子犬は夜何時に寝る?睡眠時間の目安と夜中に起きる理由

結論:
子犬は夜に長く眠りますが、「何時に寝るか」より毎日の生活リズムをそろえることが大切です。

子犬は1日の大半を眠って過ごし、月齢が低いほど夜中にトイレや不安で起きることもあります。
寝る前の流れを毎日そろえ、静かで安心できる寝床を用意すると眠りやすくなります。
睡眠時間の数字だけでなく、食欲や元気、排泄など「いつもとの違い」も一緒に見てあげましょう。

  1. 子犬は夜何時に寝る?就寝時間の決め方
    1. 毎日ほぼ同じ時間に寝かせる
    2. 寝る前にトイレを済ませる
    3. 寝る直前まで興奮させない
    4. 子犬の夜の過ごし方の例
  2. 子犬の成長と睡眠時間
    1. 生後3週齢ごろ
    2. 生後2〜3か月
    3. 生後4〜5か月
    4. 成犬とシニア犬
    5. 犬種や体格による違いは個体差も大きい
    6. 犬がよく眠るのは体を休めるため
  3. 子犬が夜中に起きる・夜泣きするのはなぜ?
    1. トイレに行きたい
    2. 新しい家や寝床にまだ慣れていない
    3. 暑さ・寒さ・音・明るさが気になる
    4. 日中と夜の生活リズムがまだ整っていない
  4. 子犬が寝てばかりでも大丈夫?寝すぎを判断するポイント
    1. 起きれば元気なら長時間寝ても珍しくない
    2. 睡眠時間より「いつもとの違い」を見る
    3. 気になるときは数日分を記録する
    4. 寝不足が続いたときにも変化は出る
  5. 犬の睡眠サイクルとすぐ起きる理由
    1. レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す
    2. 少しの物音で起きることもある
    3. 寝ながら足を動かしたり鳴いたりすることもある
    4. ストレスや生活環境でも眠りは浅くなる
  6. 子犬は夜どこで寝る?睡眠環境を整えるポイント
    1. クレートやケージなど専用の寝場所を作る
    2. 迎えたばかりなら飼い主の気配がわかる場所でもよい
    3. 温度・湿度・音・明るさを調整する
    4. 寝床は清潔に保つ
    5. 日中は適度に遊び夜は落ち着かせる
  7. 子犬が夜寝る時間に関するQ&A
    1. 子犬は夜何時間続けて寝る?
    2. 子犬が夜中に何度も起きるのは普通?
    3. 子犬が寝ながら足を動かしたり鳴いたりしても大丈夫?
    4. 子犬を飼い主と別の部屋で寝かせても大丈夫?
    5. 犬の睡眠不足はどんな影響を及ぼす?
  8. まとめ

子犬は夜何時に寝る?就寝時間の決め方

子犬の寝かせ方を紹介するインフォグラフィック。犬用ベッドに入ろうとするミニチュアプードルと、毎日ほぼ同じ時間に寝かせる、寝る前にトイレを済ませる、寝る直前まで興奮させないの3つのポイントを示している。

子犬は成犬よりも長く眠り、1日の大半を睡眠に使います。
ただし、「夜9時に寝かせれば正解」というように、すべての子犬に共通する就寝時刻があるわけではありません。
大切なのは、家庭の生活リズムに合わせながら、毎日ほぼ同じ流れで眠りにつけるようにすることです。

毎日ほぼ同じ時間に寝かせる

子犬は食事、遊び、排泄、睡眠を繰り返しながら生活のリズムを覚えていきます。
夜の就寝時刻も大きくずれないようにすると、「この時間になったら休む」という流れを作りやすくなります。
飼い主さんの帰宅時間などで多少前後しても、毎日の順番をそろえることを意識するとよいでしょう。

寝る前にトイレを済ませる

月齢の低い子犬は、朝まで長時間トイレを我慢できないことがあります。
寝る直前に一度排泄させておくと、夜中にトイレで目を覚ます回数を減らしやすくなります。
それでも夜中に起きる場合は、遊びに誘う前に、まず排泄したいのではないかを確認してあげましょう。

寝る直前まで興奮させない

夜にしっかり遊ぶことは大切ですが、寝る直前まで激しい遊びを続けると興奮が残る子もいます。
遊びのあとは少し静かに過ごし、トイレを済ませて寝床へ入る流れにすると、眠る時間への切り替えがしやすくなります。

子犬の夜の過ごし方の例

子犬の月齢や家庭によって生活時間は変わりますが、夜は「遊ぶ・落ち着く・排泄・眠る」という順番を作るとわかりやすくなります。
次の表はあくまで一例として使ってください。

