散歩で気をつけるべき虫
散歩中には、愛犬が虫に刺されたり感染症を発症したりする可能性があります。
ここでは、散歩で気をつけるべき虫について紹介します。
ノミ
ノミは小さな昆虫で、犬の被毛に寄生して血を吸います。
ノミに刺されると、犬はかゆみや炎症を起こし、さらにノミが持つ病原体による感染症のリスクもります。
マダニ
マダニは犬の散歩中に特に注意が必要な虫です。
マダニは森や草むらなどに潜んでおり、犬が触れることで体に付着します。
マダニは寄生するだけでなく、感染症を媒介する可能性もあります。
蚊
蚊は犬にとっても忌避すべき虫です。蚊に刺されると、犬はかゆみや炎症を引き起こすだけでなく、フィラリアと呼ばれる寄生虫の感染リスクもあります。
虫から身を守るには
愛犬を虫から守るためには、いくつかの対策があります。
洋服
散歩時に愛犬に洋服を着せることで、虫に刺されるリスクを軽減できます。
長袖や長ズボンの洋服を選ぶと、特に効果的です。
被毛のカット
犬の被毛を短くカットすることで、虫が付着しにくくなります。
ただし、被毛が短いと紫外線からの保護が減るため、日焼けに注意が必要です。
リーダーウォーク
散歩中は、愛犬をリーダーウォークで歩かせることも大切です。
リーダーウォークは飼い主が先頭に立ち、犬がついてくるスタイルです。これにより、犬が草むらや感染ゾーンに触れるリスクが減ります。
被毛の役割とは
犬の被毛には重要な役割があります。
外敵や皮膚を守る
犬の被毛は外敵からの攻撃や皮膚への刺激から守る役割を果たしています。
被毛の密度や長さによって、刺されるリスクや直接の接触を防ぐ効果があります。
体温調節
被毛は犬の体温調節にも重要な役割を果たしています。
被毛の密度や長さによって、外部の温度変化から体温を保ったり、暑さを逃がしたりすることができます。
散歩ではこの場所は気をつけるべき
散歩中には、特に以下の場所で虫に注意する必要があります。
雨の後の寄生虫感染
雨が降った日の後の散歩は感染症の危険があります。
レプトスピラ菌は、高温高湿の条件下で生存・増殖。
主にネズミなどの尿で汚染された下水や水田、河川、泥の中などは感染の危険があるのです。
最近は、都心でもネズミが増えていることから、水害が起こった際にレプトスピラ症が地域で流行する可能性があります。
大雨や台風などの後は、河川や側溝に人も犬も近づかないようにしましょう。
河川敷 草むら
河川敷や草むらは虫が多く生息している場所です。
散歩の際には、これらの場所に近づく際には特に注意が必要です。
電柱付近
犬は電柱にされたほかの犬のおしっこの匂いを嗅ぐのが大好きですね。
しかし、犬の排泄物には多くの細菌や病原体、また寄生虫などが存在しています。
犬はそれをなめてしまうこともあります。
犬が電柱のニオイを嗅ぐことで、それらが体内に入ってしまう危険性があります。
感染症を引き起こすリスクがあることを知っておきましょう。
公園の感染ゾーンとは
マダニは、湿気の多い場所を好みます。
整備された公園でも草むらや森、池の近くなどには生息しています。
公園で散歩させるときでも注意しましょう。
ワクチンで予防する
犬の感染症に対する抵抗性を高めるためには、ワクチン接種や抗生物質の投与等が有効です。
特に抗生物質が無効であるウイルス病の予防にはワクチン接種が有効です。獣医と相談してくださいね。
散歩中に拾い食いが危険なわけ
愛犬が散歩中に拾い食いをすると、さまざまな危険が伴います。
寄生虫の危険
拾い食いしたものには寄生虫が存在する可能性があります。
これらの寄生虫に感染すると、犬の健康に悪影響を及ぼすことがあります。
食べると危険な虫
拾い食いした虫は、犬の健康に危険を及ぼすことがあります。
例えば、毒を持つ昆虫や刺すことができる虫などがありますよね。
ハチも危険
ハチは犬にとっても危険な存在です。
ハチに刺されると、犬はアレルギー反応を起こす可能性があります。
場合によっては、重篤な状態になることもありますので、注意が必要です。
焼き鳥の串
散歩中には、捨てられた焼き鳥の串などが落ちていることがあります。
愛犬がこれを拾い食いすると、食道や胃に刺さるなどの重大な問題を引き起こす可能性があります。
農薬 毒物
散歩コースには農薬や毒物が使用されている可能性があります。
これらの物質に触れたり摂取したりすると、犬の健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。
有害植物
散歩中には有害植物に注意が必要です。
犬がこれらの植物を食べると、中毒症状が現れる可能性があります。
動物の糞 死骸
散歩コースでは、動物の糞や死骸に接触することがあります。
これらのものに触れたりなめたりすると、細菌や寄生虫の感染リスクがあります。
タバコの吸い殻
散歩中に落ちているタバコの吸い殻にも注意が必要です。これを誤って拾い食いすると、ニコチン中毒や消化器系の問題を引き起こすことがあります。
拾い食いをやめさせる方法
拾い食いをやめさせるためには、いくつかの方法があります。
なぜ拾い食いをするのか
まず、なぜ愛犬が拾い食いをするのかを理解することが重要です。
食欲や好奇心、退屈から拾い食いをすることがあります。
飼い主の存在を意識させる
愛犬に飼い主の存在を意識させることが大切です。散歩中には、犬とのコミュニケーションを密にしましょう。声をかけたり、愛犬と目を合わせたりすることで、こちらに集中させましょう。
行動を止めるコマンドを入れておく
愛犬には、行動を止めるコマンドを教えておくと良いでしょう。
例えば、「待て」や「やめる」といったコマンドを徹底的に訓練しましょう。
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口に入れる前に許可を求めさせる
拾い食いを防ぐためには、愛犬に口に入れる前に許可を求めさせる方法を取り入れると効果的です。
例えば、「OK」という合図を出してから食べることを許可するようにしてください。
口に入れてしまったとき、口から取り出すコマンドを入れる
万が一、愛犬が何かを拾い食いしてしまった場合には、口から取り出すコマンドを教えておくと役立ちます。
例えば、「だせ」というコマンドを使って、飲み込む前に物を吐き出させることができます。
また、普段から飼い主が犬の口に指を入れることに慣れさせておきましょう。吐き出さない時に取り出すことができますよね。
これらの方法を組み合わせることで、愛犬の拾い食い癖を改善することができます。
しかし、一度の訓練では完全に解消することは難しい場合もありますので、継続的なトレーニングと注意が必要です。
犬の安全を守るために、拾い食いへの対策をしっかりと行いましょうね。
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楽しい散歩で後悔しないように
犬にとって飼い主との散歩は至福のときです。
危険な虫や感染症を避けることで、楽しい時間にしていきましょうね。
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