メルセデス C180カブリオレ 試乗でメロメロ 後期型の違い オープンカーに犬を乗せるには

4月に納車されたメルセデス・ベンツのC180カブリオレ。コロナもあって10月現在3000キロしか走れてません・・・。

欲しかったオープンカーがようやく手に入ったのにまさかこんなことになるなんて。

普通の車と違ってオープンカーを買うことは、私には清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟が要りましたから、同じように悩んでいる人に私の購入までの経緯が役に立ったらいいなと思います。

1. 車歴

まず車歴からお話しましょう。カブリオレに至るまでにどんな紆余曲折があったのか、興味ないですか? 

クルマの嗜好って若いときからあまり変わらないですよね。

私は基本的に小さく洒落たクルマが好きなんですよ。

大学時代に免許とって初めてのマイカーは「CITYTURBO 1」です。

写真 http://www2.u-netsurf.ne.jp/~sd-kai/car-city-t.htm

80年代のホンダの快進撃が始まる先駆けでしたね。小さくてコロっとかわいいシティにターボが付くなんて! そのアンバランスにやられちゃいました。

中古で買ったのですが、その後すぐTURBO 2、そしてカブリオレが出ました。特にカブリオレは原宿にあったショールームにまで見に行きました。もちろん、TURBO1を買ったばかりで買い替えなんてできませんでしたけどね。

大学時代はシティで通して、就職の内定が出てすぐCR-XのSiを5年ローンで買いました。

ホンダのDOHCが復活してものすごく意気込んで買ったものの「速すぎる」んですよ。実のところ特に飛ばさない私には、なんかクルマに申し訳ない気がしまして、CR-Xがモデルチェンジされたのを期に「FIAT PANDA」に替えました。

※写真 https://lh3.googleusercontent.com/proxy/VmGZ7xqAYe_5WT5pKcYXnwPEZ2uzE-lu7S6DvPu_ADdB_C1uy4ZHOwpceKqwcUTVyiSKb-9dfeY-75NDcd3auTKjKMilu90kq0ql

パンダ。これがボロで。室内のプラスチックはセメダインで貼ってあるだけなんですぐ落ちるし、排気管を固定しているビスが落ちて盛大な音が出るし、夏の高速道路でエンストなんてしょっちゅうでした。

一度なんか雨の日にワイパーのスイッチを入れたらブレードが飛んでいっちゃいました。もう本当にボロを絵に描いた感じでしたね。(新車ですよ)

でも、いいんですよ、パンダ。

まずデザインがいい。いまでも初代のパンダを街で見るといいなあ、もう一度手にいれたいなあと思います。わたしが乗っていたのはダブルサンルーフ仕様。いちいち停まってキャンバスをパタパタたたまないといけなかったけど、窓も全開にすると本当爽快でした。

それに、パンダは遅いのがいい。多分ゼロヨンは20秒以上かかったでしょう。

でも、そんなに血眼になって飛ばすことって実際には無いじゃないですか。ほとんどの道は追い越し禁止ですし、どこでアクセル吹かすの? って感じです。

45馬力しかなかったパンダはそんなわたしにちょうど良かったんですね。パワーはあまり必要なくて、それよりもジウジアーロのデザインや佇まいが私には大切だったのです。

大好きなパンダ。でも結婚してアコードインスパイアに乗り換えました。責任ある身になってパンダの衝突安全性が不安になってきたんですね。

※写真 Crooooober

パンダと比べたらインスパイアは何から何までそつなく、エアバッグ、ALB、大きな車体(パンダと比べたら)に安全を感じたんですよねえ。

そして本木目。レジェンドがイギリスのローバーと提携していた影響か、その弟分のインスパイアの木目もプリントではなく本木目だったんです。当時国産車のほとんどがプリントの木目で、そこに嫌悪感を感じていた私には本皮シートと合わせてインテリアも納得できるものでした。のちにアウディも真似するフロントミッドシップや5気筒エンジンなどエンジニアリングも斬新で非常にホンダらしかったと思います。

この時期のホンダはプレリュード2代目、3代目、レジェンドクーペ、インスパイアと外車よりも外車っぽいというか、かっこよさでは群を抜いていましたね。今見ても、すごくハンサムでもうちょっとグリーンエリアが狭かったら通用しそうですもんね。

