犬が散歩中に止まる。怖がる。怒ってはダメ 原因を確認しよう やってはいけない対処法も

散歩で止まる 犬の育て方 16週間で行う犬のしつけ

犬の散歩中に突然動かなくなる。よくありますよね。それまでは散歩も大好きだったのに、なぜ突然動かなくなるのでしょうか。

1. 散歩中に突然動かなくなる理由

行きたくない方向だ

飼い主が行こうとしている方向が自分の生きたい方向と違う。
そんな勝手な! でも犬は勝手なものなんですよね。
疲れている
若いころは無尽蔵のエネルギーを持っていますが、年を取るとだんだん疲れやすくなるのは、人間と同じ。以前はへっちゃらだった散歩コースも最近はつらいのかも。散歩中のスピードが遅くなっていないか、はあはあと荒い息遣いになっていないかをチェックしてください。

怖い

以前散歩をしたときに、嫌な経験をしたことを覚えていて、行きたがらない。これもよくありますね。
まだ社会性が育っていない子犬や、音や振動に敏感なシニア犬などにこの傾向があるようです。

けがをしてしまった

ちょっと心配なのはどこかに怪我をしてしまった場合です。基本犬は裸足で歩いていますから、何かを踏んで怪我して歩けない、は十分考えられることです。

2. 対処法

原因が特定できるなら対処法は簡単ですよね。

行きたくない方向ならルートを変える

散歩はそのルートだけしかないわけではありません。
犬が嫌がるならルートを変えてみましょう。
ルートだけではなく、時間帯を変えるなどして、「嫌な理由」が見つけられるといいですね。
ただ、方向を変えるにしても、犬が行きたいほうに行ってはダメだそうですよ。
「わがままいえば聞いてもらえる」と学習してしまい、ことあるごとに止まってしまうようになります。
その場をとにかく何とかしたいのであれば、もう犬を抱っこしてやり過ごすという手もありますね。

シニア犬は散歩ルートを考え直す

以前の距離を歩けなくなっているシニア犬には、散歩の時間や距離をもう一度考え直してあげてください。
例えばコンクリや砂地、草原など、足の感触がちがうシチュエーションを混ぜるなど、単純に短くするだけではなく短くしても新鮮な刺激を受けられるようにすると、リフレッシュしてくれます。

怪我の有無を確認

立ち止まって足や肉球に怪我がないか確認しましょう。ぱっとみるだけではなく、指、肉球の間を開いて確認してくださいね。

合わせて読みたい 人見知りの犬 それって困ります。原因と対策は?

3. これやっちゃダメの対処法

怒る

気持ちはわかります。でも怒ったって仕方ありません。
犬はなにか理由があって、そのような態度に出ているわけですから、頭ごなしに怒っても解決しないのです。それによってあなたに恐怖を感じるようになってしまうかもしれません。

リードを引っ張り引きずる

私、これ獣医に怒られちゃいました。
うちの犬、子犬の時にものすごい怖がりだったんですね。
散歩もほんとうに歩かなくて。
始めはなだめすかすんですけど、だんだん焦ってきてリードで引っ張っちゃいました。
肉球がすれて切れてしまいます。首も痛めるかもしれないですよね。
肉球はいつも地面に着いているので怪我すると治りにくいんです。
また、引きずられることで犬にトラウマになってしまうことだってありますからね。

抱っこしてしまう

「歩かなければ抱っこしてもらえる」という行動を強化してしまいます。これ難しいですよね。明確な怪我ならわかりますが、心理的な恐怖などはこちらにわからないので、放置したものか、抱っこしてあげたほうがいいのか悩みます。犬の様子から推測して対応してあげましょう。

4. 「待て」のコマンドが効く

実は「待て」のコマンドが犬の歩かないに効くようです。
歩かないで困っているのに、なんで「待て」と思われるでしょうね。

これは「待て」のコマンドが入っている前提なのですが、犬が歩かなくなった時に「待て」といってコマンドをかけます。
犬が「自分で動かない」のではなく、飼い主からの命令で「動かない」と行動の意味をすり替えてしまうのです。
飼い主の「待て」で止まったので、解除のコマンド「よし」を与えれば動き出します。
すると犬は解放されたと感じ、自分で歩き出すことが多いようですよ。

5. まとめ

犬の散歩で急に歩かなくなると、心配したり腹を立てたりしてしまいがち。
でも、犬には犬の事情があるのです。
それを確認してあげて解決してあげれば、また元気に動き出すと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました