犬がベッドで寝ない 床で寝るのはなぜ？

Q1：犬がベッドで寝ないのはなぜ？

A：犬がベッドで寝ない理由はさまざまです。
暑さ対策で床のひんやり感を好む場合や、ベッドの匂いや形、高さが不快に感じている場合もあります。
また、床に自分の匂いがついていて安心する、ただ気まぐれなだけ、といった心理的な理由もあるのです。

Q2：床で寝ることで健康に悪影響はある？

A：基本的に健康な犬が自ら選んで床で寝る分には大きな問題はありません。
ただし、関節痛や皮膚トラブルがある場合、硬い床が負担になったり、寒さで体調を崩すリスクもあります。
シニア犬や持病のある犬は、寝床の環境や室温管理をより慎重に整える必要があります。

Q3：ベッドに寝てもらうためにできる工夫は？

A：温度・湿度管理、ベッドの素材や形状を愛犬好みに調整することが基本です。
さらに、お気に入りのタオルやおもちゃを置いて安心できる空間にする、静かな場所にベッドを移動するなど、寝床環境を工夫しましょう。
急がず、少しずつ慣れさせることが大切です。

Q4：どうしてもベッドで寝てほしい時の最終手段は？

A：コマンドトレーニングやおやつ誘導などで、ベッドを「いい場所」と認識してもらう方法があります。
また、床よりもベッドの方が快適だと感じるように調整するのも有効です。
それでもダメなら、床寝は愛犬の個性と考えて受け入れるのも一つの答えです。

Q5：飼い主が気をつけるべきことは何？

A：まず、犬がどこで寝ていてもリラックスできていればOKと考えることが大切です。
ただし、暑さや寒さ、健康問題が隠れていないかは注意深く観察しましょう。
床寝・ベッド寝のどちらでも、愛犬が安心して過ごせる環境を整えることが飼い主の役割です。

特定の人を選ぶ心理的理由

「なんでいつもお母さんのところで寝るの？」
家族みんながいるのに、特定の人とばかり寝たがるわんちゃん
そこにはしっかりした“犬の心理”が隠れています
それは単なる好みではなく、信頼、習慣、安心感、生活の積み重ねによって形づくられるものなのです
ここでは、愛犬が“この人がいい”と選ぶ理由を見ていきましょう

主担当＝ごはん・散歩係への恩義

犬にとって食事や散歩は生活の中心です
この役割を日々担当している飼い主は、自然と信頼される存在になります
ごはんをくれる人、毎日歩いてくれる人——そうした存在こそが、犬にとって“命を預ける相手”に近づいていきます
寝る相手に選ばれるのは、そうした日常の積み重ねの結果とも言えるでしょう
つまり「ごはん係＝安心の象徴」なのです
わんちゃんにとって、ただ一緒にいてくれるだけではなく、生活を支えてくれる人への愛情はとても深いものになります

性格・雰囲気の相性の良さ

犬にも相性というものがあります
人間の雰囲気や声のトーン、動きの速さなど、微妙な違いを敏感に感じ取って「この人といると落ち着く」と判断することがあるのです
穏やかで静かなタイプの人には、怖がりな犬や臆病な性格の犬が寄り添いやすい傾向があります
逆に活発で元気な人には、好奇心旺盛なわんちゃんがくっつきやすくなります
性格の“波長”が合うというのは、人間同士だけでなく、犬との関係にも大きく関わっているのですね

寝相や体温の“ベッド相性”

布団の中で寝返りが少ない、静かに眠ってくれる、足元が広い——そんな人は、犬にとって理想の“ベッドパートナー”になります
また、体温が高めの人は、寒がりな犬にとってありがたい存在でもあります
逆に、暑がりの犬は体温の低い人の近くにいるほうが快適だと感じることもあります
このように、体の相性も関係性を左右することがあるのです
寝相・体温・布団の硬さ……すべてが組み合わさって“眠れる相手”が決まっていくのですね

