犬はあたりめを食べていいの?

犬はあたりめを食べていい 犬の育て方 16週間で行う犬のしつけ
  1. あたりめ、犬にとってはオヤツ?それとも地雷?
    1. そもそも、あたりめって何なの?
    2. 犬があたりめを食べたらどうなるの?
    3. 少量ならOKってホント?
    4. 飼い主さんが油断しがちなシチュエーション
  2. なんでダメなの?あたりめの「成分」大解剖
    1. 塩分が多すぎるって本当?
    2. 消化に悪いって聞いたけど?
    3. 噛まずに飲み込む危険性とは?
    4. アレルギーの心配ってあるの?
  3. 食べちゃった…その時に慌てないで!
    1. まず確認すべき「量と様子」
    2. 病院に行く目安はどこ?
    3. 家でできる応急処置ってある?
    4. やってはいけない「逆効果な対応」
  4. あたりめ好きなワンコに、代わりのおやつを!
    1. ジャーキーとの違いって何?
    2. 犬用スルメ、そんなのあるの?
    3. 代替になる「噛み応え」おやつって?
    4. 手作りおやつに挑戦してみよう
  5. どうしても食べたがるワンコ、どうする?
    1. 「見せびらかさない」が鉄則!
    2. コマンドで「我慢」トレーニング
    3. 代替オヤツをうまく使うコツ
    4. 「食べ物は人の管理」これに尽きる!
  6. 犬用あたりめってある?ウワサを検証
    1. ネットで見かける「犬用スルメ」の真偽
    2. 市販品と手作り、どっちが安全?
    3. 本当に犬の健康を考えている製品とは?
    4. 口コミに踊らされないために
  7. 犬にさきいかを与えても大丈夫?基本の知識
    1. さきいかとは何か?
    2. さきいかが犬に与えるリスクとは?
  8. 犬がさきいかを食べてしまったら?
  9. 犬と人間の「味覚のズレ」を理解しよう
    1. 塩辛いのは人間向け、犬はNG!
    2. 「うまい=体にいい」じゃない話
    3. ニオイにつられる犬の本能
    4. 見た目で判断しないのが賢い飼い主!
  10. あたりめ誤食を防ぐ生活のコツ
    1. 犬はなぜか乾き物に惹かれる
    2. テーブルの上も要チェック!
    3. 人間のおすそわけ習慣を見直そう
    4. 留守番時の誤食防止アイテムとは
  11. 与えちゃダメ!犬が腰を抜かす危険食材トップ5
    1. チョコレートでぐったり…興奮と虚脱のループ
    2. ネギ・玉ねぎ・ニンニク…知らないとマジ危険
    3. キシリトール入りのお菓子は即アウト
    4. 骨入り魚や焼き鳥の串も腰砕け要因に?
  12. 意外すぎる!「え、コレもダメ?」な食べ物リスト
    1. ブドウとレーズン、謎の毒性で腎臓がピンチ
    2. マカダミアナッツでふらつき…油断できない!
    3. カフェイン入り飲料で犬がブルブル
    4. アルコール微量でも酔っ払ってフラフラに
  13. 犬の腰、なぜ大事?その理由を探る
    1. ワンちゃんの腰、実はデリケート?
    2. 腰痛のサイン、見逃してない?
    3. 腰に負担がかかる生活習慣とは?
    4. 腰を守るための基本的なケア方法
  14. まとめ
    1. 基本NGだけど、少量なら命に関わるものではない
    2. もしもの時は冷静に対処しよう
    3. 代替おやつで犬も飼い主も満足!
    4. 犬にとっての「正しいご褒美」を選ぼう

あたりめ、犬にとってはオヤツ?それとも地雷?

犬はあたりめを食べていい

そもそも、あたりめって何なの?

あたりめは、イカを乾燥させた食品で、保存性が高く、噛み応えのあるおつまみとして親しまれています。
その名の由来は、「するめ」が「する(お金を取られる)」を連想させるため、縁起を担いで「あたりめ(当たり目)」と呼ばれるようになったと言われています。
人間にとっては美味しいおやつですが、犬にとってはどうなのでしょうか。

犬があたりめを食べたらどうなるの?

