1.「日の丸構図」で撮っちゃいけません
ミラーレス一眼を買ったときに知り合いに「どうしたらかっこよく写真が撮れるんだ?」 ときいたことがあります。
そうしたら丁寧にレジュメを作ってくれていくつか教えてもらいました。
にもかかわらずいまだに普通にしか取れません。すみません。
その中で印象に残っているのが「構図」の話です。
例えば子犬の写真を撮ろうとすると、被写体をど真ん中に持ってきてしまいますよね。
これは「日の丸構図」というらしいですが、これじゃだめなんだと言うことでした。
「日の丸構図」は素人の構図と言われるくらいセンスの無い写真の代表的構図だそうです。そうですか。。。
2. 1/3くらいに抑えて撮るとかっこいい
彼女いわく「被写体を全体の1/3くらいに抑えて撮るとかっこよくなるんです」と教えてもらいました。
被写体を画面の中心からわざと外すことで、バランスが取れた構図になるそうです。
「わざと外すからバランスのいい構図になる」というのがはじめは半信半疑だったのですが、やってみるとたしかにそうなんですよ。
これは「三分割法」というらしいですね。
iphoneの標準カメラでいうと、「設定」→「カメラ」→「グリッド」をオンにすると、カメラの画面に縦横2本づつのグリッド線が出ます。
縦横の交点が4つあるわけですが、この交点のいずれかが被写体の中心に来るように配するといい感じで構図が決まります。
もちろん、きっちり合わせる必要はなく、近づけるくらいの感覚で良いと思います。
なぜ三分割法がかっこよくとれるのか
「三分割法」はすでに1797年には風景画の画面比を決定する法則として登場していたそうで、ヨーロッパでは伝統的な手法らしいですね。
「日の丸構図」と何がそんなに違うのかというと、「三分割法」の場合、例えば子犬なら、まず被写体を見て、次に被写体飲みているものに視線が向きますね。
この展開が良い構図と思わせるようです。そ
の原理でいうと「日の丸構図」は、被写体から視線が動きにくく、つまりは写真のストーリーが分かりづらいのじゃないでしょうか。
3. 子犬の視線の先にスペースを作るように配置
では4つの交点のうち、どこに被写体を置くのか? 次にこれに迷いますよね。
自然に見せるという意味では、例えば子犬の場合なら、子犬の視線の先にスペースができるように置くのがいい感じじゃないでしょうか。
ええ、子犬が言う通りにじっとしているとは思えませんので、何回も撮る必要があるでしょうね。
4. とにかくシャッターを押して枚数を撮る
構図を決めたら、「フォーカスロック」をしてシャッターチャンスを待ちます。
iPhoneなら、ロックしたい部分を長押ししてください。
タップした位置でフォーカスロックされます。そのタップした位置で露出も固定(AEロック)されるので、全体の明るさも決められてしまいますので注意が必要ですね。
あとは、その範疇に子犬が入ってきたらシャッターを押す。押して押して押しまくります。デジタルなんで、あとで捨てればいいんです。
その中から「こいつは素晴らしい!」1枚を選んで人に見せるんですね。
私の父は80歳ですが、デジカメななのにいつも「渾身の1枚」を撮ろうとします。
フィルムのときの感覚が残っているとそうなってしまいますねー。
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