犬との生活はとても楽しいものですが、ひとたび問題行動が現れると楽しかったはずの犬との生活が辛く陰鬱なものになってしまうこともあります。
ほとんどの場合は犬の資質の問題ではなく、飼い主とのコミュニケーションやしつけが原因ですよね。
犬との生活を素敵なものにし続けるために、しつけに心を鬼にする必要もあります。頑張りましょう!
まず犬の鳴き声はどのくらいうるさいのでしょうか?生活をする中で発生するさまざまな音があります。どのくらいの人が犬の鳴き声を不快と思っているのでしょうか?
平成24年に大阪府が成人1,312人に対して「生活騒音の中でどのような音が気になるか?」というアンケートを行っています。
その中では30%近くの回答者が「犬などのペットの鳴き声」と回答しているのです。
これは、「自動車・バイクの空ぶかし音」に次いで第2位です。
多くの人が犬の鳴き声を気にしているということをわかっていただけたでしょうか。
その犬の鳴き声はどのくらいの大きさでしょうか?
犬の鳴き声は5メートル離れて聞いて90~100デシベルだと言われています。
でも100デシベルといわれても実感が持てませんよね?
日本騒音調査様のHPによると100デシベルは「ガード下で電車が通過するときの音の大きさ」、 下限値の90デシベルでも「騒々しい工場の中の音の大きさ」とされています。 たしかにこれはクレームに繋がっても仕方ないレベルと言えますね。
犬が室内にいる場合でも10~15デシベルほどしか緩和されないので、室内飼いであってもクレームになるでしょう。
90デシベルから10デシベル減じた80デシベルであっても「地下鉄の車内」「麻雀牌をかき混ぜる音」の大きさです。
実は住宅環境によって、音量についての基準値というものが定められています。
最大でも65デシベルが基準値ですので、犬の鳴き声は非常に大きなボリュームなんですよね。
犬の鳴き声に対するクレームは直接言われることもあるでしょうが、大家さんや、保健所、警察を通じて言われることも多いようです。
もしもペット不可のマンションにおいて無許可でペットを飼っているなら問題ですが、そうではない場合、どのケースにも強制力はないそうです。
とはいえ「動物の愛護及び管理に関する法律」の第7条で、「他人に迷惑をかけないように管理する責任」を明記されています。 強制力がないからといって無視して良いわけではありません。
そもそも番犬や猟犬、牧羊犬などに用いられたのですから、犬は吠えるのが仕事なんです。
それが、コンパニオン・アニマルとして、庭や室内で飼われることになり、いきなり「吠えること」が悪い事のように言われても、犬も困りますよね。
生後間もない子犬は、母犬がそばを離れると、泣きますよね。これは庇護者の母犬がいないことによる恐怖感や寂しさから鳴くようです。
問題が芽生えるのは生後4〜5ヶ月齢
4〜5ヶ月齢というと子犬が吠えても飼い主にとってはさして気になるものではありません。まだまだ声がかわいらしい年頃だからですね。
そのため、なかなか対策が取りにくいのですが、放置すると生後7,8ケ月ごろには、吠えることは習慣化してしまうんです。
飼い主が吠え声に悩み始めるのは犬が成犬になってからのようです。でもこの頃には慢性化していて矯正しようにも手がつけられなくなるのです。
子犬で我が家にやってきてあっという間に大人になっちゃうのが犬ですよね。「犬は1年に7歳、歳をとる」と言われますが、これはもろもろ平均した数字で、実際には体の大きさなどで歳の取り方が変わるようです。たとえば小型犬中型犬の歳の取りかたは子犬のときに歳をとるスピードが早く、大人になるとゆっくりになります一方、大型犬は子犬の頃、成長スピードがゆっくりで、成犬になってから歳をとるスピードが早まるそうです。体の大きさや、今生後何年目なのかに注意して人間の年齢に当て嵌めた方が良さそうですね。また、大型犬の... 犬の年齢 早見表 人間に例えると?犬種ごとの平均寿命は? - 子犬の記念日 |
吠えるから咬むに進んでしまう
犬がなぜ吠えるのかを考えると、つまりは「怯えているから」です。怯えることで激しく吠えるなど威嚇をするのですね。
そして犬が更に追いつめられると「咬む」に進みます。
飼い主としては、他の犬や人間に愛犬が噛み付くようになって、ついに「問題」と感じるようになるようですね。
以前「バウリンガル」というおもちゃが流行りましたよねー。
たしかに犬はいろいろな場面で鳴きます。
無駄吠えとは別に犬がどのように鳴くかで、だいたいの犬の気持ちを察してあげましょう。バウリンガルまではいかないでしょうがね。
大きく短い「ワン」
留守番をしていて、飼い主が帰ってきたときに尻尾をぶりぶり振りながら、そのように鳴きませんか?
これは嬉しくて鳴いているそうですよ。
低く短く「ワン」
耳を立てて、体を緊張させて、低く短く「ワン」と鳴く場合は「今していることをやめてほしい」と訴えています。
数回連続して野太く「ワンワンワン」
玄関のチャイムや、見知らぬ犬が家の前を横切ったときなどに、このように鳴きますね。危険を感じて周囲を警戒しています。
低く連続してまくしたてる「ワンワンワンワン」
吠えている対象に対して警告をしています。
「やめないと攻撃するぞ!」ですね。
低い唸り声が混ざるときは、一触即発の状態です。
鋭く短く「ワンワンワンワン」
これには飼い主は応えてはいけません。
飼い主なにかを要求するときにこのように鳴くからです。しつこく吠えてきますが、根負けして要求に答えると、このあとずっと吠えられることになります。
高い声で「キャンキャン」
これはおねだりの声です。先ほどと同様無視しましょう。答えてしまうと厄介なことになります。
甲高い1回「キャン」
足を踏まれたときなどに一回だけ甲高く鳴くことがありますよね。そのあと、足をひきづったりしていないか、よく観察しましょうね。
大きな声で「キャイーン」「キャンキャン」
犬が助けを求めている鳴き声です。すぐに様子を確認してください。
繰り返し鳴くようであれば、急いで動物病院へ連れていきましょう。
弱々しく鼻にかかったような「クーン」
怯えたようにしっぽを足の間に巻き、耳を垂らして「クーン」と鳴く場合、初めてのものや人に怯えています。
高く「クーン」
お腹を上にして服従のポーズをとりながら鳴きます。これは飼い主に対する服従のサイン。
低めの「クーン」は興奮している声
遊んでいるときに「クーン」と低く鳴くのは強く興奮しています。
甲高く鼻にかかった「クンクン」
飼い主に注目して欲しかったり、もっと自分を見て! などの場合にこのようにあたりを歩き回りながら鳴きます。
前のめりの体制で歯をむいて「ウーッ」
説明するまでもなく、威嚇しています。こういう場合は気をつけてください。噛みつかれる恐れもありますよ。
嫌なことをされて「ウーッ」
嫌なことをされたりしたときに警告の意味で唸ります。体を触られるのに慣れてない場合などに唸る場合もありますね。
なにか咥えながら「ウーッ」
おもちゃなどの引っ張り合いをしているとき、「ウーッ」とうなられたことはありませんか? これはおもちゃに対して「これは自分のものだ」と主張しています。
ではどのように犬の無駄吠えをしないようにしつければ良いのでしょうか?
