1. クルマに慣れさせる
Modified on: Jul 28, 2019
獣医に連れて行くときや、ドッグラン、旅行に連れて行くのに車に乗せることができればやはり便利ですね。
ですが犬は平衡感覚に優れる分、車に酔いやすいのです。
トレーニングやしつけを重ね、少しづつ車に慣らしていくことで、ドライブ好きの犬にしていく必要があります。
2.なぜ犬が車をきらうのか
車の振動や音が嫌い
人間でも敏感な人は車のエンジンの振動や、揺れを嫌がる人がいます。犬にも同じで、振動や揺れを気持ち悪く感じるのかもしれません。
車は周りに注意を促すために、大きな音が出るようになっています。
クラクションがそうですが、あれは車内にも聞こえますよね。
ウィンカーや、バックギヤに入れたときのチャイム音も犬が苦手ということは十分にあり得ると思います。
ニオイが苦手
タバコの匂いが残っていると、なかなか取れませんし、犬も嫌います。
タバコは吸わないとしても、何年か使っていれば車は独特な匂いが室内に満ちているものなんですね。我々人間は慣れたり、鈍感だったりであまり感じませんが、嗅覚が鋭敏な犬にはきついのかもしれませんね。
嫌な思い出がある
車に乗っていくといく先はいつも獣医で、注射ばかりされた。車が痛い思いや怖い思いと結びついてしまい、トラウマになっていることもありえます。
車酔いをする
車酔いは耳の奥にある三半器官が、揺れに対応できずに起こるもので、これは人間とおなじです。
車酔いになると嘔吐したり、パニックになったりと様々ですが、このようなことがトラウマになって車が嫌いになることもあるでしょう。
車嫌いを克服するには?
子犬のうちから車に慣れさせていきましょう。
犬にとって車は「嫌なこと」と結びついている場所かもしれません。
毎日ちょっとずつトレーニングを続けることで、車が苦手という意識を取り去ってあげましょう。
ただ、人間と同じで車に酔いやすい犬、問題のない犬など個々の体質によって違いがあることも確かです。
どうしても酔ってしまう犬にはあまり無理をさせないようにしてください。
1. 最初にクルマのまわりで子犬と遊んであげます。周りでフードをあげるのも良いでしょう。
まだクルマの中に連れ込む必要はありません。まずはクルマという存在になれてもらいましょう。
2. クルマのドアを開けたまま、中に連れ込み、遊んであげましょう。
フードをあげたりして車内で短い時間を過ごしてみます。
3. 慣れてきたらドアを閉めて同様に子犬と過ごしてみましょう。
次にエンジンをかけてみます。最初のうちはエンジンをかける時間も短めに。
走るのはまだ先の話です。子犬がわずかでも座っていられたら、ごほうびのフードを与える事を繰り返し、徐々に時間を長くしていきましょう。
嫌がる犬には無理強いしないでください。
4. 問題なければ、短い距離を走ってみましょう。
目的地に着いたら一緒に遊んであげるなどして、ドライブに良いイメージを作ってください。
5. 走る距離を徐々に延ばしていきましょう。
繰り返しますが、着いた先には必ず楽しいことが待っていると思えるような場所に連れて行きましょう。
6. 少しでも嫌がるようなら、一つ前の段階に戻ってやり直してください。
また、子犬がクルマの中で吐いてしまうことがあるかもしれませんが、決して叱ってはいけません。
黙って素早く片付けましょう。
7. 最初のうちはダッコでも仕方ありませんが、犬と人間の両方の安全を考えれば、クレートや、犬用のシートベルトなど固定する器具を使うべきです。
自由にしてあげたいという気持ちはわかりますが、ある程度固定をした方が犬もあまり酔わないようです。
徐々に慣らしていってください。
3. ドライブするときの注意点
最も大切なのは安全運転を心がけることです。「急」がつく運転は犬も人間も危険に近づけるばかりではなく、犬が酔いやすい状況を作ってしまいますよ。
クルマに酔いやすい犬の場合、移動前には食事を与えないようにしましょう。二時間以上前には済ませておくことが肝心です。
また、二時間くらいを目安に休憩をとりましょう。定期的に車内の空気を入れ替えることも大切ですね。
新鮮な空気を取り入れることで犬は酔いにくくなるようです。
その時に走行中の窓から飛び出したり、転落しないように注意してください。
・犬を車内に残していく場合には、夏場に限らず最大限の注意をしてください。
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4. 犬用ドライブグッズ
子犬が快適にドライブできるように、いろいろなグッズを試してみるのも良いと思います。
あまり高価なものではないので、あなたの子犬に合うものを試してみてはいかがでしょうか?
ドライブボックス
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犬を安全にシートに固定するには、もちろんシートベルトがあれば良いのですが、それだけではシートを汚してしまいます。そこで、一人用のスペースに合わせて使うのがドライブボックス。主に後席の3人用シートにまたがるよゆに使うのがドライブシートになります。ドライブボックスは小ぶりで持ち運びしやすく、助手席などでも使えるところがメリットです。
一方活発な犬だとひっきりなしにボックスから出てきてしまいます。その辺がデメリットでしょうか。
ドライブシート
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車の後席全部に被せる形で使用します。
犬はシートベルトに繋がれてはいますが、ドライブボックスよりも自由なので、安心して乗ってくれるかもしれません。
布が大きい分、しまうときにスペースを取ります。ドライブボックスと比べると設置が手間といったデメリットがあります。
ペットスロープ
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小型犬では必要ないでしょうが、30キロある大型犬が老犬になって、しかもSUVなんていう場合は必要でしょう。
二つ折りにできて収納にスペースを使わないタイプが良いですね。
ステッカー
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様々なものがあります。
犬種ごとのものも出ているのでお好みで。
貼っているからといって何の優遇措置もないのですが、ファッションですね。
ドンパック
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旅先で犬がしたうんちは持ち帰りましょう!
でも車内にそれをいれているときの臭気といったらものすごいものがあります。
なのでハッチバックのリアワイパーにコンビニ袋にいれた「うんち」を吊るす、みたいなのが犬同伴ドライバーの定番だったのですが、「donpack」でそんな光景も過去のものに。
だいたいコンビニ袋の結びが解けたら落ちちゃいますからね。
バッグの中にうんちをいれて、磁石でリアドアにくっつけるんですね。
でも注意! アルミ製のハッチドアにはくっつきません。わたしは無駄にしました(涙)
5. まとめ
犬を飼うのに、クルマはとても便利な物です。
でも溺愛するあまり、膝に乗せて運転したり、クレートに入れる、もしくはハーネスをつけずに車内においておくことは、ワンコを危険に晒す行為です。道交法的にも違反になります。
犬が原因で事故になったり、事故ったときに犬が犠牲になりますからね。
また、車内に閉じ込めたまま遊びに行ったり、なども事故が絶えません。飼い主のしっかりした管理下で犬とクルマの付き合い方を実践してくださいね。
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