横浜の魅力を端的に紹介したいとしたら「開港の道」を犬と行くのが良いですね。
「開港の道」とは、桜木町駅前から新港地区、「赤レンガ倉庫」を通り、そこから山下公園、さらに「横浜人形の家」の横を抜けてフランス橋から「港の見える丘公園」へ至る遊歩道の散策ルートです。
これが中区の観光資源をひとまとめにしたショーケースのような道なんですね。
桜木町から歩くとしんどいので、赤レンガ倉庫あたりから歩いてみてください。このマークをたどるようにできています。その魅力をご紹介して行きましょう。
横浜開港祭の最中に行ってきましたよ。赤レンガ倉庫。いつ行ってもいい雰囲気です。
ワールドポーターズにクルマを入れました。買い物で駐車場割引になり、かつ時間あたりの単価が安いのでオススメです。
そのすぐ横が赤レンガ倉庫。
向かう道の周りには紫陽花が咲いていてもうすぐ梅雨です。晴れてる日に出てこれてよかった。
赤レンガ倉庫は1910年代に作られた倉庫。
横浜の開港は1860年ですから、開港から50年近く経ってから建てられたことになりますね。
終戦後、進駐軍に接収されますが、その後戻され、倉庫として使用されていました。
様々な変化の中で1989年に倉庫としての任を終えます。
およそ80年間使用されてきたんです。
その後、国から横浜市が譲り受け、2002年に今のアミューズメント施設としてリニューアルオープンし、今では横浜の重要なランドマークとなってます。
今日はその赤レンガから、元町まで歩いてみるつもりです。
だいたい片道3キロ。クルマまで戻るために帰ってきますから6キロ。
元町の中をそぞろ歩けば往復1キロくらいなんで7キロ。天気の良い日の散歩にはちょうどいい距離じゃないですかね。
元町まで下道を複雑に歩く必要はないんです。
赤レンガ→象の鼻パーク→大桟橋→山下公園に続く遊歩道がありますから、そこを歩いて行けば迷わずに山下公園まではストレートに行けます。
ずっと海沿いに行けるので気持ちよく歩けます。オススメです。
さて歩き出すと、赤レンガから臨む大桟橋には軍艦が停泊してました。結構インパクトありますねー。ビル街から巨大ロボットが出てきたようです。
開港祭のためにきたの? でもなんで? 見ては面白かったですが、なんで軍艦がいるのかは? です。
象の鼻パークは今グーグルマップで上から見たって名前になっている象の鼻の形には見えないです。
横浜開港から7年後の1867年に、西波止場が弓なりに湾曲した形に作られたんだそうです。その形状から象の鼻と呼ばれるようになったそうですね。
今は海に面して草地の広場になってますから、犬と一緒にぼーっとするには最適です。大桟橋のすぐ横ですから、大型の旅客船や、軍艦を眺めるのにもいいですね。
大桟橋は入港している軍艦を見るためか、遊歩道から見ると駐車場待ちで渋滞ができてました。
山下公園に着きました。開港祭のイベントをやっているので賑わっていますが、大混雑ってほどでもなかったですね。
※詳しくは→横浜 赤レンガ倉庫→元町まで犬散歩 開港の道をいく
赤レンガを出発する前にマリンアンドウォークに寄ってみるのもいいでしょう。すぐ近くにあります。
2016年の3月にできた「マリンアンドウォーク横浜」。
赤レンガ倉庫のすぐ横に25の個性的なテナントを配しています。
「海沿いの倉庫街に街路をつくるという発想から、
海と緑をシームレスに繋ぐことによって生まれたオープンモール。
中央のストリートに沿って並ぶ個性的なファサードのショップ、
四季を彩る横浜の海沿いならではのランドスケープ、ゆったりとくつろげるファニチャーを設置し、
快適な空間と 魅力的な景観を作り出しています。
街歩きのショッピング、海を眺めながらの食事、あるいは散歩をしたり…
そこにいるだけで上質な時間を過ごせる空間を提供します。」というコンセプトで作られたモールです。