犬があたりめを食べると、消化不良や下痢、嘔吐などの症状を引き起こす可能性があります。
また、あたりめは塩分が高く、犬の腎臓や心臓に負担をかける恐れがあります。
さらに、あたりめに含まれるチアミナーゼという酵素がビタミンB1を分解し、欠乏症を引き起こす可能性も指摘されています。
これらのリスクを考慮すると、犬にあたりめを与えることは避けた方が良いでしょう。

少量ならOKってホント?

「少量なら大丈夫」と思われがちですが、犬の体重や体質によっては、少量でも健康に影響を及ぼす可能性があります。
特に小型犬やシニア犬、持病を持つ犬には、少量でもリスクが高まるため注意が必要です。
また、あたりめの塩分やチアミナーゼの影響は、蓄積されることで健康被害を引き起こす可能性もあるため、与えない方が無難です。

飼い主さんが油断しがちなシチュエーション

飼い主があたりめを食べているときに、愛犬が欲しがる姿を見ると、つい与えてしまうことがあります。
また、テーブルの上に置きっぱなしにしていたあたりめを、犬が盗み食いしてしまうケースもあります。
これらの状況を避けるためには、あたりめを犬の手の届かない場所に保管し、食べているときも注意を払うことが大切です。

なんでダメなの?あたりめの「成分」大解剖

犬はあたりめを食べていい

塩分が多すぎるって本当?

あたりめは保存性を高めるために、塩分をかなり含んでいます。
人間なら「ちょっとしょっぱいな」で済むレベルでも、犬にとっては負担大。
特に腎臓や心臓に問題を抱えている犬には、塩分の過剰摂取が命取りになりかねません。
体重5kgの犬であっても、ほんの一口で一日の塩分摂取限度を超えてしまうこともあるんですよ。

消化に悪いって聞いたけど?

そのとおりです。
あたりめは硬くて消化しにくい乾燥食材の代表選手。
犬の胃腸は、乾物や繊維質の多いものをうまく処理できないケースが多いです。
無理して食べると、消化不良を起こしたり、胃もたれや下痢につながったりすることも。
特に胃腸が弱い犬種は要注意ですよ。

噛まずに飲み込む危険性とは?

犬って、好きなものほど丸呑みしがちです。
あたりめのような繊維質で硬いものを噛まずに飲み込むと、のどに詰まる危険や、胃での消化に時間がかかることで体内で問題を引き起こす可能性が出てきます。
運悪く腸で詰まってしまえば、最悪の場合、手術が必要になることも……。
「少しなら」では済まないリスクもあるんです。

アレルギーの心配ってあるの?

イカ自体が魚介類に分類されるため、アレルギーのリスクもゼロではありません。
中には魚介類全般にアレルギーを持つ犬もおり、皮膚のかゆみ、嘔吐、下痢といった症状が出ることもあります。
また、イカに寄生している可能性のあるアニサキスなどの寄生虫も、未加熱では危険。
加熱済みのあたりめでも、油断は禁物です。

食べちゃった…その時に慌てないで!

犬はあたりめを食べていい

まず確認すべき「量と様子」

最初にチェックするべきは「どのくらいの量を食べたか」と「今の様子」。
少量なら体調を観察するだけで済むケースもありますが、大量だった場合や、すでに嘔吐・下痢などの症状があるなら話は別。
ぐったりしていたり、異常なよだれ、呼吸が荒いなどの変化があれば、早めに動物病院を受診してくださいね。

病院に行く目安はどこ?

体重に対してどのくらいの量を食べたか。
そして、どんな症状が出ているかが判断のポイントです。
たとえば、体重2kgの超小型犬が10g以上のあたりめを食べていたら、それだけで塩分過多の恐れがあります。
症状が出ていなくても、念のため獣医師に相談するのが安心ですね。
病院では、胃洗浄や点滴などの処置が行われることもあります。

家でできる応急処置ってある?

家庭でできる対応としては、まずは「水を飲ませること」。
塩分の過剰摂取を少しでも和らげるため、水分補給は有効です。
ただし、無理に飲ませるのはNG。
犬が落ち着いているなら、お腹をやさしくさすって様子を見ましょう。
絶対にやってはいけないのは、自己判断で吐かせること。
これは逆に危険を招きかねません。

やってはいけない「逆効果な対応」

あたりめを食べてしまったショックで、「食事を抜こう」としたり、「吐かせればいい」と思って行動する飼い主さんもいます。
でも、こういった独断の処置は危険です。
食事を抜くことでさらに胃腸が荒れたり、吐かせることで食道や喉に傷をつけてしまう可能性も。
異変があれば、すぐに動物病院へ。
「時間との勝負」になることもあるのです。

あたりめ好きなワンコに、代わりのおやつを!

