犬のケアに肉球に関するものがあります。
保湿クリームや、靴などで肉球を保護していくという考え方です。
そもそも肉球は露出しているものだから、保護の必要ってあるのかなと思ってしまいますよね。
肉球とはどんな構造をしていて、どんな役割をしているのか、保護したらいいのかどうかを考えていきましょう。
1. 肉球の部首別の名称
ひとくくりに「肉球」と言いますが、実はそれぞれのパーツに名前があります。
さらにいうと、前足と後ろ足の肉球で名称が違うものもあります。
前足
・前足の小さな肉球 指球(しきゅう)
・一番大きな肉球:掌球(しょうきゅう)
・手首のあたりにある小さな肉球(狼爪という爪の下):手根球(しゅこんきゅう)
後ろ足
・後足の小さな肉球:趾球(しきゅう)
・後足で一番大きな肉球:掌球(しょうきゅう)←これは同じ呼び名
手根球は後ろ足にはありません
肉球は子犬のときにはピンク色で柔らかく、成犬になると黒く、固くなるイメージがありますが、個体差があるようですよ。子犬のときから黒い肉球の犬や、成犬でもピンク色の犬もいるそうです。
また、散歩することが少ない室内犬では、ずっと柔らかいままですし、室外で飼育されている犬は逆に肉球が固くなるそうです。
2. 肉球は何でできている?
肉球は一見、骨がないように見えますが、しっかりあります。そしてこの骨に沿って腱、靭帯、血管、結合組織が作られています。
肉球はその外側は角質化した厚い皮膚です。その下は脂肪や繊維組織などが詰まっていて柔らかく弾力があります。
表面はスパイク形状の突起が集まってできていて、これによって滑り止めの役割を果たしているようです。
3. 肉球はなんのため?
肉球には、次の5つの役割があります。
・体温調節
・足への衝撃を和らげるクッション機能
・地面の冷たさ、熱さから体を守る
・足音を消す
・センサーの役割
詳しくかいていくと・・・
・体温調節
犬には人間のように体中に汗腺がありません。だから汗をかくことができないのですね。
しかし、肉球だけには汗腺があり、汗をかきます。
なぜここだけ汗をかくのかというと、大切な肉球を乾燥から守るためのようですよ。
・足への衝撃を和らげるクッション機能
厚くて弾力のある肉球は、犬の体重を支え、歩行時や着地時の足への衝撃をやわらげるクッションの働きをしています。人間でいうと靴を履いているようなものですね。肉球の真ん中にある掌球、4つの指球が緩衝材となって、足の関節や骨などへの衝撃を和らげてくれるのです。
・地面の冷たさ、熱さから体を守る
肉球は角質層が厚いため、地面からの熱や冷たさを感じにくいようです。おかげで多少温度が高い場所を歩いても火傷をしないようになっていますが、もちろん限界があります。
・足音を消す
肉球には、音を立てずに獲物に近づくために足音を消す役割もあります。
・センサーの役割
実は犬は肉球を通して地面の状態をいろいろ感知しています。
もし肉球を失ってしまったら歩くことすらできないそうですよ。
肉球にはたくさんの神経が通っていて、人の指先のように、触覚や痛覚、温度の感覚を感じ取る役割があるそうです。
4. 肉球のトラブルはここに気をつけて
やけど
肉球は熱を感じにくいわけですが、夏のアスファルトや砂浜など非常に高温になっているところを歩くと、さすがにやけどをしてしまいます。
足を引きずっていたり、肉球の色が黒ずんだり、真っ赤になっていたりしたら、やけどをしている可能性があるので、早めに獣医を受診しましょう。
指間炎
指の間が傷ついている状態で犬がそこをなめてしまう。かゆみや痛みがあると舐めすぎてしまい、炎症を起こしてしまうのです。
常に清潔に保つことはもちろんなのですが、濡れたままにしないことが大切なようです。炎症などが起きている場合にはやはり獣医を受診してください。
肉球から血が出ている
肉球を怪我してしまい、血が出ている場合、多くは自然に治癒しますが、傷が深く出血が多いときなどは獣医を受診してください。傷口から雑菌が入る可能性もありますからね。
5. 肉球の乾燥
身近なケアとしては「肉球を乾燥から守る」ことがありますよね。
乾燥によって肉球がひび割れてしまうと、そこから雑菌が入り炎症を起こすこともあるようです。
そしてこれらには過度に清潔にしてしまうことに原因がある場合もあります。散歩の後はタオルで拭く程度で良いところを、ウェットティッシュで強く拭いたり、水洗いをしてしまい、また、それをしっかり乾燥させ無い状態は肉球をひび割れさせることがあります。また、肉球の間が湿った状態にあると雑菌が繁殖しやすくなり、ひび割れから炎症につながることも。
清潔に保ちたい気持ちはわかりますが、やりすぎてはいけませんね。
6. 肉球クリームは必要か?
何も問題が起こっていないのであればもちろん必要ないと思います。
しかし、肉球がひび割れてしまうことはあまり良くないので、犬が年をとってきたり、やけどなどでひび割れてしまったらクリームを塗ってあげる必要がありますね。
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1位 ペッツルート (Petz Route) 肉球クリーム
「長野県産のヒマワリ油とミツロウの肉球クリーム。熱伝導率の低いミツロウが熱く硬いアスファルトや冬の冷たい砂・石のダメージから肉球の負担を軽減します。のびがよくてスッと浸透するからベタベタしません。ひび割れから雑菌の侵入を防ぎ、健康な肉球を保ちます。肉球がやわらかくなりフローリングで滑りにくくなります。ハーブの香り。」
ユーザーからは「ハーブの良い香りがします。伸びが良くベタつきもあまりありません。塗った後はしっとりして、滑りにくくなってる感じがします。」
「犬専用ではなく猫にも使えるので両方いる我が家には嬉しいクリームです。」「いつも散歩から帰ると、石鹸で脚を洗い何もしていませんでした。この時期肉球がカリカリです。チビチワワに使用してみました。蓋を開けて床に置くと、裏蓋をペロペロ舐めていました。舐めても安心なのは嬉しいですね。」など評判ですね!
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ユーザーからは「足が滑りにくくなりました。ただ、埃が付くので、まめに取り除くことが必要です。塗り直すうちに硬くなったところが少しずつとれてもきます。」「塗り込むのにややコツがいるのでしょうかあまり伸びてくれません。しかし塗り込むと肉球がしっとりとしていい感じ!お散歩の後や普段のケアにぴったりです。」「朝晩塗って2日ほどで効果を感じられました。確実にカサカサがへってきています。」とありました。
3位 パナズー パウケアクリーム
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ユーザーからは「無色透明のクリームで塗った感じとてもサラッとして臭いもほとんどありません。ベタつきと手に臭いが付くのがとても嫌いな私でも問題ないレベルです」「知り合いに聞いてパナズーをオススメされたため使ったら、ベタベタしないのに伸びるし速乾性と保湿力最高でもう5個目突入したくらいリピです!」「中身はゲルのシャビシャビなやつでした。塗ってみてもサラサラしてて犬の肉球にすぐ浸透しました。獣医に相談したら、これがいいらしいと教えてもらって購入。」サラサラが特徴のようですね! 獣医も推薦なら期待できますね。
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5位 正規品】アメリカNo.1 マッシャーズ シークレット
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