犬を飼うとできなくなること 犬を飼うデメリット メリット 飼うのに向いている人

スピッツ どんな犬か調べてみた

犬を飼うとできなくなることがあるなんて、意識したことがありますか?

犬を飼いたい! 是が非でも飼いたい!

ある日ペットショップをのぞいたら、相性バッチリの子犬がいて、それ以来熱烈に犬が飼いたい病をこじらせている。

きもちは痛いほどわかります。これが高価なバッグだとかスポーツカーなら「清水の舞台から飛び降りるつもりで買っちゃえば?」なんですが、相手は生き物です。

終生面倒を見なければなりません。あなたにその覚悟、ありますか?

まずは冷静になって「犬を飼うとできなくなること」を考えてみましょう。

犬を飼うのに向いているかチェック!

これから犬を飼ってみたい!というかた。まず自分の性格や状況が犬を飼うのにむいているか、チェックしてみませんか?

●家族全員が犬好きでみんなで面倒を見れる
●住環境が犬を飼っても余裕がある
●自分が世話できる犬のサイズや性格を理解している
●定期的に獣医に連れて行き、診断を受けるなど健康管理できる
●責任もって犬にしつけできる
●犬を飼う費用を理解している
●犬のために時間を使える
●介護が必要になる可能性を理解している
●飼い主が病気になったり、亡くなった場合、犬を託せる人がいる

「こういうことが必要なんだな」とわかっていただいた上で、犬を飼うとどんなことが起きるのか話していきましょう。

犬を飼うとできなくなること

犬を飼うとできなくなること : 旅行先が限られる

もしあなたが旅行が大好きというのであれば、犬を飼うことでその趣味が多少なりともスポイルされてしまうことを覚悟する必要があります。

まず、気軽に旅行に行けなくなります。

犬を置いていく場合は、ペットホテルやシッターの予約が必要になります。

犬を一緒に連れていくためには、ペットOKのホテルやペンションに限られてしまいますし、そもそも公共交通機関を使っていくのでは大変なので、クルマを持っていなければなりません。

思い立ったらパッと旅行、飛び込みで宿を選んで・・・はできなくなりますね。

犬を飼うとできなくなること : 時間を気にしないお出かけ

犬のお世話をするために長い外出はできませんよね。

散歩や食事の時間は決まっているし、トイレだって長い留守番のときは不安です。

なにより、部屋に残してきた犬が脳裏をかすめてしまい、「寂しがっているかな」「いたずらしてないかな」と気が気ではありません。

犬を飼ったら外出を長く楽しもうとは思えないですね。

犬を飼うとできなくなること : 寝坊や二度寝

月〜金は早起きしているんだから休日は寝かせてー。

ところが休日の犬は、いつものごとく早朝からあなたの布団の上でたたらを踏んで休日の長寝を台無しにします。

なんたって犬はカレンダーが読めないし、生理的欲求はいつものように襲ってくるのですから。それは雨の日も同じ。外でしかトイレができない犬、しかもある程度歩かないとしない犬の場合、雨や雪、台風のときは最悪です。

でも、それにいかなければもっと最悪なことがあなたを心待ちにしています。

犬を飼うとできなくなること : 掃除をサボること

犬が住んでいない部屋は、掃除をサボっても汚れ方はしれています。

しかし、犬がいる場合、掃除は毎日行わないと大変なことになってしまいます。

どんなに毛が抜けない犬種といっても、毛は抜けます。

よく毛が抜ける犬種の場合は、ほら、砂漠のゴーストタウンにころころと「タンブルウィード」が転がってくるじゃないですか。ああなります。いたるところタンブルウィードです。

あと、臭い。多分清潔にしていても、犬を飼っていない人が部屋に来たら「獣臭?」と気づかれてしまいますが、掃除を何日もサボったら、本人も嫌になるくらい「獣臭」に悩ませられます。

犬を飼うとできなくなること : クーラー代の節約

犬は暑さに弱い。

なんたって汗をかけませんから。犬は、汗腺が足の裏の肉球部分にしかありません。

そのため体温調節のために舌を出して、唾液を蒸発させて熱を逃しています。

統計によると、犬が熱中症にかかるのは、室内が7割だそうです。室内だから安心ということはないんですね。

犬は扇風機の風ではあまり涼しくなりません。人は全身に汗をかくため、扇風機の風に当たると汗が気化して涼しさを感じます。一方犬は足の裏など一部でしか汗をかかないため、扇風機の風に当たっても涼しさを感じにくいのです。

だから夏は室内をのべつまくなしでクーラーで冷やします。電気代の請求が恐怖です。

犬を飼うとできなくなること : 自由に使えるお金が減る

子犬を飼い始めるのにかかるお金の平均は32000円くらいです。

さらに毎月のフード、美容院、毎年の予防注射などが最低限かかってきます。

知り合いは子供から犬をねだられましたが「口のあるものは飼わない」とはねつけていました。ひどいこというなあ、と思いますか? 私はそれはそれで一つの見識だと思います。

飼い始めるとき必要なもの

子犬を飼う時には新しい生活が子犬にとって快適になるように準備する必要があります。
子犬がやってくる当日から必要なものもあります。慌てないように事前に子犬を迎える準備をしましょう。

 