過去のポジティブ連想で選択

犬の記憶力は意外と優秀です
「この人と寝た日は落ち着けた」「雷の日にそばにいてくれた」など、過去の安心感がそのまま“信頼の記憶”として残ります
そして次もまた、その人を選ぶようになります
つまり“いい思い出”の積み重ねが寝床選びの決め手になっている場合もあるのです
このように、寝る相手を選ぶ行動には、心理的な理由と過去の経験が色濃く影響しているんですね
※くわしくは「犬は一緒に寝る人を選ぶ？　一緒に寝るための100の手練手管」

犬 一緒に寝てくれない　その理由

犬と一緒に寝る幸せ、味わってみたいですよね。
でも、わんちゃんが「別寝」を決め込んでしまうこと、意外と多いんです。
「一緒に寝たいのに…なぜ？」と飼い主が切なくなる夜、実はその背景にはいろんな心理や生活習慣、環境の問題が隠れている場合があります。
今回は、そんな「犬が一緒に寝てくれない理由」を100個…とまではいきませんが、できるだけわかりやすく解説していきます。
飼い主と愛犬の信頼関係を深めるヒントになるはずですよ。

愛犬が「別寝」の原因って？

犬が飼い主と一緒に寝ない理由は、一言で言えば「性格」「環境」「習慣」「心理」の組み合わせですね。
いつも一緒にいたいと思っているわんちゃんでも、寝るときだけは別が安心、ということもあるでしょう。
では、どんな原因があるのでしょうか？

性格がクールすぎる説

犬の性格は人間と同じで、本当に個性豊かです。
中には、群れで寝ることよりもひとりでリラックスしたい性格の犬もいます。
「甘えん坊＝添い寝好き」と思い込むのは早計ですね。
むしろ「自立したわんちゃん」こそ、ひとり寝を好む可能性があります。
獣医師によると、この性格傾向は子犬のころからのトレーニングや環境である程度形成されることも。
性格は変えようとしても無理な場合が多いので、まずは様子を見守るのが基本的な対処法ですね。

自分のベッドが安心基地すぎ説

犬は自分専用の寝床、つまり「クレート」や「ケージ」、「犬用ベッド」があると、そこに強い安心感を持つようになります。
そのため、飼い主の布団や寝室よりも「いつもの場所」のほうが居心地よく感じるのです。
特に、寝床の位置や環境が快適に設置されていれば、なおさら動こうとしません。
この場合、わざわざ無理に一緒に寝る必要はなく、お互いの生活リズムを尊重したほうが幸せでしょう。

寝室環境がNGポイント説

犬の嗅覚は鋭敏なので、寝室の匂いがNGな場合、寄りつかないことも。
例えば、人間の香水や洗剤の匂い、あるいは部屋の埃っぽさなど、わんちゃんにはストレスになることがあります。
さらに、寝室の温度や湿度、寝床の硬さ、寝具の素材も快適さに影響する要素。
犬用に安心できる環境を整えることが必要ですね。

過去の“ん？”が尾を引いてる説

昔、寝室で大きな音がしたり、寝ているときに足を蹴ってしまったなど、ちょっとしたケガや驚きの経験がトラウマになっている可能性もあります。
犬は意外と細かい出来事を覚えていて、寝床の環境が安心できるかどうかを常に判断しています。
そういうときは無理に連れてこようとせず、寝室が「安全で静かな場所」だと再認識してもらう時間が必要です。

ベッドが嫌い？快適ゾーンがどこか探る術

飼い主のベッドや布団は人間にとっては最高の寝床でも、犬にとっては「うーん、なんか違う」と思うことがあるんですよね。
愛犬がどこで安心できるか、ちゃんと見極める必要があります。
犬の心理や生活習慣を理解して、無理なく快適な睡眠空間を用意しましょう。