場面ごとに考えてみましょう。
子犬のうちなら、「社会化トレーニング」が大切と言われています。
犬には「社会化期(4-13週齢)」がありますから、その時期を逃さず人間社会に住むということに折り合いをつけさせる訓練をしていくのですね。
まずは子犬のときのこの時期を逃さず、しっかりしつけをして行ってください。
とはいえ、今、無駄吠えに悩んでいるとしたら、大抵はその時期を過ぎている場合も多いと思います。
その場合でも、子犬に対するしつけとやることは同じです。
①要求吠えは冷静に無視して要求に応じないことが肝心
・人間の食事中に吠える
・抱いて欲しくて吠える
・散歩の準備を始めると吠える
・クレートから出してほしくて吠える
これらが要求吠えです。
なにか欲しいものがあったり、飼い主にしてもらいたいことがあるときに吠えてしまうのですね。
クレートから出してもらいたかったり、食事が欲しいときに鳴くものですね。 これは「要求に応えない」しかありません。
たとえば、食事をあげるときに吠え出したら、くるっと回って壁のかげに隠れてしまってください。
吠えているときにはあげてはいけません。
犬があきらめて静かになったところであらためてごはんをあげましょう。
クレートから出す場合もおなじです。 嬉しくて吠えているときには出さずに素通りしてください。興味を示してもいけません。無視です。
それで静かになったところでケージから出すようにしましょう。
犬が「吠えたら注目してくれた」と思わないように、視線を遮る布でクレートを覆ってもいいかもしれません。
吠えたところで要求に応えてしまうと、「吠えたことで願いがかなった」と覚えてしまいます。
かわいそうに感じるかもしれませんが、心を鬼にしてしつけてください。
②玄関のチャイムに吠えてしまうのは怖いから
警戒して吠えてしまう
・物音がすると吠える
・知らない人に吠える
ありますよね〜。
これらの吠えは、音や見知らぬものに恐怖や不安を感じて警戒して吠えるというパターンですね。
最近は宅配便の訪問が多くなっていますから、必然的にチャイムがなることが多いですよね。
犬がチャイムに反応して吠えてしまうのは、その音を怖がっているためです。
そこで、「チャイムは怖くない」とわかってもらうために、チャイムがなったら、小さなおやつをあげることを繰り返してみてください。
それまで怖かったチャイムが「おやつの時間を知らせる合図」になり、吠えるのをやめてくれます。
つまり、「要求しても意味がない」と犬にわかってもらうことが肝心です。
実際にやってみると、犬かわいさでなかなか貫き通すには根性がいると思います。
※詳しくは→子犬が吠える理由はなに?いつから?最良のしつけは飼い主の冷静な無視
犬のトイレ、失敗していませんか?
とくに食事の用意をしているような、一分一秒を争っているときに(焦げたりするから)トイレを失敗されるとがっかりしますよね。
こっちではフライパンの様子を、こっちでは床を拭いて、ああ、焦げたニオイがする! なんて「底抜け脱線ゲーム」かっ! これなんとかしたいですよね。
犬がトイレを失敗するのはいくつか防ぐ方法があります。とくに「トイレ環境」の面でいうと次のことをまず点検してみましょう。
トイレの「場所」を点検する
犬は野生の時代に、おしっこやウンチのニオイによって自分の寝床が危険な敵に襲われることがないよう、寝床とトイレを分けていたと言われています。
その習性が今も残っているために、ハウスとトイレが近すぎると嫌がってトイレを使わないことがあるそうですよ。
また、トイレは動物にとって無防備になる瞬間ですから、犬が安心して用を足せる場所が最適です。 とはいってもあまりハウスから遠いのも考えもの。
ドアを隔てたり、長い廊下を行かないとトイレにたどり着けないのでは、トイレを失敗する確率も大きくなりますね。
ハウスから50cm以上は離して、かつ犬にも飼い主にも見えるところで場所になっているか確認しましょう。
トイレのスペースは十分か?
トイレを買ったときは、犬も子犬だったので十分に思えた大きさでも、どんどん成長していきます。 まずは十分に大きいものを飼うこと。子犬が成長したら躊躇せずトイレは大きいものに買い換えましょう。
また、犬はトイレの前にくるくる回りますよね。 その時に体がトレイからはみ出すと、トイレの失敗が多くなります。
くるくる回ったり、方向転換ができるスペースの余裕があることが大切です。 だいたい犬の体の大きさの1.5倍見当くらいの大きさで買いましょう。
常に清潔に保つ
スペースに余裕があると、何回かオシッコをしてもシーツは替えないと考えちゃうじゃないですか。 うちのノーフォークは異常なきれい好きのために、それやるとトイレに入るの嫌がるんですよ。 で、結局カーペットにしちゃう。何回かされちゃうとカーペットを取り替える羽目になるので、ペットシーツは高くない! と唱えながら本人がトイレを嫌がる素振りを見せたら替えてます。
おしっこは一回目はだいたいトイレの入口にするんです。
そのまま代えないと、入り口のおしっこを嫌がってカーペットに半身出すかたちでおしっこしてしまうので、トイレごと上下を入れ替えます。
おしっこした部分が遠くにいくと、また入り口にします。
2回までは許してくれてます(笑)2回したら取り替えます。
トイレの周囲の環境はどうする?
トイレをフローリングや、カーペットの上に直接置いてしまうと、犬がほんのちょっと目測を誤っただけで被害甚大。 こっちも焦っちゃって犬を怒ることにつながってしまいます。トイレの周りの環境を固めることが実は大事と思っています。子犬のときに使っていたサークルのトレイなどを使って、「失敗してももれない」環境を作るのも手です。
ただし、「トレーは汚れていく」ため、いつかは代えないといけませんし、トレイになみなみとおしっこが溜まっているのを処理するのもちょっと悲しいです。
※詳しくは→子犬のときこそトイレのワンツーコマンドを教えるビッグチャンス!
