子犬が餌を手からしか食べない その原因と対策

1. 手からあげると絆が深まる?

子犬にフードをあげるとき、まあ、普通はフードボールに入れてからあげますよね。そりゃそうでしょ、と思っていたのですが、「1日のフードをちょこちょこ飼い主の手から食べさせるだけで、愛犬との絆が深まる」という情報が。
でもね、「犬 フード 手から」で検索すると「手からしかフードを食べなくて困っている」という記事がわんさと出てくるんです。
ええ? 子犬にフード 手からあげてもいいの? いけないの? に結論を出したいと思います。

2.「手からあげる」肯定派の意見

手からフードをあげるだけで絆が深まるなんていう都合のいい話はあるんでしょうか?
その肯定派の意見の論理的な後ろ盾は「頻繁に手からあげる事によって、飼い主のそばにいるといいことが起こると刷り込まれるから」というものなんです。
さらにフードをあげるときに目が合うことが多くなり、飼い主にも愛犬にも幸せホルモン(オキシトシン)が出るようになる、とも言われています。

さらに飼い主しか目に入らなくなり、周りの人や犬に注目しなくなり、吠えグセやいたずらが減ることにもつながるそう。

うーん、なんだか風が吹けば桶屋が儲かる的な匂いがしなくもないですが・・・。
この記事では「たとえば、しつけのトレーニング中なら、ごほうびのおやつの代わりにフードを使ってみましょう」と結んでいて、あ、なんだ、ご褒美の話? そりゃ手からあげるわな、なんですけどね。

ちなみに、人の手から直接子犬がご飯を食べるのは、社会化やトレーニングの一環として悪いことではないそうですよー。

3.「手からあげる」否定派の意見

飼い主が毎日手からあげるというのも難しいですし、フードボールから食べられなくなったり、他の人からのフードを食べなくなったりすると、健康上の問題になってしまいますから、しっかりフードボールに慣らしましょう、という意見ですね。

やっぱり色々なことを勘案すると、フードボールで食事ができるように、ご褒美以外は手からあげないほうが良いのではないでしょうかね。

また、ご褒美として手からあげるときにも、犬の歯が手に当たったり、噛みついてきたりしたらあげてはダメですよ。
「噛んだらご褒美をくれる」と間違ったメッセージになってしまい、噛み癖につながることがありますからねー。

4. すでに手からしか食べなくなっている原因と対策

①手からくれるものはフードより美味しいと思っている

ひょっとしたら、「フードを食べなければ、飼い主が困っておやつをくれるかも」と思い込んでいるのかもしれません。手からあげるのは、多くの場合フードより美味しそうなおやつだったりしますから、「手からくれるもの=もっと美味しいもの」を期待させちゃっているかもしれないですね。

犬は賢いですからね。そのような経験をしてしまうと、ずっと覚えてしまうんですよね。とくに生後7ヶ月〜8ヶ月ごろは自我がでてきて、飼い主を試してご飯を食べないというワンコもいるそうです。

②フードを変えた直後に不安になっている

フードの銘柄を変えたりすると、不安になり食べが悪くなることがあるそうです。そんな場合でも、飼い主の手からは安心してか、食べるんですよね。それが癖になってしまった、ということもあるそうです。

③フードボウルが苦手

ステンレスのフードボール

これが結構笑っちゃうんですが、フードボウルが苦手というワンコもいるそうです。特にステンレスのものが。
ステンレスのボウルってフードを食べすすめていくと、鏡面の底が見えてくるじゃないですか。
そこに映る自分の顔が怖い、と。落語みたいな話ですけど、そうなんですって。
それから、食べていると鼻先がステンレスについてしまって不快って犬もいるそうです。ナイーブですねえ。

食器の大きさや形状は、犬に最適なものを選んであげましょう。

例えばマズルの短い犬は浅めの食器の方が食べやすいですし、長い犬には深い食器のほうが適していますね。子犬用には深さ3−5cm、直径10−15 cm位のものが適当でしょう。

また、何度も買いたくないという理由で子犬のときから成犬用の大きな食器を使わせると、前足を突っ込んでひっくり返してしまうなどが起きがちです。

やはり体格や食事量にあわせて適宜買い換えていくと考えてください。

様々な素材やデザインの製品が売られています。素材ごとの特徴を理解しておく必要があります。

プラスチック
※詳細は画像をクリック!