嗅覚チェック：匂いNG？

犬は匂いに敏感な動物ですから、飼い主の寝室や布団が自分の好きな匂いじゃないと、快適に感じません。
香水や柔軟剤、掃除用品などの匂いが強すぎると、犬にとってはストレスになります。
また、他のペットの匂いや、知らない人間の残り香も要注意ポイント。
わんちゃんの安心感を優先するなら、無香タイプの洗剤や柔軟剤を使うのが良いでしょう。

硬さや素材で好き嫌い発作？

犬にも「寝心地の好み」があります。
布団がふかふかすぎると不安定に感じたり、逆に硬すぎるとリラックスできない、なんてこともありますね。
また、布団の素材が静電気を発生させたり、肌触りが苦手だったりすると、それも嫌がる原因に。
愛犬の様子を観察して、居心地の良い素材を用意することが大切でしょう。

温度ちょいズレで暑苦しい？

人間にとって快適な室温でも、犬には暑かったり寒かったりすることがあります。
犬種や毛の厚さ、年齢によっても感じ方は違うんですよね。
夏場に布団で一緒に寝ようとすると「暑いから無理！」と逃げてしまうこともあるでしょう。
冬も暖房の位置や寝床の保温性など、細かい対策が必要です。

音や光が気になりすぎる説

寝室の環境音や光も、犬の睡眠に影響します。
夜中にスマホを見たり、テレビをつけっぱなしにしたりすると、わんちゃんが落ち着かなくなる可能性があります。
静かな環境、暗めの部屋にして、安心して眠れる空間を用意してあげたいですね。
犬の心理として「安心できる場所で眠りたい」というのは、人間と同じなのではないでしょうか。

※くわしくは「犬が一緒に寝てくれない　その理由100」

ベッドが嫌いなの？それとも床が好き？心理を読み解け！

心理①：縄張り意識が強いタイプかもね

犬はもともと縄張り意識が強い動物です。
自分の匂いや慣れ親しんだ空間を大切にする傾向がありますよね。
そのため、リビングの一角や寝室の隅といった「いつもの場所」に安心感を感じて、そこを寝床として選んでいる可能性があります。
ベッドが新しい場合や配置を変えた時など、縄張り感が薄れてしまうと「ここはまだ落ち着かないな」と思ってしまうのでしょう。
そんな時は、ベッドのある場所に愛犬がよく使うタオルやおもちゃを置いて、少しずつ「自分の匂い」をつけてもらうといいですよ。
環境づくりも飼い主の愛情表現のひとつですね。

心理②：外敵から身を守るために低い場所が安心説

犬の祖先であるオオカミたちは、外敵から身を守るためにできるだけ低く、周囲が見渡せる場所で眠る習性がありました。
現代の犬にも、その本能が残っていると言われています。
ふかふかのベッドよりも、低くてすぐに起き上がれる床の方が「いざという時に逃げやすい」と感じているのかもしれませんね。
特に、神経質な犬や怖がりな性格の犬の場合、ベッドに囲まれる感覚が不安になることもあります。
安心できる環境をつくるためには、周囲の音や光、家族の動線なども見直してみる必要がありますよね。
警戒心の強い犬には、静かで落ち着ける場所に寝床を用意することが大切でしょう。

心理③：ベッドがふわふわ過ぎて落ち着かない場合も

ふわふわのベッドは、見た目にもかわいらしく「これなら喜んで寝てくれるだろう」と思いますよね。
しかし、犬にとっては柔らかすぎると身体が沈み込み、寝返りが打ちにくかったり、足腰に負担がかかったりすることもあります。
特に体重の重い犬種や、シニア犬、関節に不安を抱える犬の場合、硬めの床のほうが安定してリラックスできるのです。
ベッドの柔らかさが愛犬の体調や体格に合っていないと、「寝心地が悪い」と判断して、床を選んでしまう可能性もありますよね。
犬にとっての快適さは、飼い主の感覚とは異なることが多いですから、寝床の硬さや素材を見直してみると良いかもしれません。

