犬は散歩大好きなもの。誰もがそう思っているかもしれませんね。
実はそうでない犬も意外にいるのです。
犬の散歩に行こうとすると、玄関から出てこなかったり、やっと連れ出したと思えば、道の真ん中で止まって動かなくなっちゃったり。
ほかの犬はあんなに楽しそうに散歩しているのに、なぜうちの犬は散歩が嫌いなんだろう。
飼い主としては落ち込むし、焦っちゃいますね。
どんな原因で犬が散歩嫌いになってしまうのでしょうか? 次のような事柄に思い当たるものはありませんか?
考えてみれば、見知らぬ人間や、車、犬が行き交う外の世界は、子犬にとってみれば怖くて当然ですよね。
一度散歩に出かけたときに、知らない犬に吠えられた。
クルマのクラクションが鳴った。
など、怖い経験があるときも散歩を怖がることがあります。
真夏のアスファルトは肉球を火傷するぐらい温度が上がっています。
ましてや子犬の肉球はまだ柔らかいですから危険です。
このような経験がトラウマになっているのかもしれません。
首輪をしたのが、最初の散歩の日では、首輪に良いイメージを持てません。
子犬にしてみればいきなり首を絞められ、リードで引っ張られているイメージしかないのかもしれません。
「夏の犬散歩」。イメージとしてはとても快適な、幸せな時間のように感じますね。ところが実際には、犬に危険が及ぶくらい、深刻な暑さになることもあり、注意が必要です。1. 犬の散歩、夏は行かないほうがいい?犬にとって散歩はとても大事なものなので、暑い夏にも行ってあげるほうが良いようですただし、体力がない子犬や老犬、病み上がりの場合などは無理に連れていく必要はないと思います。犬のほうが嫌がる場合も行かなくて良いのではないでしょうか。2. 夏の散歩が危険なのは?犬って平熱が38度くらいですよね。さらに体は毛が... 夏の犬散歩 時間は何時が適切? アスファルトに手を触れてみよう! - 子犬の記念日 |
犬が「社会に順応する力を養う」ことを社会化といいます。
そして、生後3週間~14週間(生後3カ月半)までに体験するとすんなり順応していく傾向があるのです。これを「社会化期」といいます。
子犬が散歩を怖がらないようにするには、この社会化期に「外の世界は怖くない」と理解させることが大切なのだそうです。
おうちの中で練習します。
いきなり散歩用のがっしりとした首輪ではなく、まずはリボンなどを使って首に巻いてやり、違和感に慣れさせましょう。
徐々につけている時間を長くしていき、慣れたところで散歩用の首輪に切り替えてみましょう。
縁側や庭でおやつを食べて過ごしてみましょう。まずは外の空気に慣れてもらいます。縁側や庭に出るだけで、様々なにおいや音がします。怖がらせないようにお菓子などで誘導しゆったり過ごしましょう。
次におうちの周りを抱っこして回ってみます。子犬の場合、ワクチン接種後が社会化期と重なってしまう場合もあるので、その意味でも地面に触れさせず抱っこして外の世界に接することは有効です。長い時間行く必要はありません。本当に一回りで、おうちの周りを子犬に見せてあげてください。
クルマなどで公園に行き、草原に寝転がってのんびり過ごしましょう。
とくに散歩をするのではなく、おうちの庭ではない、外にいることに慣れさせましょう。
たとえ郵便ポストまで3分の行き帰りでも子犬を連れて行ってください。
そのくらいの短い時間の散歩なら怖がらず周囲の様子を学習していくはずです。
犬の散歩中に買い物をしちゃうことありますか? リードで店の前につながれ、見知らぬ人にほえたりしている光景をよく見ますよね。いろいろな危険がありますから、これは避けたほうがいいですね。ちょっと考えるだけでも、他人にケガをさせてしまったり、逃げ出してしまったり、はたまた誘拐されるかもしれませんから。では買い物をしないから、犬の散歩に財布を持っていかないのか? というとそれはそれで心許ないといいますか、何かあったときに財布がないのは不安がありますね。もちろん、今はスマホやapple watchなどで代金を払う... 犬の散歩中の買い物はNG 万が一のために持つべき財布は?ストラス マネークリップ ... - 子犬の記念日 |
子犬が散歩を嫌がると、焦りますよね。
気持ちはわかりますが、その結果やってはいけないしつけ方をすると、トラウマになってしまい余計散歩が嫌いになる悪循環に陥ってしまうこともあります。
始めはいってきかすのですが、だんだん焦ってきてリードで引きずってしまう。
これはとても危険です。肉球がすれて切れてしまいます。首も痛めるかもしれないです。
肉球はいつも地面に着いているので怪我すると治りにくい部署ですし、引きずられることで犬にトラウマになってしまうことだってありますからね。
子犬に怒ったり怒鳴ったりしても問題は解決しません。
逆に怒っているあなたを怖がるようになるかもしれません。その結果散歩まで嫌いになってしまったら本末転倒ですよ。
子犬は元気なものですが、ナイーブでもあるのですね。
飼い主が散歩に対して夢を抱いているのも理解できますが、将来散歩嫌いでてこずることのないように、子犬の時には慎重に、じっくりと外の世界を理解してもらうのが良いと思います。