海外風の犬の名前は呼びやすさと意味から選ぶ
子犬の名前、思いつきましたか?
柴犬には和風の名前がよく似合いますが、今は世界各国を原産とする犬と暮らす人も増えています。
せっかくなら、その犬の原産国にちなんだ名前や、海外で親しまれている名前を付けたいと思うこともありますよね。
海外風の名前を選ぶとき、最初に心を引かれるのは音の感じです。
ただし、これから何年も毎日呼ぶ名前ですから、響きに加えて意味や使いやすさも確認しておきましょう。
家族全員が発音できる名前を選ぶ
外国語としては美しい名前でも、発音が難しいと家族ごとに呼び方が変わってしまいます。
候補を紙に書くだけでなく、家族全員で何度か声に出してみましょう。
自然に呼べて、少し離れた場所にも声が届く名前なら、毎日の暮らしになじみやすくなります。
外国語の意味と現地での使われ方を確認する
音だけで選ぶと、自分が想像していた意味と違うことがあります。
単語の意味だけでなく、人名なのか愛称なのか、犬の名前としても使われているのかを確認すると安心です。
海外の犬名が人の名前に聞こえるのは、現地では人名や愛称を犬にも付けることが珍しくないためです。
正式名と短い愛称を使い分ける
海外には、正式名を短くした親しみやすい愛称がたくさんあります。
血統書や記念品には長い名前を使い、毎日の呼びかけでは短い愛称を使う方法もあります。
| 正式名 | 愛称として使われる名前 | 日本語での読み方 |
|---|---|---|
| Alfred | Alfie | アルフィー |
| Theodore | Teddy | テディ |
| Charles | Charlie | チャーリー |
| Archibald | Archie | アーチー |
| Frederick | Freddie | フレディ |
子犬から成犬まで似合うか考える
小さな子犬を見ていると、つい幼くかわいらしい名前だけを考えがちです。
けれども名前は、成犬になってからも動物病院や公園などで使います。
大人になった姿を想像しても気持ちよく呼べる名前なら、長く愛着を持てるでしょう。
イギリスで人気の犬の名前
イギリスでは、人にも使われる名前や、その短い愛称が犬の名前として親しまれています。
最新の人気ランキングと、英国らしい名前の候補は同じとは限りません。
ここでは現地の人気名と、由来を楽しめる英国風の名前を分けて紹介します。
2024年に人気だった男の子と女の子の名前
イギリス最大級の犬の保護団体Dogs Trustが行ったNational Dog Survey 2024をもとにしたランキングです。
調査年や調査団体によって順位は変わるため、順位そのものより、現地で親しまれている名前を知る資料として見てください。
| 順位 | 男の子 | 女の子 |
|---|---|---|
| 1 | Teddy(テディ) | Poppy(ポピー) |
| 2 | Alfie(アルフィー) | Luna(ルナ) |
| 3 | Milo(マイロ) | Bella(ベラ) |
| 4 | Buddy(バディ) | Daisy(デイジー) |
| 5 | Charlie(チャーリー) | Ruby(ルビー) |
| 6 | Max(マックス) | Lola(ローラ) |
| 7 | Bailey(ベイリー) | Molly(モリー) |
| 8 | Barney(バーニー) | Rosie(ロージー) |
| 9 | Archie(アーチー) | Willow(ウィロー) |
| 10 | Monty(モンティ) | Millie(ミリー) |
日本でも呼びやすい英国風の名前
| 名前 | 意味・由来 | 印象 |
|---|---|---|
| Alfie(アルフィー) | Alfredの愛称 | 明るく英国らしい |
| Teddy(テディ) | Theodoreなどの愛称 | 優しく親しみやすい |
| Buddy(バディ) | 相棒・友だち | 元気でフレンドリー |
| Winston(ウィンストン) | 英国で使われる人名 | 重厚でクラシック |
| Finn(フィン) | 人名として使われる名前 | 短く軽快 |
| Poppy(ポピー) | ケシの花 | 明るく可憐 |
| Daisy(デイジー) | ヒナギク | 朗らかで親しみやすい |
| Ruby(ルビー) | 赤い宝石 | 華やかで凛としている |
| Willow(ウィロー) | ヤナギ | 穏やかで自然を感じる |
| Molly(モリー) | 人名・愛称として使われる | 柔らかく親しみやすい |