例えばトイレの下に様々なガードやシートを敷いたとしても、そのガードやシートと、床、あるいはカーペットとの境目におしっこをしてしまうのが犬という生き物のようです。
この戦いは未来永劫続くのだろうかと落胆していましたが、天啓が訪れました。
ひょっとすると「トイレとそれ以外の境目をはっきりさせる」ことで失敗がなくなるのでは?
つまり、大抵失敗するのは、全く場違いなところにしてしまうのではなく、ペットシーツから犬が半身はみ出してしてしまう程度です。
それなら体がペットシーツの上に完全に入りさえすれば大丈夫なんだろうと思いました。
それにはトイレトレーはフチが低すぎて、犬にしてみれば「どこからがトイレかわからない」のかもしれません。
だったら、トイレの前に、適当なハードルをつけてあげて、またいで体全身をペットシーツの上に入れる形にしたらどうだろう? と思いついたんです。
ネットでハードルを探してみましたが、適当なものがありません。
仕方ないのでダイソーで45cm×18cmくらいの金網を買ってきました。
ノーフォークは足が短いので、あまりハードルが高いとトイレに入れず、低すぎると意識されずにまた失敗するので、写真の大きさに決めて手で折り曲げます。
折り曲げてもハードルが自立する必要があるので、犬に合わせて金網の大きさを吟味してください。
で、これをトイレの入り口に置くとあら不思議。
トイレの失敗がなくなりましたねー。
思惑通り、ハードルを越えて全身をトイレシートの上に入れる習慣になったようです。
もちろん、トイレシーツの2回までルールや、上下入れ替えルールも適用中です。いくつかの対策を組み合わせて、犬がトイレをしっかり意識できる環境を作ってあげてくださいね。
※詳しくは→犬のトイレ 失敗しないためには「境目」が肝心
リモート勤務が続きます。
私の場合、寝室にデスクを置いているので「机の前に座っているか」「ベッドに横になって休んでいるか」の二択です。
なんかパジャマ以外でベッドに横になることがあまり好きではないので、ワンシーターのソファーを買うことに。
早々にカリモク60のKチェアか、マルニ60に絞れたのですが、結局マルニに決めるまで3ヶ月くらいかかりました。
最後は座り心地で、KチェアはS字バネでクッション感を出しているのですが、座り心地がどうにも納得できず、ロの字の座面にゴムでネットを作り、その上にウレタンソファを置くマルニのまろやかな座り心地に購入を決めました。
Kチェアのほうが随分安かったので、マルニは予算オーバーだったので、なるべく安くなるように、端材を使う「キノママ」のオークのフレーム。ソファーの生地はしたから二番目の「ヒッコリーヘリンボーン」にしました。さらにたまプラーザの東急百貨店でマルニフェアがあることを知り、その日まで待って1割引です。
1ヶ月後にようやく届きました。自分で組み立てるのかと思っていたら、東急の配送の方が組み立ててくれ、ベッドサイドにきっちり収まっています。
「キノママ」なのでもっと節などが気になる位置にあるのかなと思いましたが、全然そんなことはなく、足のほうに若干あるかな、という感じです。
散々迷った「ヒッコリーヘリンボーン」もフレームの明るいカラーと合っていてご満悦です。
ヘリンボーンはどこに行っても見本がなくて、ウェブ上のカタログでもモアレてしまっていてどんな感じなのかわからず不安だったんですよ。
その大事なマルニ60ですが、早速うちのノーフォークが座っています。そして掘っています。
ま、そう思ったんで上にかけるラルフローレンのバスタオルを買っておきました。いや、できればラルフも掘らないで! とは思っていますが。
リビングのソファーも散々掘ったんですよね。そちらは何十万円もするのに!
掘るときは一心不乱ですよね。ラブラドールの時はソファーに上がらせなかったんですが、小さな犬は可愛さに負けて許しちゃったのです。ラブラドールは大変お利口だったので、いけないことをした時、一度注意すればやめてくれたのですが、ノーフォークはだめですね。いや、でもわざわざ大事なソファを掘ることないじゃん・・
狩りをしている気分
そもそもノーフォークは草原でネズミなどを狩っていた犬種なので、ネズミの巣を掘っていたんだろうと思います。爪がすごいですもん。穴掘るような爪してますもん。本能が穴を掘らせてるんですよね。
大昔の習性で巣穴を作っている
また、大昔、犬がまだ狼だった頃を考えてもオオカミは外敵から身を守るためや、出産・子育てをするために土を掘って巣穴を作る習性があったと言われていて、それが残っているのかもしれません。
ストレスや運動不足で穴を掘っている
実は穴掘りの仕草は犬が自分の気持ちを落ち着かせたい時に見せるボディランゲージの一つなんだそうです。とてつもなく穴掘りを繰り返す場合は「かまって欲しい」「退屈」「運動不足」などのストレスを発散しているのかもしれませんね。うーん、それ、すごい迷惑。
ストレスの原因を取り除く
いままで穴掘りしていなかった寝床などを掘り出した場合、今までなかったニオイや触感があるタオルなどを使っていないか確認しましょう。犬は環境が変わると落ち着きませんからなるべく慣れ親しんだ環境に戻してあげてましょう。
運動量を増やす
「退屈」や「運動不足」が原因であれば、散歩の時間や、一緒に遊ぶ時間を増やして欲求不満を解消しましょう。
穴を掘って良い場所を作る
古いクッションなどに、犬が好きなニオイをつけるなどして「掘ってもいい場所」を作ってあげることもストレス発散につながるようです。
庭などを掘ってしまう場合も、「掘っても良い場所」におやつを埋めておき、その場所を掘ったら褒めてあげることを繰り返していけば、「掘っても良い場所」を理解してくれます。そして、犬がその場所を掘ったら褒めてあげてください。これを何度も行うことで、「ここは掘ってもよい場所」とわかっていきます。
ソファーの生地に傷に強いものを選ぶ
最近はペットに汚されないとか、汚されても大丈夫というソファーも選べるんです。
自分の趣味にあって、かつそのような機能があるなら大助かりですよね。
生地に傷がつきにくい
尖ったものに対して耐久性のある生地を使ったソファーがあります。
カリモク家具で迷っていたとき、傷になりにくい人工スエードの「ラムース」には惹かれました。
ラムースとは、ポリエステルの超極細繊維でできたスエード調人工皮革。ひっかき傷や汚れがつきにくいのが特長があるのだそうです。
詳しく書くと
「美しさと滑らかさのある表層面は、髪の毛の約1/18の細さの超極細短繊維でできていてピリング(毛玉)の発生を抑制します。
中間層にある特殊織物がひっかき傷がつきにくい強度を作り出しています。撥水加工で汚れも染み込みにくく、さっと拭き取れます。」(カリモク家具HPより)
さらにいろいろな家具でラムースをオーダーすることができるのも嬉しいポイントです。詳しくは→「カリモク家具 ラムース」
汚れても拭き取れる生地を選ぶ
人口皮革のように、汚れたらさっと拭き取れるタイプの生地もペットがいるときには重宝します。マルニ60にも人口皮革のソファがあり、迷いました。
結局夏場に直に肌に触れる感触を優先して布製にしましたが。
カバーが取り外せて洗濯できる
ソファにはカバーを取り外せる「カバーリング仕様」と取り外せない「張り込み仕様」があります。
犬がいるならもちろんカバーリング仕様のほうが自分で洗濯できるので汚されても安心ですね。
犬の粗相に強い材質があるのはわかったけれど、自分の趣味に合わない。
わかります。私も理性では「合成皮革」がいいのわかっているのですが、自然素材を選んでしまいましたから。
安心してください! そんなあなたにはソファカバーという強い味方がいますよ!
