1. 子犬に首輪 なぜつけるのか
猫にはあんまり首輪ってつけませんよね。
でも犬にはつける。
なんでだろ〜、なんでだろ〜♪(古い)
答は「犬はひんぱんに散歩をするから」ですね。
散歩のときにはリードをつけなければならず、リードは何かに繋げなければならないので首輪が必要なんです。犬にとって首輪は唯一の命綱ですね。
リードをつけて、しっかりワンコを管理下に置くことが飼い主としての責任ですからね。
ごくたまに散歩している猫も見かけますが、首輪してますよ。
もう一つの理由は「脱走」対策です。
飼い犬であっても、何かの拍子に脱走してしまい、家に帰るまえにだれかに捕まえられることがあるかもしれません。
そのときに首輪が付いていなければ「野良犬」と思われて保健所に引き渡されてしまいます。
首輪があれば「飼い犬」と思ってもらえるし、首輪に住所などがあれば、連絡をもらうこともできますよね。
もちろん、最近は「マイクロチップ」を埋め込んだワンコも多いのですが、スキャンしないとわかりません。
首輪をしていないと、それだけで保健所に通報されることもあるでしょうからねー。首輪は大切なんです。
2. 子犬に首輪はいつからつければ?
子犬はいつから首輪をつければいいのでしょう? おのずと決まってきますね。
「初めての散歩に行く時」はワクチン接種後90日くらいから、と言われています。ワクチンのプログラムが終わるのは、生後13~14週くらいでしょうか。
そうすると初めての散歩はその90日後ですから生後6ヶ月たってから、ということになりますねー。
生後4ヶ月としているサイトもあるので、ワクチンプログラム終了後どのくらいで散歩を始めるかの期間によって差が出ているようです。
ワクチンをお願いした獣医師に相談するのが良いと思います。
どちらにしても子犬には、散歩に行く前に首輪に慣らしておく必要がありますねー。初めて散歩に行く時に、初めて首輪をつけたのでは、ストレスが大きくなりすぎてしまいますからねー。
3. 子犬にはどんな首輪を選べばいいのかな?
首輪にはどんな種類があるのかな?
ショップにいくと首輪はものすごーく数があって初めにある程度選ぶ範囲を決めていかないと迷って決められないことにもなります。
最低限の知識は持っておきましょう。
首輪の種類
- ベルトタイプ
最も一般的なのは革の素材に穴を開け、金属のストッパーで留める「ベルト型」ですね。革と金属なので丈夫で長持ちします。
ただ、子犬は成長していきますから、首輪もどこかで買い換えるものと思っておきましょう。
一生涯つける丈夫さを求める必要はないと思います。
実際につけてみると、革製は全体に硬いですね。
それでもベルトが平べったいものは問題なくスッとつけられるのですが、革が肉厚なものは留め金を通すのが大変です。
とくにノーフォークのように毛が長い場合はどこに通したらいいのかわからなくなる場合もありました。
革製ならベルトが平べったいものがいいですね。
写真が革が肉厚なタイプ。
留め金付近が二重三重になるので、革が厚い分だけ、取り扱いが難しくなるようですねー。
同じ革でも、平べったいものを選ぶと、留め金の周りがスッキリです。
- バックルタイプ
ナイロンなどを使った布をプラスチックのバックルで留める「バックル型」。
アジャスター(コキカン)で長さを細かく調節できるので、子犬の成長に合わせて使うことができますね。
その意味から子犬期にはオススメです。
ただ、小型犬の子犬の場合、バックルも小さなものになります。
サイドの押し込みや、キャッチが小さすぎて扱いにくいと感じることがありますから、実際に何回もはめたり外したりしてみることをお勧めします。
もう、どこの何をつかんでいるのかわからない! バックル部分があまり小さすぎないものを選ぶべきですねー。
- ハーネス
首輪ではないですが、散歩のためにハーネスを用意する場合もあります。
ハーネスは胴回りにつけるので、首輪を嫌がる子犬も大丈夫な場合が多いですね。
