犬同士の挨拶のしかた うまく挨拶できない場合は?

犬同士の挨拶 犬の育て方 16週間で行う犬のしつけ

Modified on: 2025/2/27
犬たちの世界にも、独自の挨拶やコミュニケーション方法があります。
お尻のにおいを嗅ぎ合うのは、相手の情報を得るための大切な手段です。
しかし、すべての犬がこの挨拶を好むわけではなく、社会化が十分でない犬や恐怖心を持つ犬は、他の犬との接触を避けることもあります。
飼い主として、無理に挨拶させるのではなく、犬の気持ちを尊重し、適切な距離感を保つことが大切です。
また、犬同士の遊びやコミュニケーションを観察することで、犬の心理や行動を理解し、トラブルを未然に防ぐことができます。
犬のしぐさやサインを読み取り、愛犬との信頼関係を深めていきましょう。

  1. 都会暮らしワンコには上手な無視が大切
  2. 飼い主同士が挨拶することで、吠えるリスクが減ります
  3. ドッグランでの挨拶
  4. うまく挨拶できない犬はどうしたら良い?
  5. 犬の自己紹介:お尻のにおいを嗅ぐ理由
    1. お尻のにおいでわかる情報とは?
    2. においを嗅ぐ行動の起源
    3. 挨拶時の注意点とマナー
    4. においを嗅がれたくない犬への対応
  6. 犬の挨拶行動の意味
    1. お互いに鼻の先をくっつける
    2. お尻を高くあげる
    3. 地面に伏せる
    4. 体を擦り付ける
  7. 警戒や威嚇のサインは?
  8. プレイバウ:遊びに誘うポーズの秘密
    1. プレイバウの基本姿勢とは?
    2. 遊びの合図としての役割
    3. 他の犬への友好のサイン
    4. プレイバウを見たときの飼い主の対応
  9. 犬同士の遊び方:楽しく安全に遊ぶコツ
    1. 遊びがエスカレートしたときの対処法
    2. 甘噛みや取っ組み合いの意味
    3. 遊びの中での休憩サイン
    4. 飼い主が介入すべきタイミング
  10. マウンティング行動の真実:支配か、それとも遊びか?
    1. マウンティングの主な目的
    2. 性的行動と社会的行動の違い
    3. マウンティングをやめさせるべき場合
    4. 飼い主としての適切な対応方法
  11. 犬の社会化:他の犬との関係を築くために
    1. 子犬期の社会化の重要性
    2. 成犬になってからの社会化方法
    3. 他の犬との適切な接触方法
    4. 社会化不足が引き起こす問題と解決策
  12. 犬が人に見せる4つの行動の意味は?
    1. 自分から体を寄せてくる
    2. 尻尾を振っている
    3. 匂いを嗅ぐ
    4. もっと撫でてくれと要求
  13. うちのワンコは挨拶が得意?苦手?
  14. 黄色いリボンはそっとしておいてのサイン
  15. まとめ

都会暮らしワンコには上手な無視が大切

散歩中にはいろーんな犬と会いますよね。
犬の挨拶は鼻と鼻をくっつけたり、お尻を嗅いだり、ですねー。
うちのノーフォークもよくやってます。

理想としては我がワンコには「犬づきあい」よく、良い子で挨拶をしてほしいと思いますが、出会う犬すべてに挨拶していたら大変ですよね。
都会で暮らしていれば散歩のたびに相当数の犬とすれ違うわけですから、そんなのはじめから無理です。
散歩が終わらなくなってしまいます。
その意味からも、犬の挨拶で大切なのは「上手な無視」です。
散歩であって挨拶する子がいてもいい、無視する子がいてもいいのです。
だって相性が合わない犬もいますよ。これだけいれば。
としたら全部にいい顔することは不可能ですからねー。
そして無視するときには静かに通り過ぎる・・・これが理想ではないでしょうか
では、どんな風に挨拶をしていけばよいのでしょうか?