調べてみると海沿いのプロムナードに面していて、どこからも海を感じることができるよう工夫された施設で、海外のアーティストが描いたウォールアートなど、たくさんのインスタ映えスポットがあるとのことでした。
で、スマート・フォーフォーを飛ばして行ってきました。
モールといってもアウトレットではないので、なんかおしゃれな感じが漂います。
ワンコフレンドリーのモールなんで、テラス席を持つカフェが多いです。
カリフォルニアスタイルの(といってもどんなスタイルなのかわかりませんが)パイの食べ放題のお店ですね。
パイお代わり自由のランチで、メイン料理が三種類、スープ、またはサラダ
日替わりの焼き立てパイ6種類が食べ放題で1,850円。
どのくらい馬力だして食べられるか、で高いか安いか決まりますよね(笑)
お昼には行列ですから、、予約が必須です。
ワンコ同伴がOKなのは海に面したテラス席です。
TEL 045-227-6777
定休日 なし(商業施設の定休日に準ずる)
営業時間 11:00~
レストラン収容人数 109席(ホール79席・テラス30席)全席禁煙
ペット同伴 テラスのみ可
PEANUTS、すなわち「スヌーピー」の世界観をフーチャーした西海岸スタイルのシーフード、ステーキレストランです。
白基調の壁にはスヌーピーと仲間たちの4コマやイラストが書き込まれて楽しげ。ファンにはたまらないのでは。
オーダーは、メイン料理にプラス1000円でスライダーバーという名のサイドメニュービュッフェをつけるスタイル。
このビュッフェが相当ボリュームがあるようで、メイン料理は抑えたオーダーに、という人が多いようですね。90分の入れ替え制です。
店内は犬連れ不可ですが、入り口の前にマリンアンドウォーク施設のベンチがあります。メニューの一部はテイクアウトでき、そこで食べることができますよ。テラス席と同時に通路になっているので、少し落ち着かないかもしれないですが。
電話 045-323-9555
定休日 なし(商業施設の定休日に準ずる)
営業時間 11:00 – CLOSE/23:00(LO 22:00)
席数 114席
ペット同伴 不可(店頭のマリン&ウォークの施設のベンチにてドリンク等一部メニューのテイクアウト飲食はできます)
お問い合わせ reserve@peanutsdiner.jp
これまたカリフォルニア、サンフランシスコで大人気のイタリア料理屋「エーシックスティーン」。
日本では丸の内とここ「マリンアンドウォーク横浜」にしかありません。窯焼きのピッツァ、こだわりの肉やシーフードを気持ちの良いサービスで提供してくれます。
味ももちろんでしょうけど、ロケーションが抜群で、海側の建物の2Fにあります。ワンコ用のテラス席は店の前にあり、良い季節であれば港の夜景もあってめっちゃくちゃロマンチックだと思います。
電話 045-323-9610定休日 施設に準ずる
営業時間 11:00 – CLOSE/23:00(LO 22:00)
席数 136席(うちテラス28席)
ペット同伴 テラスのみ可
これらのお店は外にテラス席があり、ワンコOKなのですが、真冬で海風でなんたって寒い。
通路のソファにはあるストーブが、テラス席にない。
ここは元町を見習ってほしいなあ。
元町のテラス席にはストーブ常備のお店多かったですからね。
「A16」はカリフォルニアで人気のイタリア料理で、ぜひ行ってみたかったのですが、テラス席に行ってみると海辺に面していることもあり、通りかかっただけですでに修行状態。
スタンダードプードルを連れた家族連れがテラス席にいましたが、ビバークにしか見えませんでした。
※詳しくは→マリンアンドウォーク犬連れ冬散歩!ランチはカカアコ一択!駐車場のエレベーターは犬不可 横浜
2019年の秋にオープンした「横浜ハンマーヘッド」https://www.hammerhead.co.jp
もう行ってみましたか?
