のうちに出費が続きます。
費用はかかりますが、一番楽しい時でもあります。
子犬との生活を想像して、あれがいいかな、これがいいかなと大いに悩んでください。
→(続き)子犬のクレートなどを準備する
→(続き)子犬の首輪を準備する
→(続き)子犬のグルーミングセットを用意しよう
グッズを準備すると同時に、しつけの仕方を家族で話し合っておきましょう。いろいろな人がいろいろな考えでしつけしようとすると子犬がまごついてしまいます。
ソケットなど子犬が興味を示しそうなものをなるべく視界から隠しましょう。子犬のための安全で清潔な空間を用意してあげてくださいね。
→(続き)子犬を連れてくる準備をしよう!
子犬が家にやってきたらまず健康チェックしよう
子犬が体のどこでも触られても平気な状態にしておくことが健康を守ることにつながります。日常のケアはもちろん、病気や怪我の早期発見にもつながりますからね。
むやみに触っていればそうなるわけではないので、意図的に触らせても大丈夫なんだと犬がわかるようにしてあげる必要があります。
一緒に十分遊んだ後、子犬を膝にのせ、背中から抱いてみてください。暴れずに静かに抱かれていたら褒めて自由にしてあげてください。
次に、体重や便の様子をチェックしていきましょう。
→(続き)子犬の健康をチェックする
ワクチン接種について知っておこう
子犬は初乳を飲むことで、母犬の免疫を受け継ぎます。
しかし、生後約42日~150日くらいで徐々に効果が薄れ、それ以降は感染症に対して無防備になってしまいます。
その代わりに子犬の体を守るのがワクチンなのです。
楽しみにしている子犬との散歩もワクチンが終わってからのことです。
獣医師の指導のもと、しっかりワクチンを受けるようにしてください。また、犬の病気はいろいろとありますが、特に「フィラリア」について知っておきましょう。
→(続き)子犬のワクチン接種
→(続き)フィラリアとその予防
「16週」で子犬のしつけをしよう
子犬を無事お家に連れてきたところで、いよいよ「しつけ」を始めていきましょう。
しつけの基本は犬があなたのしてほしい行動をした場合にはすかさずごほうびを与え、望まないことをした場合には罰を与えることです。
飼い主は冷静にこれを行ってください。飼い主が興奮すると、犬も興奮してしまいます。
子犬に対してご褒美をどう与えるか、罰をどう与えるかを考えてみましょう。
→(続き)子犬のごほうびと罰
さて、なぜ「16週」でしつけを考えうろんでしょうか?
子犬の場合、人間の子供と違って、成長のスピードがとても早いんですね。
だいたい1ケ月で1歳、年を取るペースです。1ヶ月ですよ。
動物愛護管理法の改定で、母犬から子犬を離す時期が、2013年9月1日から生後56日を経過しなければ販売のための展示や引渡しが禁止となりました。
つまりあなたのおうちに子犬がやってくるのは生後8週を越えてからになったのです。
子犬が社会性を獲得できるのが4ヶ月まで、また、6ヶ月くらいまでは子犬の性格が毎日少しづつ固まっていく時期です。
生後6ヶ月を一つの節目と考えて、犬が家にきてから4ヶ月―16週でしっかりとしつけを入れていく必要があるんですね。
第1週 家族で「しつけ」について話し合っておく
子犬を迎えるときにまず考えておかなくてはいけないことは、しつけにについてです。
しつけというと「オスワリ」や「マテ」などの命令のことを思い浮かべますね。
なんだか「人間のために子犬に言うことをきかす」みたいに感じてしまうかもしれません。
でも実はしつけは子犬を幸せにするためのものなんですよ。
第2週 まずはハウスに慣れさせましょう
犬がおうちにやってきたら、まずハウスに慣れさせましょう。
また、トイレトレーニングもできるだけ早く開始したいですね。
そして大切なのが、家族との上下関係をしっかり教えることなのです。
(続き)子犬をハウスに慣れさせる
第3週 安全に留守番ができるようにしよう
犬はもともと群れで生活をしていたため、一匹で留守番をすることは得意ではないのですね。
しかし、普段の生活を一緒にするとなると、どうしても留守番をさせなくてはいけなくなるときがあります。
留守番のさみしさやストレスで犬が体調をくずしてしまわないように、きちんとしつけ、安全に留守番できるようにしましょう。
(続き)子犬に留守番を教える
第4週 犬にトイレをさせる「ワンツーコマンド」を教えよう
最近では犬の散歩のときに、トイレのあとを水で洗い流すのが、飼い主のマナーになってきています。
トイレトレーニングで事前に子犬に適切な場所でのみ排泄させるしつけができれば、させてはいけない場所で排泄する可能性が低まりますよね。
(続き)子犬のときこそワンツーコマンドを教えるビッグチャンス!
第5週 人間の生活環境に慣れさせる
人間と生活をしていると、家族以外の人と接する機会も多くなりますよね。
散歩に行けば多くの知り合いに会うでしょうし、登下校する子どももいます。
家にいても配達や郵便などの用事でチャイムを鳴らし、見ず知らずの人と顔を合わせることもあるでしょう。
掃除や洗濯など大きな音が出る仕事もあります。
そのたびに犬が激しく吠えるようでは飼い主の負担になってしまいます。
子犬のうちから周りの環境に慣らしていきましょう。
(続き)子犬を周りの環境になれさせる
第6週 ドライブ好きの犬になってくれれば、なにかと便利
獣医に連れて行くときや、ドッグラン、旅行に連れて行くのにクルマに乗せることができればやはり便利ですね。
ですが犬は平衡感覚に優れる分、車に酔いやすいのです。
少しづつクルマに慣らしていくことで、ドライブ好きの犬にしていきましょう!