犬はあたりめを食べていい

ジャーキーとの違いって何?

「じゃあジャーキーならいいの?」とよく聞かれますが、ここにも注意が必要です。
市販のジャーキーの中には塩分や添加物が多く含まれているものもあります。
ただし、犬用に調整されたジャーキーであれば、あたりめよりはずっと安全。
必ず「犬用」と表示された商品を選び、成分表示もチェックしましょう。
タンパク質が豊富で、噛み応えもあるのが特徴ですね。

犬用スルメ、そんなのあるの?

実はあるんです、「犬用スルメ」なる商品。
ただし、ネット上で流通している中には人間用とほとんど変わらないものも。
信頼できるメーカーが出している製品で、塩分控えめ・チアミナーゼ除去済みなどの工夫がされていれば、与えても問題ない場合もあります。
とはいえ、日常的に与えるには注意が必要。
「特別なご褒美」くらいにとどめておくのが正解でしょう。

代替になる「噛み応え」おやつって?

あたりめのように噛み応えがあるものを探しているなら、「牛皮ガム」「干しササミ」「鹿の角」なども選択肢になります。
ただし、硬すぎるものは歯を傷つけることがあるので、犬の年齢や噛む力に合わせて選ぶことが大切。
自然派志向の人には、無添加の乾燥おやつがおすすめ。
栄養素的にも、余計な塩分が入っていないものを選ぶのがポイントです。

手作りおやつに挑戦してみよう

時間があるなら、愛犬のために手作りおやつにチャレンジするのもアリです。
ササミを薄く切って、オーブンでじっくり加熱するだけで、無添加のヘルシーおやつが完成。
加熱によって寄生虫リスクもカットできるので、安全性も高くなります。
塩や調味料は絶対に使わないこと!
愛情たっぷりの手作りおやつ、ワンコの目がキラッと輝くこと間違いなしです。

どうしても食べたがるワンコ、どうする?

犬はあたりめを食べていい

「見せびらかさない」が鉄則!

そもそも、犬があたりめを欲しがるきっかけは何か?
それは、飼い主さんが目の前でおいしそうに食べて見せびらかすからです。
犬は視覚・嗅覚で「それ、うまいやつ!」と即認識。
この“飯テロ”を防ぐためには、人間があたりめを食べるときはワンコの前からサッといなくなるのが鉄則。
隠れて食べるという努力、ちょっとだけしてみましょう。

コマンドで「我慢」トレーニング

欲しがるからと言って、即あげてしまうと「鳴けばもらえる」と誤学習してしまいます。
そこで登場するのが“我慢のコマンド”。
「待て」「ダメ」などの基本指示をしっかり教えておくことで、危険なものへの接近も防げます。
おやつを使って少しずつ練習すると、意外とすんなり覚えてくれる子もいますよ。
根気とほめ方次第です!

代替オヤツをうまく使うコツ

「どうしても何かあげたい」そんなときは、あたりめの代わりに安全なおやつを手渡すのがスマートな方法。
ただし、ここでのコツは“あたりめの代わり感”を演出すること。
ちょっと高級そうな袋に入った犬用ジャーキーを使ったり、「今日は特別ね」感を演出したりすることで、ワンコも満足してくれることが多いです。
演技力、問われます!

「食べ物は人の管理」これに尽きる!

やっぱり基本はここに戻ります。
犬の健康は飼い主の判断にかかっています。
犬は美味しければなんでも食べようとしますが、それが健康にいいかどうかまでは理解していません。
だからこそ、飼い主が「これはダメ」と管理することが必要。
テーブルの上に置きっぱなしにしない、袋をしっかり閉めて保管する、それだけでも事故の多くは防げるのです。

犬用あたりめってある?ウワサを検証

犬はあたりめを食べていい

ネットで見かける「犬用スルメ」の真偽

ネット通販で「犬用あたりめ」と検索すると、それらしい商品がちらほらヒットします。
ですが、その多くは明確に「犬用に獣医師監修済み」とは書かれていないことが多いんです。
単に無添加・塩分控えめなだけで「犬にも大丈夫」とされていることも。
信頼できる製造元でなければ、ただの人間用を小分けしただけという可能性も否定できません。
信頼と実績、ここがキモです。

市販品と手作り、どっちが安全?

