ゴジラといえば1954(昭和29)年の第一作で観音崎のたたら浜に上陸したと思い込んでいましたが、実は第一作中の「観音崎北東15マイルの海中を北西に向け移動中のゴジラを発見し、京浜地区に警戒警報が流れた」のニュースを発展させて、たたら浜に上陸とし、その記念として滑り台を作ったというのが本当のようですね。1958年に恐竜の姿をした滑り台が設置され地元の人から「ゴジラの滑り台」と呼ばれたのですが、東宝の許諾が得られなかったため、公式には「ティラノサウルス」の滑り台とされたそうです。1973年頃 に老朽化により取り壊され、その後、たたら浜にゴジラの足跡が設置されましたね。当時の写真を見ると、たしかにゴジラか?といわれると微妙です。
※写真参照 はまれぽ.COM
その滑り台も1973(昭和48)年には老朽化のために撤去され、今はその足跡が残るのみです。
ところがそのゴジラ滑り台がまだあるんです。犬と一緒に行ってきました!
たたら浜は美しい白砂のビーチ今日は観音崎のたたら浜に犬連れで行ってきました。知っていますか? たたら浜。たたら浜は、水の透明度がとても高く、小さな綺麗な浜です。浦賀水道を行き交う大型タンカーやヨットを眺めながらビーチで過ごすことができます。道路を挟んで、公営の「観音崎公園第6駐車場」があります。105台分のスペースがあります。今日は浜に降りて海に入れてあげようとしたんですが、波が怖いらしく、波が寄せるたびに怖気づいていました。あれ? この間は怖がってなかったんですが。合わせて読みたい 三浦半島 ... たたら浜(多々良浜)ゴジラが上陸した海岸で犬散歩 - 子犬の記念日 |
それは「くりはま花の国」の冒険ランド内にあるという。
花の国なので春に行けばきっと花が満開なんでしょうけれど、あいにく冬枯れの季節です。でもだからこそ密にならずにいいかも! と行ってきました。
くりはま花の国は、色とりどりの花が咲く庭園やスポーツ施設、レストランなどが営業している都市公園。入園は無料です。
在日アメリカ軍の倉庫があった土地を返還後に横須賀市が「久里浜緑地」として整備したんですね。年間の観光客が50万人を超える久里浜地区の一大観光スポットだそうです。
まず「くりはま花の国」が遠い。
HPにはJR「久里浜駅」または京浜急行「京急久里浜駅」より徒歩約15分とあります。わたしはいつものように車でしたが、とても徒歩15分では無理だと思います。
実際Googleマップで調べると、京急久里浜駅から16分、JR久里浜駅からは20分以上かかっています。車で行くことをお勧めします。
「くりはま花の国」駐車場第1駐車場:普通180台(大型はレストランうおくに前に駐車可能)
入庫可能時間:8:00~17:00 (ポピー・コスモスまつり期間8:00~18:00)/出庫24:00まで
駐車料金:大型2,100円(1回)/普通630円(1回)
※ポピー園、冒険ランド(ゴジラの滑り台やボルダリングの広場)をご利用の場合は第1駐車場が便利です。
第2駐車場:普通248台
入庫可能時間:5:30~20:30/出庫24:00まで
駐車料金:普通630円(1回)
※ハーブ園キッズガーデン(複合遊具)、レストランロスマリネスをご利用の場合は第2駐車場が便利です。
パークゴルフ場駐車場:
駐車時間:8:30~17:30
駐車料金:普通630円(1回)
※パークゴルフ場をご利用の方は310円(1回)となります。
ついてみると、冬枯れているとはいえ、あまりにも寂しい感じ。もうちょっと手を入れた方が良いのではないかと思います。
入り口を入るとすぐにフラワートレイン ハーブ号という客車が停まっていました。犬連れなんで乗れませんが、これに乗れれば良かった。というのは結構上り勾配がキツくて心臓バクバクいってしまったからです。(片道大人:300円、小人:150円、障害者手帳所持者と付添人1名まで半額)
途中では富津行きのフェリーなんかも見えます。いつか乗ってみたいものです。