心理④：飼い主の足元にいたい甘えん坊行動かも

愛犬がベッドでなく床で寝ている理由、それは「飼い主のそばにいたい」という単純な甘えん坊気質かもしれません。
ベッドが少し離れた場所にあると、寂しがり屋な犬は「遠いから嫌だな」「飼い主の足元のほうが安心だな」と感じて、床で寝ることを選ぶのです。
特に、寝室ではなくリビングなど、家族が集まる場所で床寝をするケースが多いでしょう。
また、飼い主がテレビを見たり、仕事をしたりしている足元で寝ていると、愛犬はその気配を感じて安心できるのです。
「一緒にいる時間」を大切にする犬にとって、距離感こそが最大の安心材料になる場合もありますよね。

もしかして健康問題？床寝が示すサイン

サイン①：暑がり・寒がりで体温調節してるんだよ

犬も人間と同じように、体温調節のために寝場所を変えることがあります。
暑い時期には床の冷たさでクールダウンし、寒い時期にはふわふわの布団やベッドで温まろうとするんですね。
もし夏場にベッドから出て床に移動している場合、それは熱がこもって暑さに耐えられなくなったサインかもしれません。
逆に冬でも床寝が続くようなら、寒さ対策が不十分か、もしくはベッドに何か不快な要素がある可能性もあります。
室温や湿度を確認し、愛犬が快適に過ごせる環境になっているかをチェックしてみましょう。

サイン②：関節痛や腰痛で柔らかいベッドがツラいことも

シニア犬や成長期の大型犬など、関節や腰に負担を感じやすい犬は、柔らかいベッドがかえってツラい場合があります。
ふかふかのベッドでは、沈み込みすぎて姿勢が崩れ、痛みが悪化してしまうこともあるのです。
こうした場合、硬めの床や低反発のマットの方が体重をしっかり支え、安定した姿勢で眠ることができます。
「最近ベッドを避けるな」と感じた時は、愛犬の関節や腰に痛みがないか確認し、必要に応じて動物病院で診てもらうことも大切ですよ。
健康問題は早期発見・早期対策が安心ですね。

サイン③：アレルギーや皮膚トラブルでベッドNG

ベッドの素材や洗剤の成分にアレルギー反応を示している可能性も考えられます。
犬の皮膚はとてもデリケートで、素材の刺激や洗剤の残留成分、ダニなどによってかゆみや炎症が起こることがあります。
その場合、床の方が刺激が少なく、安心して眠れる場所になるのかもしれません。
ベッドやマットはこまめに洗濯し、無香料・低刺激の洗剤を使用して清潔に保つことが必要です。
もし皮膚の赤みやかゆみなどが見られた場合は、動物病院でアレルギー検査や皮膚のチェックを受けましょう。

サイン④：シニア犬の加齢による好みの変化もある

年齢を重ねることで、犬の好みや体調は大きく変わります。
若いころはふわふわのベッドを好んでいた犬でも、シニアになると硬めの床で体を伸ばして寝る方がラクになることがありますよ。
筋肉や脂肪の減少、感覚の変化により、以前は快適だったものが合わなくなるのは自然なことです。
飼い主としては、過去の経験にとらわれず、今の愛犬の状態に合わせて寝床を見直してあげる柔軟さが求められますね。
寝場所選びにも年齢に応じたケアが必要になるのではないでしょうか。

寝かしつけ失敗あるある！ 飼い主のNG行動集

 寝る直前にテンション上げすぎ

寝る前に遊びすぎると、犬の興奮がおさまらず、逆に眠れなくなるんです。
特に若い犬や大型犬は、ちょっとした刺激でも覚醒してしまいますよね。
寝る前は静かに過ごして、気持ちを落ち着かせる時間に切り替えましょう。