アマゾンで検索してもぞろぞろ出てきます。そのうちレビューの評価順でベスト3を挙げてみると
1位 Easy-Going ソファスリップカバー リバーシブル ソファーカバー 家具プロテクター
※詳細は画像をクリック!
リバーシブル、耐水性が評価のポイント。また薄くて洗濯が容易にできるともありますね。
2位 H.VERSAILTEX ソファカバー キルト 厚手 ベルベット フラシ天 ソファカバー
本物のベルベットのフラシ天生地は、柔らかく滑らか。カラーも豊富でトープ、ローデン、ブラウン、グレー、ピーコックブルー、ネイビー、バーガンディなどが揃っているから選びやすいのでしょうね。
3位 Turquoize ストレッチソファースリップカバー
高品質の伸縮性、防しわ、滑り止め、フォームフィットワンピース構造、伸縮性のあるコーナーなどでとにかくフィットしてずれない。
たしかにソファーカバーは使っているとずれてくるのが面倒だし、見た目もいまいちになってしまう原因。ユーザーからも「座っているときにずれない」とありますね!
そうだね。君たちには「穴を掘る理由」があるんだよね。そう思ったら腹も立たないね。・・・なんてことはないですが、まあ、頭ごなしに叱るのはやめましょう。
犬がソファーを掘る理由を理解して、まずはその原因を潰してあげる。それでも続くようなら「掘ってもいい場所」を作ってあげて、他に目を向けさせる。
いかがでしょうか? これならマルニ60のクッションを掘るの、やめてもらえますか?
※詳しくは→犬が穴掘りをソファでするのはなぜ?ソファを掘る犬種は?やめさせるために飼主ができることは?
犬はもともと「腐肉食」と言われています。
wikiによると、「腐肉食」とは、
と解説されています。
※出典 wikipedia
獲物を食べるときにはなんだって死んでるのだから、全部「腐肉食」では? とも思いますが、つまり「死んでから時間がたち、腐敗した」状態を食べるものを言うのだと思います。
犬はもともとが「腐肉食」の習性なので、臭いものが大好き! ということらしいですね。
観察しているとわかりますが、アスファルト上のミミズの状態は
「ナマ」
「半ナマ」
「乾燥ミイラ」
に大別されますが、犬が好きな順にいうと
「半ナマ」
「ナマ」
「乾燥ミイラ」
でしょうか。
そして「半ナマ」が一番臭いです。臭いものほど好きなんですね。そしてその後飼い主にキスをするのも大好きですね・・・。
犬がミミズを見つけたときのもう一つの行動は
体をミミズにすりつける
ですよねー。
これも「半ナマ」タイプの強い匂いに陶酔してしまうところがあります。
これももともとの犬の習性によるところが大きいらしいですね。
野生の中で狩りをしていたときの本能なんです。
例えば猫は狩りをするときに「自分の匂いを消す」ことで狩りを有利に使用としましたが、犬の場合は「他の動物の匂いをまとう」ことで、獲物にさとられないようにしたわけです。
そもそもが狩猟犬の出自をもち、その本能が未だに強い犬ほどミミズが好きなはずですね。
ノーフォークはまだペットとしての改良の途中という評価ですから、草原でねずみを追いかけていた習性から、ミミズが好きなんでしょう。
積極的に食べさせたいと思っている飼い主はいないと思いますが、ものすごい早業でワンコがミミズを食べてしまったら、気になるのは「食べても大丈夫なの?」ということです。
ミミズはおおかた毒性がないので犬が食べても大丈夫らしいです。
ただし、ミミズは、重金属や農薬などの薬剤に汚染された土壌では、それらの汚染物質を生物濃縮し、捕食した生物が中毒を起こす場合があるのだそうです。
ミミズ自身は、捕食者が死ぬような汚染濃度にも強い耐性を示して生存し、毒ミミズ化することがあると言われてます。
たしかにミミズは土の中の有機物をエネルギーにするので、土を体の中にいれますからね。注意しなくてはいけません。
また、ミミズの体についている雑菌、体の中にある雑菌にも害がないとは言えません。
お腹の弱い犬なら、下してしまうかもしれません。
やはりミミズは食べさせないほうが良いですね。
ミミズ がいないルートを散歩
ミミズ は普段は土の中にいますが、雨が降ると土の中に水が大量に染み込み、皮膚呼吸ができなくなって地表に出てきてしまうそうです。
のたくってアスファルトに出てしまい、土の中に帰れなくなって干上がってしまうようですね。
当たり前ですが、ミミズ がいない道を通れば、犬がミミズ を食べることはないですよね。そう考えると、雨上がりにアスファルトの周りに土がある場所には近寄らないほうがよさそうです。
草むらや畑が多い場所、とくに雨上がりなどはミミズ がのたくっている可能でいが高いですから避けましょう。
雨上がりは住宅街などコンクリやアスファルトに囲まれたルートを選びましょうね。
シャンプーの後が危険
実は犬はシャンプー後に落ち着かない気持ちでいます。なぜならばシャンプーは自分の本来の匂いではないし、自分が好きな匂いでもないからです。
なのでシャンプー後こそ、ミミズ の匂いを求めてウズウズしているのです。
雨上がりと同様に、シャンプー後もミミズ に遭遇するルートでの散歩を避ける方が賢明です。
拾い食いをやめさせるしつけ
ミミズ対策には拾い食いの癖を治すしつけが良いです。犬が落ちているものを食べないようなしつけですね。
1 まず、散歩の時、拾い食いしそうな場面ではリードは短めに持ち、犬の自由を制限します。
2 犬が落ちているものに興味を示したら「ダメ」と言いながら首輪につながっているリードをちょっと引っ張りましょう。少し犬に負荷がかかるくらいの力でひっぱりましょう。
3 拾い食いをやめたら、思いっきり褒めてください。
4 指示とできたら褒めるを繰り返します。
このしつけでそのうち拾い食いは無くなりますよ。
合わせて読みたい 犬が飼い主を守るってほんと?