でもインスパイアも長くは続きませんでした。あの190Eに乗り換えたからです。

2. 190Eでベンツ遍歴スタート

※写真 https://wedrive.online/4740miles

環八のヤナセ中古センターに2.3Lの190中古があって、奥さんが欲しがったんです。

まあ、奥さんが運転するのに、インスパイアはちょっと大きく感じたんでしょうね。私はベンツに特段興味はなかったのですがそこまで言うなら、と乗り換えました。

初めてのベンツは言ってみれば「ゴワゴワ厚いオーバー」みたいな印象でした。20代の自分には分不相応だからそう感じたのかもしれないですね。乗ってみればインスパイアほどスムーズでも速くもなかったです。徳大寺さんなどが、当時はベンツのオートマチックを激賞されていましたが、ちょっと強く踏み込むと意図せず下のギアに落ちてガクン!とショックが強かったです。壊れてんじゃないの? といつも思っていました。

ところが地面が凸凹した道でも、190に乗っている分には全然感じさせないのはすごかった。フラットライド感は絶品でしたね。また、イメージでそう思ったのかもしれませんが、守られ感も強く、結局7年間も乗りました。

3. ヤナセとけんかしたAクラス(W168)

※写真 B-clescar

途中、子供の幼稚園への送り迎えをする妻のために、革新的ミニカーの初代Aクラスを増車。

これがひどかった。

エンストばっかりです。特に交差点で曲がるときにエンストするものだから、クラクションの嵐。もうヤナセにカチコミに行きましたよ(笑)。だってこっちは安全性に期待してベンツに大枚払っているのですからね。

衝突してもエンジンが室内に侵入してこないサンドイッチ構造や、エルクテストの結果こんな小型車でもアンチスキッドコントロールを標準化したこと、エアバッグてんこ盛りの室内など、運転がそれほど得意ではない奥さんが待ちに待った小型安全ベンツなのに、よりにもよって交差点内で停まってしまうとは!!

何回ヤナセに出しても治ってこないことに腹をたてて、190をBMW323に替えました。

ま、今思えば、190を持っていれば良かったと思いますが、とにかく腹が立っていたので。

でも、当時小型であれだけ高い安全スペックを持ったクルマは他になく、W168がマイチェンしたときに、買い替え。またW169にフルモデルチェンジしたときに買い替えました。

W169は欠点が全て治っていていい車でしたね。

※写真 https://minkara.carview.co.jp/userid/562913/car/1461669/2818351/1/note.aspx#title

ところがAクラスが三代目のW176になって大きくなり、こちらの求めているものとは違ってしまいました。こんなに大きなAクラスはいらないし、なんか物欲しげに見えて敬遠しました。小さくても安全だから価値があったんで、大きくなったら他と選ぶところがないんですよね。

4. Cクラスワゴン(W204)

※写真 グーネット

BMWの3も小さくて使い勝手が良かったのですが、W169でほとんど用事が足りたので手放しました。BMWに乗ったのはこれが最初で最後。ニコルで買いました。大きく値引きしてくれたのは良かったのですけど、担当者がコロコロかわり落ち着きませんでいたね。

W169をCクラスのワゴンに買い換えたのは「ラブラドール」を飼い始めたから。

W169のトランクはラブには小さすぎ、もう少し大きな荷室があるクルマとして、190以来のCクラス、そのワゴンになりました。

W204は本当にオールマイティでしたね。程よく小さく、でも荷室にはラブラドール用のバリケンを縦に乗せることができました。

買う前にヤナセにバリケンを持っていき、入るかどうか確認しました。3シリーズワゴンも検討しましたが、奥さんいわく「BMWはシートの左右が無意味に盛り上がっていて乗り込みづらく、狭い」とのことで却下となりました。それ、バケットシートのこと? 無意味に盛り上がっているわけじゃないんだけど・・・。まあ、なんとなく言わんとするところはわかります。BMWはそういう意味では若々しいのですが、私たちにはベンツの適度なおじさん臭さが合っていたのでしょうね。

W204は1.8リッターのスーパーチャージャーで、まあ、特段に速いわけでも遅いわけでもなく、シルバーで目立つわけでもなく、欠点もなく粛々と働きますといった感じ。結果W204には7年乗り、買い替えの時期に。でもその頃にはラブラドールも随分年取ってきていて、子供ともそれほど一緒に行動しないし、次はワゴンにする必要があるのかなーと悩みましたが、W205のまるで豪華なボートのような内装に衝撃を受けW205 Cクラスのワゴンに。

