1. ポメラニアンってどんな犬?
Modified on: Jul 17, 2019
ふわふわした長い被毛でまるでぬいぐるみのように愛くるしい容姿をしたポメラニアンはどんな歴史を持っているのでしょう?
ポメラニアンは、ドイツとポーランドの国境にまたがるポメラニア地方に土着していたジャーマン・スピッツやサモエド(シベリアのツンドラ地方で、遊牧民族であるサモエド族と暮らしてきた土着の犬)が元祖と言われているようです。
18世紀になってイギリス国内に持ち込まれ、ヨーロッパの王族・貴族に愛好されるようになりました。
19世紀後半、愛犬家のビクトリア女王は10キロほどあったポメラニアンを5kg程度まで小さく作り上げました。
また、それまでブラックとホワイトしかなかったポメラニアンですが女王の犬舎にはレッドが存在したと言われているそうです。
女王は1891年に開催された第1回クラフト・ショーにポメラニアンを出して、いずれもクラス1席を獲得しているそうです。
この後ポメラニアンが世界的に人気となり、小型化が促進されるとともに毛色も増えていったようですね。
日本では1970年代にマルチーズやヨークシャー・テリア、ポメラニアンは座敷犬御三家と呼ばれるほどの人気でした。もちろん現在も人気犬種の1つです。
2. ポメラニアンの体の特徴
ポメラニアンは体重1.9 〜5.0kg、体高8〜13cm。体は小さいがとても丈夫な堅守です。
小さな頭に大きな目、手足も細く、尻尾は背中に向けて巻いていて、ゴージャスな?毛並みを持っています。
ポメラニアンはすべての犬の中で最も毛色のバリエーションが多いです。
一般的なのはオレンジ、ブラック、クリーム、ホワイトですが、ブラウン、レッド、オレンジ、セーブル、オレンジ・セーブル、ウルフ・セーブル、チョコレート、スポット、ブリンドル、ビーバー、ブルー、ブラック・アンド・タン、ブラウン・アンド・タンと調べてみると驚きの多さですよね。
さらにそしてこれらの毛色の組み合わせもあります。
3. ポメラニアンの性格
ポメラニアンは活発で遊び好き。
頭がよく、しつけが入りやすい犬種と言われています。
また人間が大好きで基本的には他犬にもフレンドリーです。
しかし、しつけがキチンとされていなかったりすると、飼い主と離れることに過度に不安を感じてしまう場合もあります。
環境の変化に敏感なので新しい刺激に吠えやすいところもあります。
放っておくと無駄吠えの癖がついてしまうので、しっかりしつけを入れる必要がありますね。
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