手作りの良さは“中身がわかる”こと。
ササミや白身魚を使って、チアミナーゼの心配もなく完全加熱すれば、安心して与えられます。
一方で市販品には保存料や香料などが入っているものもあり、健康への影響が懸念されるケースも。
ラベルをしっかり読み込む力が、ここで試されるんですよね。
成分表チェック、癖にしていきましょう。

本当に犬の健康を考えている製品とは?

「ペット用」ではなく「犬専用」と明記されていて、塩分・添加物ゼロ、獣医学的見地からも安全とされる製品。
そういったおやつこそが、愛犬の健康を考えた“本物の犬用食品”です。
日本国内の信頼できるメーカーで、問い合わせ対応も丁寧なところを選ぶと安心感が違います。
「人気」より「品質」こそ、飼い主の見る目の見せどころです。

口コミに踊らされないために

「レビュー★5だから大丈夫」なんて思っていませんか?
口コミはあくまで個人の感想であって、科学的根拠があるとは限りません。
しかも“うちの子は大丈夫だった”が“すべての犬に安全”という意味になるわけじゃありません。
選ぶときには第三者機関のチェック済み、獣医師の監修があるかなども参考にすること。
「口コミは参考、でも判断は自分で」これが鉄則です。

犬にさきいかを与えても大丈夫?基本の知識

犬はあたりめを食べていい

さきいかとは何か?

さきいかとは、イカを乾燥させて細かく裂いた食品です。
日本では、さきいかやスルメは人気のおつまみとして知られています。
しかし、この美味しいスナックには犬にとって危険な成分が含まれています。
主に塩分と添加物が問題であり、これらが犬の健康にどのような影響を与えるのかを理解することが重要ですね。

さきいかには、味付けのために大量の塩分や調味料が使われることが多く、犬にとって消化が難しい成分が含まれています。
犬の胃腸は人間のそれと比べて非常に敏感であり、さきいかを食べることで消化不良や中毒症状を引き起こす可能性があります。

さきいかが犬に与えるリスクとは?

あたりめ同様にさきいかには多くのリスクがあります。
まず、塩分が多いことです。
犬の体は人間ほど塩分を処理できません。
過剰な塩分摂取は、犬の腎臓に大きな負担をかけ、最悪の場合、中毒症状を引き起こす恐れがあります。
具体的には、嘔吐や下痢、さらには心臓に問題が生じることもあります。

また、さきいかに含まれる添加物も問題です。
保存料や着色料など、加工食品には多くの化学物質が含まれており、これが犬の体に悪影響を与える可能性があります。
これらの添加物は、アレルギー反応や消化不良を引き起こすリスクが高いです。

イカに襲われる犬

犬がさきいかを食べてしまったら?

万が一、犬がさきいかを食べてしまった場合、すぐに対処が必要です。

まずは、犬の様子を観察し、異常な行動や症状が見られた場合は、速やかに動物病院に連絡しましょう。
特に嘔吐や下痢、食欲不振などが見られた場合は、すぐに獣医師の診察を受けることが重要です。

塩分中毒のリスクがあるため、早めの治療が必要です。
また、可能であれば、犬が食べたさきいかの量や成分を確認し、獣医師に伝えるとよいでしょう。
これにより、適切な治療が迅速に行われる可能性が高まります。
※くわしくは「犬にさきいかをあげてはいけない理由とは?

犬と人間の「味覚のズレ」を理解しよう

犬はあたりめを食べていい

塩辛いのは人間向け、犬はNG!

人間が「うまい!」と感じる塩味やうま味。
でも犬にとっては、それは必要ないどころか負担になることが多いです。
とくに塩分は、犬の腎臓に大きな負担をかけ、体内の水分バランスを崩してしまう可能性があります。
つまり「うまみ=危険信号」になることもあるんですね。
愛犬の健康を思うなら、人間の味覚基準は脇に置くのが鉄則です。

「うまい=体にいい」じゃない話

「自然のものだから体にいいでしょ」と思ってしまいがちですが、それも人間基準の発想。
犬にとっては、自然かどうかより“犬の体が処理できるかどうか”が重要です。
あたりめに含まれるチアミナーゼは自然の成分でも、犬にとってはビタミンB1を破壊する酵素。
健康被害の原因になることもあります。
「天然だから大丈夫」は、犬には通用しません。

ニオイにつられる犬の本能

犬の嗅覚は人間の数千倍とも言われています。
つまり、ニオイが強いあたりめにものすごく惹かれるのは当然のこと。
でも、それは「おいしそう」というより「強く匂うから気になる」というケースが大半です。
本能的に反応しているだけで、体に良いか悪いかを犬は判断できません。
ここでブレーキをかけるのが、飼い主の役目ですね。

見た目で判断しないのが賢い飼い主!