時間帯 過ごし方の例
夕方 食事・散歩や遊び
就寝前 静かに過ごす・水分・トイレ
決まった寝床で就寝
深夜 月齢によってはトイレで一度起きることもある

子犬の成長と睡眠時間

月齢によって変わる子犬の睡眠時間

犬の睡眠時間は年齢によって大きく変わります。
成犬では1日12~15時間ほど眠ることが多い一方、成長期の子犬は18~20時間ほど眠ることもあります。
同じ月齢でも活動量や性格、生活環境によって差があるため、数字だけで判断しないことも大切です。

生後3週齢ごろ

母乳を飲む時間などを除き、ほぼ一日中寝て過ごします。
眠ることそのものが成長の大切な一部なので、必要以上に起こさず休ませてあげましょう。

生後2〜3か月

起きているときは活発になりますが、それでも1日の大半を寝て過ごします。
遊びやトレーニングのあとに急に眠ってしまうことも珍しくありません。
新しい家へ迎えたばかりの時期でもあるため、安心して眠れる場所を作ることが大切です。

生後4〜5か月

このころから睡眠時間や眠り方に個体差が目立つようになります。
まとまって眠る子もいれば、短い睡眠を何度も取る子もいます。
生後5か月ごろには14~16時間程度に落ち着いてくる子もいますが、あくまで目安として考えましょう。

成犬とシニア犬

成犬は一般的に1日12~15時間ほど眠ります。
シニア犬になると活動量が減り、昼間にもよく眠るようになることがあります。
ただし、急に睡眠時間が増えた、夜に眠れず昼夜逆転してきたなどの変化がある場合は、年齢だけのせいと決めつけず体調も見てあげましょう。

成長段階 睡眠の目安と特徴
生後3週齢ごろ 授乳などを除き、ほぼ一日中眠る
生後2〜3か月 18~20時間ほど眠ることもあり、遊びと睡眠を繰り返す
生後4〜5か月 個体差が大きくなり、14~16時間程度に落ち着く子もいる
成犬 12~15時間ほどがひとつの目安

犬種や体格による違いは個体差も大きい

大型犬は小型犬より長く休む傾向があるといわれますが、実際の睡眠時間は犬種だけで決まりません。
年齢、運動量、性格、生活環境などの影響も大きいため、「この犬種だから何時間」と細かく決めるより、愛犬自身の普段の睡眠リズムを知っておく方が役立ちます。

よく眠る犬と休息のイメージ

犬がよく眠るのは体を休めるため

犬は散歩や遊びで使った体力を回復するため、1日の中で何度も休みます。
安全で落ち着ける環境では、飼い主さんのそばで安心して長く眠ることもあります。
よく寝ているからといって、時間だけで異常と判断する必要はありません。

子犬が夜中に起きる・夜泣きするのはなぜ?

夜中にすぐ起きる犬と睡眠の悩み

迎えたばかりの子犬が夜中に何度も起きたり、クンクン鳴いたりすると心配になりますよね。
しかし、月齢の低い子犬では夜通し朝まで眠らないこともあります。
まずはトイレ、寝床、環境、不安など、起きる理由を順番に確認してみましょう。

トイレに行きたい

子犬は成犬ほど長時間排泄を我慢できません。
寝る前に排泄していても、夜中に一度起きることがあります。
目を覚まして落ち着かないときは、遊び始める前にトイレの様子を確認しましょう。

新しい家や寝床にまだ慣れていない

母犬やきょうだいと離れ、新しい家へ来たばかりの子犬にとって、夜の静けさは大きな環境変化です。
飼い主さんの気配がなくなると不安になり、鳴いたり起きたりすることがあります。
寝床の位置を急に何度も変えず、安心して休める場所を決めてあげましょう。

暑さ・寒さ・音・明るさが気になる

テレビの音、家族の出入り、外の物音、明るい照明などが眠りを妨げることがあります。
暑すぎたり寒すぎたりしても落ち着きません。
寝床を静かな場所へ移し、室温や明るさを調整すると眠りやすくなることがあります。

日中と夜の生活リズムがまだ整っていない

子犬は成長しながら少しずつ家庭の生活リズムに慣れていきます。
日中に遊ぶ時間と休む時間を作り、夜は静かに過ごす流れを繰り返すことが大切です。
夜泣きのたびに長時間遊んでしまうと、夜を活動時間と覚えてしまうこともあるため、必要な世話をしたら静かに寝床へ戻しましょう。

※くわしくは「犬がすぐ起きる理由 ぐっすり眠らせるには?