まず見えてくるのがハーブ園。ここまでが結構辛い。
そして辛い割には、ハーブ園に犬は入れません。大型の遊具もあると書いてあり、え? ここにゴジラ? 犬連れでは行けないわけ? と勘違いします。私は見事に勘違いし、その後にある客車の終着駅で一旦山を降りてしまいました。
帰ろうと思って念のため入り口の案内板を見ると終着駅以降にまだ道があり、ゴジラのいる冒険ランドはその先にありました。ええー! そんなあ・・・。情けない気分でもう一度険しい山道を登っていきました。
ラピュタ以来なんでも「天空の」がついてしまいますよね。たしかに目の前は山の上から眺める久里浜港なんで見晴らしはとってもいいですね。暖かくなったらBBQもいいかもしれません。
鎌倉の「樹ガーデン」も天空のカフェですがBBQできますね。高いところでやるBBQは美味しいのかもしれません。
これこれ。この客車の終着駅が曲者。その先は道も狭くなっているので「ここでおしまいなんだ」→「ゴジラはなかった。だから犬が入れないハーブ園のところなんだ」と考えてしまい、山を降りてしまいました。
勘違いをしないように。
ここで半分です。
二度目に登っていくと終着駅の次に「県木の広場 愛の鐘」が現れます。
県木の広場ってなんのこと? と思って入っていきます。
階段。
とにかくこれでもかというくらい登ります。山肌にそって展開しているので当たり前ですが、普段体を動かさない人には辛いです。私です。
県木は県の木のことで、いろいろな県の木を集めたのが「県木の広場」でした。
愛の鐘は「二人で鐘を鳴らして恋人証明書をもらう」というどこの代理店に吹き込まれたんだという企画。なんか由来があるのかと思って探しましたが、何もありません。貼ってあるパワーポイント製の案内もなつかしの電話ボックスに貼ってあるやつみたい。ちょっと考え直した方がいいですよ。
いくつかしか咲いていなかったのですが、花の国なんだからこういうのがいいですよね。愛の鐘じゃなくて。
そしてついに辿り着きましたよ。ゴジラの滑り台。
写真ではみたことあったのですが、私はたたら浜の方にあると思っていました。
冒頭に書いたように以前にあったのはたたら浜。でもその時は東宝と話し合いをしなかったのか、ゴジラを名乗れなかったみたいですね。そこで「ティラノサウルス」という断り書きをいれたそうですが、当然子どもたちの間では「ゴジラの滑り台」として認知されていたそうです。
こちらは東宝が全面的に協力、製作を担当したので、見るからにゴジラだし東宝の名前も出てますからね。実に堂々としたものです。
1996年頃からゴジラの滑り台の復活を望む「Gプロジェクト」が横須賀市商工会議所青年部や地元の有志ではじまり、署名活動や寄付運動を開始した結果、1999年に誕生したんですね。身長は9メートル、全長は10メートル、重さ5トン、強化プラスチック製、胴体から腹の部分がしっぽの部分が滑り台となっている。
これを尻尾側に滑ってくると、子供が「ゴジラのうんち」にみえそうですが・・・。
ライトアップの関係で今は使えないそうです。
ライトアップ? 大きいとは言っても10メートルくらいのゴジラをこんな山奥でライトアップしてもなあ。どこの代理店のアイディアなんでしょうか?
売店ではゴジラのバストアップマグネットが850円で売っていました。ちょっと欲しいなと思いましたが思いとどまりました。(笑
すごく歩きます。その意味では犬の散歩にいいです。花の季節に行くのが正解でしょう。
長距離でも楽しく歩けそうですから。
久里浜としてはもっと力を入れたいところでしょう。スペースはすごく広いですから。いろいろな事情があるんだろうなあ。中間搾取してそうな代理店とか。
また季節が良い時に再訪してみたいですね!
くりはま花の国(HP)〒239-0832 神奈川県横須賀市神明町1番地 TEL:046-833-8282 FAX:046-833-8291(管理棟)