子犬が散歩を嫌がらないための方法 4か月までの「社会化」が鍵! 散歩好きな犬にするには

散歩中にに座り込む 犬の育て方 16週間で行う犬のしつけ

犬は散歩大好きなもの。誰もがそう思っているかもしれませんね。

実はそうでない犬も意外にいるのです。

犬の散歩に行こうとすると、玄関から出てこなかったり、やっと連れ出したと思えば、道の真ん中で止まって動かなくなっちゃったり。

ほかの犬はあんなに楽しそうに散歩しているのに、なぜうちの犬は散歩が嫌いなんだろう。

飼い主としては落ち込むし、焦っちゃいますね。

1. どんな原因で散歩を嫌いになるのか

どんな原因で犬が散歩嫌いになってしまうのでしょうか? 次のような事柄に思い当たるものはありませんか?

外の世界に慣れていない

考えてみれば、見知らぬ人間や、車、犬が行き交う外の世界は、子犬にとってみれば怖くて当然ですよね。

怖い思いをした

一度散歩に出かけたときに、知らない犬に吠えられた。

クルマのクラクションが鳴った。

など、怖い経験があるときも散歩を怖がることがあります。

アスファルトが熱いなど不快な思いをした

真夏のアスファルトは肉球を火傷するぐらい温度が上がっています。

ましてや子犬の肉球はまだ柔らかいですから危険です。

このような経験がトラウマになっているのかもしれません。

首輪に慣れていない

首輪をしたのが、最初の散歩の日では、首輪に良いイメージを持てません。

子犬にしてみればいきなり首を絞められ、リードで引っ張られているイメージしかないのかもしれません。

2. 4か月までの社会化期に外の世界に慣れさせよう

犬が「社会に順応する力を養う」ことを社会化といいます。
そして、生後3週間~14週間(生後3カ月半)までに体験するとすんなり順応していく傾向があるのです。これを「社会化期」といいます。

子犬が散歩を怖がらないようにするには、この社会化期に「外の世界は怖くない」と理解させることが大切なのだそうです。

首輪をする練習をしよう

おうちの中で練習します。

いきなり散歩用のがっしりとした首輪ではなく、まずはリボンなどを使って首に巻いてやり、違和感に慣れさせましょう。

徐々につけている時間を長くしていき、慣れたところで散歩用の首輪に切り替えてみましょう。

外の世界に慣れさせよう

縁側や庭でおやつを食べて過ごしてみましょう。まずは外の空気に慣れてもらいます。縁側や庭に出るだけで、様々なにおいや音がします。怖がらせないようにお菓子などで誘導しゆったり過ごしましょう。

抱っこしたまま近所を回ってみる

次におうちの周りを抱っこして回ってみます。子犬の場合、ワクチン接種後が社会化期と重なってしまう場合もあるので、その意味でも地面に触れさせず抱っこして外の世界に接することは有効です。長い時間行く必要はありません。本当に一回りで、おうちの周りを子犬に見せてあげてください。

公園などに連れていき、散歩ではなくのんびり過ごしてみる

クルマなどで公園に行き、草原に寝転がってのんびり過ごしましょう。

とくに散歩をするのではなく、おうちの庭ではない、外にいることに慣れさせましょう。

ほんのちょっとした用事でも外へ連れ出す

たとえ郵便ポストまで3分の行き帰りでも子犬を連れて行ってください。

そのくらいの短い時間の散歩なら怖がらず周囲の様子を学習していくはずです。

3. やってはいけないしつけは

子犬が散歩を嫌がると、焦りますよね。

気持ちはわかりますが、その結果やってはいけないしつけ方をすると、トラウマになってしまい余計散歩が嫌いになる悪循環に陥ってしまうこともあります。

引きずっていく

始めはいってきかすのですが、だんだん焦ってきてリードで引きずってしまう。

これはとても危険です。肉球がすれて切れてしまいます。首も痛めるかもしれないです。

肉球はいつも地面に着いているので怪我すると治りにくい部署ですし、引きずられることで犬にトラウマになってしまうことだってありますからね。

怒る

子犬に怒ったり怒鳴ったりしても問題は解決しません。

逆に怒っているあなたを怖がるようになるかもしれません。その結果散歩まで嫌いになってしまったら本末転倒ですよ。

4. まとめ

子犬は元気なものですが、ナイーブでもあるのですね。

飼い主が散歩に対して夢を抱いているのも理解できますが、将来散歩嫌いでてこずることのないように、子犬の時には慎重に、じっくりと外の世界を理解してもらうのが良いと思います。

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