子犬が寝てばかりでも大丈夫?寝すぎを判断するポイント

犬の寝すぎや睡眠不足のサインを確認するイメージ

子犬が18~20時間近く眠っていると、「こんなに寝ていて大丈夫?」と心配になることがあります。
成長期の子犬は長く眠ることが珍しくないため、睡眠時間の数字だけで判断する必要はありません。
大切なのは、起きているときの元気や食欲、排泄などが普段通りかを見ることです。

起きれば元気なら長時間寝ても珍しくない

よく眠っていても、起きたあとに食事をとり、遊びや散歩に興味を示し、排泄も普段通りなら大きく心配しすぎる必要はありません。
遊んだあとにまとまって眠るなど、その子なりのリズムが見えてくると判断しやすくなります。

睡眠時間より「いつもとの違い」を見る

昨日まで活発だった犬が急にほとんど動かなくなった、いつもより明らかに長く寝るようになったという変化は、単なる寝好きとは別に考えた方がよいでしょう。
普段の睡眠時間や生活パターンを知っておくと、小さな変化にも気づきやすくなります。

見るポイント 心配が少ない様子 注意したい変化
睡眠 普段と同じくらい 急に長くなった・ほとんど起きない
食欲 いつも通り食べる 食欲も落ちている
遊び 起きれば遊ぶ 遊びたがらない・反応が鈍い
排泄・体調 普段通り 下痢・嘔吐・歩き方などにも変化がある

気になるときは数日分を記録する

睡眠時間が変わった気がするときは、数日だけでも記録してみると状況を整理しやすくなります。
正確に分単位で測る必要はありません。
寝始めた時間、起きた時間、夜中に起きた回数、食欲、排泄、遊び方などをメモしておくと、受診時にも説明しやすくなります。

睡眠で動物病院に相談したいサイン

  • 急に寝る時間が大きく増えた、または減った
  • 食欲や元気も一緒に落ちている
  • 起こしても反応が鈍い、起き上がりにくそうにする
  • 寝ているときの呼吸が苦しそう、姿勢がいつもと違う
  • 夜中に何度も起きて歩き回るなど、急な行動変化がある

犬の睡眠不足と健康への影響を表すイメージ

寝不足が続いたときにも変化は出る

犬も十分に休めない状態が続くと、いつもより落ち着かない、物音に敏感になる、遊びへの興味が下がるなどの変化が見られることがあります。
ただし、食欲低下や嘔吐、下痢、元気消失などを単純に「寝不足のせい」と決めつけないことも大切です。
睡眠環境を整えても様子がおかしい場合は、早めに獣医師へ相談しましょう。

※くわしくは「犬が寝不足のときのサイン

犬の睡眠サイクルとすぐ起きる理由

犬の睡眠サイクルと浅い眠りのイメージ

犬は人間のように夜だけ長くまとめて眠るのではなく、1日の中で短い睡眠と覚醒を何度も繰り返します。
そのため、ぐっすり眠っているように見えても、人の足音や物音ですぐ目を覚ますことがあります。
これは犬の睡眠パターンの特徴のひとつです。

レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す

犬にもレム睡眠とノンレム睡眠があり、浅い眠りと深い眠りを繰り返しています。
睡眠の割合には研究や測定条件による違いもあるため、「何%が浅い眠り」と数字だけで決めつけるより、犬は短い睡眠を何度も取る動物だと考えるとわかりやすいでしょう。

少しの物音で起きることもある

犬は周囲の音や気配に敏感です。
家族が歩く音、玄関の開閉、外の車の音などで目を覚ますことがあります。
すぐ起きるからといって、それだけで睡眠不足とは限りません。

寝ながら足を動かしたり鳴いたりすることもある

睡眠中に足や耳がぴくぴく動いたり、小さく鳴いたりすることがあります。
夢を見ている可能性も考えられますが、行動だけから夢の内容まではわかりません。
激しい震えが長く続く、呼吸がおかしい、起きたあとも様子がおかしいといった場合は、動画を撮って獣医師に見せると状況を伝えやすくなります。

ストレスや生活環境でも眠りは浅くなる

引っ越し、家族構成の変化、騒音などで落ち着かない状態が続くと、何度も目を覚ますことがあります。
特に子犬は新しい環境へ来たばかりの時期に眠りが安定しないことがあります。
まずは安心して休める場所と、毎日の生活リズムを整えてあげましょう。

子犬は夜どこで寝る?睡眠環境を整えるポイント

犬が安心して眠れる寝床と睡眠環境

子犬が夜落ち着いて眠るには、寝床そのものだけでなく、寝る場所、音、明るさ、室温、日中の運動などをまとめて考えることが大切です。
高価なベッドを用意することより、「ここなら安心して休める」と犬が覚えられる場所を作る方が重要です。