寝ないからって怒鳴る → さらに寝なくなる悪循環

「早く寝なさい！」と怒ると、犬は不安や恐怖でますます眠れなくなってしまいます。
犬にとっては、優しく安心させてもらうことが何より大切なんですね。
怒るよりも、静かに寄り添って気持ちを落ち着かせる方が効果的でしょう。

SNSに愚痴って放置 → 犬は待ってるよ？

「寝ない…つらい…」とSNSに投稿していませんか？
その間、犬は「まだ起きてるなら遊ぼうよ」と待っていますよ。
まずはスマホを置いて、犬に向き合ってあげましょう。
その方が早く寝てくれるかもしれませんね。

ついオヤツで釣る → 習慣化して逆効果

「寝なさい」と言いながらオヤツをあげていませんか？
それでは「寝ないとオヤツがもらえる」と覚えてしまいます。
オヤツで釣るのではなく、静かな環境や安心感で眠りに誘いましょう。
習慣を変えるには、少し時間がかかるかもしれませんが、根気よく続けたいですね。

※くわしくは「犬　夜寝ない　どうしたらいいの？」

ベッド環境を見直して！改善策あれこれ

改善策①：温度と湿度を快適ゾーンに

犬が快適に眠るためには、室内の温度や湿度管理がとても大切ですね。
夏場であればエアコンや扇風機を使って涼しく、冬場であれば暖房で暖かくして、室温を20〜25度前後、湿度を40〜60％に保つことが理想的です。
特に暑さに弱い犬種やシニア犬の場合は、熱中症や寒さによる体調不良になりやすいため注意が必要でしょう。
寝床だけ快適でも、部屋全体の環境が悪ければ、やっぱり床の方が涼しくて安心と感じてしまうかもしれません。
愛犬が安心して安眠できる環境づくりは、温度・湿度の調節から始めたいですね。

改善策②：ベッドの素材・形状・高さを調整してみる

ベッドの素材や形状、高さも犬にとっては重要なポイントです。
通気性のよいメッシュ素材や、抗菌・防ダニ仕様の生地など、快適さと清潔さを兼ね備えた素材を選ぶといいでしょう。
形状もフラットタイプ、ドームタイプ、クレート型などさまざまありますが、愛犬の寝姿や性格に合わせて選ぶことが必要です。
高さはあまり高すぎないようにし、シニア犬や小型犬でも楽に出入りできるように工夫しましょう。
環境に合わせて細かな工夫を重ねることが、最終的にベッドで安眠してもらえるコツになるのではないでしょうか。

改善策③：お気に入りのタオルやおもちゃを置く作戦

新しいベッドにすぐに慣れない犬は多いものです。
そこで、お気に入りのタオルやよく遊ぶおもちゃをベッドに置いて、「ここも安全な場所だよ」と教えてあげるといいでしょう。
自分の匂いがついているものがあると、犬は安心してそこに寝転がるようになります。
また、ベッドに入った時に優しく声をかけたり、ご褒美をあげたりすることで、ポジティブな印象を持たせる工夫も効果的ですよね。
無理に誘導するのではなく、自然と「ここが落ち着くな」と思ってもらえる環境づくりを心がけたいものです。

改善策④：寝場所の位置そのものを変えてみる

もしかすると、ベッドの場所自体が落ち着かない場所なのかもしれません。
家族が行き来する廊下の近くや、テレビや音楽がうるさい場所では、犬もリラックスできないですよね。
静かで落ち着ける場所、例えば部屋の隅やカーテンの影などにベッドを移動してみましょう。
また、冷暖房の風が直接当たらない位置にすることも快適さアップのポイントになります。
犬が安心できる環境をつくるためには、寝床の位置にも注意してあげたいですね。

