嵐 相葉くん主演の「僕とシッポと神楽坂」の舞台になった神楽坂。
神楽坂は大学時代によく通った場所でしたが、芸者さんや、高級な料亭は、存在を聞いてはいたのもの、学生の身分としてはもちろんそんなお金も、粋もなく、ひたすらサークルのたまり場だった「パウワウ」という喫茶店とサークルの飲み会の居酒屋(あまりに安すぎて何を食っているのか、飲んでいるのかわからないようなところ)を往復するだけでした。
ドラマに出てくるような風情のある神楽坂を実感できたことがないので、今回犬を連れていませんが、いろいろ取材をしてきました。
ま、「僕とシッポと神楽坂」でいぬつながりということで。
何回かに分けてお話しようと思います。
その犬ですが、オープンテラスのカフェが見当たりません。
いやー、ひょっとしたらどっかにあるのかもしれませんけど。
散歩しているワンコもあまりいなかったですねー。
一匹だけ遭遇しましたが、ワンコと行って面白いのか? はちょっと疑問なのですが、どっかに犬連れOKのカフェがあるかもしれないので、引き続き調べたいと思います。
今日は「赤城神社」について書いてみましょう。
飯田橋の駅(JRでも地下鉄でも)から降りるとすぐ、外堀通りを渡ったところに神楽坂の入り口があります。スタバの横の道路ですね。
赤城神社は神楽坂の駅のほうが近いのですが、私は飯田橋から入るほうが慣れているので、こちらから。
こっから神楽坂は延々坂を登っていくのですが、メインストリートはただの「新宿のはずれにある繁華街」であって、いわゆる神楽坂の真価はそこから右や左に一本か二本入った脇道にこそあります。
※詳しくは→●犬とドライブ どこ行こう「僕とシッポと神楽坂」 神楽坂は脇道に神が宿る
しかし、それを書き出すと、とめどなく長くなりそうなので、今回はそのメインストリートを登っていって、相葉くんもクランクインに願掛けに行ったという「赤城神社」のことだけにしておきましょう。
入り口から800メーターほど登っていくと、神楽坂上の交差点があります。上り坂はここまで。頑張って登ってください。
「音楽の友ホール」の手前の角を右に曲がって道なりに行けば「赤城神社」に到着します。
赤城神社は犬と境内に入ってもOKです。犬連れで是非訪れてみてください。もちろん境内での排泄はだめですよ。
赤城神社は1300年の創建ですから鎌倉時代ですね。
700年以上の歴史を持つ古刹と思いきや、ぱっと見デザイナーの存在を強く感じる新しめの建物なんです。
それもそのはずで、2009年から「赤城神社 再生プロジェクト」が立ち上がり老朽化した神社の社殿全体を建て替えることになったのです。
その監修をしたのが建築家の隈研吾さんなんですねー。
隈研吾さんといえば、2020年東京五輪のメイン会場『新国立競技場』をデザインした事でも有名ですよね。
いや、べつに変わったことしているわけじゃないと思うんですよ。
しっかり神社の社殿なんですが、そこはセンスなんでしょうか、「デザイナーズ」なんですよねー。
正面はガラス張りなんですが、「自動ドア」です(笑)まじで?
そうとうアバンギャルドです。
両脇の狛犬もなんだかカリカチュア化したスフィンクスみたい。
あるいはゲームのキャラクターでしょうか。
「加賀白山犬」というスタイルだそうですが、それにしてもスタイリッシュに仕上げられています。
その左手には「螢雪天神(けいせつじんじゃ)」があり菅原道真公がお祀りされています。
戦争によって焼失したものを旺文社の寄付によって再興されたことから、その名前になったそうです。
道真公といえば受験の神様なわけですから、ダブルネームでご利益があるわけですね。
神田の湯島天神も近いのに道真公も忙しいな(笑)と思いつつ、ここは勉強の願掛けの穴場かもしれませんね。
良縁成就・夫婦円満・安産などが赤城神社のご利益です。
御朱印は赤城神社のものと、蛍雪天神のものがあります。
神社の右手マンションの一階には「あかぎカフェ」という喫茶店があります。
しかーし!
オープンテラスはないんですねえ、犬は不可。
マンション自体が神社の境内に建てられています。
設計も隈研吾さんなんですね。
70年の借地権を設定し、その売上を社殿の建築費用に充当しているそうです。
だからカフェもしっかり神社の敷地内にあるわけで、いくらおしゃれでもオープンテラスまでしてうかれられないのかもしれませんねー。
良縁成就や夫婦円満、安産などにご利益がある「赤城神社」。
でも、ご利益は付け足しにしても、デートコースにいいでしょうねー。それぐらい意外性のある神社だと思います。
お土産はもう一度神楽坂を下って、不二家のペコちゃん焼きが良いですよ。
※詳しくは→●神楽坂のおみやげといえばペコちゃん焼き キャラクター人形焼まとめ