ビクター 犬種は?「ニッパーくん」その子供と一緒の動画も!

victorトレードマーク どんな犬か調べてみた

 

ニッパーの誕生とその背景

ビクター犬種

ニッパーという名前を聞くと、ビクターのロゴマークを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
白い体に茶色い耳、そして蓄音機をじっと見つめる姿は、音楽ファンなら一度は目にしたことがあるはずです。そんなニッパーの誕生から、彼がなぜ「His Master’s Voice」の象徴となったのか、その背景を見ていきましょう。

ニッパーの生い立ち

ニッパーは1884年にイギリスで生まれた子犬です。犬種としてはスムース・フォックス・テリアのミックスとされ、ジャック・ラッセル・テリアの血も入っていた可能性があると言われています。
当時のイギリスではフォックス・テリアが人気の犬種だったため、ニッパーも比較的よく見られる犬だったのかもしれません。名前の由来には諸説ありますが、彼がやんちゃで、飼い主のズボンや人の足をしょっちゅう「nip(かじる)」していたことから名付けられたとも言われています。まさにいたずら好きな子犬らしい名前ですね。

フランシス・バラウドとの出会い

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ニッパーの最初の飼い主はマーク・ヘンリー・バラウドでした。彼は風景画家として知られていましたが、病気で亡くなってしまいます。
残されたニッパーを引き取ったのが、マークの弟であり、画家でもあるフランシス・バラウドでした。フランシスはニッパーをとてもかわいがりました。そして、ニッパーのある行動に強く心を動かされることになります。
それが、亡き飼い主の声が録音されたグラモフォンの蓄音機に耳を傾けるというものです。この瞬間が、のちに有名な「His Master’s Voice」へとつながっていくのです。

「His Master’s Voice」の誕生秘話

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ニッパーが蓄音機をじっと見つめる姿を目にしたフランシスは、これを絵に残そうと決意します。こうして描かれたのが「His Master’s Voice」です。タイトルの意味は「彼のご主人の声」。亡き主人の声が蓄音機から流れるのを不思議そうに聞くニッパーの姿は、感動を呼ぶ作品となりました。しかし、最初はこの絵を売るのに苦労しました。グラモフォンの会社には断られ、しばらくはフランシスの手元に眠っていたのです。転機が訪れたのは1899年。ビクターの前身であるベルリーナ・グラモフォンが、この絵に興味を持ったのです。

ビクターのロゴへの採用経緯

この絵に目をつけたのが、当時のレコード業界をリードしていたビクター(Victor Talking Machine Company)でした。彼らは「この絵を商標として登録しよう」と考え、フランシスから権利を買い取ります。こうして、ニッパーはビクターのロゴマークとして正式に採用されました。その後、アメリカのRCAや日本ビクター(JVCケンウッド)でも使用され、世界的に知られるマスコットになっていったのです。

ニッパーの犬種とその特徴

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ニッパーの犬種については、長年にわたってさまざまな説が語られてきました。
見た目から「スムース・フォックス・テリア」と言われることが多いですが、ブル・テリアの血が混ざっている可能性も指摘されています。
では、ニッパーの犬種について詳しく見ていきましょう。

フォックス・テリアとは?

フォックス・テリアは、19世紀のイギリスでキツネ狩りのために改良された犬種です。
名前の通り、「フォックス(キツネ)」を狩るのが得意な犬ですね。
俊敏で賢く、活発な性格が特徴です。
この犬種はスムース(短毛)とワイヤー(長毛)の2種類に分かれます。
スムース・フォックス・テリアは毛が短く、引き締まった体型が特徴で、まさにニッパーにぴったりの姿です。
当時、イギリスではこの犬種が非常に人気で、貴族や上流階級の間で愛されていました。

スムース・フォックス・テリアの特徴

スムース・フォックス・テリアは、引き締まった筋肉質の体に、短く滑らかな毛並みが特徴です。
とても活発で、遊び好きな性格をしています。
ニッパーもきっとやんちゃな犬だったのでしょう。
知能が高く、しつけをすれば優れた家庭犬にもなります。
ただし、エネルギーがあり余っているため、運動不足になるといたずらをすることも。
飼い主さんにとっては、ちょっと大変な面もあるかもしれませんね。

