誤飲かも!?犬が何か飲んじゃったときの初動
愛犬が何かを飲み込んだかもしれない!そんなときはパニックになる気持ちを抑えて、冷静に対応することが必要です。
犬の誤飲は放置すると命に関わることもありますが、適切な初動でリスクを最小限に抑えられます。
ここでは、誤飲の可能性があるときの行動についてくわしく解説します。
愛犬が「いつもと違う」って感じたら
ふだん元気いっぱいの愛犬が急に大人しくなったり、食欲がなくなったりしていませんか?こうした変化は、誤飲のサインかもしれません。
他にも、よだれが異常に増えていたり、お腹を触るのを嫌がる場合も注意が必要です。
「ただの気まぐれかな?」と軽視せず、異常の可能性を考えることが大切です。
まずは焦らず深呼吸
愛犬の異常に気づいたとき、飼い主が冷静でいることが何よりも重要です。
パニックになってしまうと適切な判断が難しくなり、場合によっては犬に余計なストレスを与えてしまいます。
一度深呼吸をして気持ちを落ち着け、次に取るべき行動をしっかり考えましょう。
どんなものを飲み込んだか確認しよう
まず確認すべきは、愛犬がどんな異物を飲み込んだのかです。
身近にあったボタン電池や乾燥剤、食品の包装材など、誤飲しやすいものが見当たらないかを探してください。
危険性のある異物の場合は、早急な対応が求められるので、迅速に動物病院に連絡しましょう。
病院に行くべき?それとも様子を見る?
飲み込んだ異物によっては、必ずしも病院に行く必要がないケースもあります。
しかし、玉ねぎやチョコレートのような毒性が強いもの、鋭利な物などを誤飲した場合は、速やかに動物病院に相談してください。
様子を見る場合も、異常が見られたら早めに受診するのが安心です。
犬が誤飲しやすいもの
犬が誤飲する原因は、「これぐらいならだいじょうぶだろう」という飼い主の油断が多いです。
私たちの日常生活の中には、犬が興味を持ちやすく、誤飲のリスクがある物がたくさん潜んでいます。
ここでは、とくに気をつけたい危険物について紹介します。
キッチン周りの危険アイテム
キッチンは誤飲リスクの宝庫です。玉ねぎやネギ類は、少量でも中毒を引き起こす可能性があります。
また、竹串や焼き鳥の串は鋭利なため、消化管を傷つける恐れがあります。
これらは絶対に愛犬の届く範囲に置かないようにしましょう。
おもちゃが意外と危ない?
壊れたおもちゃや小さな部品が散らばっている場合、犬は遊びの延長で誤飲してしまうことがあります。
とくに子犬は何でも口に入れる癖があるため、丈夫で安全なおもちゃを選び、定期的に点検することが重要です。
庭や散歩中に拾いがちなもの
庭や散歩中、犬は観葉植物や種子、タバコの吸い殻などを拾いがちです。
これらには毒性があるものも多く含まれているため、散歩中はリードを短く持ち、拾い食いを防ぐ意識を持ちましょう。
人間の食べ物が命取りになる理由
私たちが食べているものでも、犬にとっては命に関わる危険物になることがあります。
チョコレートに含まれるテオブロミンや、アルコール、ブドウ、レーズンなども犬にとっては非常に有害です。
「少しくらいなら」と思わず、与えないよう徹底してください。
誤飲のサインってどんな感じ?
愛犬が誤飲したときのサインを知っておくことで、早期発見と迅速な対応が可能になります。
症状が現れるタイミングや程度は異物の種類や大きさによって異なるため、普段から愛犬の様子をよく観察することが重要です。
元気がない…これって誤飲?
誤飲をしてしまった場合、急に元気がなくなり、ぐったりした様子を見せることがあります。
呼吸が浅くなる、食欲不振が続くといった変化があれば注意が必要です。
嘔吐や下痢がヒントになることも
異物が胃や腸を刺激すると、嘔吐や下痢が見られることがあります。
これらは体が異物を排出しようとする自然な反応ですが、症状が続く場合は動物病院での診察を検討してください。
観察力がカギ!こんな症状に注意
中毒症状や腸閉塞の可能性を示す症状として、痙攣や貧血、よだれの増加があります。
ふだんと異なる行動や様子があれば見逃さないようにしましょう。
犬のしぐさに隠されたSOSを見逃さないで
頻繁にお腹を舐める、異常にしきりに吠えるといった行動も、体内の異常を訴えるサインかもしれません。
こうした小さな変化を見逃さないことが、飼い主としての責任です。
誤飲を防ぐ!家でできる対策
犬が誤飲しやすい環境を作らないことがなによりも重要です。
身の回りの危険物を管理し、愛犬が安心して暮らせる環境づくりを心がけましょう。
犬目線で家をチェックしてみよう
犬は人間よりも視点が低い分、意外なところに興味を示します。
床に落ちているものや家具の隙間など、犬目線で危険物をチェックしてみてください。
危険なものリストを作ってみる
家にある誤飲リスクの高いものをリストアップし、愛犬の手の届かない場所に収納するようにしましょう。
とくにキッチンやリビングは重点的にチェックするのがおすすめです。
「ついでに」予防で習慣を変える
掃除や片付けのついでに危険物を整理する習慣をつけることで、誤飲リスクを大幅に減らせます。
散歩中の拾い食いを防ぐためのしつけも忘れずに。
片付けの工夫で安心感をプラス
収納ボックスや安全ロックを活用し、危険物が見えない・触れられない環境を整えましょう。
片付けが進むことで、飼い主も犬も安心して過ごせます。
まとめ
愛犬の誤飲は、飼い主のほんの少しの注意で防げる場合が多いです。
ふだんから愛犬の行動を観察し、危険物を排除して安全な環境を作ることが大切です。
愛犬との幸せな生活をさらに充実させてくださいね。
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