リビングでゆっくりしていると、飼い犬があなたの腕や足にガシっとしがみついて腰を振る仕草をしてくる。
クッションやぬいぐるみにすることもあるかもしれません。
オスの犬だけでなく、メスもするようです。
たしかにウチのノーフォークも奥さんの足にやります。私にはしないのですが。
飼い主としては、自分の愛犬の性衝動が自分に向けられているみたいに感じて、いい気持ちはしないですよね。
最近は人間関係でも「マウンティング」という言葉が使われるので、なんとなく「俺の方が強い」と示すための行動と理解していますが、そもそも犬のマウンティングはそれだけではなく、いくつかの原因が考えられるようです。
発情期になると本能的にマウンティングをすることがあります。特にオスは、ヒート中のメスの出すフェロモンで発情し、マウンティングの行為に及びます。
ところが、性的なもの以外にも原因があります。
動きが交尾そのものなので性的なものと考えがちですが、実際にはそれではないケースの方が多いようです。
たしかに、交尾と考えるから「え?」と思っちゃいますが、それではメスがやる理由がないですし、マウンティングをしないオスもいるようですね。
ああよかった。うちのノーフォークも異常ではないってことですね!
愛情不足・遊んでほしい
犬が愛情表現として行うときがあるようです。迷惑ですね(笑)
仕事が忙しくてスキンシップが足りない場合などに起こりがち。隙間の時間を使って思いきり遊んであげましょう。
犬との主従関係が崩れている
これは少し問題です。つまり「飼い主より自分のほうが上」と思われているとこのような行為が起こるようです。犬にとって上下関係はとても大切なので、しっかりしつけ直したほうがいいですね。
独り占めしたい
「自分のほうが上」という示威行動と同時に「独占したい」場合にもマウンティングの行為に及ぶようです。
楽しすぎて
クッションなどで遊んでいて、興奮がエスカレートし、マウンティングの行為に走る場合があります。また、おもちゃやクッションを自分の支配下におくという意味合いがあります。
ストレスから
飼い主や他の犬との関係や、運動が足りていないことのストレスが原因になっていることがあります。
まあ、自分ちのリビングでの出来事だし、とアマく見ていると、のちのち困った問題行動に発展することがあります。まず、主従関係が崩れているということは、飼い主のコマンドを聞かなくなりますよね。
吠えたり噛んだりといった社会性を損ねる問題行動につながってしまいます。
また、散歩やドッグランで他の犬に対して突然マウンティングするなども困りますよね。
また、犬の陰部に傷がつく心配もあります。更に化膿してしまうと大事になります。
去勢する
オスの場合、去勢をするとおさまる場合が多いようです。もちろん、去勢してもマウンティングする犬もいます。その場合は性的衝動以外の原因を考えたほうがいいですよね。
しずかにしつける
例えば足にマウンティングしている犬を叱るときに騒ぐような行動をしてしまうと「遊んでくれた」と勘違いしてしまいます。
まず黙って愛犬を振り払って、マウンティングすることができない姿勢を取りましょう。
それから「ノー」と騒がず毅然とコマンドを与え、マウンティングをやめたら褒めてあげてください。ぬいぐるみやクッションにマウンティングしてるなら、それらは犬の見えないところに片付けてしまいましょう。
こうしたしつけ繰り返して、マウンティングという行動を私は快く思っていないとメッセージを送ることが大切です。
犬だけの社会では問題ない行動ですが、犬は人間とともに生活しています。誰だって自分の犬にマウンティングされたらいい気持ちはしませんよね。
犬を飼うときのマナーとして、愛犬に守らせましょう。リビングでの行為をそのままにしてしまうと、「これでいいんだ」と勘違いさせてしまいます。不愉快な行動は、リビングで現れたときに対処するのがいいですね。
※詳しくは→犬がマウンティングを腕にしてくる!その理由は?やめさせるには?
たしかに家のノーフォークテリアも1歳くらいまでペットシーツの上でとんとんはねてからうんちしていました。
なにか宗教的な儀式なのだろうか? とも思いましたが、信心深そうには見えないので別の理由がありそうですね
犬を散歩させていて後ろから肛門がまるきり見えているのを眺めると「間抜けだなー」って思うのは、私だけではないはずです(笑。
四足歩行の犬の場合、肛門を隠すほどお尻の筋肉が発達しておらず、また立ち上がった時には肛門は水平方向を向くだけなので、肛門も内蔵も力を入れて保持する必要がありません。
そういった構造から、うんちをするときに直腸の一部が飛び出す事ができるため、肛門の周りが汚れず、お尻を拭く必要がありません。
「直腸の一部が飛び出す」って人間ならば「脱肛」ですからね。痛くないのかな? と思いますが、このような腸の動きや、うんちそのものの異物感に違和感を感じで暴れるのかもしれませんね。
詳しくは→犬の肛門は人間よりも優れている? 肛門腺炎に気をつけよう!
散歩をしていると、犬はいつも同じ場所でうんちしませんか?