5. W205ワゴン

W205で迷ったのが初期ロットはワゴンにサンルーフの設定が無いことでした。

これまでサンルーフがない車は、初めてクルマのシティターボ、190Eだけです。両方とも中古だったからなんですが。

でも設定がないのではしかたないです。セダンにはあるのに、とぶつぶついいながらサンルーフのないワゴンに決めました。最近はオプションにもサンルーフがないクルマが多いようです。なぜって選ばれないから。あんなに気持ちいモノは無いんだけどな〜。

そしてワゴンなんだからハッチがキックモーションで開けられるオプションが絶対必要だと主張して2リッターの本皮AMGにしました。これエアサス仕様なのも決め手でしたね。発表当時、バネサスはゴツゴツだと評価されていたことと、単純にエアサスに乗ってみたかったんです。

205は完璧でした。204で感じた「機能は足りている」から「素晴らしいものに乗っている」と自分の受け取り方が随分変わりました。問題は買い替えた後にクーペとカブリオレが出たことなんですけどね。さらにサンルーフをつけていないことが5年で買い換える原因だったと思います。

このあたりで奥さんがもう一度W169を中古で買い(何回Aクラス買うんだよ)、さらにスマートフォーフォーに買い替えました。

6. 同じW205世代で乗り換え

もちろん、ワゴン買ってすぐに乗り換えなんてできっこないですが、Cクラス初のオープンはとにかくカッコ良かったです。ただ、180グレードだけが引っかかってました。ワゴンを買うときに180にも乗ったのですが、坂道の多い横浜では180だとエンジン回転数が3000くらいまで上がるときが多く、うるさかった。これがW205の全体の佇まいと合わないなあと感じて、トルクの太い2リッターにしたんです。

カブリオレはC180以外はC300があったものの、やたらと高い。もちろんそっから上はもう1000万コースだったので現実的じゃないですからね。C180はエアサスでもないし、その格落ち感がストップをかけていました。

そうこうするうち、ラブラドールが亡くなり、ノーフォークがやってきて、ワゴンの必要性は消滅。次を何にしようかと思っているときに、205がマイチェンしてカブリオレにエアサスがついたんですね。いつの間にかミッションも9速になり、これはいいんじゃないか感が高まってきました。

※合わせて読みたい→「スマートフォーフォー 鍵が抜けない など5年間の故障歴」

7. オープンを買うときに考えるのは

もちろん、Cクラスにこだわらなくても、オープンは多くはないけど他にもいくつかあります。まずは冷静に考えてみます。

ターゲットはまずはポルシェ。

911とは言わないがボクスターにのれたら男子の本懐じゃないかな、と思いますよね。

多分そういうおっさんは多いです。

で、コンフィギュレーターで挫折するんですよ。ボクスターなら700万くらいでポルシェが買える! と思うのですけど、オートマチックエアコンや、ステアリングスイッチからオプションですからね。ベンツレベルの内装にしていったら1000万いっちゃうのではないでしょうか。

ああ、人生で一度はポルシェに乗りたかった。俺はポルシェに乗れずに死ぬんだな、とこのとき悟りましたよ。人間には2種類いて、一つはポルシェに乗れる人間、そしてもう一つはわたしのようなポルシェに乗れない人間だと。

SLCにも試乗しました。別に悪くないけど、そもそも1世代前のW204のシャシーで作られているので、今わざわざこれを選ばないよね、と思ってしまいました。いかにもスポーツカー然とした内装もヤンキー臭くて嫌でした。

BMWのZ4もかっこよかったのですが、結局CR-Xのときのように、パワーを持て余すだけじゃないの? との思いがよぎります。その意味ではマツダロードスターには最後まで後ろ髪をひかれましたね。あんなもんでいいんだと思います。そんなにパワーはいらないな、と。

結局わたしはオープンカーに乗りたいのであって、スポーツカーに乗りたいのではないんだなとわかりました。

また、2シーターなのか4シーターなのかという選択でも、+2でいいから後部座席が必要でした。犬がいるので。

長期休みにはクルマで遠方に旅行に行くので狭すぎても疲れるし、自動運転や安全装置も万全であってほしいなどなど、なんだかんだでCクラスカブリオレが一番あっているのかもと考えるように。

