ケンケンは『チキチキマシン猛レース』に出てくる犬

アニメ『チキチキマシン猛レース』に登場するケンケンは、ブラック魔王の相棒としてゼロゼロマシンに乗っている犬のキャラクターだ。
ブラック魔王の悪だくみにつき合いながら、魔王が失敗すると横でおかしそうに笑う。
悪役側のコンビなのに、どこか憎めないところがケンケンの大きな魅力だよね。
『チキチキマシン猛レース』は1968年にアメリカで放送が始まったハンナ・バーベラ制作のアニメ。
日本では1970年に放送され、日本向けのキャラクター名や吹き替えの工夫によって独特の作品になったんだよね。
その中でもケンケンの特徴的な笑い声と、もじゃもじゃした姿は多くの視聴者の記憶に残っているんだ。
主役ではないのに強く記憶に残る
ケンケンは、ただの脇役の犬じゃない。
レースを引っ張る主人公という立場ではないのに、作品名を忘れていても「変な笑い方をする犬は覚えている」という人がいるほど存在感がある。
理由の一つは、見た目と行動がとてもわかりやすいことだよね。
もじゃもじゃした被毛、つぶらな瞳、ずんぐりした体型に、口元を押さえるような笑い方。
静止画で見ても特徴があるけれど、動いて笑った瞬間に「ケンケンだ」とわかる。
しかも、いつもブラック魔王の味方をするわけではない。
相棒として行動しながら、ブラック魔王が失敗すると一番近くで笑ってしまう。
仲間なのか、ツッコミ役なのか、ときどきわからなくなる距離感も面白いところだ。
この関係があるため、ケンケン単体だけでなく「ブラック魔王とケンケン」というコンビで覚えている人も多いんだよね。
ケンケンを早わかり
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 登場作品 | チキチキマシン猛レース |
| 相棒 | ブラック魔王 |
| 乗っているマシン | ゼロゼロマシン |
| 原語名 | Muttley |
| 犬種 | 雑種 |
| 特徴 | 「シシシシシ」と聞こえる独特な笑い声 |
| 日本語版の声 | 神山卓三(1970年放送版) |
| 別の代表作 | スカイキッドブラック魔王 |
ケンケンの性格は忠実だけどちゃっかりしている

ケンケンは、ただの脇役の犬ではない。
ブラック魔王の相棒として行動するけれど、何でも言うことを聞く忠犬というわけでもない。
魔王の作戦に付き合いながら、失敗すれば横で笑い、自分が得をしそうな場面ではしっかり乗ってくるんだよね。
この少し意地悪でちゃっかりした性格が、ケンケンをただの悪役では終わらせない面白さになっている。
忠実だけれどブラック魔王には遠慮がない
ケンケンはブラック魔王から離れて自分だけ善人側へ行くようなキャラクターじゃない。
基本的には相棒として一緒に行動し、ブラック魔王の無茶な作戦にも付き合う。
その意味ではかなり忠実。
ただし、主人に絶対服従する犬とはまったく違う。
失敗を見れば笑い、扱いが悪ければ不満そうな態度を見せ、自分へのごほうびには敏感。
忠実さとしたたかさが同居しているところが、ケンケンの性格を面白くしているよね。
ブラック魔王が失敗すると笑う
ケンケンといえば、口元を押さえるようなしぐさで笑う姿が有名だ。
ブラック魔王の悪だくみが失敗すると、「シシシシシ」と聞こえる独特な笑い声で笑う。
相棒なのに容赦なく笑うので、ブラック魔王が怒るところまでがお約束。
このやり取りが二人の関係をわかりやすく見せている。
笑い声だけで性格まで伝わる
ケンケンの笑い方がおかしいのは、単に声が変わっているからではない。
誰かが失敗したときに、声を押し殺すように笑うので「また笑ってる」と一瞬で状況が伝わる。
言葉で長く説明しなくても、いたずら好きで少し意地悪な性格まで見えてくるんだ。
原語版のMuttleyも、この息が漏れるような笑い声が代表的な特徴。
日本でケンケンの「シシシシシ」が有名になったけれど、笑う犬というキャラクターの核そのものは原語版からある。
勲章が大好きな一面もある
『スカイキッドブラック魔王』では、ケンケンの勲章好きな一面もより目立つ。
命令をこなした見返りとして勲章を欲しがるなど、忠実さだけでは説明できない現金なところがある。
いたずら好きで、笑い上戸で、ちょっと欲張り。
犬らしいかわいさと人間くさい性格が一緒になっているところがケンケンらしさだ。
ケンケンは何犬?犬種は雑種