コロナで外出もままなりませんが、たまには気分転換しないとね。
ハンマーヘッドとは変わった名前ですよね。思い浮かぶのは「ハンマーヘッドシャーク」つまりシュモクザメでしたが、まったく関係ありませんでした(笑
由来になったハンマーヘッドとは1914年に日本で初めて導入された湾港荷役専用クレーンのことです。イギリスのコ―ワンス・シェルドン社製で、その形が「金槌」に似ていた事から「ハンマーヘッドクレーン」と呼ばれていたそうです。
関東大震災でも損傷することなく、高い作業効率で貢献しましたが、1970年代にその役割を終えましたが、今でも新港ふ頭のシンボルとして残され、2018年には、貴重な歴史的遺構として土木遺産に登録されましたんですね。
※横浜ハンマーヘッドオープン前の「ハンマーヘッド」をマリンアンドウォークから見る。
横浜ハンマーヘッドは“食”をテーマにした商業施設ですが、1Fは新港ふ頭の旅客ターミナル、3F以上は「インターコンチネンタル横浜Pier 8」というホテルなんですよね。
「THE FACTORY」というコンセプトで、でき立て、作りたてをテーマにさまざまなお店が入っています。
ハンマーヘッドを犬連れで利用するには、以下のルールがあります。
〔テラス席に限りペット同伴可能な店舗〕
1・2F キーズパシフィックグリル
1F スターバックス コーヒー
2F アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ横浜
2F ・500kcal・ トリュフ ファーム
2F Dining Bar XLV Bayside Motion
2F コロニアルビーチ
2F 鎌倉紅谷 Kurumicco Factory
テラス席は目の前がぐるりと港になっていて、散歩するだけでも気分が上がります。ぜひ犬連れで行ってみてください。
みなとみらい線
馬車道駅 徒歩10分 / みなとみらい駅 徒歩12分
JR線
桜木町駅 徒歩15分
3路線のバスでハンマーヘッドまでのアクセスが便利です
運賃:220円
横浜市営バス「ピアライン」
横浜市営バス「あかいくつ」
横浜市営バス「ベイサイドブルー」
ご利用時間
24時間
駐車料金
平日 30分280円
休日 30分330円 ※最大料金はございません
総収容台数
(第1駐車場~第3駐車場)
350台
※第1駐車場:電気自動車充電スタンド1機
※着船時・イベント時は駐車台数・営業時間を変更させていただく場合がございます。
駐車券サービス
サービス内容
1店舗で3,000円(税込)以上のご利用で1時間まで無料
1店舗で5,000円(税込)以上のご利用で2時間まで無料
他店舗同士のレシート合算は不可。
※詳しくは→ハンマーヘッド ペットは11時から2階テラスのみOK!
横浜といえば「山下公園」ですよね。
だって、山下公園には横浜(観光)のエッセンスがぎゅっと詰まってるんです。
ベイブリッジ
氷川丸
大さん橋
ニューグランドホテル マリンタワー
中華街
港の見える丘公園
元町商店街
全部山下公園から5分くらいですからね。
もちろん、山下公園から
ベイブリッジ
氷川丸
大さん橋
ニューグランドホテル
マリンタワー
も見えますから、この時期に手入れされた芝生に犬と一緒にごろんと寝転ぶだけでもなんだかリッチ。
しかも5月の山下公園は薔薇が、薔薇が、薔薇がすごいんです。
「山下公園なんて何回も行ったよ」という方もこの時期の山下公園にもう一度行かれたほうがいいです。
山下公園が開園したのは1930年。
てっきり戦後かと思っていましたが、実は関東大震災の復興事業として作られたんですね。面積は74,121㎡ 。「日本最初の臨海公園」だそうですよ。
中央の薔薇園ですが、2016年に再整備された「未来のバラ園」という名前で約190品種、2650株の薔薇が栽培されているそうです。
横浜市の「市の花」が薔薇なんで、実は観光名所のいたるところに薔薇が栽培されているんですね。
この近くでは「港の見える丘公園」の薔薇園が有名です。
バラを見に行くかたは写真も撮るでしょうねえ。
サイトを見ていると
「バラと氷川丸」
「バラとマリンタワー」
「バラとランドマークタワー」
のテーマの写真が多いですねー。
「バラと噴水とニューグランド」で撮ってみましたが、ニューグランドはバラの添え物になることがあまりないみたいです。