床で寝る派ワンコとの暮らしを楽しもう

楽しみ方①：床マットやラグを工夫して快適に

床寝が好きな犬には、そのまま床で過ごせるようにマットやラグを工夫してあげましょう。
例えば、滑り止めつきのジョイントマットや、ひんやり素材のラグなどがおすすめです。
硬いフローリングのままだと、関節に負担がかかったり、滑ってケガをするリスクもあります。
夏場は冷感素材、冬場は保温性の高いマットを使い分けることで、快適な寝心地になりますよね。
「床寝派」を否定せず、快適に過ごせる環境をつくることで、犬もリラックスして眠れるようになります。

楽しみ方②：床寝ならではのかわいい寝相を激写！

床で寝ている愛犬を見ていると、思わず写真を撮りたくなる瞬間がたくさんありますよね。
ヘソ天でお腹を見せて寝ていたり、足を伸ばしてリラックスしていたり、時には丸まって寝ていたり…。
ベッドでは見られない自由な寝姿は、飼い主にとって癒しそのものです。
SNSにアップして自慢するのも楽しい時間になりますし、寝顔から健康状態や気分の良さが伝わってくることもありますよね。
「床寝＝ダメ」ではなく、床でしか見られないかわいさを楽しんでしまいましょう。

楽しみ方③：安全対策も忘れずにね（滑り止め必須）

床で寝る場合、滑りやすい床材だと立ち上がる時や遊ぶ時に危険が伴います。
特にフローリングの場合、滑り止めマットやカーペットを敷くことが安全対策として必要ですね。
シニア犬や足腰の弱い犬では、少しの滑りでも転倒やケガの原因になることがありますから、見逃せないポイントです。
また、段差のある場所や家具の角にも注意し、愛犬が安心して過ごせるように環境を整えたいですね。
「安心＝安全」と考えて、暮らし全体を見直してみましょう。

楽しみ方④：気まぐれな寝床移動を見守ろう

犬はその日の気温や気分によって、寝る場所をコロコロ変えることがありますよね。
「今日はベッド」「今日は床」「やっぱりソファ」など、気まぐれに移動する様子は、見ていて微笑ましいものです。
その自由な寝床選びを「困ったなぁ」と思わずに、「今日の気分はここなのか」と見守る余裕も大切でしょう。
犬にとっては、環境の変化や体調の変化を感じ取ったうえでの自然な行動なのですから、無理に固定しようとせず、柔軟に対応したいですね。

飼い主の声あるある：なんでベッド無視なの？

あるある①：せっかく買ったベッド無視パターン

奮発してかわいいベッドを買ったのに、まったく使ってくれない。
飼い主なら一度は経験するこの悲しみ、けっこう多いですよね。
ふわふわ、もこもこ、デザインも完璧。
なのに愛犬はあっさり床に直行…。
これはもう、犬の気まぐれとしか言いようがないでしょう。
ベッドの快適さやデザインは、結局「飼い主目線」であって、犬にとっては「知らないもの＝警戒対象」になってしまうんですね。
まずはベッドを愛犬仕様にカスタマイズして、信頼できる場所に変えていく工夫が必要です。

あるある②：床に寝てる姿が尊すぎて許したくなるやつ

なんで床で寝るの？と疑問に思いながらも、その無防備な寝姿を見ると「まあ、いっか」と許してしまう…。
これ、完全に飼い主あるあるですね。
フローリングにぺたっと寝ている後ろ姿や、お腹を見せて寝ているヘソ天姿は、もうかわいすぎて反則です。
ベッドに寝なくても、この幸せそうな寝相を見られるなら、むしろ幸せなのでは？と思ってしまいますね。
愛犬の幸せそうな姿こそ、飼い主にとっての最高の癒しですから、寝る場所にはあまりこだわりすぎないのも大切かもしれません。