ケンケンを見ると、もじゃもじゃした被毛や垂れた耳、ずんぐりした体型から「何犬がモデルなの?」と気になるよね。
ケンケンは特定の純血種ではなく、雑種という設定なんだ。
そのため、見た目だけから一つの犬種に決めることはできないんだよね。
ブラッドハウンドやポインターなどが混ざった設定
作品中では、ブラッドハウンド、ポインター、エアデールなどを含むミックスの犬として説明されている。
エアデール・テリアのような毛並みを感じる部分はあるけれど、「エアデール・テリアそのもの」という設定ではない。
ボーダー・テリアやワイアー・フォックス・テリアに似て見えるという印象もあり得るけれど、それを公式のモデル犬種として扱うのは避けたほうがいいだろう。
なぜテリア系の犬にも見えるのか
ケンケンの姿からエアデール・テリアやボーダー・テリア、ワイアー・フォックス・テリアなどを思い浮かべる人がいるのは不思議ではない。
もじゃもじゃした毛や口のまわりの毛は、粗い被毛を持つテリア系の犬を連想させる。
一方で、垂れた耳や少し重そうな顔つきにはハウンド系の犬に通じる雰囲気もある。
ケンケンが一種類の犬に見えにくいのは、そもそもミックスの犬として作られているからと考えると納得しやすい。
大切なのは「見た目が似ている犬種」と「作品内で示された設定」を分けることだ。
実在する犬を見て「ケンケンっぽい」と楽しむのはもちろん問題ない。
ただし、ボーダー・テリアやワイアー・フォックス・テリアが公式モデルだと決まっているわけではない。
ケンケンは複数の犬の特徴を混ぜた、アニメらしいデザインの雑種犬として見るのがいちばん自然だ。
ケンケンの犬種を整理すると
- 特定の純血種ではなく雑種という設定
- ブラッドハウンド、ポインター、エアデールなどが混じった犬として説明される
- 見た目が似ている犬種と公式の設定は分けて考える
ケンケンの英語名はMuttley

日本では「ケンケン」という名前でおなじみだけれど、アメリカでの名前はMuttleyなんだよね。
英語の「mutt」には雑種犬という意味があり、Muttleyもそこから作られた名前と考えるとキャラクターの設定とつながる。
日本語版では、ほかの登場人物と同じように日本の視聴者になじみやすい独自の名前が付けられました。
日本語版では名前そのものが大胆に変えられた
『チキチキマシン猛レース』の日本語版では、英語の名前をそのままカタカナにする方法を取らなかった。
Dick Dastardlyはブラック魔王、Muttleyはケンケンというように、日本の子どもが聞いてすぐ覚えられる名前へ変えられている。
作品タイトル自体も原題の「Wacky Races」を直訳したものではない。
つまりケンケンという名前だけが特別なのではなく、日本語版全体がかなり大胆にローカライズされていたんだよね。
「ケンケンは陰険から付いた」は断定できない
ケンケンという日本名については、「陰険」から付けられたという説を見かけることがあるね。
たしかにブラック魔王を横で笑う性格には似合う説明だけれど、名前の由来として確かな資料で確認できるものじゃないんだ。
面白い説ではあるけれど、「陰険が名前の由来」と断定せず、由来には諸説あるものとして見ておくのがよさそうだ。
日本語版ではケンケンがよくしゃべる
日本語版と原語版では、名前だけでなくキャラクターの見え方にも少し違いがある。
原語版のMuttleyは基本的に多くをしゃべらず、独特な笑い声やうなり声が中心だ。
一方、日本語版ではセリフが加えられ、1970年放送版では神山卓三さんがケンケンを演じました。
日本で「ケンケン」というキャラクターが強く記憶されている背景には、この吹き替え版ならではの演出もある。
吹き替えというと、英語のセリフを日本語へ置き換えるだけのように思えるかもしれない。
しかし当時の日本語版『チキチキマシン猛レース』では、キャラクター名を変えたり、原語版では少ないケンケンのセリフを増やしたりと、日本のテレビ番組として楽しめるように手が加えられました。
そのため、海外でMuttleyを見た人と日本でケンケンを見た人では、同じキャラクターでも少し違った印象を持つことがある。
ケンケンは『スカイキッドブラック魔王』にも登場する
「ブラック魔王とケンケンが出ていたのは覚えているけれど、チキチキマシン猛レースではなかった気がする」。
そんな記憶があっても間違いではない。
ブラック魔王とケンケンは、『チキチキマシン猛レース』のあとに作られた『スカイキッドブラック魔王』にも登場している。
今度はレースではなく空が舞台
『チキチキマシン猛レース』ではゼロゼロマシンでレースに参加していた二人だけれど、『スカイキッドブラック魔王』では飛行機に乗って空でドタバタを繰り広げる。
ブラック魔王が作戦を考え、ケンケンが付き合い、最後には思いどおりにいかない。
二人の基本的な関係は変わらないので、ケンケンの笑い声が好きな人ならすぐに同じコンビだとわかるよね。
勲章や飛行帽のケンケンはこちらの印象が強い
飛行帽やスカーフを身につけたケンケン、勲章を欲しがるケンケンを覚えているなら、『スカイキッドブラック魔王』の記憶である可能性がある。
『チキチキマシン猛レース』だけを見ても記憶と一致しないときは、こちらの作品も思い出してみよう。
二つの作品でケンケンの記憶が混ざりやすい
| 作品 | ケンケンの見どころ |
|---|---|
| チキチキマシン猛レース | ブラック魔王とゼロゼロマシンでレースに参加する |
| スカイキッドブラック魔王 | 飛行帽やスカーフ姿で空を舞台に活躍し、勲章好きな面も目立つ |
どちらもブラック魔王とケンケンが組み、失敗を重ねるドタバタコメディなので、子どものころに両方を見ていると場面が混ざっていても不思議じゃないよ。
「車のレースだったか、飛行機だったか」を思い出すと、どちらのケンケンを覚えているのか整理しやすくなるね。
ケンケンは今見てもわかりやすくて面白い

