犬が寝ているときに吠えるのはなぜ?その理由を探る

犬が寝てる時に吠える どんな犬か調べてみた

レム睡眠中の夢が原因?

犬が寝ているときに体をピクピク動かすのは、特にレム睡眠中の特徴的な現象です。
この動きは、いくつかの科学的要因によって説明されています。
まず、レム睡眠中に脳が非常に活発に働いていることが原因です。
この状態では、日中の活動や経験を夢として再現している可能性があり、それが身体の動きとなって現れます。
例えば、追いかけっこをする夢を見ているとき、足が走るような動きをすることがあります。
また、犬の脳が夢を制御している間、脳幹の働きによって筋肉が部分的に動かされることが観察されています。
これが睡眠中の「ピクピク」の主な原因とされています。

日中の出来事が夢に影響する

犬が寝ているときに体がピクピク動くのは、レム睡眠の状態のときになります。
脳や体をしっかり休ませるためにはノンレム睡眠が大切なのですが、もともと野生動物であった犬は外敵から身を守るため、ほんのわずかな物音や気配にも気づくことができるよう、浅い眠りであるレム睡眠の時間が長いことが必要だったようです。
寝ているときに体の中でも特に耳がピクピクと動いているときは、音に反応している可能性が高いようです。
野生時代の名残で、わずかな音にも反応し、身の回りに危険はないか音を聞き取るために警戒しているようです。

病気や異常行動の可能性

犬が眠っているときに短いけいれんを起こすのに気づいたことがあるかもしれません。
怖い夢を見ているのか、何か不快なことがあるのか心配になったことでしょう。
犬は1日平均12~14時間眠ります。
犬の脳は夢を通して情報と経験を処理していて、睡眠中のけいれんは脳内の活発な夢のサイクルに関連しているようです。
子犬は多くの情報を処理する必要があるため成犬よりも夢を見る睡眠時間が長いです。

「キュッキュッ」や「クーン」など寝言の種類

犬の寝言といえば、よく聞くのが「キュッキュッ」や「クーン」という高い声ですよね。
まるで子犬のころに戻ったかのような、甘えたような声で鳴くこともあります。
寝言の音の種類は犬によってさまざまで、「ワンッ」と小さく吠えることもあれば、「ウゥー」とうなり声のような寝言を漏らす子もいます。
実際、動物病院での相談でも「うちの犬、寝ながら変な声を出すんですけど大丈夫ですか?」という質問はよくあるそうです。
でも安心してください。
これはごく自然なことなんです。
とくにレム睡眠中は、夢を見ている状態なので、感情が声として表に出ることも多く、犬が遊んでいる夢を見ていると「キュッキュッ」、飼い主に会えた夢を見ていると「クーン」といった感じで反応していることがあるのだとか。
その鳴き声のバリエーションは、飼い主さんへのメッセージとも言えるかもしれませんね。
寝言は犬の個性が出やすい部分なので、動画で記録しておくのもおすすめです。
のちのち見返すと「こんな夢見てたのかもね~」なんて、家族みんなでほっこりできますよ。

寝言中の行動:足の動きやしっぽの振り

「おっ、足がピクピク動いてる…これはもしや、夢の中で追いかけっこ中?」
そんなふうに思わず実況中継したくなるのが、寝言中の犬のしぐさです。
レム睡眠中の犬は、まるで寝ているとは思えないくらい、足をバタバタ動かしたり、しっぽをフリフリしたりします。
ときには鼻がヒクヒク、耳がピクピク、呼吸も少し速くなることがあり、「この子、夢の中で大冒険してるんだなぁ」と感じることもあるでしょう。
このときの行動は、夢の中の経験と深くつながっています。
飼い主さんと遊んだ記憶や、散歩中に出会った犬友とのやりとりなどが、脳内で整理され、行動として現れるんですね。
これは人間の「寝言でしゃべる」や「寝ながら笑う」に似た現象ともいえるでしょう。
ただし、あまりに激しく動く場合や、長時間続くようなら、健康状態に異常がある可能性も考えられます。
たとえば、神経系の病気や、てんかん、呼吸器系の問題がある場合、睡眠時に異常な動きを見せることもあるため、早めに動物病院で相談しておくと安心です。
それでも、たいていの場合は夢の中で走り回っているか、おやつを追いかけている最中かもしれません。
その姿は、まさに「寝ながら遊んでる」状態。
かわいすぎて、つい写真や動画を撮ってSNSにあげたくなっちゃいますよね。

