Modified on: Jul 17, 2019
不勉強を隠さず言ってしまいますが、「ウェルシュ コーギー」って1種類じゃないんですねえ。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークとウェルシュ・コーギー・カーディガンという2種類がいるんです。初めて知りました。
もっとも日本にいるコーギーのほとんどはペンブロークらしいのですが。
ジャパンケンネルクラブの資料によると、2017年の1月〜12月期の登録数は、ペンブロークは5,283頭、対するカーディガンは56頭。実に約100分の1ですね。
二つの種は長い間一つの「ウェルシュ・コーギー」として認識されてきたようですが、1934年、イギリスのケンネルクラブによりそれぞれ別の犬種として分けられました。
ペンブロークは牧畜犬として、スピッツなどと交配して改良されていました。
一方、カーディガン種はペンブロークよりもはるかに早くイギリスに渡って来ました。ケルト人がイギリスにわたった時に連れてきたと言われています。
ペンブロークは断尾するスタイルですが、カーディガンはしません。似ている二つの犬種も尻尾で見分けられますね。
ただ最近は断尾も動物愛護の観点からやらない場合も多いのですが。
見た目の印象通り、体高に比べると体長が長く、筋肉質でがっしりしています。しっぽが短く、耳が丸みを帯びています。被
毛はダブルコート。
カーディガンは体高 30cm、体重 11〜17kg。ペンブロークは体高 25~30cm、体重 9~12kg。カーディガンのほうが一回り大きいようですね。
毛色は白と茶色のミックスが一般的。
たしかによく見るコーギーはみんなこのカラーです。
レッド、セーブル、フォーン、ブラック&タンなどもいるようですね。
カーディガンは、尻尾がフサフサで、耳はピンととがっているのが特徴。
毛色は赤、黒、サーブルなどがあるようです。ペンブロークよりもがっちりした体型。顔も少し大きいようですね。
コーギーは利口で活動的。相当な運動量をこなす体力があります。
敏捷さではペンブロークが、落ち着きではカーディガンの方が、それぞれ優れているようです。
群れから離れようとする牛や羊の足に噛みついていた牧畜犬の名残りで飼い主の足に噛み付く習性があるため、しつけには注意しましょう。
おなじ名残で大きな声で吠える個体もいるようです。マンションなどで飼う場合は注意が必要な場合がありそうですね。
コーギーは好奇心が旺盛です。留守中にいたずらなど日常茶飯事のようなので、ケージに入れたり、物は届かないところに置いたりなどして注意したほうがよさそうですよ。