イギリス原産の犬種に似合う名前
イギリス原産の犬種には、ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、シェットランドシープドッグ、ボーダーコリー、イングリッシュコッカースパニエル、ウェルシュコーギー、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、ビーグル、ブルドッグなどがいます。
| 犬種 | 似合う印象 | 名前の例 |
|---|---|---|
| ボーダーコリー | 知的で軽快 | フィン、アーチー、ウィロー |
| ウェルシュコーギー | 明るく親しみやすい | テディ、ポピー、モリー |
| ゴールデンレトリーバー | 穏やかで温かい | バディ、チャーリー、デイジー |
| ジャックラッセルテリア | 短く元気な響き | マイロ、マックス、ルビー |
| キャバリア | 上品でクラシック | モンティ、ウィンストン、ローラ |
英国らしい名前と現地の人気名は分けて考える
Corbin(コービン)、Fairfax(フェアファックス)、Balfour(バルフォア)、Calder(カルダー)、Wallace(ウォレス)などは英国らしい雰囲気を楽しめます。
一方で、現地の人気ランキングではテディやアルフィーのような短い愛称が上位です。
珍しさを優先するか、現地での親しみやすさを優先するかを決めると選びやすくなります。
女の子ならIsla(アイラ)、Imogen(イモージェン)、Charlotte(シャーロット)、Beatrice(ビアトリス)なども英国らしい候補です。
ただしSaoirseやSiobhanのように日本語話者には発音しにくい名前もあるため、家族で試しに呼んでから決めましょう。
アメリカ・ドイツ・フランスで使われる犬の名前
外国語の犬名は、国ごとに響きや印象が少しずつ違います。
ここでは候補を際限なく並べず、日本でも比較的呼びやすい名前を中心に紹介します。
アメリカで親しまれている犬の名前
アメリカ原産の犬種には、アメリカンコッカースパニエル、ボストンテリア、アラスカンマラミュート、チェサピークベイレトリーバーなどがいます。
犬の名前には、短く力強いものや、家族の一員として親しみを感じる人名がよく見られます。
| 男の子 | 女の子 |
|---|---|
| Max(マックス) | Bella(ベラ) |
| Charlie(チャーリー) | Lucy(ルーシー) |
| Cooper(クーパー) | Daisy(デイジー) |
| Buddy(バディ) | Luna(ルナ) |
| Jack(ジャック) | Lola(ローラ) |
| Rocky(ロッキー) | Sadie(サディー) |
| Oliver(オリバー) | Molly(モリー) |
| Bear(ベア) | Maggie(マギー) |
| Duke(デューク) | Bailey(ベイリー) |
| Tucker(タッカー) | Sophie(ソフィー) |
ドイツ語の力強く親しみやすい名前
ドイツ原産の犬種には、ダックスフンド、ポメラニアン、シュナウザー、ジャーマンシェパード、ドーベルマン、ボクサー、グレートデーンなどがいます。
ドイツ風の名前には、短く引き締まった響きのものが多く、凛々しい犬にもよく似合います。
| 男の子 | 女の子 | 印象・意味の例 |
|---|---|---|
| Axel(アクセル) | Heidi(ハイジ) | 軽快で呼びやすい |
| Bruno(ブルーノ) | Greta(グレタ) | 落ち着いた力強さ |
| Felix(フェリックス) | Elsa(エルザ) | 親しみやすい人名 |
| Hugo(ヒューゴ) | Frieda(フリーダ) | クラシックな印象 |
| Otto(オットー) | Lotti(ロッティ) | 短く聞き取りやすい |
| Donner(ドンナー) | Liebe(リーベ) | 雷・愛に由来 |
| Max(マックス) | Matilda(マチルダ) | 日本でもなじみやすい |
| Ritter(リッター) | Vera(ヴェラ) | 騎士・人名に由来 |
フランス語の柔らかく上品な名前
フランス原産の犬種には、グレートピレニーズ、プードル、バセットハウンド、パピヨン、ビションフリーゼ、フレンチブルドッグなどがいます。
フランス語の名前には、柔らかな響きや、愛情、美しさ、自然を表す言葉が多くあります。
| 名前 | 意味・由来 | 似合う印象 |
|---|---|---|