W205のワゴンで横浜から東北や伊勢志摩、石川に旅行に行っていますが、ディストロニックを使った自動運転や、エアサスの乗り心地で本当に疲れないんですよ。これを手放して、例えばマツダロードスターで長距離の旅行ができるかというと、ちょっと自信がなかったんですよね。

そこでワゴンの点検に出した時に、代車でマイチェン後のカブリオレを出してもらい湘南へドライブ。9速になったことで非力感はなくなっているし、エアサスでフラット感が感じられます(エアサスは乗っていたワゴンと同じですが)。

唯一、ダッシュボードの合皮とステッチがなくなったことがビンボ臭い感じがしましたが、オープンだからプラスチックのほうが良いと自分を納得させ、購入に踏み切りました。

8. 納車3000キロ走ってみての残念なところ

まず燃費が悪いですね。2リッターのワゴンより悪い。平均速度24キロくらいで8.5キロくらいですかね? やはり車重が重くなったところに、非力な1.5リッターターボですから。いくら9速とはいっても、坂道ではやはり3000回転くらいまで上がっちゃいます。試乗で大丈夫と確認したと思ったけど、湘南はそんなに坂じゃないしなあ。

幌を下げたら空気抵抗あるでしょうし、燃費が良くなる要素は無いですね。

ウッドはポプラになりましたが、前期型のブラックアッシュウッドのほうが格好良かったと思います。納車時に小さな傷がありましたしね。

あとしつこいけどダッシュの合皮とステッチ。それからトランクのオープナーがドアにしか無いこと、キックオープナーが選べなかったことですね。

納車された段階でナビの調整が万全ではなく、音が聞こえなかったこと(ボリュームがゼロに絞られていた)や、突然ブラックアウトしてしまうなどのマイナートラブルがありました。

あとこれはトラブルではないのかもしれませんが、イージーエントリーの作動範囲が狭く、エンジン休止前の位置までシートが戻らず、結局スイッチで動かす手間が必要なのはなんだかなー ですね。

9. 素晴らしいところ

一方、ダイヤモンドグリル、ダイヤモンドホワイトの車体、青の幌、クランベリーレッドの革シート(これは前車も同じ)、ボディデザイン、インテリアデザイン、質感は完璧。W206でもカブリオレが用意されるみたいですが、このバランスになるのかはわからないですからね〜。車体はまた大きくなるだろうし、これ以上大きくなると車庫の出し入れ大変になるし。価格も、今はBMWなどと比べて恐ろしく安価ですが、BMWの値段でも勝負できるんだとメルセデスジャパンが確信すれば、いきなり1000万コースのものしか用意されなくなる可能性もありますしね。

乗っていると、エンジンが小さいためか、オープンにしてもエンジン音が小さく、エアサスでフラットなので、波のない海を小舟でスーッと行く感じ。グライダーみたいな感じです。乗ったことないですけど。

非力と言いましたが、そう感じるのはスピードが乗るまでに3000回転に上がってしまうような道でのみ。セレクターでスポーツやスポーツ+にすれば相当に活発ですしね。パンダでもOKのわたしには十分です。

20秒で開け締めできる幌もやはりいい。頻繁に開けるようになります。

車庫が屋根付きで保管が露天ではない分、雨の日は乗りたくないのですが、幌が雨で濡れることさえ気にしなければ、当たり前ですが普通に使って問題ないです。幌ということを意識する場面はないです。洗車のときだけかな。

そして後席があること。これが大きいです。後席があれば普通のクルマとして使えます。これが2シーターではそうは行きません。

10. W205前期型との違い

マイナーチェンジで大幅にアップデートされたので、その違いについて書くと

① ステアリングスイッチ

これまでディストロニックのスイッチが左のコラムシフトバー、それも下の方にあって使いにくかったのですが、ステアリング上のスイッチになり、改善されました。前方の車との距離調整も同じくステアリング上に移り、ようやく使えるように。これまでは押すの引くの?がわかりにくかったのです。

②オートパーキング

これ、前期型だと、低速になると自動で駐車できるスペースを検出してくれたのですが、後期型はいちいちスイッチを押さないといけません。機能が後退していると思います。使ってません。

③APPLE CARPLAY

コンソールボックスのなかでケーブルで繋げないといけないのが面倒ですが、つなげてしまえば便利です。

音声認識のスイッチを軽く押すとメルセデス側の機能の呼び出し、長押しでsiriの呼び出しです。「ハイ メルセデス!」は使えませんが、音楽やメール、地図(アップルの地図とグーグルの地図の両方が使えます。ただし、両方ともにめちゃくちゃ狭い道を案内することがあり、注意。またAPPLE CARPLAYの情報はヘッドアップディスプレイには反映されません)に関してはそれに遜色なくsiriが働いてくれます。ただ、降りた時にしょっちゅうIPHONEを忘れます。

