Modified on: Jul 17, 2019
ノーフォークテリアを飼っていて散歩で一番声をかけられるのは「なんて犬ですか?」「ミックスですか?」です。
ごく稀に「ノーフォークですね!」と言われることもありますが、それは本当に稀なことです。
日本ではまだまだ知名度も頭数も低く、販売もJOKERさんとほかいくつかのペットショップでしか扱われていませんねー。(うちはJOKERさんで購入)
ノーフォークテリアの名前は、イングランドのノーフォーク州に由来します。
小型で頑丈な狩猟犬を作る目的で作り出されました。
ノーフォークテリアは、その執拗な狩りの様子から、「草原の小悪魔」という異名を持ちます。
見た目が小さく可愛らしいのですが、狩猟犬としての性格を色濃く持っているんですね。本来の「ネズミを捕獲し、キツネを巣穴から追い出そうとする」猟犬気質を色濃く残しているようです。
原産国のイギリスでは、家庭犬化を進めるのではなく、むしろテリア犬種としての作業能力の維持を優先させてきたため、家庭犬としては改良が進んでいないことが原因のようですね。
ほとんど同じ犬種に「ノーリッチテリア」がいます。
実はノーフォークテリアは元々ノーリッチテリアという犬種と同じとされていました。しかし、垂れ耳タイプは数が少なく、ノーリッチテリア・クラブの一部の繁殖者から立ち耳に限定すべきだという意見が主張されました。
1964年に、イギリスケンネルクラブが立ち耳の種類をノーリッチテリア、垂れ耳の種類をノーフォークテリアに分けること決めたという歴史があります。
ノーフォークテリアは体高は25~26cm、体重5〜5.4kg。(うちのは6.2キロ。でも体重はずいぶん幅がある実感です)
テリアグループの中ではヨークシャテリアに次いで小さな犬です。
体は小さいのですが、強靭な骨格と筋肉を持ち、狩猟能力に優れています。被毛はダブルコートで天候の変化に強いようですね。
毛色はレッド、ウィートン(ベージュ)、ブラック&タン、グリズル。いまだにレッドとブラタンしかお目にかかったことはありません。グリズル(灰色)はぜひ見て見たいものです。
狩猟用に作られ勇敢で負けず嫌い。さらにいえば頑固。これをテリア気質と言います。この気質のために飼いにくいと考える人がいるかもしれません。
確かに犬自身が気に入らないことは、飼い主の指示でも聞かないという面もあるにはあります。
一方で家族には大変愛情深く、よく甘えますよ。そのギャップが可愛いところなのですが・・・。
またノーフォークテリアは遊び好きな犬ですねー。
飼い主が大好きなため一緒に遊びたがりますよ。あまり飼い主に相手にされなかったり、留守番が多いと飼い主の気を引くためイタズラをすることがあります。
しっかりしつけることが大切ですね。