寝言を言う犬種とその傾向

「うちの子、よく寝言言うけど、犬種によって違いってあるのかな?」
はい、実はあるんです。
寝言をよく言う犬には、いくつかの傾向があります。
まず、活発で感情表現が豊かな犬種ほど、寝言を言いやすいと言われています。
たとえば、トイプードル、チワワ、コーギー、柴犬などは、日中の刺激が多いぶん、睡眠中にその記憶や感情が夢となって現れやすいのです。
また、小型犬のほうが飼い主と密に生活していることが多く、そのぶん感情の起伏が日常的に豊か。
結果として、レム睡眠中の反応も強くなり、寝言や寝相に表れやすくなります。
もちろん、犬種だけでなく性格や年齢も大きな要素です。
子犬や若い犬は、経験が新鮮で記憶の整理も多いため、寝言が多くなる傾向があります。
成犬になると徐々に落ち着いてくることも多いですが、高齢犬になるとまた寝言が増えるケースも。
これは、神経の老化や不安の増加が関係していると考えられています。
寝言が多い=問題ではありませんが、いつもと違う様子が見られたときは、しっかり観察して、必要であれば獣医師に相談することが大切です。
それぞれの犬種の傾向を知ることで、より安心して愛犬の睡眠を見守ることができますよ。

 

犬 寝言 キュッキュッ

寝言からわかる犬の気持ちと健康状態

楽しい夢?それとも不安な夢?

「キュッキュッ」とかわいい声で寝言を言っている姿を見て、「うちの子、夢の中で楽しいことしてるんだな~」と感じたこと、ありますよね?
その直感、あながち間違っていないかもしれません。
犬の寝言には、そのときの気持ちが反映されていると言われています。
たとえば、しっぽをフリフリしていたり、顔がゆるんでいたりする場合は、楽しい夢を見ている可能性が高いです。
きっとお気に入りのボールで遊んでいたり、大好きな飼い主さんと散歩している夢かもしれません。
一方で、「ウゥ…」「クゥン…」と少し不安そうな寝言を漏らしていたり、体をぎゅっと縮こませているような寝相のときは、ちょっと緊張した夢を見ているのかもしれません。
たとえば知らない犬に追いかけられる夢だったり、苦手な動物病院に行く夢とか。
そんなときは、そっと背中をなでて「だいじょうぶだよ」と声をかけてあげるのもいいでしょう。
飼い主さんの存在が、夢の中にまで届く…そんな気がしませんか?
犬は言葉で夢の内容を語ることはできませんが、しぐさや寝言に感情がにじみ出てくるのが魅力です。
犬たちの夢の世界を、ちょっとのぞいてみたくなりますね。

寝言と一緒に見られる身体のサイン

犬の寝言は、ただ音だけではありません。
よーく観察していると、声に合わせて体も小さく動いていることがあるのです。
たとえば、足を小刻みに動かしたり、鼻をひくひくさせたり、しっぽをピコピコと動かすしぐさなど。
これらの動きは、まるで夢の中で実際に何かをしているかのようなリアルさがあります。
とくに手足を動かしている場合は、夢の中で走っているのかもしれませんし、クンクンと鼻を鳴らしているときは、大好きなごはんの匂いを夢の中で追いかけているのかも。
また、寝言と同時にいびきが混じっていたり、呼吸が早くなっている場合もあります。
これらの反応はレム睡眠の特徴とも一致しており、科学的にも「脳が活発に働いている証拠」とされています。
ただし、しきりに身体をビクッとさせる、目を開けたまま眠っている、呼吸が苦しそうに見える、といった場合は、異常のサインかもしれません。
そんなときは念のため動画に記録し、動物病院で相談すると安心です。
普段の様子と違うかどうか、飼い主さんの“第六感”が意外と頼りになりますよ。