また、呼吸にも負荷がかかりませんし、危険回避のためにハーネスを急に引っ張ったとしても、体全体に衝撃が分散されますから安全です。
ただ、飼い主の指示が伝わりにくい面があり、コマンドを入れようとする場合には向いていないと言われますね。
構造上、このハーネスは2箇所のストラップを着脱する必要があるようです。
散歩のたびにこれを脱着するのは結構大変そう。
もちろん、もっと簡単に着脱できるタイプもあると思います。
そのほかにも散歩のときに首輪の機能を持つものとしては「スパイクチェーン」「ジェントルリーダー」「チェーンチョーク」「ハーフチョーク」「マーティンゲール」などがあります。
初めてのお散歩には必要ないでしょうけれど、トレーナーなどと相談して必要に応じて使用するといいですね。
サイズを測る
まず、首輪をお店で買う時には子犬を連れて行くことができませんよね。
ワクチンが終了していないか、終了していても定着していないためです。
なので、子犬の首回りを巻尺などを使ってしっかり測ってからショップに行くようにしてくださいね。
まず首回りと頭周りのサイズを巻尺で測ります。
子犬をお座りの体勢にして測定してください。寝そべっていては正確に測ることはできません。
耳の付け根から指2本分うしろぐらいにメジャーをあてて地肌に密着させて測ります。
首の太い部分で測ってしまうと、首輪が抜けてしまうことがありますから測る位置に気をつけてください。
測った長さに1センチから1.5センチ足した長さ(装着時に指2本くらいの余裕)が、首輪のサイズになります。
装着した首輪を耳の下で、頭の方向に強く引っ張ってみましょう。
首輪が大きすぎたら、首からスポッ!と抜けてしまいます。
逆に首輪が小さすぎるとストレスで体調を崩してしまうこともあります。
正確にサイズを測り、必ず試着をして選んであげてくださいね。
素材は何がいいの?
首輪の素材にはいろんなものがあります。ショップにいくと大抵は革かナイロンなので、このどちらかにするかで迷うと思います。
ナイロンの良い点はやはり安価な点です。
成長していく子犬には首輪を買い換える必要がどうしても出てきますから、安価なのは魅力ですよねー。留め金のバックルの部分でも長さの調節ができますしね。
いろいろな機能性ナイロンをつかった首輪もあります。虫を寄せ付けない、とか、夏に涼しい、とか。新しい付加価値が入りやすいのもナイロン製でしょうね。
革素材にはまず高級感があります。ショップでみたら一目惚れは革製かもしれませんね。もちろん、その分お値段もはりますけどね。
弱点は水に弱いところです。縮んだりカビたりする原因になります。
こまめに掃除する必要がありますね。
金属製のものもあります。丈夫なことはこの上ないですが、ワンコの毛がよく絡まるそうです。
4. 子犬には、「首輪」と「ハーネス」どっちがいいの?
もう少し、「首輪」と「ハーネス」を掘り下げてみましょう。
それぞれのメリットデメリットをまとめてみると
メリット | デメリット | |
首輪 | 飼い主の意思を犬に素早く伝えられるので、しつけに最適 | 子犬によっては衝撃が強すぎて頚椎や脊髄に問題が出たり、首に負担がかかり、呼吸困難になるなどの危険性もある。 |
ハーネス | 初めてつけるときにも子犬が嫌がらない。 胴回り全体につけるので、衝撃が分散され、子犬の体に大きな負担とはならない。 | 飼い主の意思が首輪に比べると伝わりにくく、しつけには向いていない。 |
結局子犬につけるなら、首輪とハーネスどちらがいいのでしょうか?
うーん、基本は首輪でしょうか。
犬との主従関係も首輪によって築いていくことができますし、首輪は日常的につけているので、散歩に出るときにもたもたしませんしねー。
ただ、ハーネスを使用した方がいい犬もいそうですね。いかにも首が弱そうな超小型犬の子犬や、頚椎や気管支に問題がある犬はハーネスを使用した方が良いのではないでしょうか。
なんにしても、子犬の状態をよくみて判断することが大切ですね。
5. 子犬を首輪にならそう!