ケンケンは半世紀以上前に生まれたキャラクターだけれど、グッズや映像をきっかけに今でも目にすることがある。
人気の理由を難しく考える必要はないのかもしれない。
悪だくみが失敗した相棒を横で笑うという関係が、一目でわかって面白い。
言葉がわからなくても伝わりやすい笑いだからこそ、世代や国が変わってもキャラクターの魅力が残りやすいんだろうね。
昔のキャラクターなのにグッズでも見かける
ケンケンは現在の中学生にとって、リアルタイムで見ていたアニメのキャラクターではない。
それでも、ステッカー、フィギュア、古着などのキャラクターグッズをきっかけに、先にケンケンの姿を知ることがある。
「この笑っている犬は何のキャラクター?」と調べて、そこから『チキチキマシン猛レース』へたどり着く順番もありそうだ。
昔の作品を知っている大人には懐かしく、初めて見る世代には少し変わった犬キャラクターに見える。
その両方が同居していることも、今なおケンケンが目に入る理由の一つなんだろうね。
プジョー208のCMにもケンケンが登場
『チキチキマシン猛レース』の世界を実写とCGで再現した映像として知られているのが、フランスの自動車ブランド、プジョーの「208」のCMだ。
これはアニメそのものを実写ドラマ化した作品ではなく、『チキチキマシン猛レース』をモチーフにした自動車CMだ。
→『チキチキマシン猛レース』を再現したプジョー208の動画はこちら
※出典 YouTube

もちろん、ケンケンも出ている。
そして、ちゃんと「シシシシシ」と笑うんだよ。
笑ってくれるんだ! プジョー、わかってるねー。
ケンケンについてよくある質問
ケンケンは何のアニメに出てくる犬?
代表作は『チキチキマシン猛レース』だ。
ブラック魔王と一緒にゼロゼロマシンに乗ってレースに参加する。
その後の『スカイキッドブラック魔王』にも同じコンビで登場しているよ。
ケンケンは何犬?
ケンケンは特定の純血種ではなく雑種だ。
作品中では、ブラッドハウンド、ポインター、エアデールなどが混じった犬として説明されている。
ケンケンの英語名は何?
英語名はMuttleyだ。
日本語版を作る際に、日本では「ケンケン」という独自の名前になりました。
ケンケンの声優は誰?
1970年に日本で放送された『チキチキマシン猛レース』でケンケンを演じたのは神山卓三さんだよ。
原語版では多くをしゃべらないMuttleyに、日本語版ではセリフを加えるなど独自の吹き替え演出が行われたんだ。
ケンケンの笑い声は日本語版だけ?
いいえ。
原語版のMuttleyにも息を漏らすような独特の笑い声があり、キャラクターを代表する特徴になっているんだ。
日本では神山卓三さんの吹き替えや追加されたセリフと一緒に親しまれたため、「シシシシシ」と笑うケンケンの印象が特に強く残ったんだ。
ケンケンの実写版はある?
この記事で紹介している動画は、『チキチキマシン猛レース』そのものを実写ドラマ化した作品でじゃない。
プジョー208のCMとして、アニメのレースやキャラクターを実写とCGで再現した映像なんだ。
ケンケンまで登場し、おなじみの笑い方も再現されているところが楽しい映像だよ。
ケンケンは笑い声まで覚えてしまう犬キャラクター

ケンケンは、『チキチキマシン猛レース』に登場するブラック魔王の相棒。
もじゃもじゃした被毛、ずんぐりした体型、そして「シシシシシ」と聞こえる笑い声で、一度見たらなかなか忘れられないね。
犬種は特定の純血種ではなく雑種で、英語名はMuttley。
日本語版ではセリフが増え、神山卓三さんの吹き替えによって日本独自のケンケン像が作られたんだ。
また、『スカイキッドブラック魔王』にもブラック魔王とのコンビで登場しているよ。
忠実そうでいて、ブラック魔王が失敗すると遠慮なく笑う。
少し意地悪で、ちゃっかりしていて、それでも憎めないんだよね。
そんな関係が言葉を超えて伝わるからこそ、ケンケンは今見ても妙にかわいい犬キャラクターなのかもしれないね。


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