犬を飼っていると、犬の体から細かいフケが出ていることがあります。
特に冬場は、犬の皮膚が乾燥してフケが増えることがあります。
このような場合、犬の健康にも悪影響を与えるため、適切な対策が必要ですね。
今回は、犬のフケ対策について解説していきます。
そもそもフケってなんだろう
フケとは、人間や動物の皮膚の表面から剥がれ落ちる角質層のことですね。
一般的に、フケは健康な人や動物でも発生するものですが、過剰に発生すると皮膚の健康に影響を与える可能性があります。
犬のフケの原因は?
犬のフケの原因はさまざまですが、おもなものを以下にまとめてみました。
犬の皮膚の乾燥
犬の皮膚が乾燥すると、フケが増える傾向があります。
特に冬場は空気が乾燥しているため、犬の皮膚が乾燥してフケが出やすくなることがあります。
シャンプーが体質に合っていない
犬の体質に合わないシャンプーを使用すると、皮膚にダメージを与えることがあります。これが原因で犬の皮膚が乾燥してフケが増えることがあります。
ストレス
ストレスは、犬の健康に悪影響を与える要因の一つです。ストレスが原因で犬の皮膚が異常を起こし、フケが出ることがあります。
なにかしらの病気
犬のフケの原因として、何かしらの病気がある場合があります。具体的には、感染性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏症、甲状腺機能低下症などが挙げられます。
犬のフケはこうやって対策しよう!
犬を飼っている飼い主の中で、犬のフケが気になる方は多いですよね。
特に冬場は、乾燥した室内で過ごすことが多くなるため、フケが増えることがあります。ここでは、犬のフケについて詳しく解説し、適切な対策方法を紹介します。
部屋の湿度を保つ
犬のフケが増える原因の1つは、室内の乾燥です。
部屋の湿度が低いと、犬の皮膚が乾燥してフケが増えることがあります。
そこで、部屋の湿度を保つようにしましょう。
加湿器を使うことで、湿度を上げることができます。
また、部屋の換気も大切です。室内が閉鎖的な状態が続くと、カビやダニが繁殖して犬の皮膚トラブルを引き起こすことがあります。
定期的に換気を行い、清潔な環境を保つように心がけましょう。
適切なスキンケアを行おう
犬のフケが増える原因の1つは、皮膚の乾燥です。
皮膚を保湿することで、フケの発生を予防することができます。
犬用の保湿剤を使うのも効果的です。
ただし、犬の皮膚は人間と異なり、過剰な保湿は皮膚トラブルを引き起こすことがあります。犬種や個体によって皮膚の性質が異なるため、獣医師に相談することをおすすめします。
シャンプーを変えてみよう
犬のフケの原因のひとつは、適切でないシャンプーを使用していることです。
犬の皮膚は人間の皮膚とは異なり、皮脂が多く分泌されるため、適切なシャンプーを選ぶことが重要です。
犬のフケに効果的なシャンプーとしては、抗菌作用のあるものや、保湿効果のあるものがあります。
犬種や毛質に合わせた適切なシャンプーを選び、定期的にシャンプーをすることで、フケの改善につながります。
犬用保湿剤を使ってみよう
犬のフケの原因のひとつに、乾燥した皮膚があげられます。
皮膚が乾燥すると、フケが出やすくなります。
そのため、犬用の保湿剤を使って、皮膚の保湿を行うことが大切です。
犬用の保湿剤には、天然由来の成分が多く含まれており、肌に優しいものが多いです。保湿剤を使うことで、犬の皮膚の乾燥を防ぎ、フケの改善につながります。
フケの原因になる病気はあるの?
犬のフケの原因には、病気がある場合もあります。
獣医師による診断が必要ですが、以下の病気がフケの原因になることがあります。
感染性皮膚炎
感染性皮膚炎にはいくつか種類があります。
たとえば膿皮症は、黄色ブドウ球菌、レンサ球菌などの細菌感染が原因で起こります。皮膚に赤いポツポツができたり、化膿して黄色っぽいかさぶたができて、かゆみや脱毛の症状とともにフケが見られるようです。
アレルギー性皮膚炎
アレルギー性皮膚炎の原因は、環境、遺伝、ストレス、食物アレルギー、ダニ、カビなど複数あります。
アレルギー性皮膚炎の症状には、かゆみ、赤み、炎症、カサカサやフケのような皮膚表面の異常などがあります。
アレルギーが耳や口、目の周り、足先の指の間、足の内側、おなかなども赤みが出ていないか確認してみましょう。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、皮膚の炎症であり、原因はまだよく分かっていません。しかし、遺伝的素因や環境要因などが関わっていると考えられています。
この疾患は人間だけでなく、犬や猫などの動物にも発生することがあります。獣医師の診断が必要で、治療法は個体によって異なります。
アトピー性皮膚炎では肌が乾燥しやすいためにフケが出やすくなります。
脂漏症
脂漏症は、皮膚の新陳代謝が異常に速まることによって起こる疾患です。
犬や猫などの動物にも発生することがあり、皮膚のかゆみや赤み、フケやカサカサなどの症状が現れます。
油性脂漏症の場合は、体が脂っぽくなって体臭も強まり、油性のフケが出ます。乾性脂漏症の場合は、皮膚が乾燥してフケが増えます。
甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症の犬は、乾燥した毛並みをしていて、元気がなく疲れやすくなります。
同時に、抜け毛、左右対称の脱毛、かさかさしたフケ、皮膚炎が見られることもあります。この病気は、甲状腺ホルモンの分泌不足により、犬の体内の代謝が低下することで発症します。
まとめ
犬のフケは、皮膚の乾燥やシャンプーの体質不良、ストレス、病気などが原因となります。適切なスキンケアを行い、湿度を保つことで対策しましょう。
また、病気が原因の場合は、早めに動物病院を受診することが必要です。愛犬の体質に合わせたケアを行うことで、健康な皮膚を保ちましょう。
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