ニッパーとブル・テリアの血統説

ニッパーの見た目から、ブル・テリアの血が混ざっている可能性もあると言われています。
ブル・テリアは、筋肉質でがっしりした体と独特の卵形の顔が特徴です。
ニッパーはフォックス・テリアよりも少ししっかりした体格に見えるため、ブル・テリアとのミックス犬だったのではないか、という説もあるのです。
ただ、当時の犬の血統記録はあまり残っていないため、真相はわかりません。
でも、ニッパーのたくましい姿を見ると、ブル・テリアの要素が入っていてもおかしくない気がしますね。

当時の人気犬種としての背景

19世紀後半のイギリスでは、フォックス・テリアをはじめとする小型の狩猟犬が人気でした。
特にスムース・フォックス・テリアは、貴族や富裕層の間で好まれていました。
この時代、犬は単なるペットではなく、実用的な目的でも飼われていました。
フォックス・テリアはキツネ狩りに、ブル・テリアは護衛や闘犬に使われることが多かったのです。
そのため、ニッパーのようなミックス犬も珍しくなかったのではないでしょうか。

ニッパーが象徴する音楽業界の歴史

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ニッパーは単なる一匹の犬ではなく、音楽業界の歴史に大きな足跡を残した存在です。
レコード産業が急成長していた時代に誕生し、そのロゴマークは今なお多くの人に親しまれています。
ここでは、ニッパーがどのように音楽業界を象徴する存在となったのかを見ていきましょう。

HMVやRCAでのロゴ採用

「His Master’s Voice」は、当初は一枚の絵画でした。
しかし、その感動的なストーリーがレコード会社の心をつかみ、HMV(His Master’s Voice)やRCA(Radio Corporation of America)といった大手レコード会社がロゴとして採用しました。
HMVはイギリスを拠点とし、蓄音機やレコードを販売していた企業です。
一方、RCAはアメリカの企業で、後に世界的な音楽ブランドとして成長していきます。
ニッパーのロゴマークは、これらの企業のシンボルとなり、レコードといえばニッパー、というイメージが定着したのです。

日本ビクターでのニッパーの位置づけ

日本ビクター(現JVCケンウッド)でも、ニッパーは重要な存在です。
日本ではレコードが普及し始めた頃から、ニッパーのロゴが使われていました。
特に、CDが登場する前の時代には、レコードプレイヤーやオーディオ機器にニッパーのマークが入っているのをよく見かけたものです。
ニッパーの姿があることで、「この製品は高品質な音楽を届ける」というブランドイメージが作られたのですね。
現在でも、ビクターの歴史を振り返るときに欠かせない存在となっています。

ニッパーがもたらしたブランドイメージ

「His Master’s Voice」という言葉は、ただの絵のタイトルではなく、ブランドコンセプトそのものになりました。
「ご主人の声をじっと聞く犬」というイメージが、音楽の忠実な再現や、高音質なレコードの象徴となったのです。
このブランドイメージは、当時のオーディオ市場で大きな影響を与えました。
消費者は、ニッパーのロゴが入った製品を見て、「これは信頼できる音楽機器だ」と認識するようになったのです。
こうして、ニッパーは単なるマスコット以上の価値を持つ存在になりました。

音楽産業におけるマスコットの役割

音楽業界では、マスコットキャラクターがブランドを象徴することがよくあります。
その中でも、ニッパーは最も成功したキャラクターの一つでしょう。
他の例としては、日本ではソニーの「ウォークマンくん」、アメリカではMTVの「ムーンマン」などがあります。
しかし、ニッパーほど長く愛され、世界中で知られるキャラクターはなかなかいません。
これは、単なる企業ロゴではなく、感動的なストーリーを持つ存在だからこそ成し得たことではないでしょうか。

ニッパーにまつわるエピソード集

ビクター犬種

ニッパーは単なるロゴマークの犬ではなく、多くのエピソードを持つ魅力的な存在です。
世界中で愛される彼の物語には、ユーモラスなものから感動的なものまでさまざまあります。
ここでは、そんなニッパーにまつわるエピソードをいくつか紹介していきましょう。

ニッパーのやんちゃな性格

ニッパーという名前の由来にもなっている通り、彼はかなりのやんちゃ犬でした。
「nip」とは英語で「かじる」「つまむ」という意味。
つまり、彼は子犬のころから何でもかじるのが大好きだったようです。
当時の飼い主であるマーク・ヘンリー・バラウドは、ズボンの裾をよくニッパーに引っ張られていたとか。
さらに、椅子の脚や靴をかじることも日常茶飯事だったそうです。
これだけやんちゃな犬が、後に音楽業界の象徴になるとは誰も思わなかったでしょうね。