飼い主同士が挨拶することで、吠えるリスクが減ります

犬同士の挨拶のしかたで、まず大切なのは「飼い主同士が挨拶すること」ですよね。
意外ですか?
私、これ不得意だからよくわかります。
だいたい愛犬家は人の良い方が多く、朗らかで挨拶いただくのですが、私の方からは臆しちゃうんですよねー。
いや、恥ずかしい。
でも飼い主同士の意思疎通が取れない状態では、犬を近づけてはいけません。
「近寄っても大丈夫ですか?」「挨拶させてもいいですか?」と一声かけて了解をもらってから行動してくださいね。
なぜなら、犬がすべて社交的なわけではなく、なかには他の犬や人間が苦手だったり、臆病だったりする犬もいるからですね。
確認を取らずに近づけてしまうと、喧嘩になったり、その結果リードが外れて逃げてしまったりなど危険です。
挨拶ができる犬なのか、挨拶してもいいときなのか、飼い主に確認は必ず行ってくださいね。

ドッグランでの挨拶

ドッグラン

ドッグランではリードをつけていません。
散歩の時よりも犬同士は緊張感なく挨拶ができる状態だと思います。
逆にリードがついていないので、何かあった時に対応が遅れる恐れもありますね。
初めてのドッグランに行く場合は、関係が作れるまでリードをつけたまま遊ばせるのも方法ですよね。
トラブルになった場合にすぐにリードを飼い主が手や足で捕まえることができます。
ドッグランにいる犬がすべて社交的なわけでもないですよ。
すぐに喧嘩ふっかけてくるやつ、マウンティング仕掛けるやつ、などがやっぱりいます。うちの子に相性が合わない子だっているでしょうし。
だから、そういう意味ではドッグランだから安心というわけではないのです。
ドッグランではワンコを自由にさせてあげるのと同時に、ワンコから目を離さないでください。これ、鉄則です。

うまく挨拶できない犬はどうしたら良い?

挨拶ができない場合は、あなたのワンコが他の犬に対してどのように感じているのかを観察して見ましょう。
恐怖?
緊張?
興奮?
それによって飼い主がどのような対応を取るべきなのか、考えてみると良いですよー。
散歩中に挨拶ができず、他の犬とすれ違うのがストレスの場合もありますね。
そんな場合は小型犬であれば犬を抱き上げてしまい、相手の犬が視界に入らないようにしてしまうとか、ワンコが反応する前に相手が通り過ぎるまでおやつなどをあげることで注意をそらす、なんて方法もあります。
これは同時に「他の犬がくるといいことがある」と意味づけできますから、他の犬とのすれ違いがうまくできるようになりますよ。

犬の自己紹介:お尻のにおいを嗅ぐ理由

犬同士が出会うと、まずお尻のにおいを嗅ぎ合います。
これは、相手の性別、年齢、健康状態などの情報を得るための重要な行動です。
お尻には肛門腺という器官があり、そこから分泌されるフェロモンが個々の情報を伝えます。
この行動は、犬同士のコミュニケーションの基本であり、互いを理解し合うための第一歩です。

お尻のにおいでわかる情報とは?

犬のお尻には肛門腺があり、そこから分泌されるフェロモンには、性別、年齢、健康状態、さらには最近の食事内容や感情状態など、多くの情報が含まれています。
このため、犬同士がお尻のにおいを嗅ぎ合うことで、相手の詳細なプロフィールを瞬時に把握することができるのです。

においを嗅ぐ行動の起源

この行動の起源は、犬の祖先であるオオカミの時代にさかのぼります。
群れで生活していたオオカミたちは、お互いの情報を効率的に共有する手段として、においを嗅ぎ合う習慣を持っていました。
この習慣が現代の犬にも受け継がれ、コミュニケーションの一環として定着しています。

挨拶時の注意点とマナー

犬同士の挨拶を見守る際、飼い主さんはリードを緩め、犬たちが自然に接触できるよう配慮しましょう。
しかし、挨拶が長引くと緊張やストレスの原因となることもあるため、適度なタイミングで切り上げることが大切です。
また、相手の犬が嫌がる素振りを見せた場合は、無理に接触させず、距離を取るよう心がけましょう。

においを嗅がれたくない犬への対応

中には、お尻のにおいを嗅がれることを嫌がる犬もいます。
そのような場合、無理に挨拶をさせることは避け、犬の気持ちを尊重してあげましょう。
徐々に他の犬との接触に慣れさせるために、距離を保ちながら散歩を共にするなど、段階的なアプローチが効果的です。

犬の挨拶行動の意味

ドッグラン

犬同士の挨拶は、観察すると決まったルーティーンがありますよね。
あれ、どんな意味なんでしょうね?