| Louis(ルイ) | フランスで使われる人名 | 上品でクラシック |
| Beau(ボー) | 美しい・しゃれた男性 | すっきりして凛々しい |
| Soleil(ソレイユ) | 太陽 | 明るく温かい |
| Ciel(シエル) | 空 | 軽やかで爽やか |
| Belle(ベル) | 美しい | 上品でかわいらしい |
| Jolie(ジョリー) | きれい・かわいらしい | 華やかで明るい |
| Pomme(ポム) | りんご | 小さく親しみやすい |
| Loulou(ルル) | 親しみを込めた呼び方 | 柔らかく呼びやすい |
| Rose(ローズ) | バラ | 落ち着いて優雅 |
| Chocolat(ショコラ) | チョコレート | 毛色からも選びやすい |
名前の印象から国をまたいで選ぶ
国にこだわりすぎると、かえって候補を決めにくくなることがあります。
上品ならアルフィーやルイ、明るさならテディやポピー、力強さならアクセルやブルーノ、自然を感じる名前ならウィローやソレイユというように、印象から選んでもよいでしょう。
日本で人気の犬の名前と最近の傾向

海外風の名前を考えるときも、日本でどのような名前が選ばれているかを知ると参考になります。
日本では短く覚えやすい名前や、食べ物、植物、自然を連想させる名前が安定して人気です。
2024年はムギが男女ともに人気
アニコム損害保険が0歳の犬約13万6000頭を対象に発表した2024年のランキングでは、ムギが男女両方で1位になりました。
男の子ではムギ、レオ、ソラ、女の子ではムギ、ココ、モモなどが上位です。
短く呼びやすく、柔らかな印象を持つ名前が選ばれています。
2018年から2024年までの変化
以前はココが長く総合1位を守っていましたが、その後はムギの人気が高まりました。
古いランキングをそのまま候補集として見るより、名前の流行がどのように変わったかを見る資料として使うとよいでしょう。
| 調査年 | 総合1位 | 見えてくる傾向 |
|---|---|---|
| 2018年 | ココ | 2音で親しみやすい名前が人気 |
| 2021年 | ムギ | 食べ物や自然を連想する名前が上昇 |
| 2024年 | ムギ | 男女どちらにも使える名前が定着 |
過去の詳しい結果は「2018年に人気だった犬の名前」と「2021年の犬の名前ランキング」で紹介しています。
男の子はカタカナで女の子はひらがなが多い
2021年の調査では、同じ読み方でも男の子はカタカナ、女の子はひらがなで表記される傾向が見られました。
呼んだときの音は同じでも、文字にしたときの印象は変わります。
迷子札や診察券、SNSでどのように見せたいかまで考えると、表記を決めやすくなります。


日本と海外のどちらにもなじむ名前
ルナ、ココ、モカ、ベル、レオなどは、日本でも海外でも違和感の少ない名前です。
海外らしさは欲しいけれど、発音の難しい名前は避けたいという人に向いています。
人気名は同じ名前の犬に出会いやすいので、気になる場合は呼び方や表記に少し個性を加えてもよいでしょう。
犬の名前で後悔しないためのチェックポイント
名前は子犬への最初のプレゼントです。
かわいさや流行だけで決めるのではなく、暮らしの中で使ったときに困らないかも確認しておきましょう。
候補を3回続けて声に出す
名前の候補が決まったら、優しく呼ぶ声、少し離れた犬を呼び戻す声、動物病院で名字と一緒に呼ばれる場面を試してみましょう。
長い正式名を付ける場合は、日常で使う短い愛称も同時に決めておくと便利です。
名前を決める前のチェックリスト
- 3回続けても言いにくくない
- 家族全員が同じ発音で呼べる
- 散歩中に少し離れても聞き取りやすい
- 家族や同居犬の名前と似ていない
- 「待て」「来い」「ノー」などの指示と紛らわしくない
- 名字と続けても不自然ではない
- 動物病院や公園で呼んでも困らない
- 成犬になってからも似合う
家族や同居犬と似た音を避ける
犬は名前の文字を読むのではなく、音のまとまりとして聞き分けます。
家族の名前や同居犬の名前と語頭や母音が近いと、どちらが呼ばれたのか分かりにくくなることがあります。
同じテーマでそろえる場合も、モカとモコのように音まで似せすぎないほうが安心です。
しつけの言葉と紛らわしくないか確かめる
「待て」「来い」「ノー」など、家庭でよく使う指示と似た名前は避けましょう。
名前は犬の注意を飼い主に向ける合図になります。
名前と指示の区別がつきやすければ、呼びかけから次の行動へつなげやすくなります。