ぜひ「バラとニューグランド」を撮ってみてください。
この噴水の前に碑が設置されてます。
「Presented to the people of Yokohama by the people of Sandiego」とあります。
サンディエゴは横浜の姉妹都市なのですが、その経緯は
「昭和30年10月、サンディエゴ在住の日系市民の要請にこたえ、横浜市は「雪見灯篭」を寄贈したのが提携促進の始まり。
昭和30年11月、横浜で開催された日米市長会議に出席したサンディエゴ市長から姉妹都市提携の申し入れがあり、横浜市とサンディエゴ市は昭和32年10月29日に姉妹都市として提携しました(横浜市として初めてとなる姉妹都市提携)。その年からお互いの動物園に飼育される動物交換も開始されています。
横浜からサンディエゴへは、昭和35年4月に茶室を寄贈。
そのお返しとして昭和35年7月に「水の守護神」がサンディエゴ市から贈られ、山下公園に設置されたのです。
水の守護神像を囲むように4基の「ミッションベル」さらに『美しきサンディエゴ』の歌碑が立ち、一帯は、「サンディエゴ友好の泉」と付けられています。」
出典 東京湾観光情報局 https://tokyo-bay.biz/pref-kanagawa/city-yokohama/kn0464/
また、園内には「インド水塔」というものもあります。
なんでインド? と訝ってしまいますが、その碑を読むと関東大震災の際に横浜市がインド承認を始めとする外国商人の救済措置を積極的に講じた返礼としてインド商組合から寄贈されたものだそうです。
サンディエゴにインドに中華街に、と横浜の国際都市ぶりを表すものですねえ。
バラといえば5月か10月なんですが、できれば満開のときに行きたいですよね。
公的なサイトとしては「観光かながわNOW」というサイトがありまして、バラの開花時期を記していますが、あいにく頻繁な更新にはなってませんね。
http://www.kanagawa-kankou.or.jp/special/03/page1.php
観る限りでは
「Garden Necklace Yokohama2019」
https://gardennecklace.city.yokohama.lg.jp/news/20190513342.html
のほうが更新は新しいのですが、それでも10日は前でした。
サイトのほうはどうしても制作に時間かかりますからね。ここはTwitterでしょう。
「山下公園 バラ」で検索してみたら「ガーデンネックレス横浜」のアカウントが発信してましたね。
ガウディのような破砕タイルで飾った変な生き物のオブジェに囲まれた小川を辿って階段を上がっていくとちょっとした広場に出ました。
これ、山下ポンプ場の上にある公園なんですね。
山下ポンプ場は山下公園の東端に位置する駐車場の地下に、関内、山下地区の浸水防除を目的とするポンプ場です。敷地面積1,870㎡、計画排水117.42㏊、計画排水能力毎秒11.694㎥だそうです。
公園といっても山下公園の一部のようなのでとくに公園としての名前はなく「世界の広場」といいます。なんのことはない、自分が駐車したパーキングの上にある公園です。ここ地味なんですが、実は「開港の道プロムナード」の一部なんですね。
詳しくは→横浜 赤レンガ倉庫→元町まで犬散歩 開港の道をいく
桜木町から延々続く「開港の道」も山下公園までくれば終わりが見えてきます。
「世界の広場」から右に折れ、「人形の家」の横を通って大通りの上空にかかる歩道を渡ると「フランス山」に入ります。ここが終点「港の見える丘公園」の一つ手前のラストピースなんです。
傾斜が強い階段を登っていくとフランス領事館跡をいただく公園に出ます。
大きな風車が印象的です。
「フランス山」は、かつて日本へ居留したフランス海兵隊の駐屯地だったんですね。
1860年くらいの話です。それって1853年のペリーの来航から7年しか経ってないのです。
ペリーはアメリカからの使者だったわけですが、1858年に日米通商条約を結んだ後、アメリカでは南北戦争が始まり、日本から後退します。代わってイギリスとフランスが日本に干渉してくるようになりました。
その後、フランス海兵隊から同じくフランスの駐日外交代表部に租借権が移り、1894年に領事館と領事官邸が建設されたそうです。