犬はうんちをする場所にこだわりがあるようで、たいてい「自分トイレ」を決めているみたいですね。
ところが、その場所に着くより先にうんちしたくなったりすると、「自分トイレ」の条件に合う別の場所を慌てて探そうとして駆け出したり、ソワソワしたりが始まるようです。
うちのノーフォークテリアは見知らぬ犬に会っても吠えないのですが、チャイムに吠える、物音に吠える、と音に対してとても敏感なんですね。
外でうんちをするときも、周りで音が出ていると駄目です。人が通りかかった足音や、衣ズレの音等がするとそちらを向いて警戒態勢に入ってしまいます。
これは古くからの犬の習性だそうで、危険がいっぱいの外で無防備にうんちをすることを警戒している仕草だそうです。
特に「くるくる回る」のは同じ場所で何度も足踏みすることで、危険な蛇や虫を確認したり、追い出したりしていたようですね。
地球自体が発する磁力が地磁気といいます。鳩などがこれを利用して方向を決めていると言われていますね。実は犬にも同じ説があります。
2013年、チェコとドイツの研究チームが約2年間に渡って70匹の犬が見せた膨大な行動を記録・観察したところ、「地球の磁場が安定しているとき、犬は南北の軸に体を合わせてウンチをする」という奇妙な現象を発見したんですね。
これは犬が脳の中に方位磁石を持っていて、それが地磁気に反応。そしてうんちするときに南北をさがしてジタバタしている、という説ですね。
詳しくは→犬に帰巣本能はないと考えよう でもなぜ犬は南北にうんちするのか
褒めてもらいたい 排泄物を速く片付けてほしい
家の中でうんちしたときに、なんかやたらに愛想がいいんですよ。
テリアはあまり愛想よくないのにどうしたのかな?と思ってトイレを見るとこんもりうんちがしてあったり、が多いですね。
これは「うんちしたよ、褒めて」「うんちしたよ 片付けて」の要求のようです。だからトイレの前の大騒ぎも「いまからうんちするから褒めてよねー!」って意味かもしれません。だまってしろ!といつも思いますが。
猫はうんちを隠すために砂かけします。犬を飼って驚いたのは犬も砂かけの動きをするんですね。
でも、犬の場合の「砂かけ行動」は猫のように排泄物を隠す目的ではなくて、自分の存在感を示すためのマーキングの意味合いが強いみたいですね。自分の匂いを地面にこすり付け、まわりに撒き散らすことでアピールしているようです。
犬とうんちは切っても切れない間柄ですね(笑)
ただ、年齢とともに行動は変化するようで、室内のうんちでは、はじめはぴょんぴょん飛び跳ねていたうちの犬も今は静かに音無しの構えです。
問題行動になるまで大騒ぎする犬には困ってる場合もあるでしょうが、時間が解決することもあるのではないかなと思います。もちろんあまりにもひどいようなら、獣医師などに相談するのがいいと思います。
※詳しくは→犬 うんちで 鳴く 暴れる かけ回る 吠えるのはなんで?
犬って飼い主を舐めるのが大好きですよね。止めなければ永遠に舐めているかもしれません。
その時、唾液が体につくのですが、なんかヌメッとしています。
これ、そのままでいいのか、洗ったほうがいいのか 迷いませんか?
虫歯を防いでくれる
人間の唾液は中性〜弱酸性。この状態で糖分を摂取すると酸性に傾き歯のエナメル質を溶かしてしまため、放っておくと虫歯になってしまいます。
そこで食後歯磨きをして中性に戻しています。
一方、犬の唾液はアルカリ性で、虫歯ができにくい性質を持っています。ところが、アルカリ性の唾液は石灰化しやすく、歯垢が付きやすいんですね。これでは歯周病などにかかりやすいため、結局犬にも歯磨きが必要です。
このアルカリ性の性質が、犬が舐めたところにつくヌルヌルの原因。
それ、アルカリ性であることから発生する細胞膜(バイオフィルム)というものなのですね。
傷を治す
犬の唾液にはヒスタチンという物質が含まれています。ヒスタチンは、抗真菌活性・抗菌活性を持ち、傷をふさぐ役割があります。
犬は自分の傷口をしきりに舐めることがありますが、ヒスタチンの作用を理解しているのでしょう。
ヒスタチンは人間の唾液にも含まれています。私達も指先のちょっとした傷をなめてしまいますよね。
消化酵素がない
人間の唾液にはアミラーゼという消化酵素が含まれています。
アミラーゼはでんぷん(糖質)を分解して糖にする働きを持っています。口の中でご飯を噛んでいると甘くなりませんか? あれがアミラーゼの働きです。
犬の場合は胃液がとても強力で、口の中で消化をすすめる必要がありません。
だから犬は食べ物をほぼ丸飲みしてしまうのです。唾液は消化を助けることはせず、食べ物をスムースに胃に運ぶ働きだけをしています。
舐められたところをすぐさま洗うのって、愛犬をキタナイと感じているみたいでちょっとかわいそうですよね。犬だって飼い主のことが大好きで舐めてくれているので。
でも、洗ったほうがいいです。
犬の口の中には、現在わかっているだけでも約400種類の細菌がいます。人間の口の中にも400〜500種の細菌がいるのですが、そのうち同じ種類は15%程しかないようです。
つまり、犬に舐められると人間には馴染みのない細菌が何百万も付着する可能性があるってことです。これは人の免疫システムでも止めようがないですよね。これまでになかったのもだから、免疫システムでは防げないのです。
犬の唾液に傷口をふさぐ効果があることから、シーザーが負傷兵の傷を舐めさせるため犬を従軍した、などと言われていますが、完全に間違いですよね。犬特有の細菌に感染するだけです。そしてそれは重篤な結果を招くこともありますから、慎まないといけないと思います。
犬に少し噛まれて感染症にかかる例としてカプノサイトファーガ感染症があります。これは犬や猫の唾液に含まれているカプノサイトファーガの3種の細菌(カニモルサス・カニス・サイノデグミ)の一つで、犬が健康であっても、咬まれたり引っ掻かれたりすれば感染して発症することがあるといいます。
厚生労働省によれば、カプノサイトファーガ感染症は感染しても発症は稀だそうですが、重症例では敗血症や髄膜炎に至ることがあり、敗血症では約26%、髄膜炎では約5%が死亡する、とされています。
日本では1993年から2017年末までに93例が確認され、うち19例が死亡。発症者のほとんどが中高年齢者でカニモルサスへの感染が原因です。そして動物・人ともに予防ワクチンはないのだそうです。
国内では、カプノサイトファーガのうちカニモルサスの保菌率は国内のイヌの74~82%、ネコの57~64%。サイノデグミの保菌率はイヌの86~98%、ネコの84~86%とされていて、保菌自体は一般的なものですから、なおさら気をつけなければいけません。
もちろん、唾液だけではなく、人獣共通感染症(ズーノーシス)と呼ばれるものにはいつも注意してください。
2006年に改正された「動物の愛護及び管理に関する法律」では、「ズーノーシス/人獣共通感染症の知識を持ち、予防することが飼い主さんの責務である」と定義されています。
どんな病気があるのか調べてみるとWHOで確認されているのは約150種。このうち日本では50種のズーノーシスがあると言われています。
犬からうつるズーノーシスの主なものは、先程の狂犬病や回虫症、疥癬、Q熱などです。
なので愛犬といえども過剰な接触は避けたほうが賢明です。例えば
・口移しでご飯をあげたり、同じ食器は使わない。また、一緒に寝ることなどは避ける。
・予防薬の投与や予防接種を行う。
・犬の体や飼育環境を清潔に保つ。
・犬に触ったら手を洗う。
・犬が病原菌を媒介する昆虫やどうぶつを口にしないように気をつける。
・犬のトイレでは糞尿をすみやかに処理。
などは常に意識をしておきましょう。
※詳しくは→犬の唾液 驚きの性質
犬を飼っていてショックなことってありますよね。
その最たるものが「食糞」つまりうんちを食べちゃうことじゃないですか。
すごい勢いでパクっといっちゃうのを見たときは「ガーン!」ですよね。
ミミズも結構来るものがありますけど、よりにもよってなんでうんちなんか食べちゃうんでしょうね?
