1. 子犬の呼び戻しができるようにする
Modified on: Jul 28, 2019
犬のしつけといえば、「お手」「伏せ」などが一般的ですが、ぜひ教えておきたいしつけが「おいで」です。なぜなら「おいで」などの呼び戻しのコマンドは犬の事故を防止するためにとても大切なしつけのコマンドだからです。
散歩中にリードを離してしまい、犬が走り出すことがないとは限りません。
このとき「おいで」のコマンドが入っていれば、犬は車にひかれることなくあなたの元に戻ってこれるのです。
「カム」「来い」というのも同じコマンドです。こういった犬を呼び戻すためのしつけを「呼び戻し」と言います。
コマンドは全てそうですが、犬に呼び戻しを教える際に大切なのは、家族間で言葉を統一してください。
「おいで」でしつけをしているのに「来い」と呼んでも犬は反応しませんからね。
まず子犬の名前を呼んで、こちらに注目させることから始めましょう。
2. 「おいで」で子犬が来てくれない 逃げる理由
子犬が何かに集中している時には、「おいで」のコマンドをかけてはいけません。
そのような状況ではコマンドに反応しないことが多いものです。
コマンドをかけているのに、子犬がそれを無視するという経験をさせるべきではありません。
また、「おいで」で呼んで、子犬が嫌がる事(爪切りが嫌い、シャワーが嫌いなど)や叱ることはしてはいけません。
そのほかにも
・捕まえられて、ハウスに入れられた
・ハミガキやブラッシングなど(嫌なこと)をされた
・くわえてたお気に入りのオモチャを取り上げられた
などなど犬がやられて嫌なことが「おいで」の後に続くと、「おいで」のコマンドにネガティブなイメージを持つようになってしまいます。
このような場合は別のコマンドを使うようにしましょう。
3. 「おいで」のトレーニング
- 右手にフードを2つ握り込み、子犬ににおいをかがせ、認識させます。子犬の目の前に右手の拳を出し集中させます。
- 「おいで」と呼びながら少しづつ後にさがります。同時にだんだんと右手を飼い主の足元に戻します。
- 子犬が飼い主の足元まで来たら、今度は子犬が上に向くように、右手を上に上げて誘導します。
- 犬が上を向いて座ったら、フードをあげましょう。体をなでてやり、褒めてあげます。
実際にはさまざまな状況の中で「おいで」を使う事になります。
基本的なコトができるようになったら、次に子犬にとって誘惑がある中でも「おいで」ができるトレーニングをしていきます。
- 室内で二人以上で行います。一人が子犬のリードを持ち、もう一人はオモチャなどを使って子犬の気を引きます。
- 一人がオモチャで子犬の気を引く中で、リードを持った人は先程のトレーニングを行います。
- 子犬が誘惑に負けた時には、オモチャで遊ばせないようにオモチャを隠してください。しばらくは子犬が興奮しているでしょうから、子犬が落ち着いてきたら、訓練を再開してください。
4. まとめ
「おいで」のコマンドができたら、コマンドを解除して「おいで」の前にやっていたことを再開させましょう。
飼い主のところへ戻り、楽しいことを中断したままでは子犬は呼ばれても戻りたくなくなってしまいますよ。
散歩ができるようになったら、少しずつ外でトレーニングしていきましょう。
子犬を迎えて名前が決まったら、銀のドッグタグを贈りましょう!
コメント