Modified on: Aug 7, 2019
様々な用途の使役犬として用いられるラブラドールはどんな犬種なんでしょう?
ラブラドールレトリバーのルーツはニューファンドランド半島ですね。16世紀頃、入植者が連れてきたセント・ジョンズレトリバーがその祖先となります。当時から泳ぎが得意で猟師を手伝い、漁網の牽引や、落ちた魚の回収などに使われていたようですね。
現在のラブラドールと違い、セント・ジョンズレトリバーは黒の毛色しかなかったらしいです。今や人気のチョコレートやイエローの毛色が生まれるようになったのはずっと後のようですね。
その後、高い知能と水中や水辺で様々なものを回収してくる能力に感銘を受けた貴族が、1820年頃に水鳥の狩猟用猟犬としてセント・ジョンズレトリバーをイギリスに持ち込みます。そのイギリスにおいて、繁殖と選択交配が進み、イギリス原産となりました。
ラブラドールは世界で最も飼育頭数の多い純血種です。その人気を支えるのは賢さや、穏やかさ、性格の良さです。
私も現在のノーフォークテリアの前にはラブラドールと暮らしていました。
ラブラドールは言ってみれば「もう一人の家族」です。可愛いから家族に思えてしまうという意味ではありません。
その思慮深さから人間の家族が増えたような錯覚を覚えてしまうということです。そのくらい賢く穏やかです。
ラブラドールレトリバーは欧米では中型犬とされることも多いようですが、日本では大型犬とされています。
1番目の特徴としては水かきがついていることです。
ラブラドールは、別名『king of water fowl(水鳥回収の王)』と呼ばれているくらい泳ぎが得意な犬なのですからねー。
体高はオス56~57cm、メス54~56cm、体重25kgから35kg。
体は骨太で筋肉質。密集している短毛は、水をよく弾く上毛と冷気を通さない厚い下毛があります。
そして抜け毛が激しいことは覚悟しましょう。
飼うまでは短毛だし、それほど抜け毛はないだろうとたかをくくってましたが、驚くほど抜けます。そのままにしているとどうしても臭いだすので部屋の中で飼うのであれば、いつもブラッシングや清潔を保つ努力が必要ですね。
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ラブラドールは穏やかで攻撃性が少ない性格です。
飼い主への服従性の高さと自分で判断する能力の両方のバランスが良いので、場所や状況を良く見て判断することができます。いや、もう本当に頭いいですよ。
むだ吠えなどはほとんどありません。縄張り意識も薄く、人間が大好きです。他の犬種とも友好的です。
ということは番犬には向かないでしょうが、体が大きく、吠えるときには野太い声なんで、家においとけば迫力はあります(笑。
ラブラドールは誰にでも友好的なだけに注意が必要な部分もあります。
体が大きいので、例えば子供やお年寄りに抱きつくなどした場合、重みで事故にならないかなどは気をつけていました。
もう一度飼いたい犬ですね。