犬 ウンチの時に鳴く 吠えるのはなぜ? 便秘も疑おう

いぬ うんちしている どんな犬か調べてみた

たしかに家のノーフォークテリアも1歳くらいまでペットシーツの上でとんとんはねてからうんちしていました。

なにか宗教的な儀式なのだろうか? とも思いましたが、信心深そうには見えないので別の理由がありそうですね

排便の際、腸が動く違和感が理由?

犬を散歩させていて後ろから肛門がまるきり見えているのを眺めると「間抜けだなー」って思うのは、私だけではないはずです(笑。

四足歩行の犬の場合、肛門を隠すほどお尻の筋肉が発達しておらず、また立ち上がった時には肛門は水平方向を向くだけなので、肛門も内蔵も力を入れて保持する必要がありません。

そういった構造から、うんちをするときに直腸の一部が飛び出す事ができるため、肛門の周りが汚れず、お尻を拭く必要がありません。

「直腸の一部が飛び出す」って人間ならば「脱肛」ですからね。痛くないのかな? と思いますが、このような腸の動きや、うんちそのものの異物感に違和感を感じで暴れるのかもしれませんね。

詳しくは→犬の肛門は人間よりも優れている? 肛門腺炎に気をつけよう!

する場所を探している

散歩をしていると、犬はいつも同じ場所でうんちしませんか?

犬はうんちをする場所にこだわりがあるようで、たいてい「自分トイレ」を決めているみたいですね。

ところが、その場所に着くより先にうんちしたくなったりすると、「自分トイレ」の条件に合う別の場所を慌てて探そうとして駆け出したり、ソワソワしたりが始まるようです。

安全を確認している

うちのノーフォークテリアは見知らぬ犬に会っても吠えないのですが、チャイムに吠える、物音に吠える、と音に対してとても敏感なんですね。

外でうんちをするときも、周りで音が出ていると駄目です。人が通りかかる足音や、衣ズレの音等がするとそちらを向いて警戒態勢に入ってしまいます。

これは古くからの犬の習性だそうで、危険がいっぱいの外で無防備にうんちをすることを警戒している仕草だそうです。

とくに「くるくる回る」のは同じ場所で何度も足踏みすることで、危険な蛇や虫を確認したり、追い出したりしていたようですね。

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南北を確認している

地球自体が発する磁力が地磁気といいます。鳩などがこれを利用して方向を決めていると言われていますね。実は犬にも同じ説があります。

2013年、チェコとドイツの研究チームが約2年間に渡って70匹の犬が見せた膨大な行動を記録・観察したところ、「地球の磁場が安定しているとき、犬は南北の軸に体を合わせてウンチをする」という奇妙な現象を発見したんですね。

これは犬が脳の中に方位磁石を持っていて、それが地磁気に反応。そしてうんちするときに南北をさがしてジタバタしている、という説ですね。

詳しくは→犬に帰巣本能はないと考えよう でもなぜ犬は南北にうんちするのか

飼い主にアピールしている

褒めてもらいたい 排泄物をはやく片付けてほしい

家の中でうんちしたときに、なんかやたらに愛想がいいんですよ。

テリアはあまり愛想よくないのにどうしたのかな?と思ってトイレを見るとこんもりうんちがしてあったり、が多いですね。

これは「うんちしたよ、褒めて」「うんちしたよ 片付けて」の要求のようです。だからトイレの前の大騒ぎも「いまからうんちするから褒めてよねー!」って意味かもしれません。だまってしろ!といつも思いますが。

合わせて読みたい 犬のうんちが硬い! これって便秘でしょうか?

砂かけの意味は?

猫はうんちを隠すために砂かけします。犬を飼って驚いたのは犬も砂かけの動きをするんですね。

でも、犬の場合の「砂かけ行動」は猫のように排泄物を隠す目的ではなくて、自分の存在感を示すためのマーキングの意味合いが強いみたいですね。自分の匂いを地面にこすり付け、まわりに撒き散らすことでアピールしているようです。

便秘も疑っておこう

パフォーマンスとして鳴いているだけなら問題ないですが、本当になにか健康上の問題があったら大変です。例えばウンチのときに鳴くということは、便秘でウンチが硬く、本当に痛いのかもしれません。そこを見極めて、必要なら獣医に診てもらいましょう。

犬の排便回数

目安としては1日2−5回。食べるものに食物繊維などが多いと回数が多くなります。一方過度な運動も運動不足も排便回数を減らすようです。

どうなったら便秘?

排便の回数がいつもより極端に少ない、いきんでいる時間が長い、便が乾いていて硬いなどが便秘の兆候ですね。

便秘を放置すると

便秘が放置されると、大腸が伸びきった状態になってしまいます。すると体重の減少や脱水、食欲不振などが起こるようです。また、便秘により大腸内で発生する毒素を体内に過剰に吸収して衰弱、死亡ということもあるようです。

便秘の原因

食べ物

便秘の原因にはまず食べ物が考えられますよね。

食物繊維は便通を適度に保つ役割を持っていますが、食物繊維を過剰に摂取しすぎると便が大きくなりすぎたり、固くなりすぎたりと便秘状態になってしまいます。食物繊維の量を多くしたフード、野菜や穀類、イモ類などは、与えるときに便秘のリスクを考えたほうがよいですね。
水分不足が原因の場合もあります。とくに寒い時期は水分の摂取量が減りますよね。便の状態を見て水分の多い食事に切り替えるなどケアしてあげましょう。

生活環境

犬はきれい好きですから、部屋のなかのトイレが汚いとウンチを我慢して便秘になったり、散歩の時間が排便のタイミングだったのにそれがずれたりなどがきっかけで便秘が始まることもあるようです。

便秘の予防はどうすればいい?

バランスの良い食事

適度に食物繊維が含まれたバランスの良い食事をさせましょう。水なども補充を切らさず、犬がいつでも飲める状態を作ってあげてくださいね。

適度な運動

運動は腸の動きを活発にしてくれるだけでなく、ストレスの軽減にもつながります。そん結果、自律神経のバランスが調整され便秘を防いでくれるようですね。散歩、大切ですね。

※あわせて読みたい→「犬が新聞紙食べる!それって危険? トイレ用新聞紙はだいじょうぶ?

まとめ

犬とうんちは切っても切れない間柄ですね(笑)

ただ、年齢とともに行動は変化するようで、室内のうんちでは、はじめはぴょんぴょん飛び跳ねていたうちの犬も今は静かに音無しの構えです。

問題行動になるまで大騒ぎする犬には困ってる場合もあるでしょうが、時間が解決することもあるのではないかなと思います。もちろんあまりにもひどいようなら、獣医師などに相談するのがいいと思います。

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