結論:犬の名前に絶対的なNG一覧があるわけではありません。コマンドとの混同、日常会話との重複、人前での呼びやすさを優先して選びましょう。
「マテ」「オイデ」など、しつけの合図そのものを名前にするのは避けたほうが安心です。
一方、人気の名前や食べ物に由来する名前は、それだけで問題になるわけではありません。
すでに名前をつけていて、愛犬が問題なく反応しているなら、慌てて変更する必要はありません。
犬につけてはいけない名前とは?まず知っておきたいこと

犬の名前に、法律や決まりとして「絶対につけてはいけない名前」の一覧があるわけではありません。
ただし、毎日の呼びかけやしつけ、散歩、動物病院などで困りやすい名前はあります。
例えば「マテ」という名前をつけると、しつけの「待て」と区別しづらくなる可能性があります。
一方、「モカ」「マロン」のような食べ物に由来する名前は、それだけで問題になるわけではありません。
重要なのは、名前の意味や文字数を一律に判断することではなく、実際に使ったときに困らないかを確かめることです。
候補を広く探している段階なら、男の子・女の子の名付けと犬にわかりやすい名前の考え方もあわせて読むと整理しやすくなります。
犬につけてはいけない名前の代表例
| 名前の例 | 注意する理由 | 判断 |
|---|---|---|
| マテ | しつけの合図と同じ | 避けたい |
| オイデ | 呼び戻しの指示と同じ | 避けたい |
| ダメ | 叱る言葉と重なる | 避けたい |
| ゴハン | 日常会話で頻繁に使う | 要確認 |
| ラテ | 「マテ」と響きが似る | 要確認 |
| ココ・モコ | 多頭飼いで混同する可能性 | 要確認 |
| アクマ | 否定的な印象を与えることがある | 要確認 |
| モカ | 人気があり呼びやすい | 基本的に問題なし |
| ムギ | 人気があり呼びやすい | 基本的に問題なし |
この表は、名前そのものを禁止する一覧ではありません。
例えば「ラテ」と「マテ」は母音が同じですが、必ず犬が聞き間違えるという意味ではありません。
家庭でどんなコマンドを使っているか、どのような発音で呼ぶかによっても判断は変わります。
名前は3段階で判断するとわかりやすい
| 判断 | 名前の特徴 | 考え方 |
|---|---|---|
| 避けたい | コマンドそのもの、侮辱的な言葉 | 別の候補を検討 |
| 確認したい | 似た響き、長い名前、身近な人と同じ名前 | 生活場面で試す |
| 基本的に問題なし | 人気名、食べ物由来、中性的な名前 | 気に入った名前を選ぶ |
これは名付けを考えるための実用的な分類です。
飼い主が気に入った名前を必要以上に否定せず、犬との暮らしで問題になるかどうかを基準にしましょう。
犬の名前で避けたい9つのポイント

「この名前はダメ」と単語だけで決めるより、なぜ困るのかを知っておくと判断しやすくなります。
ここでは、実際に注意したい名前の特徴と、誤解されやすい名付けの考え方を9つ紹介します。
人前で呼ぶのをためらう名前
家の中ではおもしろくても、散歩やドッグランでは少し離れた愛犬を大きな声で呼ぶことがあります。
動物病院でも「○○ちゃん、診察室へどうぞ」と名前を呼ばれます。
下品な言葉や侮辱的な言葉など、飼い主自身が人前で呼ぶのをためらう名前は避けたほうが安心です。
| 場面 | 確認したいこと |
|---|---|
| 散歩 | 大きな声で自然に呼べるか |
| 動物病院 | 受付で抵抗なく伝えられるか |
| ドッグラン | ほかの犬の飼い主が聞いても不快にならないか |
| 家族との生活 | 何年も愛着を持って呼べるか |
少し変わった名前でも、飼い主が自然に呼べて周囲への配慮もできるなら、それだけで避ける必要はありません。
「マテ」「オイデ」などコマンドと紛らわしい名前
名前としつけの合図が近すぎると、呼びかけなのか指示なのか分かりにくくなることがあります。
特に「マテ」「オイデ」「ハウス」「ノー」など、家庭で実際に使うコマンドそのものを名前にするのは避けたほうが分かりやすいでしょう。
| 名前の例 | 重なるコマンド | 注意点 |
|---|---|---|