寝言が頻繁な場合の注意点

寝言を言う犬の姿って、なんだか癒されますよね。
ですが、「なんだか最近、寝言が多すぎるような…」と感じたら、ちょっと気をつけたほうがいいかもしれません。
たしかに、犬の寝言はレム睡眠中の自然な現象ですが、あまりにも頻繁に、しかも激しい動きを伴っていると、そこには別の「サイン」が隠れている可能性があります。
たとえば、神経系のトラブルや、てんかんなどの持病がある場合、眠っているあいだに異常な動きを見せることがあります。
呼吸が浅くなったり、ピクッと痙攣のような動きをすることも。
このような症状が繰り返されると、睡眠の質が下がり、日中の活動にも影響してしまうおそれがあります。
ストレスや不安が原因で、睡眠中に落ち着かなくなることもありますので、生活環境の見直しも必要かもしれませんね。
毎晩のように寝言が出る、急に寝言が激しくなった、寝言の途中で目を覚まして混乱している――そんなときは、スマホで動画を撮っておくと、動物病院での相談がスムーズになります。
「寝言なんてかわいいもんでしょ」と油断せず、体調変化のサインとしてとらえてみることが大切です。
犬たちの“声なき声”は、寝言という形で私たちにヒントをくれているのかもしれません。

寝言と健康問題の関連性

寝言と健康って、一見関係なさそうに思えますが、じつは意外とリンクしている部分があるんです。
とくに、寝言が「いつもと違う」「急に増えた」「声が苦しそう」といったケースでは、体に何かしらの不調が起きている可能性があるんですね。
たとえば、呼吸器系の病気や気管支炎などがあると、寝ているときにうまく呼吸ができず、それが原因で苦しげな寝言やいびきをかくようになることがあります。
また、神経系の疾患、脳の炎症やてんかんなどがある場合、レム睡眠中に異常な脳の活動が起き、それが寝言として表に出てくることもあるのです。
こうした病気の早期発見のためにも、「寝言が多い=面白い」だけで終わらせず、変化があったときにはしっかり記録をとっておくことが大切です。
睡眠中の状態は、愛犬が見せる“無意識のしぐさ”。
だからこそ、普段の生活では見えにくい不調が隠れていることもあります。
「昨日まで静かに寝てたのに、急に寝言が増えた」というときは、体調変化のサインかも。
動物病院での早めの相談が、健康維持の第一歩になります。
健康な犬でも、時折いびきをかいたり、うなるような寝言を言うことはありますが、その頻度や強さに注意を払っていきましょう。
寝ているときこそ、犬たちの本音が出ているのかもしれませんよ。

※くわしくは「犬の寝言「キュッキュッ」って何?その正体に迫る

 

 

犬が寝てる時に吠える

睡眠中に吠える犬への適切な対応方法

起こすべきか、そっとしておくべきか

寝ている愛犬が「ワン!」と突然吠えると、つい心配になってしまいますよね。
起こした方がいいのかな?と悩む飼い主さんも多いはず。
でも、基本的には寝言や夢の一部である可能性が高いので、静かに様子を見るのが正解です。
無理に起こしてしまうと、犬も混乱して不安を感じてしまうことも。
ただし、激しく吠えたり、てんかんのような異常な動きがあるときは別。
その場合は一度名前を呼んで、やさしく起こして反応を見るようにしましょう。
明らかに様子がおかしいなら、早めに動物病院を受診することが必要になります。
寝ているときの吠え=必ずしも問題行動ではない、という意識を持つといいですね。

環境を整えて安心感を与える

犬たちは、人間以上に環境の影響を受けやすい生き物です。
眠る場所が寒かったり、まわりがうるさかったりすると、安心して眠れず、夢見も悪くなるのです。
そこで大切なのが快適な睡眠環境の提供。
愛犬のベッドは静かな場所に置き、寒すぎず暑すぎず、適温を保つ工夫をしましょう。
また、眠る前に穏やかな時間を過ごすことも重要です。
例えば、寝る前の軽いスキンシップや、安心できるおもちゃをそばに置いておくのも効果的。
安心=ぐっすり眠れる=寝言や吠えも減る、という黄金サイクルが期待できますよ。

日中の運動と刺激のバランス

寝る子は育つとはよく言いますが、寝るにはそれなりに疲れていないといけません。
犬も同じで、日中しっかり体を動かすことで、夜は深く静かな眠りにつくことができます。
毎日のお散歩、できればドッグランで思い切り走らせてあげることもおすすめです。
とはいえ、運動ばかりではなく、頭を使う遊びやトレーニングも大切。
知育おもちゃや簡単なしつけの復習も、犬にとってはよい刺激になります。
この心と体のバランスが取れてこそ、寝言も少なく、穏やかな眠りになるのではないでしょうか。

