犬が嗅ぐのはどんなニオイ? 飼い主は嗅がれているあいだ、じっと待とう

1. 犬の嗅覚は人間の1億倍

空港の麻薬犬や被災地の災害救助犬をテレビで見たことがありますよね。

ほんの僅かなニオイを嗅ぎつける犬の嗅覚って本当にすごい。

犬の嗅覚ってどのくらい優れていると思いますか?

なんと人間の1億倍!

人間が嗅ぐことのできるニオイを1億倍に希釈しても犬には普通ににおうということですね。

犬の優れた嗅覚はもともと食料を得るためや、後尾ができる相手を探すために発達したのです。

いまやその必要がなくなった現代ニオイても嗅覚を維持しているのは不思議ですね。

犬の鼻のしくみ

犬の鼻の横を見てください。切れ込みがありますね実はこの切れ込み部分から息を吐いています。このしくみがあるために、吸い込む空気と吐く空気が混じり合わず、ストレートにニオイが届くのです。

食べ物のニオイを右の鼻で安全確認

イタリアの研究チームによって明らかにされたのは、犬は食べ物を確認する時に、まず右の鼻で安全確認をし、それから左の鼻でニオイを嗅ぐようだ ということ。犬の右と左の鼻は役割が違うそうなのです。

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あなたの愛犬に普段与えていないおやつをあげるときに観察するとその仕草がわかるそうですから、ぜひ確認してみてください。

犬同士のおしりの嗅ぎあいは挨拶代わり

犬が嗅ぐニオイといえば、代表的なのは「他の犬のおしりのニオイ」ですよね。

初対面の犬のおしりのニオイを嗅ぐのはご存知の通り「挨拶」なのです。

2. 肛門腺からのニオイが名刺代わり

犬の肛門にはその左右に肛門腺があります。ここからの分泌液のニオイは犬ごとに違っていて「年齢」「性別」「健康状態」などを嗅ぎ取ると言われます。犬が相手のおしりのニオイを嗅ぎたがるのは、この肛門腺の分泌液のニオイを求めているわけです。

嗅覚が良いのにおしりに鼻を押し付けるのは

でもよく考えてみると、犬の嗅覚は非常に優れているのだから、あんなにおしりに近づかなくても肛門腺のニオイはわかりそうなものですよね。

実は体内から出るニオイのうち、個体識別の成分や性ホルモンは揮発しないので、なるべく鼻を近くに寄せないと、犬の優れた嗅覚でも嗅ぎ取れないのです。

おしりを嗅がせるときの注意

おしりを嗅がれることに慣れていない犬の場合、嫌がったり、喧嘩になることもあります。もっとも相手が緊張したり、怒っている場合は「アドレナリン」が血中から臭気として空気中に拡散します。ある程度社会化された犬であればそれに気づきます。

まだ社会化が十分ではない犬はその状態を察することができず、トラブルになってしまうことが多いようです。気をつけましょうね。

長時間おしりを嗅ぎ続けるのは

犬は自分が相手よりも優位だと感じたとき、おしりのニオイを嗅ぐ傾向があるようです。だから普通は犬はおしりのニオイを嗅がれたくないものなのです。

それでも嗅がせてあげるというのは、相手を信用しているから。その意味がわからず執拗に嗅ぎ続けると相手の犬は怒りだしてしまうかも。これも社会化が十分でない犬がやってしまいがちです。

このようなトラブルを避けるためには、見知った犬であっても、おしりを嗅ぐ、嗅がれる行為が長時間にならないようにすることがマナーでしょうね。

3. 飼い主が外出から帰ってくると嗅ぐのは

あなたが外出から帰ってくると犬がお出迎えしてくれますよね。

その後あなたをくんくん嗅いでいませんか?

毎日一緒にいるのになんで改めてニオイを嗅いでいるのだろうと思いますよね? それは飼い主のあなたに外の世界のいろいろなニオイが付着しているためです。犬はそのニオイからあなたにあったことを知りたいと思っているのです。

だから邪魔したりせずに、相手が満足するまで嗅がせてやってくださいね。

4. 飼い主のおならをかぎたがるのは

また、飼い主がおならをしたときに、そのニオイを嗅ぎたがる犬もいます。人間にとってはおならやおしりを嗅がれることは恥ずかしくて困ってしまいますが、この場合も犬はいつもとは違ったニオイから、飼い主に何があったのかを知ろうとしています。じっと嗅がせてあげるのが良いのではないでしょうか。

5. 散歩のときも満足いくまで嗅がせてあげよう

犬にとってのニオイは人間にとっての視覚と同じと言われます。

私達が目隠しをされたらとても不安になるように、犬も嗅ぐべきニオイを十分に嗅げないままリードを引っ張られ、中断させられると不安になるそうです。

新しい場所ならなおさらです。

犬を不安にさせないためにも、散歩では十分に匂いを嗅がせてあげてくださいね。

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