お互いに鼻の先をくっつける

まず最初にこれやりますね。
鼻先をくっつけて、相手の匂いを嗅ぎ、「前に会ったことあったっけ?」「いいやつだっけ? 嫌なやつだっけ?」を思い出しているらしいですよ。
「あ、こいつ嫌なやつだった」と思い出した場合は、そこから先は素通りということもあるようです(笑 その気持ち、すごいわかる!
逆に「これは仲良しの〇〇ちゃんだ!」 と思い出せば、体を擦り付けたり、遊びに誘う動作をします。
初めて会ったけど、ちょっと興味があるぞ、の場合は、お尻の臭いを嗅ぐなどで、より詳しい情報を取ろうとします。

お尻を高くあげる

鼻と鼻、お尻の匂いの挨拶が終わったあと、頭を低くし、お尻を高く上げるという仕草をとります。これは、「プレイング・バウ」、「プレイ・バウ」と呼ばれるポーズで「一緒に遊びましょう!」と誘っている仕草。
匂いから情報を分析した結果、この子は好き、遊びたいと感じて遊びに誘っているんですね。

地面に伏せる

相手の犬がこちらに向かってきたとき、地面に伏せる仕草。
これは「仲良くしてね」のサイン。
自分の体を小さく見せることで威圧を避ける意味が込められているそうですよ。

体を擦り付ける

初めてあった犬にではなく、いつも仲良くしている犬に見せる、体を擦り付ける仕草は「大好き!」の愛情表現です。ああ、こういうポーズ、やるやる と思われたのではないですか?
その奥にあるワンコの気持ちを理解してあげましょうねー。

警戒や威嚇のサインは?

威嚇

挨拶をさせたときに、以下のような仕草が見られたら、興奮して相手をやっつけてやる! と思っている可能性があります。

毛が逆立つ
尻尾を高い位置にあげたまま
鼻にしわを寄せている
歯を見せてうなる
足を踏ん張り、自分を大きく見せる
目を逸らさない
尻尾を小刻みに振る

もう見るからに敵対的な場合は、挨拶なんかしている場合ではありません
その場から足早に立ち去るようにしましょうね。

プレイバウ:遊びに誘うポーズの秘密

犬が前足を伸ばし、お尻を高く上げる姿勢、これが「プレイバウ」です。
このポーズは、相手に「一緒に遊ぼう!」と誘うサインであり、友好的な意思表示として知られています。
プレイバウを見たら、愛犬が楽しい時間を過ごせるよう、見守ってあげましょう。

プレイバウの基本姿勢とは?

プレイバウは、前足を地面につけ、後ろ足を伸ばしてお尻を上げる姿勢です。
このポーズは、遊びの始まりを示す合図であり、相手に対して敵意がないことを伝える役割も果たします。
この姿勢を取ることで、相手の犬もリラックスし、楽しい遊びが始まります。

遊びの合図としての役割

プレイバウは、遊びの誘いだけでなく、遊びの最中に「まだ続ける?」と確認する意味も持っています。
この合図を互いに出し合うことで、犬同士はコミュニケーションを取り、遊びのペースや強さを調整しています。
これにより、遊びがエスカレートして喧嘩になるのを防ぐ効果もあります。

他の犬への友好のサイン

初対面の犬同士でも、プレイバウをすることで「友好的である」ことを伝えることができます。
このポーズは、相手に安心感を与え、良好な関係を築くきっかけとなります。
飼い主さんも、愛犬がこのサインを出したときは、相手の犬の反応をよく観察し、適切な対応をしましょう。