| マテ | 待て | 名前と指示が完全に重なる |
| オイデ | おいで | 呼び戻しの指示と同じ |
| ハウス | ハウス | 犬を室内の所定の場所へ誘導するときに重なる |
| ステイ | ステイ | 英語で「待て」を教える家庭では重なる |
| ラテ | マテ | 音が似ているため確認したい |
ただし、似た音が含まれるだけで必ず混同するわけではありません。
犬がすでにその名前に反応している場合は、急いで変更する必要もありません。
呼び戻しは安全にも関わる大切なしつけです。
名前と指示を使い分ける方法は、子犬の呼び戻し「オイデ」の教え方も参考になります。
日常会話で何度も出る言葉と同じ名前
「ゴハン」「オヤツ」「サンポ」など、毎日の会話で頻繁に使う言葉と同じ名前は、犬が反応する場面が増えすぎることがあります。
例えば、家族が「そろそろゴハンにしよう」と話しただけで、名前を呼ばれたと思って振り向くかもしれません。
ただし、食べ物の名前がすべてダメという意味ではありません。
「モカ」「マロン」「チョコ」は実際に人気の犬名です。
問題は、その家庭で頻繁に使う言葉と同じかどうかです。
| 名前 | 気をつけたいこと |
|---|---|
| ゴハン | 食事の話題と混同しやすい |
| オヤツ | ご褒美の言葉と重なる |
| サンポ | 散歩に誘う言葉と同じ |
| モカ | 日常的な呼び名として使いやすい |
| マロン | 生活上の混同がなければ問題ない |
家族や同居犬と聞き分けにくい名前
家族と同じ名前だけでなく、多頭飼いでは「ココ」と「モコ」、「ハナ」と「ナナ」のように響きが近すぎる名前にも注意したいところです。
2匹を一緒に呼ぶなら問題がなくても、片方だけを呼びたいときに両方が反応することがあります。
| 先住犬 | 新しい候補 | 気になる点 |
|---|---|---|
| ココ | モコ | 語尾が共通する |
| ハナ | ナナ | 一音違い |
| マル | ハル | 母音と語尾が共通する |
| ソラ | コタ | 一部の音が似ている |
| ココ | レオ | 音の違いが比較的大きい |
この表も、犬が必ず混同する組み合わせを示すものではありません。
また、家族がそれぞれ別の愛称で呼ぶと、名前を覚え始めた犬には分かりにくくなることがあります。
しつけの方針も含め、子犬のしつけについて家族で話し合うポイントを一度そろえておくと安心です。
長すぎて毎回別の愛称になる名前
長い正式名そのものが悪いわけではありません。
ただし、家族が毎回違う略し方をすると、犬にとって分かりにくくなることがあります。
例えば「アレクサンダー」という名前なら、普段は「アレク」と呼ぶなど、短い愛称を一つ決めておく方法があります。
| 正式名 | 普段の呼び名 |
|---|---|
| アレクサンダー | アレク |
| エリザベス | エリ |
| マーガレット | マーゴ |
| レオナルド | レオ |
名前が長いから覚えられない、と決めつける必要はありません。
家族全員が無理なく呼び続けられることを優先しましょう。
子犬の今だけにしか合わない名前
小さいから「チビ」、子犬の毛色だけを見て名前を決めるなど、成長すると印象が変わる特徴だけで名付けると、あとで違和感が出ることがあります。
とはいえ、大型犬に「チビ」という名前をつけるのが悪いわけでもありません。
子犬のころの思い出が残る、愛情のこもった名前になる場合もあります。
名前を決めるときは、今のかわいらしさだけでなく、5年後、10年後の愛犬を呼ぶ場面も想像してみましょう。
人気の名前はNGではない
「ココ」「モモ」「ソラ」など、人気の名前だから避けなければならないわけではありません。
人気になるのは、短くて呼びやすく、親しみやすい名前だからでもあります。
ただし、ドッグランや動物病院で同じ名前の犬に会う可能性は高くなります。
| 気になること | 考え方 |
|---|---|
| ほかの犬と名前がかぶる | 気にならなければ問題ない |
| 同じ名前の犬が振り向く | 声や状況によって区別できることもある |
| 人気がありすぎる | 個性より呼びやすさを優先してもよい |
