犬のひげ、切るのはだいじょうぶなの?

猫のひげは切ってはいけない。これはなんとなく皆さん知っている気がします。

猫のひげは「触毛」といいます。平衡感覚に役立ったり、狭い所が通れるかどうかを確かめたり、空気の流れながれから獲物の動きをつかんだりするなど、とても重要な器官なんですね。

一方、犬のひげはどうでしょうか?

トリミングサロンで「ひげはどうします?」と聞かれた経験があると思いますが、どうしますって、どのようにしても良いものなのでしょうか?

コッカースパニエル ひげ


jack99
さんによる写真ACからの写真

1. 犬のひげは切ってもよいが、切る理由はない

結論から先に言ってしまうと、犬のひげは切っても構いません。構いませんというのは、切ってしまっても、猫の場合のように、ひげを切ったことで犬が生活上困ることはないという意味ですね。

一方、犬のひげを積極的に切る意味もありません。強いて言えば、被毛のカットのデザインに合わせた、見た目の問題のようです。つまり「ひげが短い方がかわいい」レベルの意味だと捉えてもいいですね。

ただし、他の感覚器官が正常に働いているうちは、ということですね。老犬になって目も霞んでくるような状況だと、ひげに頼るという場合もあるそうです。その犬の状況によって考えたいですね。

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また、犬のひげは目の上、顎の下、マズル付近に生えています。

犬は自分の顔まわりのものが見えにくく、死角となる部分の状況を判断することが苦手なのですが、ひげを使って当たったものの情報を得たり、ひげに何かしら触れた時に反射的に目を閉じて身を守ったりしていると言われています。

そう聞くと、あまりひげを切らないほうがよい気がしてきますね。

2. 犬のひげの役割

犬はその祖先が狼だったり、人間と暮らすようになっても狩猟のために用いられましたよね。

そのような状況で犬を使う場合は、ひげという感覚器があったほうが茂みや藪のなかでより有利に動けるということがあるようです。

しかし、現在は家庭犬として飼われる場合がほとんどと考えると、ことさらにひげを残す必要もありません。また、犬のひげはしっぽ同様、感情が現れますよね。

興奮、緊張しているときはひげはピンと前向き、リラックスしていればヒゲは下向きになりますよ。

とはいえ、嗅覚・聴覚・脚力などと比べると、ひげの役割は多いとは言えません。犬本来の姿の名残と考えてよいのですが、見かけ上おかしくなければ、ことさらに切る必要もまたないですよね。

3. 犬のひげの切り方

やらないとは思いますが、ひげを引っ張って抜いてはいけません。犬のヒゲの毛根は他の毛よりも2~3倍ほど深くなっていて神経と繋がっているため、痛感があります。更に出血したり、膿んだりする場合があります。

犬のひげのカットはなるべくトリミングサロンでお願いしたほうが良いです。

暴れまわる犬を抑えながらハサミなどの刃物を使うのは危険でもありますからね。それでも自分で切る場合は、ハサミで犬を傷つけないように犬の顔をしっかり固定してカットします。あまり根本で切ろうとして、皮膚を切らないようにしてくださいね。

4. 犬のひげのトラブル

白髪

歳を重ねていくうちにひげが白くなって行く場合は、老化ですよね。心配ありません。もし、そんな年齢でもないのに、白くなるだけではなくひげが曲がるように生えてきた場合、たんぱく質などの栄養不足の可能性も考えられます。

栄養のバランスが崩れると白髪の原因になるので、日頃の食事の栄養バランスには気をつけましょう。

ひげの生え変わり

犬のひげは年に2回ほど生え変わるそうです。この場合は問題ありませんが、一気に抜けてしまった場合は皮膚病などの病気があるのかもしれません。動物病院に連れて行ってください。

ひげの枝毛

よくみてみると、犬のひげに枝毛を見つけることがあります。犬が後ろ足で自分の顔回りをかいたときにひげにダメージを与えてしまうことが原因のようですね。枝毛自体は別に心配はありませんが、頻繁に顔をかくようなら皮膚病かもしれません。これも動物病院にかかってくださいね。

5.まとめ

退化したといわれる犬のひげですが、積極的にカットする理由もまたないんだということわかっていただけましたか? なるべくなら自然のままにいさせてあげたいですね。

 

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