人間にとって「あたりめ=ヘルシーで高タンパク」と見えるかもしれません。
でも犬にとっては、塩分や硬さ、消化の問題を抱えた“ちょっと厄介な食べ物”でもあります。
「見た目おいしそう」「犬も食べたがってる」だけで与えるのはNG。
判断基準は“犬の体に合うかどうか”。
その冷静な一歩が、愛犬の健康を守る道につながります。

あたりめ誤食を防ぐ生活のコツ

犬 スルメ 食べた

犬はなぜか乾き物に惹かれる

あたりめは強い香りと噛みごたえがあり、犬にとっては魅力的に感じるようです。
「まさかこんなものまで」と思うような食材に手を出すのが犬の怖いところ。
人間の食卓に出す前から、保管場所をしっかり管理することが大切になります。

テーブルの上も要チェック!

食事のあとにスルメをテーブルに放置していませんか?
椅子を踏み台にしてジャンプする犬もいるので、「高い場所だから大丈夫」は通用しません。
食後はすぐに片付ける習慣をつけておくと安心です。

人間のおすそわけ習慣を見直そう

つい癖で「ひと口だけ」と与えてしまう人も多いですが、それが誤食の原因になることも。
犬は一度味をしめると、次からどんな方法を使ってでも奪いにきます。
「可愛いから」と甘やかすことが健康トラブルにつながることもあるのです。

留守番時の誤食防止アイテムとは

外出中、犬があたりめなどの危険な食べ物を誤って口にしないよう、対策グッズの活用も効果的です。
開閉ロック付きのフードストッカーや、ゴミ箱カバー、簡易のドアゲートなどを使えば安心感がアップ。
「まさかこんなところに!」という隙をなくすのが大事ですよ。
※くわしくは「犬がスルメ 食べた 対処法は?

与えちゃダメ!犬が腰を抜かす危険食材トップ5

犬 腰抜かす 食べ物

チョコレートでぐったり…興奮と虚脱のループ

チョコレートにはテオブロミンという成分が含まれており、犬にとっては強い毒になります。
興奮状態を引き起こしたかと思えば、次の瞬間にはぐったりして動けなくなる。
これが“チョコレート中毒”の怖さです。
嘔吐や下痢、筋肉の震えなどが見られたら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。

ネギ・玉ねぎ・ニンニク…知らないとマジ危険

これらのネギ類には、犬の赤血球を破壊する成分が含まれていて、貧血や呼吸困難の原因になる可能性があります。
煮込んでも成分は消えませんし、スープの中に溶け込んでいてもNGです。
「うちの犬は元気だから大丈夫」ではなく、“体内で何が起きているか”が大切なのです。

キシリトール入りのお菓子は即アウト

キシリトールは人工甘味料として人気ですが、犬にとっては命にかかわる危険物。
ほんの少量でもインスリンの大量分泌を引き起こし、血糖値が急激に下がる「低血糖ショック」を起こします。
発作や昏睡に至ることもあり、対処が遅れると重篤な結果を招きます。

骨入り魚や焼き鳥の串も腰砕け要因に?

焼き魚の骨や串付きのままの焼き鳥は、胃腸を傷つけたり、内臓を貫通したりするリスクがあります。
「カルシウムになるから」と骨ごと与えるのは絶対NG。
下痢や嘔吐を起こすだけでなく、神経や脊髄に負担がかかり、後肢に力が入らなくなることもあるんです。

意外すぎる!「え、コレもダメ?」な食べ物リスト

犬 腰抜かす 食べ物

ブドウとレーズン、謎の毒性で腎臓がピンチ

ブドウやレーズンは、犬が食べると急性腎不全を引き起こす可能性があります。
中毒を引き起こす成分は明確にわかっていないものの、ほんの少量でも命に関わるケースも報告されています。
症状としては食欲不振、嘔吐、下痢、無気力などがあり、数時間以内に症状が出ることも。
とくに小型犬の場合、摂取量が少なくても重篤化しやすいので、注意が必要です。

マカダミアナッツでふらつき…油断できない!

