1. ドッグランに連れて行こう
Modified on: Jul 28, 2019
ノーリードで(リードが必要な施設もありますが)思いっきり駆け回ることができるドッグランは子犬にとっても飼い主にとっても嬉しい施設ですね。
ペットブームの現在、さまざまなドッグランが各地に増えている状況です。
子犬の好みによって室内、屋外、芝生などの施設を選ぶことができます。
また、郊外に出るとプールや、アジリティの設備があるドッグランもあります。
普段は室内にいることの多い子犬であれば、ストレス解消のためにもぜひドッグランをうまく活用してください。
2. ドッグランへ行くための準備
「ドッグラン」を楽しく利用するためには、マナー、ルールを守ることが大切です。
ドッグランはさまざまな飼い主と犬が利用します。そこで犬が飼い主の言うことを聞かないと他のお客さんに迷惑がかかってしまいます。
「おいで」の指示できちんと戻ってこられるか?
「待て」でやってはいけない行動を制御できるか?
のような最低限のしつけができていないと他のお客さんに迷惑なばかりか、自分の子犬が怪我をしたり相手の犬に怪我をさせたりする可能性がありますから、しつけは日頃からしっかり行なってください。
当たり前ですが、犬のやってしまったことは全て飼い主の責任になります。
子犬のうちからしっかりトレーニングしていきましょう。
・狂犬病予防注射・ワクチン接種済の証明書が必要
・ノミ・ダニ・蚊の予防をする
・ドッグランに持っていくもの
3. 他の犬に慣れておく
ドッグランにはたくさんの知らない犬や人間が集まります。
あまり散歩をさせない室内犬や他の犬とあまり触れ合うことがない場合、ドッグランに行った途端、極度に興奮したり、逆に怖がってしまうなど、子犬がドッグランに良い印象を持てなくなってしまうかもしれません。
ドッグランに行く前に、日々の散歩の中で、他の犬と挨拶をしたり、遊ばせる経験をさせるなど、他の犬や人間と触れ合う経験をさせておくと良いですね。
4. 狂犬病予防注射・ワクチン接種済の証明書が必要
狂犬病は定められた義務ですが、混合ワクチンについては家庭によって考え方が様々だと思います。
しかし、多くのドッグランでは始めの利用申請で混合ワクチンの接種証明を求められることが普通です。ドッグランの利用に必要だからというだけではなく、犬の健康を一番に考え、獣医師と相談をして、できるだけ接種した方が良いと思います。
5. ノミ・ダニ・蚊の予防をする
季節によっては、ノミ・ダニ・蚊の対策はした方が良いでしょう。
屋外のドッグランではノミ・ダニがつく可能性があるばかりではなく、たとえ屋内のドッグランだとしても、他の犬がノミやダニを持っていないとも限りません。
全てのお客さんがノミ・ダニの対策をしてドッグランを訪れるわけではなく、ドッグラン側でも明確なルールとはしていないところがほとんどなのです。
また、こちらの犬が持っていた場合は移してしまうかもしれません。
日常的に散歩もするでしょうから、ノミ・ダニの対策は日頃からしっかり行いたいものです。
蚊はフィラリアを媒介します。
ですから犬同士での接触は問題ありませんが、ドッグランに来るたくさんの犬の中に感染した犬がいた場合、その犬を刺した蚊に刺されて感染する可能性があります。
もちろん、ドッグランに行くためだけではなく、蚊が活動する時期はフィラリア予防を行いましょう。
外で飼う場合はもちろん、室内犬でも蚊に刺される可能性はあります。
狂犬病と違い、法律で接種義務が定められている訳ではありませんが、放置すれば死に至ることもある、犬にとっては重大な病気です。しっかり予防の体制をとってください。
6. ドッグランに持っていくもの
ドッグランへいくときに持っていくものを確認しておきましょう。
基本的には普段散歩に行く時に持って行くものが必要になります。
またドッグランによっては特別に必要なもの、持ってきてはいけないものがある場合があります。
目的のドッグランに問い合わせておくと良いでしょう。
・狂犬病予防注射・ワクチン接種済の証明書
・リード、首輪またはハーネス(胴輪)
ドッグランにまだ慣れていない犬の場合、はじめはリードを付けて入り、様子を見ながらリードを外すステップをとります。リードは必ず携帯しておきましょう。
・マナー袋(うんち用の袋)
犬がおしっこをするたびに水をかけて処理しましょう。
また、うんちをしたら袋に入れて専用のごみ箱へ、なければ持ち帰りましょう。
・水、水入れ
おしっこ用と犬が飲む水と共有できるボトルなら、荷物を減らすことができます。
・タオル
7. ドッグランでのマナー
ドッグランはマナーを守って利用することが大切です。普段の散歩でも似たようなマナーがあると思います。
そして、暗黙のルールも…初めてのドッグランで、他のお客さんに迷惑をかけたり、愛犬がドッグランを嫌いになったり、失敗しないようにマナーやルールについて確認しましょう。
・飼い主は犬と共に入り、目を離さない
ドッグランでは、犬だけを放し、飼い主は退場するということはできません。
ドッグラン内での飼い犬の全責任を飼い主が負うわけですから、一緒に入場し、犬から目を離さないようにしてください。
・他の犬を触るときは飼い主に許可を得る
他の犬が近づいてきたら、近くに必ず飼い主がいるはずですから、触っても大丈夫か、許可をとりましょう。
犬は見た目だけではわからないところもあります。
おとなしそうに見えて噛み癖があるなど、トラブルの種になりそうな事柄はなるべく避けていきたいものです。
・ 犬も人間もドッグラン内では食べ物禁止
他の犬とのトラブルにも繋がりかねないので、ドッグラン内で犬に食事を与えたり、人の食べ物を与えたりはしないようにしましょう。
他の犬がほしがって食べてしまいアレルギー症状が起きるなどのトラブルが起きる可能性もあります。
・発情中のメスは利用しない
避妊手術をしていない雌犬は半年に1回程度の間隔で発情期が来ます。
発情中のメスの犬を、公共の施設で遊ばせることは基本的にNGになります。
ドッグランなど他の犬を興奮させてしまうため迷惑がかかります。
終わるまでの約1ヶ月は家でゆっくり過ごさせてあげましょう。
・けんかやマウンティングはやめさせる
じゃれ合い以上のけんかや、マウンティングを始めたらすぐさまやめさせてください。
相手の犬が迷惑そうにしていなくても、あまりにしつこい行動をすると反撃されてけんかになってしまいます。
・各施設ごとのルールを守る
ドッグランには、各施設ごとに定められた料金や利用時間、遊ばせ方、また注射済票提示の有無などのルールがあります。
各施設のルールを利用前にあらかじめ確認しておきましょう。
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