あるある③：ベッド→床→ソファ→また床の無限ループ

ベッドで寝る→暑くなる→床に移動→ちょっと寂しくなる→ソファに乗る→やっぱり床、の無限ループ。
これも犬あるあるですね。
犬はその時の体温や気分、周囲の状況に応じて、最適な場所を自分で探して移動しています。
まるで自分専用の気まぐれ気象予報士みたいに、快適な場所を選び続けているんですね。
この行動、決して落ち着きがないわけではなく、自分なりに「快適な寝床」を探しているだけなんです。
だから、飼い主はその自由な移動を温かく見守ってあげたいですね。

あるある④：結局ベッドはインテリアになっちゃう説

買ったベッドが、気づけば部屋のオシャレなインテリアと化している…。
愛犬が全然使わなくても、「部屋の雰囲気には合ってるから、まあいいか」と思い始めるのもまたあるあるですね。
たまにぬいぐるみ置き場になったり、掃除の邪魔になったりして、「何のために買ったんだっけ？」と笑ってしまうこともあるでしょう。
でも、それも飼い主ライフの一部として、楽しんでしまえばいいんじゃないでしょうか。
使われないベッドにも愛着が湧いてしまうのが、犬好きのサガかもしれませんね。

それでもベッドで寝てほしい時の最終手段

最終手段①：根気よくトレーニングしてみる

どうしてもベッドで寝てほしい場合、最初は根気よくトレーニングしてみることが大切です。
「ハウス」「ベッド」などのコマンドで誘導し、ベッドに入ったらすかさず褒めてあげましょう。
最初はおやつやおもちゃで誘導しつつ、少しずつベッドに慣れさせることがポイントです。
ただし、無理強いすると逆効果なので、愛犬の気分やタイミングを見ながら、気長に続けるのが成功のコツですね。
トレーニングも飼い主と愛犬の信頼関係づくりの一環と考えると、楽しんで続けられるのではないでしょうか。

最終手段②：おやつで誘導する作戦

もっとシンプルに、おやつでベッドに誘導する作戦も効果的ですね。
ベッドの上でおやつをあげることで「ここにいるといいことがある」と学習してくれます。
最初は「食べたらすぐ降りる」かもしれませんが、根気よく続けていけば、徐々にベッドを「安心できる寝床」と認識してくれるようになります。
このときも、ベッドを無理に押しつけるのではなく、自然に「ここが落ち着くな」と思わせることが大切です。
小さな成功を積み重ねて、気づけば自分からベッドに向かうようになるかもしれませんね。

最終手段③：床をちょっと不快にしてベッドを快適に

少し工夫して、床をひんやりしすぎないようにしたり、滑りやすくしないようにしたりして、ベッドのほうが快適だと感じさせるのも一つの方法です。
例えば、床暖房のない場所にベッドを置いて、床は少し冷たいままにしておくとか、床マットをあえて外してみるとか。
逆に、ベッドにはぬくもりやふわふわ素材、飼い主の匂いがするタオルなどを加えて「こっちの方がいいじゃん」と思わせるわけですね。
もちろん、犬にとって無理のない範囲で調節することが大切ですよ。

最終手段④：諦めて「それがウチの子の個性」と思う

最終的に「まあ、床が好きならそれでいいか」と諦めるのも、立派な選択肢です。
犬にとっての快適さは、飼い主が決めるものではなく、犬自身が選ぶものですからね。
床寝をすることでリラックスして眠れているなら、それが一番の幸せなんだと思いましょう。
「床派も個性のひとつ」と受け入れれば、飼い主も愛犬も無理なく暮らせるはずですよね。

犬は自由に寝る。それでいいじゃない！

犬がベッドで寝ない理由は、暑さや不安、気まぐれ、健康問題などさまざまです。
でも、どこで寝てもリラックスできていれば、それで十分幸せなんですよね。
飼い主としては、愛犬が自由に快適な寝床を選べるように環境を整えてあげればいいのではないでしょうか。
最終的に、床でもベッドでも「ここが一番落ち着く」と感じてもらえることが大切ですね。
愛犬の自由な寝姿を見守りつつ、一緒に安心できる空間を作っていきましょう。