見た目から選ぶときは成犬の姿も考える
毛色、目、耳、体格などから名前を考えるのは、愛犬の個性を表す自然な方法です。
ただし、子犬の毛色や体つきは成長によって変わることがあります。
今の姿だけでなく、大人になった姿にもなじむかを考えてみましょう。
男女どちらにも使える名前を選んでもよい
犬の名前から性別が分からなくても問題はありません。
ムギ、モカ、ココのように、男女どちらにも使われる名前も人気があります。
性別の分かりやすさより、家族が愛着を持って呼べることを優先してよいでしょう。
名前をじっくり考えたい人は「子犬の名前を大切にじっくり考える」も参考にしてください。
子犬に名前を覚えてもらう方法
名前を決めたら、次は犬に「この音は自分を呼ぶ合図だ」と覚えてもらいます。
名前を呼ばれたあとにうれしいことが起きる経験を重ねるのが基本です。
名前を呼んで反応したらすぐにほめる
犬の近くで一度だけ名前を呼び、飼い主を見たらすぐにほめます。
最初はおやつやフードを使ってもかまいません。
短い練習を繰り返し、名前を聞くと自然に飼い主へ注意を向ける状態を目指します。
叱るときに名前を連呼しない
名前を呼んだ直後に叱ることが続くと、犬は名前に嫌な印象を持つことがあります。
名前は注意を向けてもらうための明るい合図として使いましょう。
失敗を止める合図や指示は、名前とは分けて教えます。
家族で呼び方を統一する
家族によって正式名、愛称、別のあだ名を同時に使うと、覚え始めの犬は迷いやすくなります。
名前を覚えるまでは一つの呼び方にそろえましょう。
反応が安定してから、自然な愛称を加えることはできます。
短時間の練習を楽しく繰り返す
一度に長く練習するより、数十秒から数分程度の短いやり取りを日常に入れるほうが続けやすくなります。
食事や散歩の前、遊びの途中など、犬が楽しみにしている場面を利用しましょう。
詳しい手順は「子犬に名前を覚えさせる方法」でも紹介しています。
海外風の犬の名前に関するFAQ
海外風の名前を選ぶときによくある疑問をまとめました。
海外で人気の名前を日本の犬に付けてもいい?
もちろんかまいません。
犬種の原産国と名前の言語を合わせる決まりもありません。
家族が意味を理解し、無理なく呼べる名前なら、その犬に合う名前として使えます。
英語の長い名前は犬が覚えにくい?
文字数だけで覚えやすさが決まるわけではありません。
長い正式名を付けても、日常では短い愛称を使えます。
大切なのは家族が同じ呼び方をし、犬に分かりやすく伝えることです。
人気の名前は避けたほうがいい?
人気の名前には、呼びやすく親しみやすいというよさがあります。
ただし、動物病院やドッグランで同じ名前の犬に出会う可能性はあります。
気になる場合は、少し違う愛称や表記も考えておきましょう。
オスとメスで名前を分ける必要はある?
分ける必要はありません。
海外にも日本にも、男女どちらにも使われる名前があります。
その犬の雰囲気と家族の好みに合っていれば大丈夫です。
2匹にはペアになる名前を付けてもいい?
食べ物、花、宝石など、意味のテーマをそろえるのは楽しい方法です。
ただし、呼び分けやすいように語頭と母音は変えましょう。
見た目のペア感より、犬が自分の名前を聞き分けられることを優先します。
名前は迎えた日に決めなければいけない?
その日のうちに決める必要はありません。
候補をいくつか用意し、実際の表情や性格、家族の呼びやすさを見て決めてもよいでしょう。
ただし、呼び方を頻繁に変え続けず、決めたあとは家族で統一します。
保護犬の名前は途中で変えられる?
新しい名前を、ほめ言葉や食事、遊びなどのよい経験と結び付ければ覚えてもらえます。
以前の名前に近い音へ変える方法もありますが、必須ではありません。
犬の様子を見ながら、焦らず新しい呼び方を教えましょう。
まとめ
海外風の犬の名前を選ぶときは、響き、意味、呼びやすさの3つを確かめましょう。
イギリスではテディやアルフィー、ポピーなどの人名や愛称が親しまれ、アメリカ、ドイツ、フランスにもそれぞれの言葉らしい名前があります。
国別の長い一覧から珍しい名前を探すだけでなく、愛犬の性格や犬種、成犬になった姿、家族の呼びやすさまで考えることが大切です。
候補を3つほどに絞ったら、家族で声に出してみてください。
何度呼んでも自然に笑顔になれる名前が、その子にとっていちばんよい名前なのだと思います。
さらに多くの候補を探したい人は「子犬の名前まとめ」もご覧ください。






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