専門家への相談のタイミング

愛犬の睡眠中の吠えが明らかに多かったり、毎晩続くようなときはちょっと変かもと疑ってみましょう。
そんなときこそ、獣医師や動物の行動にくわしい専門家の出番です。
動画を撮って相談すると、よりくわしいアドバイスがもらえる可能性も高まります。
睡眠の質や日中の行動、食欲などの変化もあわせて伝えることで、正確な診断につながります。
まだ大丈夫かなと自己判断するよりも、心配なら早めに相談するのが愛犬のためです。
受診のハードルが高く感じるかもしれませんが、相談してよかったと思えるケースも多いですよ。

 

犬が寝てる時に吠える

犬の睡眠サイクルと吠える行動の関係

レム睡眠とノンレム睡眠の違い

犬の眠りにはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
これは人間と同じですね。
レム睡眠は浅い眠りで、脳は活発に働いています。
このとき犬は夢を見ていて、しっぽがピクピクしたり、いびきをかいたり、寝言を言ったりします。
一方、ノンレム睡眠は深い眠りで、体をしっかり休ませる時間。
この時間は脳の活動も穏やかで、吠えたりすることは少ないんです。
つまり、寝言や睡眠中の吠えはレム睡眠中に起きることが多く、行動が脳の活動と連動している証拠。
愛犬の寝姿や反応を観察して、どちらの睡眠状態なのか想像するのも楽しいですよ。

睡眠中の身体的反応とは

犬の睡眠中、まるで何かと戦っているような動きをすることがあります。
足をバタバタさせたり、口をクチャクチャ動かしたり。
これは夢の中で何かしらの行動をしている状態か、レム睡眠中の自然な身体反応です。
レム睡眠時は筋肉の一部が緩むので、時々ピクッと動いたりするのです。
ただし、あまりにも激しいけいれんや震えをともなうようなら、病気の可能性も否定できません。
たとえば、てんかんや呼吸の異常、気管の圧迫などが考えられます。
いつもと違う様子を感じたら、まずは記録をとって、早めの相談を。
ただの寝言では済まないこともあるんですよ。

睡眠時間と質の重要性

犬の理想的な睡眠時間は、なんと1日12〜15時間とも言われています。
大型犬はもっと寝る子もいます。
このたくさん寝る生活が、実は健康にとって大切なんです。
とくに成犬になると、体力の回復や記憶の整理に睡眠は欠かせません。
睡眠不足になると、吠える、落ち着きがない、食欲が落ちるなど、さまざまな不調が出ることも。
また、夜中にうなされるように吠えるのも、睡眠の質が下がっているサインかもしれません。
飼い主さんとしては、いかに質のよい安心の眠りをサポートできるかがポイントですね。

睡眠障害の兆候を見逃さない

犬にも睡眠障害はあります。
意外かもしれませんが、現代の犬たちはストレスや環境の変化で睡眠が浅くなりがちです。
寝ているのに落ち着かない、何度も起きて吠える、寝ている時間が不自然に短い、そんな様子があれば注意です。
また、昼夜逆転のような状態になると、飼い主の生活にも影響してきますよね。
心配な場合は、犬の行動記録をつけて、動物病院で相談するのがおすすめです。
たかが睡眠、されど睡眠。
愛犬のきもちと健康を守るために、飼い主さんの観察力と行動が大切になります。

 

犬が寝てる時に吠える

よくある質問とその回答

どの程度の吠えが正常?

寝ているあいだに「ワン」や「ウ〜」と短く声を発する程度なら、ほとんどの場合は正常です。
これは人間でいう寝言のようなもの。
浅い眠りのレム睡眠中に、夢を見ていることで発生する自然な反応なんです。
しかし、毎晩長時間吠える、何度も起きて落ち着かない、暴れるような動きが見られる場合は、注意が必要かもしれません。
その場合は睡眠障害やてんかんなどの可能性も考えられるので、行動の頻度や内容を記録しておくと獣医師に相談しやすくなります。
いつもと違うかも?という飼い主の直感は、案外あたっていることが多いのではないでしょうか。

子犬と成犬で違いはある?