プレイバウを見たときの飼い主の対応

犬がプレイバウをしているとき、飼い主さんとしてはどう対応すべきでしょうか。
まず、相手の犬の反応をよく観察しましょう。
相手の犬が同じようにプレイバウで応えたり、尻尾を振って楽しそうにしているなら、そのまま遊ばせても問題ありません。
しかし、相手が警戒していたり、後ずさりしている場合は、無理に遊ばせる必要はないでしょう。

犬同士の遊び方:楽しく安全に遊ぶコツ

犬同士の遊びは、ただの娯楽ではなく、社会性を養う大切な時間です。
しかし、遊びがエスカレートしすぎると、トラブルにつながることもあります。
安全に楽しく遊ぶためには、飼い主さんがしっかりと見守り、適切に対応することが重要です。

遊びがエスカレートしたときの対処法

犬同士が遊んでいるとき、興奮しすぎてしまうことがあります。
最初はじゃれ合いだったのに、だんだんと力が入りすぎたり、一方的に攻撃的になってしまうこともあるのです。
もし遊びが激しくなりすぎたと感じたら、すぐに介入しましょう。
リードをつけたまま遊ばせている場合は、リードを軽く引いてクールダウンさせるとよいでしょう。
また、犬の名前を呼んで注意を引くのも効果的です。
犬が興奮しすぎてしまうと、遊びが喧嘩に発展する可能性があります。
トラブルを防ぐためにも、適度に休憩を入れながら遊ばせることが大切です。

甘噛みや取っ組み合いの意味

犬同士が遊んでいるとき、甘噛みをしたり取っ組み合ったりすることがあります。
これは犬のコミュニケーションの一環であり、遊びの中で力加減を学ぶ大切な行動です。
しかし、噛み方が強すぎたり、相手の犬が嫌がっている場合は注意が必要です。
うなり声をあげたり、逃げるような素振りを見せていたら、それは「もうやめて」というサインかもしれません。
飼い主さんは、犬たちの様子をよく観察し、遊びが行き過ぎないように気をつける必要があります。
特に初対面の犬同士が遊ぶときは、短時間から始めて少しずつ慣れさせるとよいでしょう。

遊びの中での休憩サイン

犬は遊んでいる最中でも、「そろそろ休憩したいな」というサインを出すことがあります。
例えば、急に動きを止めて地面に伏せる、目をそらす、鼻をなめるなどの行動が見られたら、それは「ちょっと休みたい」というサインかもしれません。
しかし、遊びに夢中な犬は、相手の休憩サインに気づかず、しつこく遊びに誘ってしまうことがあります。
そんなときは、飼い主さんが間に入って、遊びを一時中断させるのがよいでしょう。
適度な休憩を入れることで、犬もリラックスし、遊びが安全に続けられます。
休憩のタイミングを見極めるのも、飼い主さんの大切な役割です。

飼い主が介入すべきタイミング

犬同士の遊びを見守ることは大切ですが、時には飼い主さんが介入しなければならない場面もあります。
例えば、どちらかの犬が明らかに嫌がっている場合や、一方の犬がしつこく追いかけ回している場合は、すぐに止めるべきです。
また、ドッグランなどで他の犬と遊ばせるときも、飼い主さんは常に注意を払い、いつでも対応できるようにしておきましょう。
犬の社会化を促すためにも、安全な環境作りを心がけることが大切です。

マウンティング行動の真実:支配か、それとも遊びか?

犬同士の遊びの中で、時々見られるのが「マウンティング行動」です。
これは、片方の犬がもう一方の背中に乗る行動のことを指します。
一般的には「支配行動」として知られていますが、実際にはさまざまな理由で行われます。

マウンティングの主な目的

マウンティングには、いくつかの目的があります。
性的な意味合いで行う場合もありますが、それだけではありません。
遊びの延長として、興奮したときにすることもあれば、単にストレス発散のために行うこともあります。
また、社会的な順位を示す行動として見られることもあります。
ただし、すべてのマウンティングが「俺のほうが強いぞ!」という支配的な意味を持つわけではないのです。

性的行動と社会的行動の違い

マウンティングが性的な意味を持つ場合は、特に未去勢のオス犬に多く見られます。
しかし、去勢済みの犬やメス犬でもマウンティングをすることがあります。
この場合、性行動というよりは、遊びやストレス発散の一環として行われている可能性が高いです。
また、マウンティングを通じて相手の反応を試していることもあります。
例えば、相手の犬が受け入れるか、それとも嫌がるかを見極めるためのコミュニケーション手段として使われることもあるのです。