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プラスチックは軽くて丈夫。落としても割れないため、扱いに気を使わないことがメリット。

また、ゆっくり食べさせるように工夫されていたりなど、成型のしやすさを活かした特徴づけが見られます。

一方で、細かな傷がつきやすいです。その状態で使用すると雑菌がわくなど衛生的によくありません。

またかじったりすると欠けたり割れたりしてしまい、そのかけらを飲み込むなどの不安があります。プラスチックに含まれる成分がアレルギーを引き起こすこともありますので、扱いに注意が必要ですね。

 

ステンレス
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ステンレス製は丈夫で破損しにくいため、犬用の食器としては最適な材質です。

傷がつきにくく、洗いやすい。

一方デザインがどうしてもシンプルになってしまいますが犬用として使い勝手が良いです。
ただ、あまりにも安く売っているようなものには注意が必要。

作りのよくないステンレスは合金の成分が溶け出し、金属アレルギーの原因になることがあります。

顔が映っちゃうのがいやなら、別のものですね。

 

陶器
※詳細は画像をクリック!

丈夫で重量があるためひっくり返りにくいです。

何度でも洗って使えますし、普通に使用しているぶんには傷もつきにくいですね。

ただ、陶器ですから絶対に割れないということはありません。

そして割れた時には後始末に手間がかかります。持ち運び用には向きません。サークルの外の水入れとしては最適です。

当たり前ですが、犬が食器の色や形を喜ぶわけではありません。大切なのは使い勝手と安全性です。それを考えて選びましょう。

※詳しくは→子犬 飼いはじめの費用は32,000円 その内訳

④食べる場所がおちつかない

食べる場所が問題の場合もあります。
例えば、家の外から大きな音が響いてくる場所や、トイレに近すぎる場所では子犬は落ち着いて食事をする事はできないようですよ。いやー、ナイーブですねえ。

⑤勇気を持って片付けてしまおう

とくに飼い主の次の手、おやつを待っているな、と確信できた場合ですが、15分か、30分時間を与えても食べてくれない場合は片付けてしまいましょう!
はじめはキョトンとしているかもしれませんが、食べなければ片付けられてしまうと分かれば食べ始めるそうですよ。
そうですよね。死活問題ですから。
新しいフードに慣れていないという場合には、元のフードに戻す。フードボールが怖い場合には、瀬戸物のものにする。鼻が底にくっつかない形状のボールにするなど、まずは対症療法を試してみましょう。

5. フードローテーションをしてみる

私たち人間は、毎日の食事で同じ食べ物を食べませんよねー。

でも、犬には毎日同じものを与えちゃいますね。

総合栄養食と呼ばれるフードでも各メーカーで栄養素の割合は違うんですよ。

もちろん、ワンコの体質や好みも様々なんで同じフードを与え続けるのではなく、ローテーションして様々なフードを食べることにより栄養を充足するって考え方がフードローテーションっていうんです。

こまめにローテーションすることで食欲が維持できる場合にあるようですよ。

特に飽きっぽい小型犬には効果があるようです。

消化器系を強く

毎日同じ食事をさせると、犬の消化器系はその食べ物だけを消化できるように適応していってしまうそうです。

犬のご先祖である野生の狼は多様な食物をとっていたわけで、DNAの大部分を共有する犬も多様性のある食事が必要と考えることができますよね。

フードローテーションは野生の狼のように食の多様性を保ち、強い消化器系を作る、維持すると言われています。

アレルギーを予防

知られているように、犬も食物アレルギーになるんですね。

長期間にわたって同じフードを続けると、食物アレルギーや過敏症になる可能性が高くなるといわれているんですね。

フードローテーションによって様々なタンパク源に分散することで、アレルギーを予防できるそうです。

好き嫌いをなくす

フードローテーションによっていろいろなフードを食べることで犬の好き嫌いを無くし、食事を楽しみにさせることができます。

それから、災害のときには助かりますね。避難生活を送る場合はいつもどおりの生活とは行きません。フードローテーションによって与えられた食事に順応しやすくなりますよね。

詳しくは→子犬がフードを食べない! ふやかす 砕く ローテーションする! 

それでも食べないという場合は、迷わず獣医さんに連れていくほうがいいですね。

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