はい、大きな違いがあります。
まず、子犬は睡眠時間がとても長く、なんと1日18〜20時間ほど寝ることも。
そして、レム睡眠の割合が成犬よりも多いため、寝ているときにピクピク動いたり、吠えたりすることがよくあります。
これは脳がどんどん発達している証拠でもあります。
一方で成犬になると、睡眠は少し安定し、夢の内容も変化してくるようです。
とはいえ、成犬でも浅い眠りが続いていると寝言が多くなる傾向があります。
年齢によって睡眠の質や行動が変わるということを理解しておくと、過剰に心配しすぎなくてすみますね。

吠えが続く場合の対処法

うちの子、最近ずっと寝ながら吠えてる…そんなとき、まず見直したいのが生活習慣です。
運動が足りているか、食事は適量か、睡眠環境は整っているか。
それらをチェックしたうえで、吠えの頻度が高い・異常なしぐさがあるようなら、動画に撮って動物病院で相談を。
専門家による診断で問題なしとわかれば安心できますし、もし何らかの疾患が隠れていたら早期発見につながります。
また、SNS(Instagramなど)で他の飼い主さんの寝言投稿などを見て参考にするのも、気持ちが軽くなるひとつの手ですよ。

他のペットとの関係性の影響

複数のペットを飼っている家庭では、相性や環境によって睡眠に影響が出ることもあります。
たとえば、猫と犬を一緒に飼っていて、猫が夜行性で走り回るタイプだったらどうでしょう。
犬は落ち着いて寝ることができず、浅い眠りが続き、レム睡眠中に吠える回数が増えることがあります。
また、他の犬が近くにいて寝ながら唸ったりしていると、それに反応して吠えるケースも。
このように、睡眠中の吠えは単体の問題ではなく、周囲の環境や他のペットの動きにも左右されることがあるのです。
場合によっては寝る場所を分ける工夫も必要かもしれませんね。

犬の寝言 理由

長時間の震えや痙攣

犬が睡眠中に軽く震えるのはレム睡眠中の一時的な現象として問題ありません。
しかし、長時間にわたって震えたり、激しい痙攣が続く場合は注意が必要です。
てんかんや神経系の病気が隠れている可能性もあるため、放置せずに獣医師に相談しましょう。
心配なときは動画を撮って、動物病院での診察時に見せるのが効果的です。

急ないびきの変化

いびきをかく犬は少なくありませんが、急にいびきが大きくなったり、呼吸が不規則になった場合には、気管や鼻腔に異常があるかもしれません。
特に短頭種では呼吸器系のトラブルが多いため、注意深く観察することが必要です。
場合によっては動物病院での検査が必要になります。
いびきも“いつもと違う”を感じたら、放っておかないでくださいね。

寝ぼけ行動の頻発

寝ぼけて歩き出したり、吠えたりする行動が頻繁に見られるようになった場合、睡眠障害の可能性もあります。
これは単なる夢見心地では片付けられないサインかもしれません。
寝ているのに突然立ち上がる、意味もなく歩き回るといった行動が続く場合には、早めに専門家の意見を仰ぎましょう。
普段の様子を日記などで記録しておくと、診断の役にも立ちます。

睡眠障害のサインを見逃さない

犬の睡眠障害は、病気の初期症状として現れることがあります。
眠りが浅くなっていたり、夜中に頻繁に起きる、昼夜逆転のような状態が続くようであれば、注意が必要です。
高齢犬では特に認知機能の低下が影響している可能性もあります。
こうした変化に早く気付けるよう、日ごろから愛犬の睡眠の様子を観察することが大切です。
※くわしくは「犬の寝言の理由 犬は14時間も眠っている!

犬が寝てる時に吠える

まとめ

犬が寝ているときに吠える――それはときに寝言、またときにはストレスのサイン。
飼い主さんとしては、どうしたの?と気になって当然です。
でも、まずはその行動の背景を冷静に見てあげることが大切になります。
睡眠中にピクピク動いたり、寝言のように声を出したりするのは、ほとんどの場合レム睡眠中の自然な現象。
夢を見ているだけ、なんてこともあります。
日中の出来事や感情が反映されることもあり、記憶の整理やきもちの発散の一環とも言えます。
しかし、異常な吠え方、長時間続く、ほかの症状があるなど、いつもと違うと感じたら迷わず専門家へ。
動画や行動メモを残して、獣医師や行動学の先生に相談するのが早道です。
また、飼い主ができる対策も多くあります。
安心できる環境づくり、適度な運動、一貫した生活リズムのサポート。
それらは犬の良い眠りに直結し、寝言や吠えの頻度もぐっと減らしてくれます。
愛犬のしあわせな眠りは、飼い主さんのやさしい目と手にかかっている――そんな気持ちで今日からおやすみの時間を見守ってあげてくださいね。

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