マウンティングをやめさせるべき場合

すべてのマウンティングをやめさせる必要はありませんが、相手の犬が嫌がっている場合はやめさせるべきです。
また、興奮しすぎて制御がきかなくなったときも、早めに引き離すことが大切です。
もし頻繁にマウンティングをする場合は、ストレスがたまっている可能性もあります。
散歩の時間を増やしたり、遊びのバリエーションを増やすことで、ストレスを解消させてあげるとよいでしょう。

飼い主としての適切な対応方法

マウンティングをやめさせたい場合、怒鳴ったり罰を与えたりするのは逆効果です。
むしろ、犬の興奮を落ち着かせることが大切です。
相手の犬が嫌がっているなら、やさしくリードを引いて距離を取らせるとよいでしょう。
また、普段から基本的なしつけをしっかり行うことも大切です。
「待て」や「おいで」などの指示に従えるようにしておくと、興奮したときでも落ち着かせやすくなります。

犬の社会化:他の犬との関係を築くために

犬が安心して他の犬と交流できるようになるには、社会化が重要です。
社会化とは、さまざまな環境や他の犬、さらには人間に慣れさせるプロセスのことを指します。
適切な社会化を行うことで、犬は他の犬との付き合い方を学び、落ち着いた態度で挨拶や遊びを楽しめるようになります。
しかし、社会化が不足していると、他の犬に対して極端に警戒したり、過度に興奮したりすることもあります。
社会化は子犬の時期が最も重要ですが、成犬になってからでも遅くはありません。
無理なく段階的に慣れさせることが大切です。

子犬期の社会化の重要性

子犬期は社会化を進めるうえで最も重要な時期です。
特に生後3週間~12週間の間に、さまざまな経験を積ませることで、将来の性格に大きな影響を与えます。
この時期に、いろいろな犬種の犬や人間に触れさせることで、他者に対する警戒心が少なくなり、落ち着いて過ごせるようになります。
ただし、ワクチンプログラムが完了する前の子犬は、感染症のリスクを避けるために公共の場所への外出を控える必要があります。
自宅で家族以外の人と会わせたり、信頼できる犬との交流をさせたりするのが良いでしょう。
また、パピークラスへの参加もおすすめです。
専門家の指導のもと、安全に他の犬との接触を学べます。

成犬になってからの社会化方法

成犬になってからの社会化も可能ですが、子犬の頃ほど柔軟に対応できるわけではありません。
成犬になってから社会化を進める場合は、慎重なアプローチが必要です。
まずは無理に他の犬に近づけるのではなく、遠くから観察させることから始めましょう。
たとえば、散歩中に他の犬がいる環境を歩かせ、落ち着いていられたらおやつを与えるなどの方法で、他の犬に対するポジティブな印象を持たせることが大切です。
これを繰り返しながら、少しずつ距離を縮めていくと、自然に慣れていくことができます。
また、相手の犬の性格を見極めることも重要です。
フレンドリーな犬との交流から始めると、よりスムーズに社会化を進めることができます。
反対に、攻撃的な犬や興奮しやすい犬とは無理に接触させないようにしましょう。

他の犬との適切な接触方法

犬同士の接触を成功させるためには、適切なタイミングと方法を知っておくことが大切です。
最初に会ったときに正面から向かい合わせるのは避けましょう。
犬にとって正面からの対峙は緊張を生みやすく、警戒心を高めてしまうことがあります。
理想的な挨拶方法は、横から近づく形にすることです。
リードはピンと張らず、犬が自由に動ける状態を作ります。
そして、犬の動きをよく観察し、相手の犬が落ち着いていれば、においを嗅ぐ時間を与えましょう。
また、飼い主同士がリラックスしていることも重要です。
飼い主が緊張すると、それが犬にも伝わり、犬が警戒しやすくなります。
焦らず、犬が落ち着いて挨拶できるようサポートしましょう。

