犬をお風呂にいれる頻度は? やり方や温度は?

風呂に入るテリア 犬の育て方 16週間で行う犬のしつけ

犬の健康のために、お風呂は必要なケアの1つです。しかし、どのくらいの頻度でお風呂に入れるべきで、お湯の温度はどのくらいが適切なのでしょうか?
ここでは、お風呂に犬を入れる際の注意点や方法について解説します。

犬がお風呂に入ることが必要なわけ

犬は、日々の散歩や運動で汚れてしまいます。特に、長毛種は毛玉になりやすく、皮膚トラブルの原因になることがあります。お風呂に入れることで、毛並みがきれいになり、皮膚の健康を保つことができます。

犬のお風呂は月に1回が目安

犬のお風呂の頻度は、犬の大きさや毛の長さ、行動的かどうかのレベルによって異なります。大型犬や長毛種は汚れが付きやすいため、2週間に1回から1カ月に1回の頻度でお風呂に入れることが推奨されています。
一方、短毛種の小型犬は、1カ月に1回が目安です。また、病気やデリケートな皮膚の場合は、獣医師に相談することが必要ですね。

犬のお風呂の適温は?

犬のお風呂の適温は、ぬるま湯が理想的です。
熱すぎるお湯は、犬の皮膚に刺激を与え、皮膚の乾燥やかゆみの原因になります。逆に、冷たすぎるお湯は、犬がショックを受けることがあります。温度計でお湯の温度を確認することをおすすめします。また、犬が入浴中に寒くならないように、浴室を暖かくしておくことも大切です。

子犬のお風呂はいつからOK?

子犬のお風呂は、生後1ヶ月程度からOKですが、まずは乾いたタオルで軽く拭く程度にとどめ、徐々にシャンプーをしていくようにしましょう。
また、子犬のお風呂の頻度は、成犬よりも少なくてもかまいません。

犬のお風呂はバスタブを使うの?

犬を洗う場合、一般的にバスタブを使います。もちろん、大型犬の場合はシャワールームや屋外で洗うこともできます。
場所を選ぶ際には飼い主が滑らないように注意し、犬が逃げ出さないように固定することが大切です。

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犬はお風呂が嫌い?

犬がお風呂が苦手というイメージがありますが、実際は犬種や個体差があります。
大きな音や水の刺激に敏感な犬もいますが、慣れさせることで好きになるケースもありますよ。もし、犬がお風呂が苦手な場合は、少しずつ慣らすようにしましょう。


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犬をお風呂に入れるやり方

事前準備

犬をお風呂に入れる前に、必要なものを準備しておきましょう。犬用シャンプーやタオル、ドライヤー、ブラシなどが必要です。また、耳の中に水が入らないようにコットンを用意しておくとよいですね。

犬の体を濡らす

犬の全身をぬるま湯で濡らします。水温は犬に負担がかからない程度に調整しましょう。シャワーで体を濡らす場合は、強くこすらないように気をつけてください。

シャンプー

犬用のシャンプーを手に取り、泡立てた後、全身を優しくなでるようにして洗いましょう。皮膚がデリケートな場合は、医師の指示に従ってシャンプーを選ぶことが必要です。

よくすすぐ

シャンプーをした後によくすすぐことが重要です。シャンプー剤が残ってしまうと、犬の皮膚に刺激を与えてかゆみや炎症を引き起こす原因になります。シャンプーをする前に、犬の毛並みに合わせたシャンプー剤を用意し、しっかりとすすぐことが大切です。

水気を切る

犬をお風呂から出したら、タオルで全身を拭きます。
とくに耳の中の水気はしっかり拭き取るようにしましょう。耳の中に水分が残ってしまうと、犬の健康に影響を及ぼすことがあります。また、犬の毛並みを傷つけないように、タオルで軽く押さえるように拭き取ることが大切です。

ドライヤーで乾かす

犬をお風呂から出したら、ドライヤーで乾かすことが必要です。しかし、ドライヤーの温度が高すぎると、犬の皮膚にダメージを与えてしまうことがあります。ドライヤーを使用する際には、温度を「弱」に設定し、目の近くに当てないように注意しましょう。