| 名前が平凡に感じる | 名前と犬の個性は別のもの |
犬種ごとの名前の傾向も見たい場合は、犬種別の子犬の名前ランキングも候補探しの参考になります。
外国語は意味を確認してから
響きだけで外国語の名前を選ぶと、別の国では思わぬ意味を持っていることがあります。
とはいえ、海外風の名前そのものを避ける必要はありません。
英語やフランス語などの名前なら、一般的な意味だけでなく、実際の発音も確認しておくと安心です。
また、宗教的に大切にされている言葉や、特定の文化で特別な意味を持つ言葉は、背景を理解したうえで使うことが望ましいでしょう。
名前候補を探すなら、イギリスで人気の犬の名前と呼びやすい海外風ネームにまとめています。
性別が分かりにくい名前は問題ない
以前は「オス・メスが名前から分かるほうがよい」と考えられることもありましたが、中性的な名前を避けなければならない理由はありません。
ドッグランや病院で性別を伝える必要があれば、飼い主が言葉で伝えれば十分です。
「ムギ」「ソラ」「ココ」のように男女どちらにも使われる名前も、ごく自然に選ばれています。
性別よりも、飼い主が愛着を持てるか、犬が日常生活の中で聞き分けられるかを重視しましょう。
名前を決める前に「3つの場面」で呼んでみよう

候補が2〜3個まで絞れたら、紙の上で考えるだけでなく、実際に声に出してみましょう。
名前は毎日使うものです。
短くてかわいい名前でも、家族によって発音しづらかったり、人前では少し気恥ずかしかったりすることがあります。
家の中で家族全員が呼んでみる
まずは家族全員で候補の名前を声に出してみます。
発音しにくくないか、家族によって別の略し方にならないかを確認しましょう。
特に子犬が名前を覚え始める時期は、家族で同じ呼び方を使うと練習を進めやすくなります。
散歩中に少し離れた犬を呼ぶつもりで声に出す
小声ではかわいく感じても、大きな声で呼ぶと印象が変わる名前があります。
散歩中に「○○、おいで!」と呼んでいる場面を想像してみてください。
何年も自然に呼べるか、呼び戻しの言葉と紛らわしくないかも確認しましょう。
ドッグランでは興奮して反応しにくくなることもあります。
動物病院で「○○ちゃん」と呼ばれる場面を想像する
受付や診察室で何度も名前を伝えることになります。
聞き返されにくく、自分でも気持ちよく名乗れる名前なら安心です。
珍しい名前だから悪いというわけではありませんが、説明が必要な名前なのかは確認しておきましょう。
最後に「名前+コマンド」で呼んでみる
「○○、オイデ」「○○、マテ」と続けて声に出します。
名前とコマンドが紛らわしくなければ、日常でも使いやすいでしょう。
名前を決める前の5項目チェックリスト
- 家族全員が自然に呼べる
- 散歩中に大きな声でも呼びやすい
- 動物病院で名前を伝えやすい
- コマンドと区別しやすい
- 成犬になっても使い続けたい
すべての条件を完璧に満たす必要はありません。
気になる点があるなら、呼び方を調整したり、別の候補と比較したりしてみましょう。
つけてはいけない犬の名前は「理由別」に考える
名前を50個、100個とNG扱いするより、避けたい理由を知っておくほうが実用的です。
この章では、名前の具体例と、似た名前をどこまで気にするべきかを整理します。
絶対に避けたい名前と確認が必要な名前の違い
まず、指示語と完全に同じ名前は、できるだけ避けるのが無難です。
一方、響きが少し似ているだけの名前は、実際に声に出して確認してから判断できます。
| 避けたい理由 | 名前の例 | 対応 |
|---|---|---|
| コマンドそのもの | マテ、オイデ、ステイ | 別の候補を検討 |
| 否定語・叱る言葉 | ダメ、ノー | 別の候補を検討 |
| 家庭で頻繁に使う言葉 | ゴハン、サンポ | 日常会話との混同を確認 |
| 人前で呼びにくい言葉 | 下品・侮辱的な表現 | 周囲への配慮を優先 |
| 同居犬と似すぎる | ココ/モコ、ハナ/ナナ | 語頭や響きを変える |
| 長い正式名 | アレクサンダーなど | 短い愛称を統一 |
| コマンドに似た音 | ラテ/マテ | 実際の発音と反応を確認 |
母音が同じ名前はつけてはいけない?
