犬の肛門は人間よりも優れている? 肛門腺炎に気をつけよう!

しば犬の肛門

CTAタグ

1. 犬はなぜ「うんち」したあと、お尻をふかないのか

合わせて読みたい三浦半島シリーズ

Modified on: Oct 12, 2019

犬を散歩させていて後ろから肛門がまるきり見えているのを眺めると「間抜けだなー」って思うのは、私だけではないはずです(笑。

昔、とりいかずよしという漫画家がいまして「少年ジャンプ」に「トイレット博士」を連載していたんですよ。

今も昔も子供は「うんち」の話が大好きなんでとても人気がありました。

そのなかで鮮明に覚えているのが「人間はうんちをしたあとお尻を吹かなければならないのに、犬はうんちをしても吹かなくて大丈夫なのはなぜか?」という話題です。

 

たしかに考えてみれば不思議です。

 

漫画の中では「犬は肛門括約筋が違うのだ。キレがいいのだ」となっていたと記憶していますが、実際にはどうなのでしょうか。

 

犬も人間も肛門の構造はさほど変わりません。

食べ物が口から入り、消化器を通り、肛門からうんちとして排泄されます。

肛門には「トイレット博士」で描かれた通り、肛門をキュッと引き締める肛門括約筋や、体の中の臓器を支える骨盤隔膜を形作る肛門挙筋などがあるのですね。

ポートレイトバナー

これらの筋肉には「うんち」を切ったり、臓器やうんちが肛門から飛び出さないように抑えるという役目を持っているそうです。

つまり、肛門の構造や機能は犬と人間でさほど変わらないわけです。

「犬はなぜお尻をふかなくてもよいのか」の理由は肛門の構造にあるのではなくて、二足歩行か、四足歩行かで作られた体のかたちによっているようです。

2. 二足歩行が人間にお尻をふく作業を与えた

人間は二足歩行をするようになって、お尻・臀部の筋肉が発達しました。

人間の場合、犬と違って普通の状態では「肛門丸出し」にならないですよね。

お尻の筋肉の中にかくれているじゃないですか。

立ち上がると肛門は下を向くことも特徴で、その結果、肛門に力を入れてうんちや内臓が出ないようにする必要があります。

 

CTAタグ 赤

四足歩行の犬の場合、肛門を隠すほどお尻の筋肉が発達しておらず、また立ち上がった時には肛門は水平方向を向くだけなので、肛門も内蔵も力を入れて保持する必要がありません。

そういった構造から、うんちをするときに直腸の一部が飛び出すため、肛門の周りが汚れず、お尻を拭く必要がないそうなのです。

「直腸の一部が飛び出す」って人間ならば「脱肛」ですからね。痛くないのかな? と思いますが、しれっとうんちしますよね。犬は。

犬だけではなく、ほとんどの動物は、こういう構造でお尻をふき取る必要がないのですね。

ドッグタグ バナー

3. 人間にはない肛門腺

ワンコの不思議を調べてみた

犬の肛門で特徴的なのは肛門の出口は人間にはない、「肛門腺」があることです。ペットショップやヘアサロンで「肛門腺を絞りますか」と聞かれるので知っている方も多いですね。

肛門腺は犬の肛門の左右にある一対の袋でクサい分泌液を出す組織のこと。

その分泌液を使って、犬はうんちにニオイをつけ、自分の存在をアピールするんですねー。

現在の犬の飼育のされ方では必要がないものなので、トリミングのたびに絞ってもらったほうがニオイの問題が起きにくいでしょうね。

4. 肛門腺絞りはどのくらいが目安?

もちろん犬によって個体差もありますが、月一回程度の間隔で絞ってあげましょう。

トリミングサロンで頼んだり、自分でシャンプーをしてあげるときに絞ってあげれば一緒に洗い流せて便利ですよ。

大型犬よりも、小型犬や中型犬の方が、肛門腺が溜まりやすいようです。

肛門腺がたまってくると、犬は肛門を舐めたり、お尻を床に擦りつけたり、自分の尾を追いかけたりします。そのサインが出る前に絞ってあげましょうね。

5. 肛門腺炎はどんな症状?

定期的に肛門腺を絞ってあげないと、うまく出ないでたまり続けてしまい、炎症を起こしてしまいます。また、悪化するとお尻の皮膚が破けてしまうこともあります。

また出血したり、そこから膿が出てきたりする場合もあるそうです。

6. 治療はどのようにするのか

肛門腺を絞ってたまっている分泌物を排出させます。

炎症や化膿を起こしていたら外用薬・内用薬の処方が行われます。

お尻の皮膚が破けてしまっている場合は外科的に縫合が必要な場合もあるそうですよ。

7. 肛門腺の絞り方

文章で書いてもなかなか伝わりにくいので、ユーチューブから動画を探してきました。

動画では素手でやっているようですけど、臭いので手袋をつけたほうがいいでしょうね。月一回お手入れしてあげてくださいね。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です