サークル ケージ クレート 食器 給水器 ペットシーツ ドッグフード おやつ キャリーバッグ ベッド リード 首輪 おもちゃ ブラシ

※くわしくは「子犬の費用 飼いはじめは32,000円 その内訳

犬を飼うとできなくなること : レストランが限られる

ずいぶん状況は良くなったとはいえ、犬と一緒に食事できるお店はいまだに多くありません。また、犬と一緒に食べられる店のメニューもそれほど多彩というわけでもないですね。食べることがなにより好き! なんていうあなたは犬を飼うのは考え直したほうが良いかもしれません。

犬を飼うとできなくなること : 趣味の時間

休日はとにかく趣味に没頭したい。多くの時間を趣味に費やしているというあなたも犬を飼うのは考え直したほうが良いかもしれません。

前述した通り、犬にはお世話してあげなければならない時間が必要です。それは生死や健康に関わる事柄なので「ちょっと待って」は通じません。

これまで趣味に莫大な時間を費やしてきたあなたはそれにジレンマを感じてしまうかも。

犬を飼ったら起きるすてきなこと

これらのデメリットを乗り越えて、なお犬を飼おうと思っているあなたには次のステキなことが起こります。

ストレスがなくなる

あなたの犬は無条件にあなたを愛してくれます。

わがままを言ったり(言うかもしれませんが)すねたり(すねるかもしれませんが)高価なバッグを要求したりしません。

仕事から帰ってきて犬の頭を撫でたり、抱きしめてあげることで、あなたも犬もオキシトシンの分泌が増して幸せを感じられます。ストレスは大幅に軽減されるはずです。

オキシトシンが出ている犬

健康になる

あなたがどんなに出不精でも犬と散歩するハメになります。でもその結果体は健康になるはずです。ヨーロッパで行われたある調査では、犬を飼っている人は、飼っていない人より死亡リスクが11%低下したそうです。とくに一人暮らしの人は死亡リスクが33%低下することが明らかになっています。

「死亡リスクを下げる犬種」も分析されていて、活動的な猟犬タイプ、レトリバーやポインター、ハウンド・グループといった犬たちが好ましいらしいです。

一方、トイ・タイプではそれほどの効果は認められなかったそうですよ。

※合わせて読みたい「犬の散歩でダイエットは効果的?犬種別飼い主の消費カロリーは?ジョギングなどの運動は?

友達が増える

普通に散歩をしているだけでも声をかけられるようになります。目的はあなたではなくて犬ですが。まあ、それでもいいじゃないですか。そこから友達になっていくのですから。さらにドッグランに行ったり、ネット上のコミュニティでも犬を通じた友達ができるようになります。

飼い主としての覚悟が必要です

犬を飼おうとおもったとき、まずはじめに考えてたいこと。

それは言うまでもないことですが動物は命があるということです。

その命の責任を取る覚悟や条件を満たさずに飼うべきではありませんよね。

では条件にはどんなものがあるのでしょう?

実は条件を挙げ出せばキリがないのですが、少なくとも以下の3つを守れるかはまず考えてみるべきではないでしょうか。

犬に時間をかけられるか

「子犬を迎えよう!」と考えているあなたは、一緒に散歩に行きたい、ドッグランに連れて行きたいと楽しみにしていると思います。

散歩はもちろん楽しみなことですし、実際多くの飼い主の方が生きがいにしています。

ただし、それはあなたに時間の余裕があり、晴れた暖かい日を選んでいけば良いものではありません。

あなたが仕事に追われて疲れているときにも、寒い日にも、場合によっては雨の日にだってワンちゃんに散歩をさせる必要があります。

十分に運動させられなければ犬の健康状態は悪化し無駄吠えなどの原因になるかもしれないのです。

経済的な余裕はあるか

経済的な負担も忘れてはいけません。

生き物を飼うということは、お金がかかるものです。その覚悟がなくては、途中で投げ出すことになるかもしれません。

例えば犬の場合、初年度の登録料に3千円。年に1回の狂犬病予防注射に2500円、鑑札代に550円(東京都の場合)がかかり、また、様々なワクチン接種に7千円〜1万円程度が必要になります。

もちろん食費もかかります。食費は大体1カ月7千円程度は想定しておきたいもの。

また、しつけなどのトレーニング代も欠かせないと考えた方が良いでしょう。

犬を看取る覚悟はあるか

子犬のときには元気一杯の犬も7歳を過ぎるとシニア犬です。

人間と同様に徐々に介護などのケアが必要になり、最終的には天に召されます。

これは避けることはできません。

最愛の犬との別れは本当に辛い経験になります。

それでも最後を看取る勇気を持てなければ、子犬を迎えるべきではありません。

体力に自信は?

今のあなたは犬を飼う気満々ですが、では10年後には?

犬の寿命は大型犬で最低でも9〜10年、小型犬では12、3年です。

子犬を迎えることを考えるときには、その生涯のあいだ、犬のお世話を続けられる体力があるかを考える必要がありますね。

あきらめるのも愛情の一つ

犬との生活は人生のなかでかけがえのないものになります。

だからこそ上に挙げた条件をもう一度考えてみましょう。その上で犬を飼う決断をする、飼わない決断をする ほうが、どちらにしても犬もあなたも幸せになるのではないでしょうか?

 

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