「マテ」と「ラテ」は、どちらも母音が「ア・エ」です。
そのため、犬が聞き分けにくいのではないかと気になる人もいるでしょう。
しかし、母音が同じという理由だけで、その名前を避ける必要があるとはいえません。
犬は音の違いに加え、飼い主の声や経験などから言葉を学習していきます。
| 名前 | 比較する言葉 | 共通する特徴 |
|---|---|---|
| ラテ | マテ | 母音が同じ |
| ユメ | フセ | 母音が同じ |
| ココ | モコ | 語尾と母音が共通 |
| ハナ | ナナ | 一音違い |
| マル | ハル | 母音と語尾が同じ |
これらは混同の可能性を検討するための例であり、聞き間違いが実証された組み合わせではありません。
実際には名前を呼んだときの反応を見て判断することが大切です。
名前が紛らわしいと日常生活で何が起こる?
名前とコマンドが近すぎる場合、飼い主が呼びかけているのに犬が別の合図だと受け取る可能性があります。
反対に、犬が名前を呼ばれたと思って反応することも考えられます。
| 場面 | 考えられる困りごと |
|---|---|
| 呼び戻し | 指示が伝わりにくくなる |
| しつけ | 名前とコマンドが紛らわしい |
| 多頭飼い | 2匹とも振り向いてしまう |
| 日常会話 | 呼んでいないのに反応する |
| 家族の呼びかけ | 呼び方が違い、反応が安定しない |
ただし、犬が名前を呼ばれても反応しない原因は、名前だけとは限りません。
まだ名前を覚えていない場合や、周囲に気を取られている場合もあります。
名前の候補で迷ったときは何を優先する?
複数の名前で迷ったら、見た目のかわいらしさだけでなく、生活の中での使いやすさを比較しましょう。
| 優先順位 | 判断ポイント |
|---|---|
| 1 | コマンドと明確に区別できる |
| 2 | 家族が自然に呼べる |
| 3 | 同居犬や日常語と紛らわしくない |
| 4 | 飼い主が長く愛着を持てる |
| 5 | 好きな意味や思い出がある |
安全に関わる呼び戻しや、毎日のコミュニケーションを優先すれば、名前選びはずっと簡単になります。
2025年の人気名を見ても「人気=つけてはいけない」ではない

アニコム損保が発表した「犬の名前ランキング2025」では、0歳の犬約15万頭を対象に集計し、「ムギ」が5年連続で総合1位でした。
| 順位 | 名前 |
|---|---|
| 1位 | ムギ |
| 2位 | ココ |
| 3位 | モカ |
| 4位 | ラテ |
| 5位 | モコ |
| 6位 | ソラ |
| 7位 | マロン |
| 7位 | レオ |
| 9位 | モモ |
| 10位 | コムギ |
人気の名前には呼びやすいものが多い
人気名には「短い」「呼びやすい」「親しみやすい」という利点があります。
「ムギ」「ココ」「モカ」などは、日常の呼びかけにも使いやすい名前です。
ただし、人気があることだけで、犬が覚えやすいと科学的に証明されているわけではありません。
人気の名前だからダメというわけではない
ランキング上位の名前をつけても、もちろん問題ありません。
ほかの犬と名前がかぶることはありますが、そのこと自体が犬の健康やしつけに悪影響を与えるわけではありません。
例えば「ラテ」が「マテ」と似ているからといって、ランキング入りしている名前を一律に避ける必要はないのです。
ほかの犬と名前がかぶった場合は?