しかし関東大震災で倒壊、1930年に再建されるのですが、1947年に火事で焼失してしまったそうです。
現在残されている領事館跡はとっても小さく感じますが火事の際に焼け残った1階部分です。大きな風車はフランス山には当時、上水道が無かったため、風車で水を汲み上げていたことの名残ですね。
明治時代は1868年からですから、領事館がたったのはほぼほぼ江戸時代な感じですが、それにしては細工が細かいことがわかります。きれいに整備された公園内にあることも手伝ってある種の芸術作品のようにも見えます。もちろん犬連れOKなので、一緒に散歩してみたら気持ちが良いところです。
あまり有名でもない場所なので、横浜通として言っといて損はないです。
※詳しくは→フランス山 開港の道 港の見える丘公園に続くラストピース そしてアメリカ山公園も
開港の道プロムナードは、桜木町駅前から新港地区を経由して港の見える丘公園まで続く約3.2kmの遊歩道で、ここを歩くだけで横浜の魅力を目一杯満喫できるんですよ。犬の散歩にもちょうどいいです。
港の見える丘公園についたら、その先は外人墓地や山手異人館があるわけで、エンドレスに歩いて行けます。死にますけど。
この時期に一番嬉しいのはワンコと一緒に芝生に寝転がれることですかね。山下公園の芝生はしっかり整備されて、かつ立入禁止とは書いてないんですよね。
ディズニーランドの人工的なまで綺麗な芝生も素晴らしいですが、やっぱり芝生は寝転ぶためにあるんですよ。
犬が入ってもお咎め無しですね。
たくさんのワンコが飼い主と一緒に寝転んでましたから。
ごろんと寝転んで、海をぼーっと見る。
でも平日に行くのがいいかも。
休日の山下公園は相当賑やかですからね。
よく晴れた5月の平日に有休をとって、山下公園に犬と一緒にいってごろんと横になる。
ビールが欲しくなりますねえ。
※詳しくは→山下公園 犬連れ散歩で芝生に寝っ転がろう!犬とランチは元町ドッグカフェ! 横浜
世界の広場から人形の家を経て「港の見える丘公園」に向かいましょう。
「港の見える丘公園」といえば横浜観光の定番ですねー。
外人墓地や山手西洋館に向かうコースの入り口にあることから、いかにもヨコハマな観光地として人気です。
2016年にバラ園あらため「イングリッシュローズの庭」ができたので、本当はバラが咲き乱れる季節のほうがふさわしいと思うのですが、ワンコをつれて行ってまいりました。
「港の見える丘公園」とはこりゃまたしゃれた名前でヨコハマっぽいと感じますが、実は、終戦直後の1948年(昭和23年)にヒットした歌『港が見える丘』にちなんで名付けられたんですねー。
同じように考えたのか、岡山県にも「みなとの見える丘公園」があるんですよ、知ってました?
横浜の「港の見える丘公園」は1962年に開園したのですが、開園式は同曲が流れるなかおこなわれたそうです。
もちろん園内には『港が見える丘』の歌碑が建っているんですよね。
有名な観光地なんで、いろいろな歌のなかにも登場します。
いしだあゆみの「ブルーライトヨコハマ」では「街の灯りがとてもきれいね」という部分が「港の見える丘公園」からの景色と言われています。
作詞の橋本淳によると「港の見える丘公園から見た横浜と川崎の工業地帯の夜景とカンヌの夜景の美しさを重ね合わせたもの」とコメントしています。
川崎はともかく、カンヌですか!
オフコース(小田和正)の『秋の気配』のでも「港が見下ろせるこだかい公園」と歌われ、B’zの『TIME』でも「港が見渡せる丘」として登場しているんですね。
小田和正は横浜市金沢区の出身ですし、稲葉浩志は出身は岡山の津山市ですが、大学が横国大ですから、きっとウキウキしながら「港の見える丘公園」にきたことでしょう。
どの歌でも「港の見える丘公園」が登場する部分は冒頭です。
冒頭に置くことで、ヨコハマを強烈に印象づける歌になってますよねー。
→(続き)横浜 赤レンガ倉庫→元町まで犬散歩 開港の道をいく
港の見える丘公園ではイングリッシュローズの庭(150品種、 1,100株)・香りの庭(100品種、 500株)・バラとカスケード(80品種500株)と、330品種・2,100株のバラを楽しめるそうです。
いや、もうどれがどれだかという感じなんでしょうけど、シーズンオフに行ったので咲いているのは限られていましたねー。当たり前ですけど、残念!
