1.トイレトレーニングとしてワンツーコマンドを練習する
Modified on: Jul 28, 2019
トイレマナーは変わってきています
以前はワンコの散歩でオシッコをしてもそのまま立ち去る なんて光景が多かったですよね〜。 最近では犬の散歩のときに、排泄のあとを水で洗い流すのが、飼い主のマナーになっています。 ワンコに水をあげるボトルのキャップが工夫されていて、オシッコ後に水かけするシャワータイプが兼用できるものもありますから、いろいろ調べてみてくださいね。 トイレトレーニングで事前に子犬に適切な場所でだけ、おしっこやウンチさせるしつけができれば、させてはいけない場所で排泄する可能性が低まりますよね。 これはワンコが人間社会で共存していく上でとても大切なしつけといえます。
子犬の時期は排泄回数が多い
また子犬の時期はおしっこやウンチの回数が多いんですよ。ウンチが5~6回、オシッコがその3倍とも言われています。 だからおしっこやウンチの回数が多いこの時期がトイレトレーニングのビッグチャンスなんですね! この機会を逃さないようにしてください。
トイレトレーニングのタイミングは
子犬がおしっこやウンチをするタイミングは「眠りから覚めたとき」「食事の前後」「遊んだあと」などです。 これらのタイミングでトイレに連れていき、クセをつけるといいですね。
成功したら褒める 失敗しても怒らない
そして成功したら褒めてあげましょう。ここは大げさに褒めてあげることがコツですよ〜。 失敗しても怒ってはだめです。 だってルール通りにトイレをさせたいのは人間の都合ですからね。 子犬は怒られると萎縮してトレーニングがうまく行きません。グッとこらえてください。 水をよく飲んだ後などは先手を打ってトイレにつれていくなどして、失敗を減らすこと、失敗させないことを心がけましょう。
コマンドは統一
これはどのコマンドでも言えますが、一つの命令は、同じ文言にしましょう。 時々、親は「ワンツー」と言っているのに、子供は「しーしー」と言うなど、家族で統一されてない場合を見かけます。 子犬が混乱してしまい、コマンドが入りません。 家族の間で統一した文言でしつけましょう。
2. 「ワンツー」のしつけを入りやすくさせる環境を整える
①トイレの場所を点検する
犬は野生の時代に、おしっこやウンチのニオイによって自分の寝床が危険な敵に襲われることがないよう、寝床とトイレを分けていたと言われています。 その習性が今も残っているために、ハウスとトイレが近すぎると嫌がってトイレを使わないことがあるそうですよ。 また、トイレは動物にとって無防備になる瞬間ですから、犬が安心して用を足せる場所が最適です。 とはいってもあまりハウスから遠いのも考えものです。ドアを隔てたり、長い廊下を行かないとトイレにたどり着けないのでは、トイレを失敗する確率も大きくなりますね。 「ワンツー」のコマンドを犬に入れるため、犬がおしっこやウンチをしているところをすかさず捉えて練習させなければいけませんから、飼い主の目の届かない場所でも困ります。 ハウスから50cm以上は離して、かつ犬にも飼い主にも見えるところで場所を決めてくださいね。
②トイレのスペースは十分か?
トイレを買ったときは、犬も子犬だったので十分に思えた大きさでも、どんどん成長していきますからね。 まずは十分に大きいものを飼うこと。子犬が成長したら躊躇せずトイレは大きいものに買い換えたほうが良いようですよー。 また、犬はトイレの前にくるくる回りますよね。 その時に体がトレイからはみ出すと、トイレの失敗が多くなります。 くるくる回ったり、方向転換ができるスペースの余裕があることが大切です。 だいたいワンコの体の大きさの1.5倍見当くらいの大きさで買ってみましょう!
③常に清潔に保つ
スペースに余裕があると、何回かオシッコをしてもシーツは替えないと考えちゃうじゃないですか。 うちのノーフォークは異常にきれい好きのために、それやるとトイレに入るの嫌がるんですよ。 で、結局カーペットにしちゃう。何回かされちゃうとカーペットを取り替える羽目になるので、ペットシーツは高くない! と唱えながら本人がトイレを嫌がる素振りを見せたら替えてます。
④トイレの周囲の環境はどうする?