④ メータークラスタ

全面液晶になっており、いろいろな表示パターンを設定できます。もっとも使えるのが、タコメーター部分にマップを表示する機能。メインのナビ画面がAPPLE CARPLAYで占領されている時にはこちらにマップを写せます。どうせなら全面にマップを写せればいいのですが、それはできないようです。

⑤ ヘッドアップディスプレイ

新しく速度標識を取り込んで表示してくれます。

⑥ パヒューム

カブリオレについては空気清浄機能のみになりました。香水がエアコンから出てくるのは魅力的なんですけどね。もっとも頻繁に補充が必要で、それも8000円と高価だったのでホッとする部分もありますかね。

⑦オートマチックベルトフィーダー

前期型のC180にはこれがついていないようですね。ちょっと信じられません。

2ドアなので、シートベルトの取り出しが遠いのです。アンカーはそれを肩口まで差し出してくれる装置で楽に取り出せます。

⑧ 自動車税

後期型のさらに途中から排気量が1496ccになり、自動車税のカテゴリーが変わりました。1500cc以下なので30500円。C200のワゴンから6000円落ちました。スマートフォーフォーが29500円ですから、ほぼ同じ。車体価格は3倍なんですが(笑。

ノーフォークも後席に乗せるとご満悦で、風に吹かれて居眠りをしています。

こいつを連れて旅行にいく日常が、速く帰ってこないかなと思う毎日です。

主要諸元(C180カブリオレスポーツ)

寸法(全長×全幅×全高mm) 4700×1810×1410

車両重量(kg) 1730(レザーエクスクルーシブパッケージ)

ホイールベース(mm) 2840
乗車定員 4人
駆動方式 FR
最小回転半径(m) 5.2
エンジン 直列4気筒直噴ターボ
総排気量(L) 1496
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
燃料タンク容量(L) 66
最高出力(kW〔PS〕/rpm) 156/5300〜6100
最大トルク(N・m/rpm) 25.5/1500~4000
トランスミッション 電子制御9速AT
WLTCモード燃費(km/L) 12.2KM/L
車両本体価格 667万円

11. C180 カブリオレ 犬の乗せ方

ドライブシートが使えない

これまでスマートに犬を乗せるときには、後部座席全体にドライブシートを敷いていました。それをカブリオレにも使ってみたのですが、ドアを保護する部分が、人間が体を支える持ち手、(窓の上にあるハンドル。アシストグリップと言うそうですが)に引っ掛けるようになっているんですね。

カブリオレはオープンなんでもちろんアシストグリップはありません。するとドアのガードを立ち上げることができずに、犬はドアのインテリアに登りついて引っかき傷を作ってしまうんですよ。

スマートにも後席にアシストグリップはないので、これまでもドアを守ることはできなかったのですが、「まあ、スマートだからいいか」と思っていたんですよねー。

詳しくは→犬用ドライブシートは、軽自動車のようなスマートにおすすめです!

新車のメルセデスでは絶対防ぎたい粗相です!

ドアのプロテクター

どうやってドアの内装を犬の爪から守るか?

はじめに見つけたのはドアだけのプロテクターです。

※詳細は画像をクリック!

プロテクターにプラスチックの爪がついていて、それを窓枠に入れて固定して使うというもの。これまでのドライブシートと組み合わせれば完璧じゃん! と思ったものの、「窓枠に爪を入れる」というのが引っかかりました。

以前190Eに乗っていたとき、窓が落ちたことがあって工場に入れるまでダンボールを貼ってしのいだことがあります。

もちろん、その頃と比べてメルセデスの信頼性は飛躍的に高まっていることは30年間ずっとメルセデス乗っている私にも実感ありますが、窓が落ちるのは輸入車の定番の故障です。正直そんなナイーブなところにいらんことしたくないのです。ヤナセの担当に「プラスチックが混入してまして・・」と苦笑されたくないのです。

ということで却下。ドアを守るだけなのに、それほど安くないのも落とした理由でした。

リッチェル たためるドライブペットケージ

※写真をクリックすると詳細が開きます。

ホームセンターで見つけたのがこの「リッチェル たためるドライブペットケージ」です。

実はドライブボックスはノーフォークが来たときにいの一番に使ってみましたが、「踏み越えて」出てきちゃうんですよねー。

詳しくは→「犬用ドライブボックス」で安全にドライブいけるのか?