こんな奇特な研究をしたのはカリフォルニア大学のBenjamin Hart氏の研究チーム。
1,000人以上の犬の飼い主に愛犬がうんちを食べる頻度を調べてもらったそうですよ。すると16%の犬がうんちを食べており、その中の62%は毎日食糞という結果でした。うわあ。
どうやらどんなうんちでも良いわけではなく、「したばかり」あるいは「してから2日以内」のフレッシュ(?)なうんちが好まれていたそうです。
この結果からいろいろな分析が試みられたのですが、食糞の理由がなかなか見つかりません。食糞する犬の種類や年齢、習慣などに共通点が見つからなかったんですよね。そんな中できっかけになったのは「二日以上たったうんちは食べない」ことでした。
その意味は
犬の先祖のオオカミが、うんちにふくまれる寄生虫から自分をまもるために、卵が孵化するまえに食べてしまっていた習慣が受け継がれたのではないか、という仮説です。
うーん、卵ごと食べたら、結局感染するんじゃないのかな? それは消化されちゃうのかな? 疑問ですね。
一方、ペンシルベニア大学のJames Serpell教授は開発途上国では犬は人間のうんちを食べて栄養を補充していることから、「現代の飼い犬の食事は脂肪分やタンパク質が豊富で全てが消化されず、うんちに含まれて出てくるため、第二の栄養分として魅力があるのではないか」と語っています。
なんかこっちのほうが腑に落ちますよね。
たしかに家のノーフォークテリアも1歳くらいまでペットシーツの上でとんとんはねてからうんちしていました。なにか宗教的な儀式なのだろうか? とも思いましたが、信心深そうには見えないので別の理由がありそうですね排便の際、腸が動く違和感が理由?犬を散歩させていて後ろから肛門がまるきり見えているのを眺めると「間抜けだなー」って思うのは、私だけではないはずです(笑。四足歩行の犬の場合、肛門を隠すほどお尻の筋肉が発達しておらず、また立ち上がった時には肛門は水平方向を向くだけなので、肛門も内蔵も力を入れて保持... 犬 ウンチの時に鳴く 吠えるのはなぜ? 便秘も疑おう - 子犬の記念日 |
うんちを食べるワンコに悩む飼い主の皆様には申し訳ないことに、一番初めの研究では「うんちを食べさせないようにする市販品」は効果ゼロだったとも結論づけています。
その前提でできることを考えてみます。
うんちを食べる原因が「栄養を補充する」ことなら、普段の食事の栄養バランスや量を確かめてみてはいかがでしょうか。また消化不良を起こすような病気という可能性もありますよね。獣医に相談してみましょう。
ひょっとすると、飼い主の気を引くためにそんな行動に出ているかも知れませんね。としたら運動や遊びは足りているかなどをチェックしてみましょう。
とくに子犬のころに食糞するという気もします。
以前飼っていたラブラドールも若い頃にパクっと行ってましたが、成長すると見向きもしなくなりました。
原始的ですけど、うんちに近づかない、リードを短く持って注意を怠らないこと、他のワンコのためにも飼い犬のうんちはしっかり持ち帰るなどから始めないといけませんね。
※詳しくは→犬がうんちを食べる理由 どうやって防ぐの?
「甘噛み」って犬が人や他の犬に、手加減しながら噛むことですね。
甘噛みだといっても、噛まれたほうはとても痛い場合もありますし、エスカレートして行く場合もあるんですよー。
例えば、うちにやってきたワンコの甘噛みが日に日に強くなってきて治らない…。
おやつをあげようとした手を噛まれたり、怒っても褒めても噛んできたり。
あげくにマズルをつかんだり、怒鳴ったりしちゃうんだけど、いっこうに甘噛みが治るきざしがない。
そんなことが「あるある」で、不安を抱えているあなた! 今回は子犬がなぜ甘噛みをするのか? から考えて、なんとかやめさせる対策を考えましょう。
なんと言ったって相手は犬ですからね。噛むのは本能ですもん。
手を使ってものをつかめない以上、口を使って噛んだりなめたりすることで「これは危険なものかどうか」を判断するのです。
とにかく「噛むこと」が生きることに直結しているわけです。
でもね、甘噛みを助長しちゃうのは、人間の側にも問題があるようですよー。
子犬の甘噛みの場合、「かわいいから」って放っておいたことないですか?
飼い主の手を噛むことがゆるされちゃう環境にしてしまっては、子犬に「噛んでいい」のサインを送っているわけですから、治るわけありません。
そして、将来大変なことになりかねませんよ。
成犬になったときに噛み癖をつけないためには、子犬のうちに「噛んでいいもの」「噛んではいけないもの」を飼い主がしっかりしつける必要があるんですねー。
子犬が甘噛みをする理由は「本能である」以外には次のものが考えられます。
かゆい
子犬は生後2ヶ月には、28本の乳歯が生え揃います。
その乳歯が生え揃ってから4〜6ヶ月の間に今度は永久歯に生え変わるんですね。甘噛みで「歯がかゆい」と言われるのはこの時期のことですね。
この時期の子犬は、ほっとくと家具やら壁紙やらやたらにかじっちゃうんですよねー。
自分で歯をさわれないので、噛むことでかゆみをとっているんでしょうねー。
母犬 兄弟犬と遊んでいるつもり
これは仕方ないことなのですが、本来子犬は成長していくとき、母犬がいたり、兄弟の犬がいたりするわけじゃないですか。
そのなかでじゃれあっているうちに「どのくらい噛んだら相手が痛がるのか」という力加減を学習していくのですが、子犬が一頭だけが人間の家族と暮らす場合は、それを学ぶチャンスがないんですよねー。力加減がわからないんです。
ストレス
問題行動と思えるレベルになっているなら、子犬がなんらかストレスを感じているかもしれないですよ。犬はストレス発散のために何かを噛みますからねー。
動くものに反応してしまう
狩猟などに用いられていたりしてきたわけですから、犬は動くものに「噛み付く」習性を持っています。
なので、手や足を犬の前でこれみよがしに素早く動かすと、噛み付いてしまう習性があるんですよね。
かわいいと喜ぶ
あなたは甘噛みされたとき、どんな反応してますか? あいては子犬ですからねー、甘噛みされても最初のうちは痛くないので、続けて手や指を使って遊んであげいたり、「かわいい!」と喜んだりしてませんか? これNG! ですからっ!
