私の地元は横浜の青葉台なんですが、最近すごい勢いで「食パン専門ベーカリー」が増えています。
これまでもベーカリーは過当競争気味では?というくらいあったのですが、さらに加えて「食パン専門」が増えているのでそれぞれのお店も大変じゃないかな? と心配をしてしまいます。
今日も奥さんと駅前まで散歩して、東急の「スターバックス」のテラス席でコーヒーを飲んだ後「そういえば新しく食パン専門店ができたよね」という話になり、ちょっと大回りになったんですが、ワンコの運動も兼ねてそのベーカリーに行ってみることにしました。
いや、これ、掛け声なのか店名なのかわからないですよね。
正式には「午後の食パン これ半端ないって! 青葉台店」です。
橋本に本店があるそうですが、そちらに行ったことはありません。
というか、食パン専門店そのものに行ったことないですね。
だってただの食パンに1000円だしますか? ヤマザキパンで買えば200円くらいですよ? 2斤繋がっているとはいえ、一斤分500円としたら、その価格差分の美味しさって感じられるのか? と思います。
で、「午後の食パン これ半端ないって! 青葉台店」です。
青葉台のメインストリート、駅から南北に続く環状4号線沿いにあります。
数々の話題のベーカリーを生み出してきた「ジャパン ベーカリー マーケティング株式会社」岸本拓也さんのお店なんですね。ちなみに会社も青葉台にあるんですね。
清瀬の「これ考えた人すごいわ」というネーミングがとんでもない食パン専門店もそう。それから大倉山の「トツゼンベーカリー」も彼のプロデュースなんですねー。
→(続き)横浜 大倉山公園で犬と観梅 お土産は人気パン店3選から!
コンセプトをHPから拾うと
「当店が開発したのは、午後のおやつに食べてほしいケーキのような、手でちぎってトーストせずに生で食べた時に半端ない美味しさを味わえる食パン。
このことから店舗名や商品名を命名いたしました。
店内で焼き上げる食パンはプレーンとレーズンの2種。
まずは「半端ない美味しさ」を一度お試しください。」ですって。
なにも食パンをおやつにしなくても、ほかにおやつはいっぱいあるのでは? とどこまでも懐疑的な私です(笑
店舗もそう大きいものではないのですが、食パンは2種類しかありません。
※ 写真 http://www.korehanpanaitte-bakery.com/
800円
HPには「何を隠そう半端ない熟成感。
そして全国から小麦、塩、バター、生クリームなど選りすぐりの食材を用意しました。
中でも生クリームのこだわりは半端ない!
耳まで柔らかく、口どけなめらか。
焼かずにそのままで美味しいふわふわ食感は一度食べたらやめられない。
とにかく例をみない半端ない食パン。」とあります。
ユーザーボイスを見ても「プリンのような食パン」など絶賛の嵐。
1日40本がまず用意されていて、行列して買います。
40本が切れてしまうと、焼き上がり時間ごとに予約になるそうです。
プリンのような食パンを食べてみたかったのですが、案の定「本日分は売り切れました」との立て看板が。
あーあ、でしたが、諦め切れない奥さんが「本当に売り切れですか?」と聞いたところレーズンを入れたパンは残ってますとのこと。
「残り物かあ」と思っていたら、このレーズン食パンは普通の食パンより1日の生産数が少なく、17本しか作らないそうです。
それが残っているのは、大変な幸運なんですね。
店員さんも「たまたま作りすぎちゃって」と言ってましたが、多分言外に「スッゲー幸運ですよ、お客さん!」と言いたかったのでしょうが、事情をしらないこちらは「ま、レーズン入りでもしょうがないか」くらいのノリで1000円出したんです。
このパンは「仕方ない午後」というネーミングです。980円(税別)
なんで「仕方ない午後」なのか?