ナッツ類のなかでも、マカダミアナッツは特に要注意です。
摂取後、6〜12時間以内にふらつき、筋力の低下、震え、嘔吐といった症状が現れることがあります。
ビタミンやミネラルが豊富で人間には人気ですが、犬にとっては“毒ナッツ”。
たとえ1個でも与えてはいけません。

カフェイン入り飲料で犬がブルブル

コーヒーや紅茶、エナジードリンクなど、カフェインを含む飲み物も危険です。
カフェインは中枢神経を刺激し、心拍数の上昇や震え、不安感を引き起こします。
最悪の場合、不整脈やけいれんを起こすこともあり、体重に比例して影響が強く出るので、小型犬ほどリスクが高まります。

アルコール微量でも酔っ払ってフラフラに

お酒はもちろん、料理酒やアルコール入りのお菓子もNGです。
犬の体はアルコールを分解する酵素が少ないため、微量の摂取でもフラフラになったり、嘔吐や低体温を引き起こします。
意図せず飲んでしまった場合には、すぐに動物病院へ。
「ちょっとだけだから」は通用しません。

※くわしくは「犬が腰抜かす食べ物 しっかり覚えておこう!

犬の腰、なぜ大事?その理由を探る

犬はあたりめを食べていい

ワンちゃんの腰、実はデリケート?

犬の腰は、体重や後ろ足の動きを支える重要なポイントです。
小型犬や胴長タイプの犬は、特に負担がかかりやすく、神経への圧迫が問題になることも。
消化器官との関係も深く、痛みや不調が消化不良や下痢にまで波及することもあるんです。

腰痛のサイン、見逃してない?

急に歩くのを嫌がる、階段を上がらない、ふらつくなどは腰の不調のサインかもしれません。
食欲低下や元気のなさが続く場合、動物病院での診察をおすすめします。

腰に負担がかかる生活習慣とは?

高い段差からのジャンプ、滑りやすいフローリング、肥満体型などは腰の敵です。
人間の食べ残しや高カロリーおやつの常習化も要注意。
腰を守るには日常の小さな習慣から見直すことが大切です。

腰を守るための基本的なケア方法

体重管理、滑り止めマット、寝床の工夫がポイントです。
飼い主の観察力が、早期発見と予防につながります。
※くわしくは「犬の腰にいい食べ物

まとめ

犬はあたりめを食べていい

基本NGだけど、少量なら命に関わるものではない

あたりめは、犬にとって“積極的に与えるべきではない食べ物”です。
でも、誤って少量食べてしまったとしても、すぐに命に関わることは少ないでしょう。
とはいえ、塩分やチアミナーゼの影響がゼロではありません。
食べた量や犬の体調によっては症状が出る可能性もあるため、油断は禁物です。

もしもの時は冷静に対処しよう

「やばっ!食べた!」と焦ってしまう気持ち、痛いほどわかります。
でも、まずは落ち着いて、どのくらい食べたのか、どんな様子かを観察しましょう。
異変があればすぐに動物病院に相談を。
そして、間違っても自己判断で吐かせたり、水を無理に飲ませたりはしないこと。
“冷静な飼い主”こそ、最大の応急処置です。

代替おやつで犬も飼い主も満足!

「なんにもあげられないなんてかわいそう…」と思ったあなた、大丈夫です。
あたりめの代わりになる安全でおいしいおやつは、今の時代たくさんあります。
犬用ジャーキーや手作りの干し肉、噛み応えのある野菜スティックなどなど。
与える側も罪悪感なく、愛犬も満足できる「正しいご褒美」を見つけていきましょう。

犬にとっての「正しいご褒美」を選ぼう

人間にとってのおいしいものが、犬にとっても“ご褒美”とは限りません。
大切なのは、犬の健康を第一に考えたご褒美選び。
添加物や塩分の少ないもの、年齢や体調に合ったものを選ぶ目を養うことが必要です。
愛犬の喜ぶ顔を見たいなら、「ちょっとだけ」ではなく、「ちゃんとしたもの」をあげてくださいね。

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