こんな反応を返してしまうと子犬はもう大喜びですよ。
甘噛みをしたら、飼い主が遊んでくれた、喜んでくれたというメッセージになっちゃうんですねー。
さらに、甘噛みされたときのNG行動は、
怒鳴ってしまう
怒鳴る、怒るというのは飼い主の怒りを子犬にぶつけているだけですからね。
子犬の行動を矯正する方向で冷静に「叱る」。これですよ。
む、難しい。
でも、これなんですよー。
マズルを押さえる
これ、母犬が子犬を叱るときの行動を真似してはじめられた「マズルコントロール」というやり方ですねー。
でも、子犬の時期にはあまりお勧めできない方法らしいです。
なぜなら、子犬の時期はまだ飼い主との信頼関係がしっかりできていませんよね? そのときに子犬が嫌がる「マズル」をさわって押さえてしまうと、信頼関係を築くことがさらに難しくなるからなんですって。
それができる母犬はやっぱり、生まれながらに信頼関係ができているってことなんですね。
叩く
子犬が甘噛みをしたとき、「叩く」、「地面に押さえつける」などの直接的な体罰は、もうダメダメです。
なぜなら体罰は恐怖や攻撃的な反応を引き起こしてしまうからです。
甘噛みが悪化する場合もあります。絶対にだめですよー。
子犬のうちは「かわいい」甘噛みも、成犬では「噛み癖」の問題行動になってしまうかもしれませんよね。
子犬のうちに甘噛みをなくすには、どんな対応をとればいいのでしょうか?
人間に対する甘噛みをしなくなる環境を作ってあげましょう。すると、自然と甘噛みをしなくなるようです。ではどんな方法があるか、考えてみると…
多頭飼いする
そんな無茶な! と思われるかもしれませんが、そもそも甘噛みのしつけは、母犬や兄弟犬のなかで揉まれることで学習して行くものですから、多頭飼いは理に叶っています。
いろいろな体験談を読むと、「1頭増えたってしつけてくれるわけじゃないから、2頭分のしつけで、より大変になる」という意見もあるものの、大抵は、先住犬がしつけの面倒を見てくれた、という意見が目立ちますね。うーむ。
子犬ってスリッパとか大好きですよね。大好物じゃないですか? うちのノーフォークもトイレのスリッパをよく引っ張り出してくるんですが、これ、好きなように噛ませていると、習慣になってしまいます。
犬の口が届かないところに置かないとだめですねー。
嫌な味にする
噛まれたくない家具の脚などに、犬用の「苦みスプレー」を吹き付けておきましょう。
一度噛んで、苦い思いをすれば、次からしなくなりますし、臭いから嫌がるものであれば、噛むことさえなくなります。
※詳しくは→犬の噛み癖グッズ!ひどい噛み癖 甘噛みのしつけ用ペット用品はこれ!ビターアップルその他
そのような我が家ですが、新聞が大好きな人が。というか犬が。
新聞を広げると必ずその上に乗っかってくるんですよね。見えないです。
もちろん犬は新聞が好きなわけでも、ニュースを読みたいわけでもなく飼い主に甘えたいんだろうなあ。甘えたいなら別の方法にしてくれないかなあ、といつも思っています。
うちの犬はやりませんが、新聞をビリビリにかみちぎってしまう場合もあるようですね。
ちょっと目を離したスキや、留守番中に犬が紙をビリビリに引き裂いて散乱していたら、かなりがっかりですよね。後始末大変そうだなあ。
犬を怒ってしまうかもしれません。
でも怒っちゃいけません。ビリビリにした理由があるかもしれないんです。
犬はときどきぬいぐるみとか、クッションを破壊したりしますよね。
あれは犬の本能の「狩り」をする代わりの行動って言われていますね。
ぬいぐるみやボールのなかに笛が仕込まれていて、噛むと「キュ」って鳴るやつが好きなのは、獲物の断末魔に似ているからなんですって。おお、恐ろしい!
新聞の上にのる→新聞を噛みちぎるときたら、次は「食べてしまう」ですね。
本当になんでも食べてしまうから始末におえません。
食べてしまったとして、新聞紙のインクって犬の健康に影響ないのでしょうか?
新聞に使われるインクですよねー。
最近まで石油化学系の溶剤には芳香族成分(アロマ成分)が含まれていて人体に対する影響が問題になっていたようです。犬にもよくなかったでしょうね。
最近の新聞用インキの溶剤には大豆油が使われています。
大豆油は、日本でも新聞用インキから使われ始め、溶剤として使われる比率も新聞インキが最も多いそうですよ。大豆って聞くといきなり体にいい感じがしますよね。(笑)
とはいえ食べない方が良いと思いますけど。
例えば布などの繊維は強くて長いため、まれにまれに腸の内部でからんで命に危険が及ぶなんてことも言われます。その点、新聞の繊維は短くてもろいので安全なのでしょうね。
分解されれば脅威ではない新聞も、そのまんま食道に詰まってしまうと呼吸困難になってしまったり、最悪の場合死にいたる危険もあるようです。
新聞紙は犬にとってものすごく危険というわけではありませんが、食べて良いものでもないので、なるべく食べるチャンスを与えない環境を整えることが大切ですね。
犬がアクセスできない場所に置きましょう。まとまっておいてあるゴミ捨てのときなどはとくに用心してください。
犬が新聞紙を口に入れてしまっても「オフ」などのコマンドや、おもちゃと交換というトレーニングを日頃からしておくことも大事ですねー。
一番いけないのは、犬が何かをくわえたとき、大声を出して追いかけてしまうことです。犬は怒られているとは認識せず、「遊んでくれている」と勘違いしてしまいます。
同じことを繰り返すと、経験が強化されてしまいますから、最初の何回かでしっかりしつけることが大切です。
もちろん、それはわかっているんですけど、いつもいつも十分に運動させてやることも実際には難しいですよね。
散歩に長くいけなかったらおもちゃを使って家の中で遊んでやるなど、相手をしてあげることが必要なんですねー。
詳しくは→「犬が新聞紙を食べる! それって危険じゃないの? 犬が新聞紙をビリビリにする理由は?」
いやもうリストアップするだけで困ったものですよね。
でもそれを補ってあまりあるのが犬との生活ですもんね。
愛犬が人間社会でストレスなく暮らせるように目を配っていきましょう!