ドッグランや動物病院では、同じ名前の犬に会うことがあります。
そんなときに別の犬が振り向いてしまうことはあるかもしれません。
それでも、普段から愛犬が自分の名前を理解しているなら、無理に改名する必要はありません。
飼い主が自分の犬に向けて呼びかけ、必要に応じて距離を取るなどして対応しましょう。
もう名前をつけてしまったけれど、変えたほうがいい?
この記事を読んで「うちの犬の名前、少し当てはまるかも」と思っても、すぐに改名する必要はありません。

問題なく反応しているなら慌てて変えない
今の名前に愛犬がよく反応し、暮らしの中で困っていなければ、その名前を大切にしてよいでしょう。
多少長い名前でも、家族と犬の間で自然に使えているなら、変更する理由にはなりません。
好きでつけた名前を、インターネットのNGリストだけで否定する必要はないのです。
コマンドと完全に同じなら愛称を決める方法もある
しつけで使う言葉と完全に同じで困る場合は、似すぎない短い愛称を一つ決めて、少しずつその呼び方に慣れてもらう方法があります。
あるいは、犬がすでに名前をよく覚えているなら、コマンド側の言葉を変えることも選択肢です。
例えば「マテ」という名前を気に入っている場合、待つ合図を別の言葉に統一する方法も考えられます。
大切なのは、家族が同じルールを使うことです。
新しい名前は「呼ばれるといいことがある」で覚えてもらう
名前を呼んでこちらを見たら褒める、おやつや遊びにつなげるなど、名前をよい出来事と結びつけていきます。
最初は静かな場所で練習し、反応できるようになったら少しずつ環境を変えていきましょう。
具体的な練習方法は、子犬に名前を覚えさせる方法で詳しく紹介しています。
後悔しない犬の名前の決め方

名前選びでは、意味や響きにこだわりたいものです。
ただし、毎日呼ぶ名前だからこそ、発音しやすさや家族との使い方も考えておきましょう。
短く呼びやすい名前を基本にする
毎日何度も呼ぶものなので、飼い主が自然に発音できることが大切です。
2〜4文字程度の名前は呼びやすい候補になりますが、それ以上の長さが悪いわけではありません。
長い正式名なら、短い愛称を一つ決めておきましょう。
| 文字数 | 名前の例 | 考え方 |
|---|---|---|
| 2文字 | モカ、レオ | 短く呼びやすい |
| 3文字 | マロン、コムギ | 親しみやすい |
| 4文字 | コタロウ | 普段の呼び方を確認 |
| 5文字以上 | アレクサンダー | 短い愛称を決めてもよい |
文字数だけで覚えやすさを断定せず、実際の呼び方を基準にしてください。
家族で呼び方をそろえる
名前を覚えるまでは、家族で同じ呼び方を使うのがおすすめです。
例えば「コタロウ」という名前なら、最初から「コタ」「コタちゃん」「コタロウ」と何通りも使うより、一つにそろえて練習すると分かりやすくなります。
反応が安定してから自然な愛称が増えることは問題ありません。
名前を叱る言葉にしない
名前を呼んだ直後にいつも叱ると、犬にとって名前が嫌な合図になってしまうことがあります。
「○○! ダメ!」と何度も叫ぶより、名前を呼んで振り向いたら褒めることを意識しましょう。
名前は「こちらを見てね」という明るい合図として使うと分かりやすいでしょう。
名前が決まったら次は「覚えてもらう」
名前選びはゴールではなく、犬とのコミュニケーションの始まりです。
最初は名前を一度呼び、犬が振り向いたらすぐ褒めます。
反応できるようになったら、「オイデ」などのコマンドと組み合わせていきましょう。
子犬期のしつけ全体を整理したい場合は、子犬のしつけを16週で考えるまとめも次に読みやすい記事です。
犬につけてはいけない名前に関するFAQ

犬につけてはいけない名前に法律上の決まりはありますか?