港の見える丘公園のすぐ横に「DOGDEPT」のドッグカフェがあります。
良い季節なら「えのき亭のテラス席で」というのが王道でしょうけど、いかんせん、寒い。
流石にオープンテラスは絵にはなっても鼻水が垂れるので、無理せずにインドアのカフェに行きましょ〜。
→(続きは)寒い冬にはテラス席はツライから DOG DEPT GARDEN 横浜港の見える丘公園
横浜の有名な観光スポットの「外人墓地」。
もちろん、行ったことがあると思います。
縁故者以外には基本的に非公開で、通りから垣根越しに見ることができるだけ。それだけでも異国情緒たっぷりなんですが、実は2月〜7月、9月〜12月まで毎週土・日・祭日(雨天を除く)12時00分~16時00分に募金公開を行っています。
墓所の約8割が遺族と連絡の取れない無縁仏のお墓だそうで、老朽化を防ぐために修繕が必要となっても、その費用の捻出が難しいとのこと。
財団法人という形で運営されていますが、ボランティア活動でも維持していくのは限界だそうで、1970年代に募金という形で財源を確保するため一般開放になったそうです。
さらに、思い切って聞いてみたところ「ワンコも同伴OK!」なんですねー。
11月の24日に犬連れで行ってみることにしました。
入り口で外国人墓地の維持管理のための募金(200円)を払って入苑。犬は無料です。
入り口でどこに誰の墓所があるのかを書いたプリントをもらえます。
また、外人墓地の門構えをデザインしたかっこいいスタンプが用意されているので、しっかりプリントに押してくださいね。
ホーンテッドマンション感満載ですが…
さて、歩きだすとまんま「ホーンテッドマンション」です。
外人墓地の始まりは開国交渉のために訪れたペリーの艦隊で墜死した二等水夫の「ロバートウィリアムズ」の埋葬地をペリーが江戸幕府に要求したことがはじまりですから、1850年代から続いていることになります。
170年ぐらいの歴史ってことですね。
墓石の中には風雪で欠けたり折れたりしているものもあり、適度に荒れています。もう縁者のいない墓なんでしょう。
これが「ホーンテッドマンション」感を醸し出しています。
墓石数は3000程度。順路にそって歩くと、最初の方の墓所の大きさに圧倒されます。たぶん、初期の埋葬は土葬で、その人間の大きさ分が必要なので、墓石も大きくしたのだと思いますね。順路の最後の方の墓は小さく、火葬になり、骨壷が収められている大きさなんでしょう。
妻として日本人の名前が記されていることも多いですね。
日本語での追悼文や、卒塔婆のある墓もありました。
普通の日本の墓所では親類縁者が途絶えると「無縁仏」として集められ、墓所は没収になります。もう一度整地して新しい墓所として売り出されると思います。
「約8割が無縁仏」でも外人墓地がそうならないのは、ここには日本文化の礎を築いた偉人たちが納められているからですね。
日本YMCA初期の功労者やフェリス女学院の第3代校長などが紹介のプリントに書いてあります。
※詳しくは→横浜 山手を散歩 犬連れで外国人墓地から港の見える丘公園・元町・山下公園
「Dog Dept」以外であったかいところを探すなら、「元町」がおすすめです。
犬に優しい街で、表通りはそれほどテラス席はないのですが、一本脇道に入ると、ワンコOKのテラス席を備えたお店がとても多いんですよねー。
とくに寒い季節に嬉しいのは、テラス席用にブランケットやストーブなどを用意してくれていること。目にした「あったかテラス席」をご紹介しましょう。
道行く人も犬連れが多いので、気兼ねせずにワンコ連れできますよ。
「スタージュエリー」のペットバー。リードをつなぐカラビナと、給水ができます。店舗前に2箇所設置されていますよ。「犬に優しい元町」の象徴ですね。
表通りは人間の移動を優先しているためか、テラス席のある店舗はないですね。
犬連れの人は大変多いのですけど。
表通りから脇道「元町仲通り」に入ると・・・
ね。暖房設備を整えたテラス席がそこここにあるんですよ。
ちなみに、ここは「EXPLORERS CAFE」。アウトドア用品と釣具のセレクトショップを併設したカフェという変わり種なんですね〜。
EXPLORERS CAFE | |
住所 | 神奈川県横浜市中区元町4丁目167-4 |
電話 | 045-305-6995 |
営業時間 | 火~土:11:30~22:30(L.O.10:00) 日:11:30~20:00 |
定休日 | 月曜日 |
ペット | テラス席 |
次は「KANDY」カジュアルなイタリア料理のお店です。紅茶の専門店でもあります。
KANDY(キャンディー) | |
住所 | 神奈川県 横浜市中区 元町 3-143 ヒルサイド元町 1F |
電話 | 045-633-3301 |
営業時間 | 11:00~14:30(14:00 L.O) 17:00~23:00(22:00 L.O) |
定休日 | 水曜日 |
ペット | テラス席 |
こちらは店内もOK。最高峰のコーヒーが飲めるお店だそうです!
