犬のトイレ あとちょっとで失敗してませんか? 失敗しないためには「境目」が肝心

犬の育て方 16週間で行う犬のしつけ

犬のトイレ、失敗していませんか?

とくに食事の用意をしているような、一分一秒を争っているときに(焦げたりするから)トイレを失敗されるとがっかりしますよね。

こっちではフライパンの様子を、こっちでは床を拭いて、ああ、焦げたニオイがする! なんて「底抜け脱線ゲーム」かっ! これなんとかしたいですよね。

1. トイレの失敗を防ぐ方法

犬がトイレを失敗するのはいくつか防ぐ方法があります。とくに「トイレ環境」の面でいうと次のことをまず点検してみましょう。

トイレの「場所」を点検する

犬は野生の時代に、おしっこやウンチのニオイによって自分の寝床が危険な敵に襲われることがないよう、寝床とトイレを分けていたと言われています。

その習性が今も残っているために、ハウスとトイレが近すぎると嫌がってトイレを使わないことがあるそうですよ。

また、トイレは動物にとって無防備になる瞬間ですから、犬が安心して用を足せる場所が最適です。 とはいってもあまりハウスから遠いのも考えもの。

ドアを隔てたり、長い廊下を行かないとトイレにたどり着けないのでは、トイレを失敗する確率も大きくなりますね。

ハウスから50cm以上は離して、かつ犬にも飼い主にも見えるところで場所になっているか確認しましょう。

トイレのスペースは十分か?

トイレを買ったときは、犬も子犬だったので十分に思えた大きさでも、どんどん成長していきます。 まずは十分に大きいものを飼うこと。子犬が成長したら躊躇せずトイレは大きいものに買い換えましょう。

また、犬はトイレの前にくるくる回りますよね。 その時に体がトレイからはみ出すと、トイレの失敗が多くなります。

くるくる回ったり、方向転換ができるスペースの余裕があることが大切です。 だいたい犬の体の大きさの1.5倍見当くらいの大きさで買いましょう。

常に清潔に保つ

スペースに余裕があると、何回かオシッコをしてもシーツは替えないと考えちゃうじゃないですか。 うちのノーフォークは異常なきれい好きのために、それやるとトイレに入るの嫌がるんですよ。 で、結局カーペットにしちゃう。何回かされちゃうとカーペットを取り替える羽目になるので、ペットシーツは高くない! と唱えながら本人がトイレを嫌がる素振りを見せたら替えてます。

おしっこは一回目はだいたいトイレの入口にするんです。

そのまま代えないと、入り口のおしっこを嫌がってカーペットに半身出すかたちでおしっこしてしまうので、トイレごと上下を入れ替えます。

おしっこした部分が遠くにいくと、また入り口にします。

2回までは許してくれてます(笑)2回したら取り替えます。

トイレの周囲の環境はどうする?

ジョイントマット
トイレをフローリングや、カーペットの上に直接置いてしまうと、犬がほんのちょっと目測を誤っただけで被害甚大。 こっちも焦っちゃって犬を怒ることにつながってしまいます。トイレの周りの環境を固めることが実は大事と思っています。子犬のときに使っていたサークルのトレイなどを使って、「失敗してももれない」環境を作るのも手です。

ただし、「トレーは汚れていく」ため、いつかは代えないといけませんし、トレイになみなみとおしっこが溜まっているのを処理するのもちょっと悲しいです。

※詳しくは→子犬のときこそトイレのワンツーコマンドを教えるビッグチャンス!

2. 「ここからがトイレ」とはっきりさせてあげる

例えばトイレの下に様々なガードやシートを敷いたとしても、そのガードやシートと、床、あるいはカーペットとの境目におしっこをしてしまうのが犬という生き物のようです。

この戦いは未来永劫続くのだろうかと落胆していましたが、天啓が訪れました。

ひょっとすると「トイレとそれ以外の境目をはっきりさせる」ことで失敗がなくなるのでは?

つまり、大抵失敗するのは、全く場違いなところにしてしまうのではなく、ペットシーツから犬が半身はみ出してしてしまう程度です。

それなら体がペットシーツの上に完全に入りさえすれば大丈夫なんだろうと思いました。

それにはトイレトレーはフチが低すぎて、犬にしてみれば「どこからがトイレかわからない」のかもしれません。

だったら、トイレの前に、適当なハードルをつけてあげて、またいで体全身をペットシーツの上に入れる形にしたらどうだろう? と思いついたんです。

3. 100円ショップの金属金網を用意する


ネットでハードルを探してみましたが、適当なものがありません。

仕方ないのでダイソーで45cm×18cmくらいの金網を買ってきました。

ノーフォークは足が短いので、あまりハードルが高いとトイレに入れず、低すぎると意識されずにまた失敗するので、写真の大きさに決めて手で折り曲げます。

折り曲げてもハードルが自立する必要があるので、犬に合わせて金網の大きさを吟味してください。

4. 合せ技でトイレの失敗をなくしましょう

で、これをトイレの入り口に置くとあら不思議。

トイレの失敗がなくなりましたねー。

思惑通り、ハードルを越えて全身をトイレシートの上に入れる習慣になったようです。

もちろん、トイレシーツの2回までルールや、上下入れ替えルールも適用中です。いくつかの対策を組み合わせて、犬がトイレをしっかり意識できる環境を作ってあげてくださいね。

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