1. マルチーズってどんな犬?
Modified on: Jul 17, 2019
「マルタ島」といえば「マルタの鷹」ダシールハメットのハードボイルドじゃないですか! なんとそんなハードボイルドなマルタ島を原産地とするのがマルチーズなんですね。
マルチーズは他のミニチュアドッグと違い、小さくなるように交配された犬種ではなく、はじめから小さかったので「世界最古の愛玩犬」と呼ばれているようです。
その歴史は紀元前1500年まで遡り、貿易でマルタ島に立ち寄ったフェニキア人の水夫たちが持ち込んだ犬が元になっていると言われています。
古代から世界中の貴族に愛され、金の食器で食事をさせたり、墓標を建ててもらったり、という生活だったようですね。
1800年代にマルタ島がイギリス領となり、ヴィクトリア女王に2匹のマルチーズが」献上され、初めてドッグショーに出されたことで名声を得たようです。
日本に入ってきたのは1960年頃。1968年から1984年まで15年の長きに渡り、登録頭数第一位だったんですねー。
2. マルチーズの体の特徴
マルチーズといえば地面につくくらいのまっすぐでしなやかな、白く長い毛が特徴ですね。
地中海の島の出身なのでマルチーズにはアンダーコートがありません。
なので寒さにはあまり強くないのです。
冬には散歩の時間を気をつけたり、服を着させるなどのケアをしてあげてくださいねー。
体は華奢で、短いあしを持ちます。
体重は牡牝共に2.5kg~3.2kg。体高20〜24センチとされています。体高と体長が等しいスクエア体型で、タレ目、垂れた耳を持っています。
被毛に覆われているのでわかりにくいですが、実は骨格自体が小さく、小型犬の中でも特に小柄といえそうです。
3. マルチーズの性格
可愛らしい容姿のマルチーズは長い間「抱き犬」として愛されてきました。
なので抱っこされるのが大好きです。3キロ程度なら女性がが長時間抱いていても大丈夫かもしれませんね。
基本的には陽気で明るい性格なので飼いやすい小型犬と考えて構わないようです。
一方で、マルチーズは「マルチーズテリア」などの通り名で呼ばれることもあるくらい、気の強さも持っています。
時には自分より大きな犬に向かっていくなど、勇敢な面を見せます。
また、活発に運動をしたり、人間や犬と遊んだりすることが大好きなようですよ。
他人に対しては警戒心を持つようで、番犬としての役割を果たすことができます。
社会化期の子犬の時に積極的に色々な犬や人間とコミュニケーションをとるなどトレーニングをする必要がありそうですね。
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