(続き)子犬をクルマに慣れさせる
第7週 呼び戻しができないと、犬を危険にさらしてしまいます
「オイデ」などの呼び戻しのコマンドは犬の事故を防止するためにとても大切なコマンドです。 まず子犬の名前を呼んで、こちらに注目させることから始めましょう。 例えば食事のたびに「オイデ」と声をかける、子犬が飼い主に向かってきている時に「オイデ」と声をかけるなど日常的に「オイデ」のコマンドに慣れさせましょう。 (続き)子犬の呼び戻しができるようにする 第8週 とても重要なコマンド「オスワリ」をトレーニング
「オスワリ」には犬の突発的な動きを制限する役割があります。
後ろ足が折り畳まれているためブレーキとなり、急な行動が取れない状態だからです。
散歩中に他の犬に突進して行ったり、飼い主の制止を振り切って走り出してしまうことを防ぐことができます。
第9週 散歩を楽しんでもらうトレーニングをしよう
散歩に連れて行く時に大切なのは、子犬に散歩を楽しいと思ってもらうこと。
もし連れ出した時に怖がったり、嫌がるようであれば無理せず家に戻りましょう。
少しづつ慣らせば必ずお散歩好きになります。焦りは禁物です。
また、お散歩はぶっつけ本番で連れ出すのではなく、十分に散歩の練習をしてあげると良いでしょう。
(続き)子犬の散歩の練習
第10週 なんでも口に入れてしまわないようにしよう
犬は物を口に入れることでそれがどんなものかを確認します。
また、子犬は生後4,5月めごろから乳歯が生え変わるので、そのむず痒さからお散歩中に石、小枝を齧りだすことがあります。
ですが、雑菌がいて不衛生ですし、タバコやプラスティック、金属などは危険でもあります。
最近では毒などの悪意のあるいたずらも多いので散歩中にはなるべくそれらをくわえさえたり、齧らせたりしないようにしましょう。
第11週 「マテ」を教えることで犬を落ち着かせましょう
犬は遊び好きです。
ですが、だからといってなんでも許していると成長した時に大変なことになってしまいます。
大型犬ではなおさらですね。
何か行動を起こす時にはまず一度落ち着かせることが大切です。
その時に「マテ」のコマンドを使い適切な間をとれるようにすると、子犬も集中力を発揮できるようになります。
(続き)子犬のしつけ「マテ」トレーニングと応援グッズ
第12週 なにかと使える「フセ」を覚えさせよう
「フセ」とは犬がおなかを床や地面につけた状態のことです。
犬が伏せた状態になると、筋肉の収縮が一気になくなり、犬には体を休めてゆったりした気持ちにさせます。
ですから長時間「マテ」をさせるときに「フセ」を覚えていれば身体的に楽になります。
また、「フセ」の姿勢は犬が動き出すまでに時間がかかります。
それだけに犬の突発的な動きを制限できるという飼い主側のメリットもあるのです。
(続き)子犬に「フセ」を教える
第13週 いつでも愛犬と一緒に居られるためにカフェでおとなしく待てる練習
最近、犬と一緒に行ける施設が続々増えています。
ドッグカフェなどはもちろんですが、スタバやレストランのテラス席も犬OKのところが多くなりました。
街中だけではなく、旅行に行ってもそのような場所を利用するケースが多いため、マナーをしっかり守れないと犬と一緒にお出かけする機会を減らしてしまいますよね。
お出かけ先で落ち着いていられるようトレーニングをしておくことが大切です。
(続き)子犬にカフェでおとなしく待てる練習をする
第14週 散歩の主導権は飼い主に。「ツケ」を教える
「ツケ」とは飼い主の横について、足並みをそろえて歩くことです。
犬は本来人間よりも先に行きたがるものなんですね。
でも、いつも飼い主の前を歩いていたり、好きな時ににおいをかいだりしているのでは、そのお散歩の主導権は犬が握っていることになっちゃいますよね。
ふだんの散歩がこの調子だと、犬に振り回される状態になり飼い主にはだんだん散歩がつらいものになっていっちゃいます。
それは結局、散歩の回数が減ってしまうなど、犬にとっても残念な状況を招きますよね。
(続き)子犬に「ツケ」を教える
第15週 犬友達を作って社会性を学ばせよう
子犬は子犬どうしで遊ぶ中で犬のあいだのルールや、挨拶のしかた、じゃれあう時の力加減など犬の社会の大切なルールを学びます。
こうした経験が少ないと社会性が十分身につかず、他の犬に対して攻撃的になったり、逆に怯えたりなどの弊害が出やすくなります。
そのような状況では飼い主も散歩がストレスになってしまいますよね。
こうしたものは子犬一人では学べないわけですから、子犬にとっての友だちは、社会性を身につけるために必要と言えます
(続き)子犬のときこそ犬友だちを作ろう
第16週 「ドッグラン」に連れて行こう!
「ドッグラン」を楽しく利用するためには、マナー、ルールを守ることが大切です。
ドッグランはさまざまな飼い主と犬が利用します。そこで犬が飼い主の言うことを聞かないと他のお客さんに迷惑がかかってしまいます。
「オイデ」の指示できちんと戻ってこられるか?
「マテ」でやってはいけない行動を制御できるか?
のような最低限のしつけができていないと他のお客さんに迷惑なばかりか、自分の子犬が怪我をしたり相手の犬に怪我をさせたりする可能性がありますから、しつけは日頃からしっかり行なっていきましょうね。
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