絵画制作時の裏話

フランシス・バラウドが「His Master’s Voice」を描いたとき、実は蓄音機のデザインにはちょっとした工夫がありました。
もともと、この絵の蓄音機には「ベルリーナ・グラモフォン社」のロゴが入っていたのです。
しかし、ビクターがこの絵を採用する際に、「うちのブランドのロゴを入れたほうがいいのでは?」という話になり、最終的にはビクターのデザインに変更されたという経緯があります。
つまり、この絵は単なるアート作品ではなく、時代とともにカスタマイズされながらブランド戦略の一環となっていったのです。

世界各地でのニッパー像の設置

ニッパーの人気は世界中に広がり、現在もさまざまな場所で彼の像を見ることができます。
特に有名なのはアメリカ・ニュージャージー州にある巨大なニッパー像でしょう。
この像は高さ約8メートルにも及び、まるで本当に蓄音機を覗き込んでいるかのような姿勢をしています。
その他、イギリスや日本にもニッパーの置物が設置されており、特にビクターゆかりの地では観光スポットになっていることもあります。

ニッパー関連のグッズとコレクション

ニッパーは単なるマスコットキャラクターではなく、グッズとしても大人気です。
ビクターのロゴが入ったレコードプレイヤーやCDジャケットには、必ずといっていいほどニッパーの姿がありました。
また、アンティークのビクター製品には、ニッパーが描かれた商標入りのものが多く存在します。
中には高額なコレクターズアイテムとなっているものもあり、オークションでは驚くほどの値段がつくことも。
ニッパーファンにとっては、まさに「お宝」ですね。

ニッパーの現在とその影響

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時代が進み、音楽業界もアナログからデジタルへと移り変わっていきました。
それでも、ニッパーの存在感は今なお健在です。
レコードからCD、そしてストリーミングへと音楽の形が変わっても、ニッパーはブランドの象徴として生き続けています。
ここでは、現代におけるニッパーの影響を見ていきましょう。

現代のビクターロゴにおけるニッパー

ビクターのロゴといえば、やはり「His Master’s Voice」のニッパーの姿ですよね。
しかし、現在のビクターではロゴデザインがシンプル化され、ニッパーの姿が見られないこともあります。
とはいえ、ビクターのクラシック製品や復刻版などでは、今でも彼の姿を目にすることができます。
JVCケンウッドの一部ブランドでは、ニッパーを使った商品展開が続いており、限定グッズなども販売されています。
昔からのファンにとっては、やはりニッパーの姿があると安心感がありますよね。

ニッパーが影響を与えた他のキャラクター

ニッパーは音楽業界だけでなく、多くのキャラクターにも影響を与えました。
たとえば、日本の「ハチ公」とは、忠誠心のある犬として並べて語られることが多いです。
また、レコード会社やオーディオブランドのマスコットキャラクターにも、ニッパーをモデルにしたデザインが見られることがあります。
さらに、CMや広告にもニッパーの姿が登場することがあり、「レトロでかわいい」という評価を受けています。
彼のアイコン的な魅力は、時代を超えて愛され続けているのですね。

ファンコミュニティとイベント

ニッパーには根強いファンが多く、世界中でさまざまなイベントが開催されています。
特に、ビクター関連のイベントではニッパーのグッズ販売や展示が行われ、懐かしさを感じる人も多いでしょう。
また、一部の音楽愛好家の間では、ニッパーをテーマにしたコレクションを集める文化もあります。
アンティークのビクター製品や蓄音機を集める人々にとって、ニッパーはまさに「音楽の歴史を語る存在」なのです。

ニッパーの遺産としてのブランド価値

ニッパーは単なる企業のマスコットではなく、音楽文化そのものを象徴する存在です。
彼の姿を見るだけで「音楽の楽しさ」や「懐かしいレコードの音」を思い出す人も多いのではないでしょうか。
現在、音楽の楽しみ方は大きく変わりましたが、ニッパーのブランド価値は変わることなく受け継がれています。
彼は、これからも音楽とともに生き続けることでしょう。

「ニッパー」の子供は「チッパー」!

ニッパーとチッパー

※出典 https://unikk-antiques.com/32919/

そして「ニッパーくん」にはなんと子供が!
あまり日本ではお目にかかれませんが、1991年から「ニッパーくん」の他に「チッパー(chipper)」と呼ばれる仔犬も加わっているんですねー。
ニッパーといえば、ワイアーを切るのもニッパーですが、その小型を「チッパー」と名付けた商品もあります。
→トップ(TOP) ステンレスミニニッパ チッパー TP-100

大きなニッパーと小さなチッパー。
「ニッパーくんとチッパーくん」の関係そのままですね。

Nipper and Chipper 動画
なんと、「ニッパーくんとチッパーくん」が宇宙に行きます!

