ようやくあなたの家にやってきた子犬。まずは名前をつけてあげないといけませんよね。かわいい名前、素敵な名前、愛着が持てる名前、流行している名前、愛情を持って名前をつけてあげることは子犬に初めてのプレゼントです。でも、実はつけてはいけない、ダメな名前があります。その理由を9つのポイントで紹介していきましょう。
愛犬の名前は飼い主さんが人前で連呼するときがあります。
たとえば大久保佳代子さんは「パコ美」と名付けていますが、私なら人前で叫べません。
もちろん、あくまで自分で連呼できるか、なんですけどね。
また、放送禁止語や猥褻な名前など、周りの人々を不快にさせる名前も、ダメですよね。
ペット保険の保険証に全部記載されなかったり、動物医院で名前を呼ばれるときも長すぎて省略されてしまいそう。
飼い主だってふだんは省略するだろうから、犬も省略したほうを自分の名前として認識してしまいますよね。5文字以上の長い名前は犬が聞き取りづらく、最初に覚えにくいというデメリットもあります。4文字程度で考えてください。
ドッグランや公園などで、オスメスが名前からはっきりわかれば、周りの犬連れの人もあらかじめ注意することができます。「うちの子は男の子だから、女の子には近づけないようにしよう」、「ヒート(生理)中だから、あまり男の子に近付かないようにしよう」など気遣いを受けることができ、事前にトラブルを回避できますね。
犬は子音を聞き分けることができません。
しつけの言葉である「おすわり」「お手」「待て」などと同じ母音配列の名前は極力避けましょう。名前なのか、トレーニング中のコマンドなのか、犬は違いがわからず混乱してしまいます。
同様に日常的によく使う言葉と同じ母音配列の名前も混同しやすく、犬は判断できずに混乱してしまいます。
あまり可能性はないですが、家族や知人と同じ名前を付けるのはやめましょう。
近所にかわいい犬がいたので、同じ名前を、も避けてください。
散歩で遭遇したとき、自分が呼ばれていることがわからなくなります。
成犬になると、または成長に従って毛色は変わることがあるし、子犬だと思って「チビ」とつけちゃうと、大きく成長したあrとに呼びにくいなど問題が出ますよね。
あまりにもありふれた名前は犬につける人も多いため、散歩やドッグランで混乱が生じます。
たとえば「ピーちゃん」とつけたとしましょう。英語では「おしっこ」を意味しますよね。
別に日本だから構わないじゃん? と割り切れればいいですが、一生その名前で呼ぶ場合に抵抗感がある名前は避けたほうがいいですね。
毎年恒例のアニコム「犬の名前ランキング」の2021年度版が発表されました。毎年発表される人気の名前のランキングです。
これは2021年10月1日から2021年9月30日の期間に、アニコム損保の「どうぶつ健保」に新規契約した、0歳の犬12万7501頭の名前を集計したものですね。
毎年発表されています。
順位 名前 頭数
1位 ムギ 1236
2位 ココ 1178
3位 ソラ 867
4位 モカ 849
5位 マロン 817
6位 モモ 714
7位 チョコ 713
8位 モコ 709
9位 コムギ 700
10位 ハナ 691
1位 レオ 658
2位 ソラ 656
3位 ムギ 554
4位 コタロウ 475
5位 マル 443
6位 マロン 433
7位 リク 394
8位 チョコ 373
9位 フク 352
10位 カイ 348
1位 ココ 848
2位 ムギ 681
3位モモ679
4位ハナ 677
5位モカ 605
6位モコ 508
7位コムギ472
8位 サクラ 407
9位 リン 402
10位 キナコ 390
※参照 https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2021/20211026/
昨年まで10連覇していた「ココ」を抑えて「ムギ」が首位に躍り出たとのこと。
男の子はレオ、女の子はココが1位ですね。
つまり女の子は相変わらず「ココ」が1位なんです。
さらに2020の資料を見ると、2021のほうが女の子ランキングで「ココ」の得票は多いので、男の子の名前で「ココ」が順位を落としたということです。合算ですから。
男の子、女の子それぞれにつけやすい名前はあるでしょうから、「総合」になんの意味があるのかちょっとわからないですが、毎年日本一を報告するイベントなんですよね。
中性的な名前なら男女に出てくるので、総合の一位はそういう傾向になりますよね。合算なので。
おもしろいのは名前の表記に傾向があることです。2020年はより顕著でしたが、2021年は差は縮まりましたが、まだ同じ傾向が続いています。女の子にはひらがなの表記でやわらかい印象を持たせたいのでは? とアニコムでは分析、解説しています。
※参照 https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2021/20211026/
犬との関係は特別なものであり、その関係を築く上で名前は重要な役割を果たします。犬の性格や仕草、そして愛らしい外見を反映した名前を選ぶことで、日々のコミュニケーションもより豊かなものになるでしょう。しっかりと愛情を込めて名前を選んで、大切なパートナーとの絆を深めていきましょう。
犬の名前を選ぶとき、短くて覚えやすい名前が重要です。
2−3文字の名前は犬にとっても覚えやすく、呼びやすいです。
たとえば、キキ、チョコ、レオなどが挙げられますね。
長くて複雑な名前は犬には理解が難しいです。