HPを読むと
※ 写真 http://www.korehanpanaitte-bakery.com/
「この食パンのためなら午後を棒に振ってもかまわないという意味合いから名付けました。
お口の中で、夏の花火のひとときを思わせるような、美しく華やかな味わい。そして切ない。
何を隠そうサンマスカットレーズンなんです。素材も食感も一級品。
こんなおいしい食パンを食べれるならば午後を棒に振っても仕方ないね。」
おいおい。言い過ぎじゃないのかー? ただのレーズン入り食パンだよね。とあくまで疑っていました。
買ってきて家で開くと水分が多いのかクタクタしていて、自重で食パンの真ん中あたりが凹んでいます。
年老いたダックスフンドみたいだなあ。
まずは夕食にグラタン、ラムチョップに合わせてトーストせずに食べてみました。
う、う、う、うまい! これまで食べたことない絶妙な甘さの生地と柔らかさ。これ、たしかにおやつとしてたべれるわー。
当方は全く味音痴のため、繊細な差異なんかわからないですが、その鈍感な舌でも歴然とわかる驚きの味、食感の違いです。
買ってきてから夕食まで時間が経ってしまったのがちょっともったいなかったかも。
すぐに食べたらもっと美味しいんじゃないかな?
食事に合わせるとしたら、甘さが強すぎると感じる人もいるかもしれませんね。そのくらい甘い。
バター用意しましたが、入りません。パンだけで美味しく食べられますね。
すこし厚めに切ってトーストせずに食べてみてください!
普段の朝食は無糖のヨーグルトしか食べないのですが、「仕方ない午後」をトーストして食べてみました。
う、う、う、うんまーい!
トーストしたら「ただの食パン」と評していたユーザーボイスもありましたが、焼いても美味しい。甘さは失われていないです。
バターを用意しましたが、やはり必要はありません。
これは贅沢だわ・・・
実際に買った人がどんな評価をしているんでしょうか?
ユーザーボイスをのぞいてみると、何よりも買う前の行列についての描写が多いのですが(笑
甘いが甘すぎない。ミルクの味。食感は全てがバランスよく真ん中辺に集まっている感じ。しっとり感があり、とても美味しかった
ふわふわだけど身が詰まっている。甘みが強い。
耳まで柔らかく、持っているとぺしゃんこになるくらい。甘く柔らかで優しい舌触り。
もちもち具合は相当のもの。ジャムを塗っても負けない美味しさ
でもそのままちぎって食べるのが確かに一番うまいかも
みなさん饒舌に語ってますねー。
いやあ、語りたくなるほと美味しいんですって。
住所:横浜市青葉区青葉台1丁目15番21号TEL:045-511-8879
アクセス:東急田園都市線青葉台駅から徒歩3分 青葉台駅から行くと右側の並びにあります。
営業時間:10:00~18:00 ※パンがなくなり次第終了。月曜休
青葉台界隈にはあと2軒食パン専門ベーカリーがあるんですね。
※ 出典 https://donpan.jp
午後の食パンから駅と反対方向に歩いていけば、5分くらいかな? 青葉台店とありますが、店舗はここにしかありません。(笑
避暑地にありそうな総木目みたいなお店ですからすぐわかります。
食パンは潔く、「ゆむぎ1.5斤550円」「いなほ1.5斤680円」「かえで1.5斤850円」の3種類だけ。
ゆむぎがプレーンで、いなほは米粉と生クリームをくわえたもの、かえではメープルシロップ味だそうです。
それぞれに美味しそうですが、ユーザーボイスでは「かえで」のほんのりの甘さが美味しいとのことでしたね。
店名:食パン専門店 ドンパン 青葉台 (食パン専門店 a donpan)
TEL :045-507-8227
住所:神奈川県横浜市青葉区桜台26-18
ホームページ:https://donpan.jp
こちらは最寄駅が青葉台ではなく、藤が丘で、さらに藤が丘駅から1キロ、歩いて13分という立地にある「一本堂 横浜藤が丘店」。
一本堂はいろいろなところにあるお店ですが、この辺りの食パン専門ベーカリーとしては一番初めにできましたね。
6種類ほどあり、ジャムなども扱っています。他の2店と比べると商品点数が多いですね。さすがフランチャイズならではなんでしょうか。
ユーザーボイスからはふんわりもっちりの食感が大変好評ですね。
店名:一本堂 横浜藤が丘店TEL 045-517-4416
住所:神奈川県横浜市青葉区柿の木台14-25 HMもえぎ野ビル 101
食パン専門店の食パンがこんなに美味しいとは! 目から鱗が落ちましたよ。
青葉台はおいしいベーカリー、ケーキの激戦区ですから、食パンだけでなんとかなるのかなーと危惧してもいますけどね。
ワンコの散歩ついでにあと2軒の食パン専門店に寄ってみます。散歩の楽しみが増えましたねー。