ちいさなチワワ。とっても可愛いですね。
チワワは小ささゆえに散歩がいらない犬種といわれることがあります。
それは真実でしょうか?
チワワとはどんな犬種?
歴史
チワワの歴史は古く、メキシコ原産の犬種とされています。古代の遺跡からもチワワに似た犬の遺骸が見つかっており、その存在は古代から認知されていたことがわかります。
小さな体に大きな耳と目。いつもプルプル震えてるような(なんかの漫画でみんたんですね)チワワ。
とってもかわいいですね。
そんなチワワですが、1500年前後に古代メキシコで飼育され、儀式の生贄にされた犬種の子孫だということです。
日本では1970年代から飼育され始め、常に人気です。
面白いのはアメリカで「タコベル」のCMに登場して大人気になったのですが、ブームが去ると「野良チワワ」が社会問題になったそうです。「野良」というとワイルドなイメージですよね。どうも「チワワ」と結びつかないのですが。
特長
チワワの特長としては、その小さな体型が挙げられます。体重は1kgから3kg程度、体高15~23cmで小型犬の中では1番体の小さい犬種ですね。
非常に小さいため抱っこされることが多いです。また、チワワの耳は立っていて大きく、瞳も大きくてキュートな表情をしています。
丸い頭は体の割に大きく、脳が発達した賢い犬と言われています。
チワワの寿命は12~14年ほど。幼犬期の成長が特に速く、生後1年で人間の15歳程度まで成長するそうです。1歳以降は1年につき4歳ずつ年を取っていきます。
チワワの被毛にはシングルコートで被毛が短い「スムースコートチワワ」と、ダブルコートで被毛が長い「ロングコートチワワ」の2種類があります。
スムースは寒さに弱いので冬には洋服を着せてあげるといいみたいです。
性格
チワワの性格は活発で好奇心旺盛です。しっかりと社会化ができていれば、人懐っこくて明るい性格をしています。一方で独立心も強く、自己主張をすることもあります。
誰に対しても愛情を注ぐのではなく、飼い主に対してのみ深い愛情を示すようです。
賢いのでしつけもよく入り、飼いやすい犬として有名なんですね。
それでいて勇敢な性格で、大きな犬にも怖気付きません。
縄張り意識が強いので知らない犬や人間に吠えることがあるようです。
小さな犬ですけど、これなら留守番も立派に務めそうですね。
それからね、チワワは「チワワ好き」なんですよー。
チワワは「チワワ」に対して高い忠誠心を持っていて、他の犬種以上にチワワどうしで仲良くなるらしいです。これが「野良チワワ」を作った理由でしょうか。
チワワに散歩がいらないと言われる理由
一部の人たちからは「チワワに散歩は必要ない」と言われることもあります。その理由はいくつかありますが、主なものを紹介します。
チワワに必要な運動量は?
チワワは小型犬であるため、他の大型犬に比べて運動量は少ないと言われています。基本的には室内での遊びや日常の生活で必要な運動がたりてしまいます。
ペットショップではその辺がセールストークになっていて「日中働いている人でも飼える」と言われてしまうんですね。
具体的にチワワに必要な散歩量は?
チワワに必要な散歩量は個体によって異なりますが、一般的には1日に2回、それぞれ10~15分程度の散歩が推奨されています。ただし、体調や環境によって調整することも重要です。
それでもチワワに散歩が必要なのは
チワワに散歩が必要な理由はいくつかあります。
気分転換の必要
人間だってずっと家の中で過ごしているとストレスが溜まってしまいます。
ましてやチワワは活発な性格を持っているため、日常のストレスを解消のためには気分転換が必要ですよね。
散歩に出ることで新しい環境や刺激を受けることができます。
社会化訓練が大切
チワワには警戒心が強いところがあり、突然の出来事に対して敏感です。
たしかに吠えているチワワをよく見かけます。
警戒心の強さは番犬に必要ですが、吠えるたり、噛みついたりすると問題になってしまいます。
適切な社会化訓練を受けることで他の犬や人との交流が円滑に行えるようにまります。
散歩中に他の犬や人と接することで社会性を高めることができますよね。
チワワとの散歩のポイント
チワワとの散歩にはいくつかのポイントがあります。
段差に気をつける
チワワは小さい体格のため、歩道の段差や階段などには十分に注意が必要です。散歩中にケガをしないよう、飼い主はチワワの近くにいて支えることが大切です。
チワワは頭が重いため、高い場所から降りたときに頭から落ちてしまうと、重大な事故に繋がりかねませんからね。
草むらに気をつける
チワワは好奇心旺盛な性格のため、散歩中に草むらに入り込んでしまうことがあります。
すると、チワワの特徴である大きな目を傷つけることがあります。
目を傷つけないよう、草むらなどでお散歩をするのは控え、部屋でもチワワの目の高さに傷つけてしまうようなものがないかも確認しましょう。
チワワを留守番させる準備
チワワを留守番させる際の準備にはいくつかのポイントがあります。
安全を最優先に
チワワを留守番させる場合は、安全対策を最優先に考える必要があります。
危険物や狭い場所へのアクセスを制限し、チワワが怪我をしないように注意しましょう。
室温に気をつける
チワワは小型犬で体温調節が苦手なため、留守番中の室温には注意が必要です。
暑すぎる環境や寒すぎる環境はチワワの健康に影響を与える可能性があります。
チワワに限らず、犬が快適に過ごすことができる室温は22℃、湿度は50%とされています。室温25℃、湿度60%を超えると熱中症リスクが高まるので、エアコンをうまく使いましょう。設定温度は22℃~25℃程度の範囲がよいですね。
水や食べ物
留守番中には十分な水と適切な量の食べ物を用意しておくことも重要です。
チワワの健康を保つために、飼い主は適切な水と食事を提供しましょう。
まとめ
チワワは小型犬であり、一部の人たちからは散歩が必要ないと言われることもあります。
しかし、チワワにとって散歩は気分転換や社会化訓練の機会となります。
散歩中には注意点もありますが、段差や草むらに気をつけながら楽しく散歩しましょう。
また、チワワを留守番させる際には安全対策や室温の調節、適切な水と食事の提供が必要です。チワワの健康を最優先に考えながら、留守番の準備をしましょう。
チワワは小さな体型ですが、愛犬の健康と幸福を考えるならば、散歩や適切な環境での生活が重要です。飼い主とチワワの絆を深めながら、楽しい散歩や安心した留守番を提供しましょう。
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