トイレをフローリングや、カーペットの上に直接置いてしまうと、ワンコがほんのちょっと目測を誤っただけで被害甚大ですよね。 こっちも焦っちゃってワンコを怒ることにつながってしまいます。 それでは、ワンツーコマンドが入らないということになっちゃいますから、トイレの周りの環境を固めることが実は大事と思っています。 うちでは子犬のときに使っていたサークルのトレイをそのまま敷いています。
これだと目測を誤ったときにおしっこがトレイ内にとどまってくれます。 専有面積がやたらに大きく場所を食うのが難点ですがねー。 またそのトレイの下にはジョイントマットを敷いています。
汚したら捨てられるからです。でもジョイントマットの接合部分は隙間が大きく下のフローリングにおしっこが到達してしまいそうです。 ジョイントマットの下にはペットシーツを敷き詰めています。
粗相したときは、このへんは捨てて取り替えられるよう、十分なマージンをもって使っているのですが、それでもカーペットのど真ん中にうんちするときもあります。 多分おしりの周りの毛についてしまって取れないウンチをカーペットの真ん中で振り払ったんだと思うんですよ。 ころころのやつを見つけられればとって捨てて死ぬほどカーペットを拭きまくって継続使用しますが、気づかずに踏んでしまい、めり込んだらカーペットも替え時ですね。 犬を飼っているときにはカーペットは消耗品と考えたほうが良いと思います。
3. 「ワンツー」のしつけを入りやすくさせるごほうび
「ワンツー」のしつけを行う際に必要になってくるのが、犬へのごほうびです。ほめ言葉や体をなでてやることと同時にフードを使うことが効果的です。 すでにペットシーツでおしっこウンチの習慣がついている子犬ならワンツートレーニングは簡単。 子犬がトイレに入りかけたら「ワンツー」と声をかけます。でも気をつけてください。あまり大きな声をかけると、子犬がびっくりしてしまいます。 マンガに描いたような、はやしたてる「ワンツー」はワンコに迷惑ですよー(笑) その影響でできていたペットシーツへのおしっこウンチができなくなってしまうこともあるんです。 落ち着いた声で「ワンツーワンツー」と掛け声を続けてください。
4. トイレトレーニングは成功まで忍耐強くワンツー をかけ続けましょう!
「ワンツー」コマンドは忍耐強く続けることが肝心です。 トイレに成功したら、おやつなどを与えてほめてあげましょう。 一緒に遊んであげるのも良いでしょう。 このしつけのポイントは、犬のトイレのタイミングにかけ声の方を合わせていくことです。 ワンツートレーニングをはじめたら、犬の様子をいつもより注意深く見るようにして、トイレのたびに「ワンツーワンツー」と声をかけ、終わったらほめるのを繰り返してください。 おおよそ1週間ぐらい繰り返したら、子犬が排泄をしようとはしていないときに、「ワンツーワンツー」とコマンドをかけてみます。 子犬が自分からトイレに入るようになれば、このトレーニングは8割方成功したようなものです。 散歩ができるようになったら、迷惑のかからない場所で「ワンツー」コマンドを使ってみます。 ワンコの足にペットシーツの感触があったほうが、コマンドが効く場合も多いですから、最初のうちはペットシーツを持って行って、外で広げてコマンドをかけるのもよいですね。 何度も繰り返しているうちに、その場所でおしっこやウンチをする習慣がつきます。
5. ワンツートレーニングで意味なかったグッズ・よかったグッズ
メッシュのトイレ
トイレトレイで、ペットシーツの上にメッシュのふたをするタイプがありますね。ペットショップから引き取るときに勧められて買いました。
ラブラドールがうちに来たときにはなかったものなので「なるほどなー」と感心した覚えがあります。
ところが、これをすぐに買い換えました。
メッシュは「直接シーツに足がつかないので、おしっこを踏まない」とか「シーツにいたずらしない」とかの意味があると思います。
ところが「うんち」をすると、メッシュの目に詰まってしまうんですよね。
ウエットテッシュで拭き取ろうとしますが、簡単にはとれないんです。
よく考えてみれば、おしっこだって下のペットシーツにしみていますが、実はメッシュにも引っ掛けているわけで、これでは清潔とは言い難いですよねー。
すると、どうします? メッシュの板を水道に持って行って洗う羽目になりますよね。それは無理だと思い、早々にギブアップしました。
ポイ太くん
よかったものとしては「ポイ太くん」があります。これはご存知だと思います。 うんち用のエチケット袋が二重になっていて、外側が水洗トイレに流せる溶けるティッシュになっています。内側はビニールです。
手を突っ込んで、そのままうんちを鷲掴みして、ひっくり返せば、うんちはティッシュに包まれた状態になります。ひっくりがえった外側のビニールの口を結び、そのまま持って帰り、水洗トイレについたら、口を開いて、中のティッシュごとトイレに流せます。
すぐれものです。
ジョイントマット
ジョイントマットなども使いやすいと思います。
トイレトレイの下に敷くマットは色々ありますが、結局いつかは粗相をするので、限界に来たら全部を捨てる羽目になりますよね? ジョイントマットは粗相しても表面をさっとふくだけでとりあえずはなんとかなるし、いよいよとなったら、汚れた部分だけを捨てることができます。
カーペット
カーペットもあまり高価なものは「捨てる」のに躊躇してしまいます。でも、どんだけ綺麗にしても臭うんですよ。粗相のあとって。
だったら、あまり粗末なものもなんですが、いざとなったら捨てられる、「カーペットは消耗品」と考えられる値段で買う方が良いかなと思います。 グッズがあることで、余裕をもってワンツー コマンドのトレーニングができますから、適宜導入してみてくださいね。
6. まとめ
「ワンツー」ができると、飼い主が犬のおしっこウンチを管理できるようになるので、車に乗せたり、カフェなどに入る前にすますことができ、飼い主と一緒の活動範囲が広がりますよ。飼い主と一緒にいることが、ワンコの幸せです。頑張ってください!
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