社会化不足が引き起こす問題と解決策

社会化が不足している犬は、他の犬に対して警戒心が強く、吠えたり、攻撃的になったりすることがあります。
また、極端に怖がってしまい、散歩中に他の犬を見るだけでストレスを感じることもあります。
こうした問題を防ぐためには、時間をかけて慎重に社会化を進めることが必要です。
例えば、少しずつ他の犬とすれ違う経験を増やしたり、友好的な犬と一緒に遊ばせたりすることで、少しずつ慣れさせていきましょう。
また、プロのドッグトレーナーに相談するのも良い選択肢です。
専門家のアドバイスを受けながら、無理のないペースで社会化を進めることで、愛犬のストレスを軽減できます。

犬が人に見せる4つの行動の意味は?

ラブラドールと挨拶する子供

犬はとっても感情豊かな動物ですよね。
その犬の仕草のサインを読み取れればもっと気持ちをわかってあげることができますよね。
初めてあった犬がどんなふうに感じているかを人間の方からもわかってあげましょう。犬が人間に挨拶しやすくなりますよね。

自分から体を寄せてくる

初めて会った犬はあまりしないでしょうけど、犬があなたに近づいてきて体の一部をくっつけるなどの仕草は好意を持っている証拠ですね。
あなたのことは安心で、安全だと感じています。

尻尾を振っている

もちろん、普通に考えられるのは、あなたに好意を持っている場合ですが、間違えてはいけないのは、犬が尻尾をふるのは「嬉しい」ではなく「興奮している」からなのです。
嬉しくて興奮している場合も、警戒して興奮している場合もあるわけです。
尻尾を振っているから、とむやみに手を出して撫でようとするのはやめたほうがいいですね。

匂いを嗅ぐ

匂いは犬にとっては情報ですから、見知らぬこの人はどういう人なのか、あるいは飼い主がどこに行って帰ってきたのか、すべて匂いの情報から分析しようとします。つまり匂いを嗅ぐということは「興味がある」という仕草なんですね。

もっと撫でてくれと要求

「3秒ルール」って知ってます? 犬の頭を3秒撫でてやって、そのあと、撫でるのをやめたとき、「もっと撫でて」と催促してきたら、あなたのことが大好きな証拠。そうでもない場合は、すっとその場から離れたりするんですねー。

うちのワンコは挨拶が得意?苦手?

ではトータルでみて、あなたのワンコは挨拶が得意なのでしょうか? 苦手なのでしょうか? チェックしてみましょう。
あまりチェックがつくことが多いなら、うちのワンコは挨拶は苦手を考えて、子犬であれば、犬同士よく遊んでいるようなコミュニケーション上手な犬を選んで習わせるなど考えてみれば良いと思います。

□散歩は好きじゃない
□他の犬に出会うと唸ってしまう
□自宅では家族以外とほとんど会わない
□基本的に怖がりだ
□人に触られると嫌がる仕草をする
□ドッグランには行きたがらない
□以前他の犬とトラブルがあり、トラウマ 

黄色いリボンはそっとしておいてのサイン

挨拶だけではなく、病気やケガ・過去のトラウマ・環境の変化からのストレスや治療のためのリハビリなどで「今はそっとしてほしい」犬もいるんです。
そんな犬は「人や犬との距離を必要としてますよー」と周囲にわかってもらえるように、リードに黄色いリボンをつけています。これが「イエロードッグプロジェクト」。
そんな犬を見かけたら、あなたの犬を寄せずにそっとしておいてあげましょう。
その犬のリハビリがスムースに進みますように。

まとめ

自分のワンコが他の犬や他の人間にうまく挨拶ができないと、「しつけに失敗したのかしら?」とか「性格が良くないんじゃないか?」なーんて陰にこもって考えちゃいますよね。
でも、私たち人間だって、相性の良くない人とは道で顔合わせたくないな、とか思うじゃないですか。
きっと犬だって同じですよ。
全部の犬に愛想良くすることはできませんって。
自分と波長の合う友達が何頭かいればいいと思います。
ただ、気の合わないやつと目があうたんびにガウガウやってたらうざいので、「うまく無視する」
都会のワンコにはこれだと思うんですよねー。

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