慣れないうちは2人でやってみる

犬のお風呂は慣れないうちは、飼い主と一緒にやってみることがおすすめです。
とくに、大型犬の場合は、1人ではシャンプーしにくい部分があるため、2人で協力して洗うとうまくいきます。
また、初めてのお風呂では犬が怖がることがあるので、飼い主が落ち着いて接することが必要です。
犬が水に慣れるまで少量のお湯からスタートし、犬が落ち着くように声をかけながらシャンプーしていくと良いでしょう。
犬の体を十分に濡らし、シャンプー剤を泡立てて犬の体に馴染ませ、流水で洗い流してあげてください。
最後に、タオルで体を拭いてから、ドライヤーで乾かしてあげましょう。犬のお風呂は、犬と飼い主の絆を深める良い機会でもありますので、丁寧に行うよう心掛けましょう。


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犬をお風呂に入れる時に注意すること

温度はぬるめ

犬は人間と比べて皮膚がデリケートなため、お湯の温度はぬるめにしましょう。熱すぎるお湯は、犬の皮膚や被毛にダメージを与え、かゆみや皮膚トラブルの原因になります。

強くこすらない

犬の皮膚は人間よりも薄く、刺激に敏感です。シャンプーをする際は、強くこすらないように注意しましょう。適度な力加減で洗うことで、汚れや皮脂を取り除きます。

シャワーの音やかけ湯に少しずつ慣らしていく

犬にとってシャワーの音やかけ湯は、ストレスになることがあります。
慣れないうちは、シャワーの音やかけ湯に少しずつ慣らしていくことが大切です。最初はシャワーをかけずに、タオルで軽く拭くなどにとどめて、徐々に慣らしていきましょう。

食事の前後は避ける

食事の前後にお風呂に入れると、消化器官に負担がかかることがあります。食事の前後は、お風呂を避けるようにしましょう。

シャワーヘッドを体に近づける

犬の被毛は、体に密着しているため、シャワーヘッドを体に近づけることで、効率的に汚れを落とすことができます。ただし、シャワーヘッドを直接当てると、犬に負担をかけることがあるため、距離を保ちながら洗いましょう。

ドライシャンプーからシャンプーを始める

犬のお風呂の前に、ドライシャンプーをすることは犬の健康に良い方法です。
なぜなら、犬の肌は水で膨らむことがあり、肌が湿っている状態でシャンプーをすると、皮膚のバリア機能が弱まり、皮膚トラブルを引き起こすことがあります。
また、シャンプー前にブラッシングやコーミングを行うことで、古い毛や皮脂を取り除き、皮膚を清潔に保つこともできます。
ドライシャンプーは、犬がお風呂に恐れを感じる場合にも有効です。ただし、使用するドライシャンプーには注意が必要です。犬に適したものを選び、使用方法についてもしっかりと理解したうえで行うようにしましょう。

ドライヤーは「弱」で使用し、目の近くにあてない

お風呂上りにはドライヤーでしっかりと乾かすことが必要です。
しかし、犬にとってドライヤーは怖い刺激になることがあります。
そのため、できるだけ「弱」の風量で、目の近くにはあてないようにしましょう。
また、犬の毛並みが長い場合は、根元からしっかりと乾かすようにしましょう。乾かしきれないまま放置すると、カビや菌の繁殖の原因になります。

耳の中の水気も拭く

犬の耳の中に水がたまってしまうと、外耳炎や中耳炎の原因になることがあります。お風呂上りには、タオルなどで耳の中の水気をしっかりと拭き取りましょう。
また、犬の耳はデリケートなので、耳掃除は専用のクリーナーを使用して行うようにしましょう。

洗う人が滑らないように注意

犬をお風呂に入れる際には、洗う人が滑らないように注意しましょう。また、犬自身も、滑りやすくなっているので、注意が必要です。

もちろんプロにお願いするのもアリ!

自分で犬をお風呂に入れるのが苦手な場合は、プロにお願いするのもアリです。
トリミングサロンなどでは、専用の設備や用品を使って、犬を丁寧に洗ってくれます。
また、犬の健康状態をチェックしてくれるので、健康管理にも役立ちます。
ただし、プロにお願いする場合でも、自分でできるケアは行うようにしましょう。

まとめ お風呂に入れたら褒めてあげる

犬がお風呂に入ったら、ぜひ褒めてあげましょう。
愛犬にとっては、お風呂は緊張や不安などのストレスがたまる場合もあります。
ですが、飼い主が褒めることで、愛犬は気持ちを切り替え、お風呂をポジティブに捉えることができます。

褒めるというのは、おやつを与えることだけではありません。声をかけたり、愛犬が好きなおもちゃを用意したりすることも有効です。
犬がお風呂に入ったら、一緒に楽しんであげることが大切です。お風呂は健康維持のために必要なケアの一つです。愛犬と一緒に、楽しくお風呂タイムを過ごしてください。

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