MiCafeto | |
住所 | 神奈川県横浜市中区元町2-93 ZALETTA元町2 1F・2F |
電話 | 045-319-6667 |
営業時間 | [火~金] 11:00~18:00 (17:30L.O) [土日祝] 10:00〜19:00 (18:30L.O) |
定休日 | 月曜日 |
ペット | 1F店内 テラス席 |
写真を撮り忘れたんですが、「Star Jewelry Cafe & Chocolatier」のテラス席にはどでかいストーブがありまして、ことさら暖かそうですよ!
Star Jewelry Cafe & Chocolatier | |
住所 | 神奈川県横浜市中区元町2-97 |
電話 | 045-212-5946 |
営業時間 | 11:00~19:30 (L.O 19:00) |
月曜日 | |
ペット | テラス席 |
ここはタイスィーツのカフェ「チャイディーカフェ」。店舗内ワンコOKのようですよ!
チャイディーカフェ (CHAIDEE CAFE) | |
住所 | 神奈川県 横浜市中区 元町 1-38-2 Le Noir ヨコハマモトマチ C-1 |
電話 | 04-5884-7606 |
営業時間 | 11:00~19:00(L.O 18:30~) |
月 ※祭日の場合は翌日休業 | |
ペット | 店内OK |
紹介したところ以外にもテラス席はとても多い感じです。
ブランケットが席にかかっていなかったとしてもお店に用意があるかもしれませんから、ひと声かけてみてはいかがでしょうか?
さらに、元町に行ったらおみやげとしたいのが「ウチキパン」ですね。
表のウィンドウにも大書きされている通り、1888年の創業で130年の歴史があるそうです。どれも美味しそうなんで目移りしますが、今日は
「イングランド」360円
「アップルパイ」190円
「メロンパン」180円
「ティークリーム」220円
を買って帰りました。
基本的にはどれも素朴な味わいです。
イングランドはトーストすると、ものすごく軽い食感ですね。朝食用のパンとしては主張があまりない分食べやすく感じました。
アップルパイは生地部分が割と厚めで、しっかり歯ごたえを感じます。
りんごジャムがあふれるほど入っているわけではないですが、この生地と相まってレトロな味です。
メロンパンはメロン果汁があと味に感じられておいしい。
ティークリームは茶葉を練り込んで作った割に紅茶の風味を感じられませんが、クリームがとても美味しいですね。
そしてなんと言っても、このアールヌーボー調の袋じゃないでしょうか。
これだけでなんだか嬉しいですね。
※詳しくは→横浜 山手を散歩 犬連れで外国人墓地から港の見える丘公園・元町・山下公園
いかがでしたか? 開港の道をたどっていくと3.5キロくらいで中区の魅力がぎゅっと詰まった観光地を網羅できることがわかってもらえたでしょうか。犬との散歩にホント丁度いい距離だしぜひたどってみてください。もちろん、まだまだたくさん名所がありますからどんどん追加していきますね!