初めての散歩をする1週間くらい前から、子犬を首輪に慣らしていきましょう。
⑴ 食事のときにリボンを巻いてあげる
いきなり首輪を巻くのではなく、リボンなどを巻くことで違和感に慣れさせます。食事を与える前にリボンを巻き、そのまま食事させてみましょう。
食事中は犬も集中しているので嫌がることは少ないようです。
また、「リボンを巻くと良いことがある」と思わせることができます。
⑵ 少しづつ時間を長くする
我慢ができているようであれば、しっかりと褒め、ご褒美のフードをあげましょう。
⑶ リボンを首輪に置き換え、同じように慣らしてみる
首輪に慣れたら、歩かせてみる
リードをつけるのではなく、首輪そのものを手でつかんで歩かせてください。
うちのノーフォークはこれ苦手でした。
テコでも動かなかったんですよね。無理に引っ張ってもダメです。意固地に動きませんから(笑
逆の手にフードを持ち、誘導しながら歩かせるのがいいようですよ。
⑷ リードをつなげてみる
ひとりがリードを持ち、もう一人がおもちゃなどで遊ばせてみましょう。
リードに繋がれていることの違和感が気にならなくなれば成功です。
歩かなくなってしまったら、やはりフードを使って誘導してください。
室内でここまでできれば、初めてのお散歩もうまく行くと思いますよー。
6. 子犬の首輪につける迷子札か、マイクロチップか
ワンコの迷子対策として、首輪そのものに連絡先などを書き込めるものを選ぶのも一つのやり方ですが、そうすると首輪のデザインを限定してしまうことになるので、首輪に「迷子札」をつけるという選択もありますね。
迷子札というと、最近は「マイクロチップ」を子犬の時に埋め込む飼い主さんも多いので、その二つの間で迷うかもしれません。
マイクロチップとは?
ワンコに埋め込むマイクロチップは、長さ8mm~12mm、直径2mm程度の円筒形のいわゆる「電子タグ」です。
アンテナとICを内蔵しているんですね。
15桁の固有の数字が記録してあり、「リーダー」という専用の読取機を使ってそのデータを読み取ります。
マイクロチップが埋め込まれていれば、飼い主の元から脱走したり、災害などで逃げ出したりしても、保護された時にリーダーを当てれば飼い主の情報を得られ、連絡を取ることができるのです。
耐用年数は30年程度、電池などは必要なくて、一度埋め込むと半永久的に使うことができます。
ちょっとデータが古いのですが、環境省がペットの飼い主を対象に行った平成23年の調査によると、首輪および名札の装着率85.4%に対し、マイクロチップを装着していたのはわずか7.8%。
うわ、ひっくー!
これでも年々増加しているということなんですが。
自治体で装着を推進しているところも多く、そのための補助金などの制度も効果を発揮したのでしょうね。ちなみに装着は動物病院で数千円〜1万円くらいでできるそうです。
エレキな感じ(笑 なので、それを原因としたガンとか心配してしまいますが、日本獣医師会によると体内における影響は認められないそうです。
マイクロチップのメリットは迷子になったときに身元がわかるということですが、一方、情報読み取り機がなければ意味がありません。
保健所、警察署、動物病院のすべてが情報読み取り機を所有、設置しているわけではないので、収容先によってはチップを読み取る作業ができないんですよね。
と、考えると、クラシックですが、「迷子札をぶら下げる」というのもあるかな、と思います。
でも迷子の間にぶら下げたものがはずれて取れてしまうこともあるでしょうから、ここは一長一短です。
うちのノーフォークは「JOKER」でマイクロチップを入れてから引き渡されたので、「迷子札」を追加するか考え中です。
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この迷子札のいいところは、刻印する犬のシルエットが既にあるものから選べるだけではなく、(とくに明記していませんが)ユーザーボイスによると、かなりカスタマイズに応じてもらえることです。
ワンコにとっては関係ありませんが、飼い主にとっては大切なポイントですね。
大きさは「一円玉よりちょっと小さい」サイズということで、ワンコの負担にもなりにくいと思いますよ。
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はじめね、カプセルの意味がわからなかったんです。
別にプレートの刻印でいいじゃんと思ってました。
ところが、ユーザーボイスを読んで納得。
「プレートに名前や電話番号を書き込んだり、刻印されるタイプのものだと写真を撮った時に写ってしまい、見逃してアップロードしてしまう危険がある」とのこと。なるほどー。SNS対策でしたか! 確かに情報をカプセルの中に格納してしまうのでその心配はありませんね。また、わかりやすいカプセル型なので迷子になった時にも、「しっかり開けてもらえそう」なのが良い点としてあげられていました。
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こちらは犬の鑑札をいれて首輪に吊るすタイプです。
ドッグランに登録するときとか、割と忘れちゃいますよね。
え? わたしだけですか?
いつでもぶら下がっていれば手間なしってことですね。
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こちらも鑑札いれですが、SNSの関係で鑑札に記された番号だって不安、という方にどうぞ。
ぶら下がるタイプの迷子札は受け付けないというワンコには、ストラップで体に巻きつけるこのタイプが良いかもしれませんね。
首輪をつける時期になったら銀のドッグタグはいかが?
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