1.犬は5~15分で熱中症になる
Modified on: Jul 17, 2019
この時期になると、人間でも熱中症の話題が出てきますよね。
真夏の本当に暑い時期にはこちらも気をつけますが、まだまだ大丈夫と思っているこの時期こそ熱中症に注意しなければいけません。
そしてそれは犬もおなじ。
真夏であれば犬を暑い車の中に放置しようとは思いませんよね。
でも暑いといってもそれほどではない、中途半端な季節ではちょっと車の中で待たせておこう、なんて考えがちです。
それが一番危ないみたいですね。
統計によると、犬が熱中症にかかるのは、室内が7割だそうです。
室内だから安心ということはないんですね。
また、散歩ですが、犬は人間より地面に近いため、人間が感じるよりも、5−17度高い温度の中を歩いていると考えられています。
人間がちょっと暑いなと思った時には、犬には本当に暑い状態になっているということは忘れないようにしたいですね。
ご存知と思いますが、犬は、汗腺が足の裏の肉球部分にしかありません。
そのため体温調節のために舌を出して、唾液を蒸発させて熱を逃しています。
すると、体内の水分が足りなくなるため、同時に水分補給をすることがとても大切なのです。ちょっとでも暑いなと飼い主が感じたなら、犬の水分補給は頻繁にしてあげてください。
犬の熱中症は急激に症状が進みます。高音多湿の状態が続くと5~15分程度でも熱中症になってしまうそうです。
散歩もアスファルトが熱いうちに歩かせたりすることは避けた方がいいですね。早朝や夜など、涼しくなり道路も冷えてから散歩をしましょう。
エアコンをつけない部屋での留守番も危ないです。また、部屋ではいつでも新鮮な水を飲めるようにしてあげてください。
特に暑い季節は外気温、室温では犬の様子をいつも注意しておくことが大切です。
2. こんな症状があったら熱中症かも
次のような症状が出てきたら、熱中症を疑ってみてください。
- 呼吸が荒い
- よだれをダラダラ垂らす
- おもちゃで遊ぼうとしない
- 涼しいところに行きたがる
- 歩きたがらない
- ふらつく
まあ、大抵いつもの様子と大きく違ったらということですね。
犬がはしゃいでいてもハァハァ呼吸を荒げますよね。
でもその場合は自分で水を補給したり、床にぺたーっとおなかをくっつけたりして、自分で調整します。
ところが、ひたすらハァハァと荒い呼吸をして、ぼーっとしているようでしたら、要注意です。
熱中症かもしれません。
3. 熱中症にかかったら
まず、涼しいところに連れて行って休ませましょう。
体に水をかけてやったり、濡れたタオルで包んであげるのも、体の熱をとることに有効です。保冷剤なども効果的なので、使ってあげてください。
そうやって体を冷やしながら速やかに獣医さんに連れて行きましょう。
これから本格的な暑い季節です。犬にとっては辛い季節ですから、よく注意してあげましょうね。
※こちらもお読みください→「犬の夏散歩 時間は何時が適切?」
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