クレートやケージなど専用の寝場所を作る

クレートやケージを安心して休める場所として使えるようにしておくと、夜の睡眠だけでなく留守番や移動時にも役立ちます。
罰として閉じ込める場所にせず、毛布やベッドを入れ、落ち着いて過ごせる場所として慣らしていきましょう。

迎えたばかりなら飼い主の気配がわかる場所でもよい

新しい家へ来たばかりの子犬を、いきなり離れた部屋で一晩過ごさせると不安が強くなることがあります。
最初は飼い主さんの気配がわかる場所へ寝床を置き、慣れてきたら家庭に合った場所へ調整する方法もあります。
必ず同じベッドで寝なければならないわけではありません。

温度・湿度・音・明るさを調整する

室温は20~25℃、湿度は50~60%程度がひとつの目安になりますが、犬種、被毛、年齢、季節によって快適な範囲は変わります。
犬の様子を見ながらエアコンや毛布などで調整しましょう。
テレビの音や強い照明を避け、夜は静かで少し暗い環境にすると落ち着きやすくなります。

寝床は清潔に保つ

ベッドや毛布には毛や皮脂、汚れがたまりやすいため、洗えるものを選び、定期的に清潔にしておきましょう。
汚れやにおいが強い寝床より、清潔で自分のにおいがほどよく残る寝床の方が安心して休みやすくなります。

日中は適度に遊び夜は落ち着かせる

犬の睡眠の質を整えるには、日中の適度な運動や遊びも大切です。
ただし、子犬はまだ体が成長途中なので、疲れ切るまで運動させる必要はありません。
月齢や体力に合わせて遊び、休息を十分に取らせながら、夜は静かに過ごす流れを作りましょう。

子犬が夜寝る時間に関するQ&A

子犬の睡眠には個体差があるため、「何時間なら絶対に正常」と数字だけで決めることはできません。
ここでは、夜の睡眠について飼い主さんが迷いやすいポイントをまとめます。

子犬は夜何時間続けて寝る?

月齢の低い子犬は1日18~20時間ほど眠ることがありますが、そのすべてを夜にまとめて眠るわけではありません。
昼寝を何度も挟み、夜中にもトイレや不安で起きることがあります。
成長するにつれて家庭の生活リズムに慣れ、夜にまとまって眠れる時間が長くなっていきます。

子犬が夜中に何度も起きるのは普通?

迎えたばかりの子犬や月齢の低い子犬では珍しくありません。
まずトイレ、暑さや寒さ、音、寝床への不安などを確認してください。
何度も起きる状態が急に始まった場合や、食欲や元気にも変化がある場合は体調面にも注意しましょう。

子犬が寝ながら足を動かしたり鳴いたりしても大丈夫?

睡眠中に足や耳が動いたり、小さな声を出したりすることはあります。
すぐに目を覚まして普段通りに過ごしているなら、慌てて起こす必要はありません。
激しい震え、呼吸の異常、起きたあとの異変などがある場合は、動画を撮って獣医師へ相談しましょう。

子犬を飼い主と別の部屋で寝かせても大丈夫?

安心して眠れる寝床があり、その環境に慣れていれば必ず同じ部屋で寝る必要はありません。
ただし、迎えたばかりの時期は不安が強いこともあります。
最初は飼い主さんの気配がわかる位置に寝床を置き、様子を見ながら少しずつ調整してもよいでしょう。

犬の睡眠不足はどんな影響を及ぼす?

十分に休めない状態が続くと、落ち着きがなくなる、物音に敏感になる、遊びへの興味が下がるなどの変化が見られることがあります。
ただし、元気や食欲の低下、嘔吐や下痢などがある場合は、単純な寝不足と決めつけないことが大切です。
環境を見直しても改善しない場合は獣医師に相談しましょう。

まとめ

安心して眠る犬と快適な睡眠環境

子犬は成長のために長い睡眠を必要とし、1日18~20時間ほど眠ることもあります。
夜は決まった時刻そのものより、遊び、落ち着く時間、トイレ、就寝という流れを毎日そろえることが大切です。
月齢の低い子犬では、夜中にトイレや不安で起きることも珍しくありません。

また、睡眠時間だけで「寝すぎ」「寝不足」と判断せず、食欲、元気、排泄、遊び方などが普段と変わっていないか一緒に見てあげましょう。
急に睡眠時間が変わった、呼吸や寝姿がおかしい、起きても元気がないといった変化がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。

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