一般的な犬の呼び名について、特定の名前を禁止する一覧があるわけではありません。
この記事で紹介しているのは、生活やしつけの中で避けたほうが困りにくい名前です。
なお、血統書などに登録する正式名には、登録団体独自のルールがある場合があります。
5文字以上の名前はダメですか?
文字数だけで決まるものではありません。
長い正式名でも、普段使う短い愛称を家族で統一すれば使いやすくなります。
「ココ」「モモ」「チョコ」のような人気名は避けるべきですか?
避ける必要はありません。
ドッグランなどで同名の犬に会う可能性はありますが、呼びやすく気に入っているなら立派な候補です。
オスとメスで名前を分ける必要はありますか?
ありません。
中性的な名前でも問題ありません。
必要な場面では、飼い主が性別を伝えれば十分です。
2匹に似た名前をつけても大丈夫ですか?
テーマをそろえるのは楽しい方法ですが、呼び分けやすさを優先しましょう。
「ココ」と「モコ」のように似た名前をつける場合は、実際に呼び分けられるかを確認してください。
語頭や響きがはっきり違う名前のほうが日常では使いやすくなります。
保護犬や成犬の名前を変えても大丈夫ですか?
必要があれば新しい呼び名に慣れてもらうことはできます。
急に何度も変えるのではなく、一つの呼び方を決め、呼ばれたらよいことが起こる経験を重ねていきましょう。
「ラテ」は犬につけてはいけない名前ですか?
いいえ。
「ラテ」と「マテ」は母音が同じですが、それだけで犬が必ず混同するわけではありません。
家庭で使うコマンドと実際に声に出して比べ、使いやすいかを判断しましょう。
犬に人間と同じ名前をつけても大丈夫ですか?
人間と同じ名前でも、基本的に問題ありません。
ただし、家族や親しい人と同名の場合は、本人の気持ちや呼び分けに配慮しましょう。
人名だから犬につけてはいけない、ということではありません。
犬に縁起の悪い名前をつけると不幸になりますか?
名前の意味だけで犬が不幸になるという科学的な根拠はありません。
ただし、否定的な意味の言葉や、人前で呼びにくい言葉は、長く使う名前として慎重に選びたいところです。
飼い主が気持ちよく呼べる名前を大切にしましょう。
名前を呼んでも反応しないのは、名前が悪いからですか?
名前だけが原因とは限りません。
まだ覚えていなかったり、ほかの音やにおいに気を取られていたりする場合もあります。
まずは静かな場所で名前を呼び、振り向いたら褒める練習を繰り返しましょう。
まとめ 「NGリスト」より毎日の生活で呼べる名前を
犬につけてはいけない名前を考えるとき、単語だけを見て「これはダメ」と決める必要はありません。
コマンドと紛らわしくないか、家族が同じように呼べるか、人前でも自然に呼べるか。
そこを確認するだけで、名付けの失敗を減らしやすくなります。
最後に、名前を決める前のポイントを整理しておきましょう。
| 確認すること | 判断 |
|---|---|
| コマンドと同じではない | 最優先 |
| 日常語と紛らわしくない | 重要 |
| 家族で呼び方を統一できる | 重要 |
| 人前で自然に呼べる | 重要 |
| 同居犬と区別しやすい | 多頭飼いでは重要 |
| 成犬になっても気に入っている | 長く使うために大切 |
名前を決めるときに、すべての条件を完璧に満たそうとする必要はありません。
散歩、動物病院、家の中という3つの場面で実際に声に出してみてください。
それでも「この名前がいい」と思えたなら、その気持ちは大切にしてよいと思います。
名前が決まったら、次は愛犬に覚えてもらう番です。
名前を楽しく覚えてもらう練習へ進んでみてください。
そして、名前を決めた記念を残したいなら、子犬の名前が決まったときに作る銀のドッグタグという楽しみ方もあります。


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