そのときは「こりゃだめだ」と思ったのもの、あれはジャストサイズ過ぎたのかもしれないと思い直しました。

ケージをすこし余裕を持ったサイズにして、つなぐベルトを短めにすれば大丈夫かもしれない。とくにこの「リッチェル たためるドライブペットケージ」は基本的にはケージなので、メッシュの天窓をジッパーで閉じてしまえば、いたずらできなくなります。これはいいかも! と思い、安かったアマゾンで購入しました。

サイズはM。ちなみにうちのノーフォークは5.7キロです。

「リッチェル たためるドライブペットケージ」設置

まず後席のヘッドレスト(枕)にベルトをかけます。

次にケージの固定は背面のベルトにシートベルトを通す、というやり方です。

たいていはそうなのかもしれませんが、毎回やるとなったら結構たいへん。とくに2ドアなのでめんどくさいんです。

しかし、取り付けてみると、なんと普段は潰して平べったくしておけることが判明。これならそのたびに取り付けるのではなく、ずっとつけておいて、必要なときに広げればいいのです。これはいい!

カブリオレやクーペの2ドアはお世辞にも後席にアクセスしやすいとは言えませんから、毎回付け替えるのは少々めんどくさいなと思ってましたから。

※詳しくは→オープンカーに「リッチェル たためるドライブペットケージ」を買ってみた

12. オープンカーのトランクはどうする?

オープンカーのラゲッジマット

いままではステーションワゴンだったので、ラゲッジには純正のゴムマットを敷いていました。ラブラドールは始めに思っていたよりも大幅に毛が抜けて、カーペットにつくのを嫌ったためです。

2台、Cクラスのステーションワゴンを乗り継ぎましたが、その度に純正のハイエッジ(なるべく側面もカバーできるように)を頼んでいました。これが高いんですよ。4万を超えてました。

犬も変わったし、カブリオレにしたからラゲッジに犬は載せないし、アクセサリーカタログを見るとカブリオレにはゴムマットないし、今回はいらないや、と思っていたんですね。

荷物はラゲッジにしか入れられない

納車されて何回が乗ってみるとオープンカーにこそ、ラゲッジが大切なことがよくわかってきました。

なんたって荷物をいれるところがそこしかない。

とくに濡れているものとか汚れ物をリアシートには置けないのでラゲッジに入れる必要があるんですよね。

その意味ではステーションワゴンについていた「ラゲッジ下をキックするとリアドアが自動で開く」機能はとても便利でした。ステーションワゴンだったのでことさらこれにこだわって、セットオプションになる本革シートにしていました。高かった・・これも。

私のカブリオレは最も安いタイプだからなのか、そもそもこの機能がオプションでも設定がないんですよね。1,000万以上する上級バージョンにはついているのでしょうか?

キーレスでボタンに触れば解錠してくれればそれでもいいのですが、そもそもラゲッジを開けるハンドルは外側についてないのです。結構すごくないですかね? これ。

つまり何が言いたいか、というとカブリオレにも、というか、カブリオレだからこそ、ラゲッジの機能はとても大切なんですね。

買い物袋を両手にかかえていたり、犬のリードを引っ張っていたりすると実感します。

※詳しくは→オープンカーにこそラゲッジ(荷室)が大切 犬連れには汚れ物がつきもの

13. まとめ

はじめは「小さいのに安全」なメルセデスを評価していたのですが、いまや4.7メートルもあるCクラスでは安全で当たり前ですよね。(だからスマートフォーフォーはより価値が高いと思っています)いま、Cクラスカブリオレを選んでいるのはそういった理性的な部分じゃなくて本当に「かっこよさ」なんですね。レジェンドクーペやプレリュードに感じた同じかっこよさに惹かれています。

そして実はオープンカーに必要な装備で検索していくと「犬」って出るんですよ(笑)もちろん犬は装備ではないですが、後席に犬がいるオープンって絵になるのも確かです。

どのようにしたら犬が快適にオープンで過ごせるのか、まだまだ答えが出ていません。こういうときが一番楽しいのかもしれませんね〜。

koinunokinenbi

子犬の記念日 管理人

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