長い名前は飼い主もいつもフルネームで呼ぶのは辛くて略した相性で呼ぶようになりますね。すると、犬は2種類の呼び方をされて混乱してしまいますね。
犬は短い名前の方が早く覚え、より良いコミュニケーションが取れるはずです。
犬の外見の特徴を名前に取り入れるのもいい方法です。
毛色や模様にちなんだ名前、体型に関連した名前などがありますよ。
ココア、クロなど、見た目をイメージした名前は愛着がわきます。
ただし、大きくなったら変わってしまうような名前はやめておきましょう。
犬がよくする特徴的な行動を名前にするのもいいと思います。
よくジャンプするなら“ジャンパー”、よく舌をだしているなら“ペロ”という名前はどうでしょう? 犬の個性を反映した名前は親しみやすさを生み出しますよ。
愛犬を迎えた季節や時期に因んだ名前も魅力的です。
春に迎えたなら“ハル”、秋に迎えたなら“アキ”というように、季節やそのときの雰囲気を思い出させる名前は愛着がわくはずです。
犬の名前を選ぶ際は、その犬の個性や特徴、そして飼い主の好みを考慮して決めると良いですね。
覚えやすく、犬との絆を深める名前を選んで、一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
犬にとってよく聞こえる母音は、あ(A)、う(U)、お(O)。
反対に聞き取りづらい音は、い(I)、え(E)だと言われています。
そのために、名前をつけるときには、あ(A)、う(U)、お(O)を使うと、犬にとって聞きやすい名前になります。
聞きやすいということは、名前+コマンドがよく入るということですね。
なるべく短くてシンプル。そしてあ(A)、う(U)、お(O)の母音に絡んだ名前が機能的に考えると最もいいかもしれないなと思います。シンプルな名前にするのが、犬の名前を決める第一ステップです。
いろんな犬の名前が知りたいんじゃなくて、私の子犬の犬種ごとの傾向が知りたいんだ!
ですよねー。
そこでまとめてみましたよ。まとめてみると犬種ごとに傾向があって面白いですね。日本で売れているトップ10の犬種ごと、男の子、女の子別に調べてみました!
詳しくは→子犬の名前2018ランキングを犬種別にまとめてみた
海外の犬の名前って、私には人の名前にしか聞こえないんですよね。
日本の「ポチ」に当たるような名前をつけている場合が絶対あると思います。
海外で犬にどんな名前を付けているのか、調べてみました。
たとえばイギリスでは以下の通りです。
Corbin(コービン)
Fairfax(フェアファックス)
George(ジョージ)
Benson(ベンソン)
Aidan(アイダン)
Alfred(アルフレッド)
Baird(ベアード)
Balfour(バルフォア)
Calder(カルダー)
Waite(ウェイト)
Chester(チェスター)
Damien(ダミアン)
Sherman(シャーマン)
Devlin(デブリン)
Baron(バロン)
Dolan(ドラン)
Winston(ウィンストン)
Gavin(ギャビン)
Murray(マーレイ)
Gallagher(ギャラガー)
Ladd(ラッド)
Kingston(キングストン)
Scully(スカリー)
Wallace(ウォレス)
Maddock(マードック)
Darby(ダービー)
Manfred(マンフレッド)
Keely(キーリー)
Lark(ラーク)
Wynn(ウィン)
Finn(フィン)
Rhy(リー)ですかね?
Charles (チャールズ)
William(ウィリアム)
Isla(アイラ)
Noira(ノイラ)
Scotia(スコティア)
Cordelia(コーデリア)
Kiera(キーラ)
Abigail (アビゲイル)
Caitlin(ケイトリン)
Imogen(イモージェン)
Charlotte(シャーロット)
Daisy(デイジー)
Poppy(ポピー)
Eleanor (エリナー)
Olivia (オリビア)
Elizabeth(エリザベス)
Emma(エマ)
Isobel(イソベル)
Elvie(エルビー)
Victoria(ヴィクトリア)
Sinead (シニード)
Saoirse(シアーシャ)
Mary(マリー)
Siobhan(シボーン)
Gemma(ジェンマ)
Jane(ジェーン)
Beatrice(ビアトリス)
※出典 https://www.mydogsname.com/british-dog-names/
※詳しくは→イギリスでは犬にどんな名前をつけてるの?フランス語では?海外の犬の名前 男の子・女の子別リスト!
子犬に名前をつけたら、覚えてもらいたいものですね。
だって犬が名前を覚えてくれないと困ることがけっこうあります
とっさの危険から守れない
庭から道路に飛び出るところを名前を呼んだら一瞬こちらを見て動きが止まったので捕まえられた。ありそうなシーンですね。
子犬の行動をとっさに止めたいときに名前が効き目を発揮します
アイコンタクトが取れない
犬がこちらを見て飼い主と目を合わす、いわゆるアイコンタクトはコマンドを出すときに大切です。名前を覚えていないと、呼びかけができず、アイコンタクトが取れませんね。
信頼関係が結べない
犬は飼い主と主従関係を結んでこそ安定します。
名前を呼んで犬が反応しないと、この主従関係が成り立たなくなってしまいます。
とはいえ、犬が自分の名前を「名前として」記憶しているのかどうかはわからないそうです。
名前は、飼い主が犬にかける言葉の中で一番回数が多く、さらに犬にとって嬉しいイベントが起こる事が多いため、反応してしまうのかも。逆に言うとそのような方法をとれば、犬は名前を覚えてくれるということですよ。