「ニッパー」のその後

彼は兄弟と約8年間しあわせに暮らした後、1895年に息を引き取りました。
ニッパーくんは生まれはイギリスのブリストルなんですが、ロンドンの南部にある行政区・キングストン・アポン・テムズに埋葬されました。
埋葬場所は今はロイズ銀行になっていて直接見ることはできませんが、銀行には記念のプレートが展示されているんですねー。

「His Master’s Voice」はパロディの宝庫

「His Master’s Voice」の絵が描かれたのがもう1世紀以上前で、その間ずっと我々はあのロゴに接してきたので、「His Master’s Voice」を元ネタにしたパロディは枚挙にいとまがないんですね。
更に言えば、オリジナルは感動的なエピソードなんですが「His Master’s Voice」ってなんかオーソンウェルズの「1984」のビッグブラザー的な響きもかんじるじゃないですか。だから政治的な風刺漫画が多いんですが。
ちょっと紹介すると・・

犬種が違う

パグ犬を使ったパロディ

※出典 https://www.deviantart.com/hankai/art/Pug-and-His-Master-s-Voice-374413200

ワイヤーフォックスではなく、「パグ」ですね。でもパグも飼い主の声聴きそうですけどね。

エリザベスカラー

エリザベスカラー

※出典 https://www.pinterest.jp/pin/213358101081842848/?lp=true

これ、集音しちゃうからものすごく聴こえると思います。それだけ飼い主を偲んでるんですね。

馬耳東風

※出典 https://repository.tcu.edu/bitstream/handle/116099117/5547/1958.11.09.tif.preview.jpg?sequence=8&isAllowed=y

「労働者」「86回会議」という文字をみると、労働者の集会をことを表しているのでしょうが、あまり肯定的な意味ではないですよね。

とにかく税金

税金税金!と叫ぶ蓄音機

※出典 http://www.original-political-cartoon.com/cartoon-gallery/buy/his-masters-voice/3548/

マスター(=政府)からうるさく納税を言われる市民でしょうか? 日本でも今年消費税10%ですよね・・・。

骸骨になっても

骸骨になっても主人の声を聞く

※出典  https://images-wixmp-ed30a86b8c4ca887773594c2.wixmp.com/intermediary/f/3c249e52-aa5a-42c2-ae0f-776e4c3f10af/dbkx4gi-ffde12a7-b42a-44b5-b8c4-3d7bc152ad17.jpg/v1/fill/w_600,h_879,q_70,strp/his_master_s_voice_by_copperage_dbkx4gi-fullview.jpg

で、結局死ぬまで、死んでも「マスター」の声を聴く羽目に?

「ウォレスとグルミット」

ウォレスとグルミット

※出典 http://www.thepaepae.com/his-masters-voice/10444/

「ウォレスとグルミット」のグルミットも聴いてます!

ウェブサイトがご主人

web サイトがご主人

※出典 https://www.cartoonstock.com/directory/h/his_master_s_voice.asp

いまやビッグブラザーはウェブサイト。ええ、同意です。

 

「ニッパー」グッズが買えるのは?

このように1世紀以上にわたって大人気のニッパーくん。
さまざまなグッズも売られています。

いろんなところのネットショップで購入できますが、代表的なのは公式グッズを扱っている「JVCネットワーク株式会社」のJamaru [ジャマル]というショップの中にあります。
ニッパー オフィシャルストア 

一つのショップになっちゃうニッパーくん、すごいですね!

ニッパーグッズは「蓄音機付き」があったら買い!

ニッパーと蓄音機のオルゴール

※ 写真 https://ekizo.mandarake.co.jp/auction/item/itemInfoJa.html?index=301819

ニッパーグッズは公式ショップの「Jamaru」でも手に入るし、アマゾンに出品されるものも多いですね。ニッパーくん大人気!でも公式ショップにもアマゾンにもないもの、なんだかわかります?
それは「蓄音機つきの立体」です。陶器でもなんでも今売っている立体ものって基本的にニッパーくんだけです。蓄音機がないと、なぜか首をひねっているフォックステリアとしか受け取れないんですよ。ならば、と他の蓄音機を買って合わせても、縮尺が合うとは限りませんからね。いろんな権利関係の問題でしょうね。蓄音機付きのニッパーくんを見つけたらそれは買いですよ!

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