1. パピヨンってどんな犬?
Modified on: Jul 17, 2019
パピヨンの名前の由来はもちろん、立ち耳から被毛がたれた形が「蝶」のように見えるからですね。
パピヨンの祖先は、スペイン原産のトイ・スパニエル。
例によって王侯貴族に寵愛を受けてまして、マリーアントワネットが愛した犬種としても有名なんです。
でも、貴族に愛されたのでフランス革命のときには貴族とともに多数のパピヨンが殺されたと言われています。ひどい話です。
立ち耳のスピッツとの交配によって実現されたんですが、実はたれ耳のパピヨンもいます。知ってました?
こちらはファーレンと言います。ファーレンはフランス語で「蛾」。同じ犬種なんですが、その名前の付け方が絶妙というか、エスプリが効いているというか。
日本ではこの2種類を分類しておらず、同じ犬種として扱っているのです。
実はマリーアントワネットが処刑される直前まで抱いていたのが、このファーレンとも言われているんです。
また、パピヨンは小型犬の中でいっちばん頭が良いらしいです。
イギリスの研究機関が発表した犬の知能指数ランキングでは、全小型犬の中で1番頭が良い犬種という結果が出たんですねー。
このランキングは学習能力、命令順応能力などを元にしているそうで、しつけがしやすい犬種といえそうです。
2. パピヨンの体の特徴
体高は約28cm、体重はオス1.5〜4.5kg、メス1.5〜5kg
立ち耳と尾に長い飾り毛があり優美で気品があります。長毛で手足が細く、とても華奢に見えますが、実際は丈夫な犬種で非常に活発です。
3. パピヨンの性格
その優雅な外見とは裏腹に、パピヨンは好奇心旺盛で大胆な性格と言われます。なよなよしてるのかと思ってましたが、意外です。
たとえば廊下のような直線の場所では猛ダッシュしちゃうコもいるようですよ。そこで犬が滑るのを防ぐため、絨毯を敷いている方が多いようですね。
もちろん活発で人懐こく、愛玩犬らしい性格が基本のようですよ。
音や周りのことに敏感なところがあるようです。
大きな音や騒音が聞こえると、吠えることもあるようですね。
番犬としても役立ちますが、マンションで飼う場合には注意が必要ですね。
人間以外にも他の犬や、他の動物に対しても友好的で多頭飼いにも向いているそうですよ。小さい子供ともうまくやっていけるということなんで、お子さんのいる家庭でも安心ですね。
一方で自分を家族の一員と思っているので、一緒に行動をしてあげないとストレスがたまるようです。
仲間はずれにされるのが嫌いなんで、例えばあまり訓練せずに長い留守番をさせると、部屋でいたずらをしてしまうこともあるようです。寂しんですねー。
出来るだけ一緒に過ごしてあげてください。
留守番もしっかり教えこめば問題ないようですよ。