1. ハウスに慣れさせる
2. トイレトレーニング
3. 上下関係を教える
Modified on: Jul 28, 2019
現代社会に生活して入れば、いつでも犬の横に、というわけにはいきません。
誰だって働いたり、買い物に行ったり、遊びに行ったりするものですよね。
すると犬は必然的に「ひとりでお留守番」ができる必要があります。部屋の中を自由に歩かせている場合もあるでしょうが、サークルやクレートの中でお留守番させることが多くなります。
このなかで静かに待つことができるようになる子犬のしつけがハウストレーニングです。
これができていれば家庭の中で家族も犬も無理なく快適に暮らしていくことができます。
ハウストレーニングのポイントは犬にとってハウスが「閉じ込められる場所」ではなく「お気に入りのプライベートルーム」と感じてもらうことが大切です。
だからいたずらしたり、失敗した子犬への罰としてハウスに閉じ込めることはやってはいけません。
それではハウスは「嫌なことが起こる」場所として認識されてしまいます。
ハウスには良い印象を持ってもらうようにしましょう。
まず、温度、湿度などに気を配り、快適な環境にします。
夏の暑さ対策も考慮しなくてはいけませんね。
ハウスから出す場合ですが、子犬は好奇心旺盛です。
あなたが持っているもの、家具などあらゆるものに興味を示し、匂いを嗅いだり、前足で触れたり、口に入れてかんでみます。
だから子犬が物をかむ、というのは当たり前のことなのですが、家庭の中ではいろいろな被害が生じることがあります。
まずはこのことを理解して、かんではいけないものを整理する、かんでもいいものを決めて与えてあげるを実行しましょう。
子犬は生後3か月~7か月の間にかむことを覚えます。
その時に噛んでいいものといけないものを教えてあげましょう。
中でも家庭にやってきた最初の一週間では、あなたが子犬を見ていられる時以外は無駄にいたずらをさせること防ぐためにハウスを中心とした生活習慣をまずはつけるようにしましょう。
同時にガムやコングなど子犬がかじってもいいものを与え、かじっている間は声をかけてほめてあげましょう。
トイレの場所を頻繁に変えてしまうと、子犬がトイレの場所を覚えられません。
一度決めたら変えないようにしてください。
子犬に早くトイレを覚えてもらうには子犬の行動をよく観察ことが大切です。
くるくる回りだしたり、床のにおいをかいだり、腰を低くするようなそぶりをします。
それがトイレのサインですから、素早くトイレに連れて行き、おしっこウンチを促します。
うまく排泄できたら思いっきり褒めてあげます。
サインが見られない場合も1時間おきくらいにトイレに誘導しておしっこやウンチの機会を作ってあげましょう。
排泄のサインは以下をタイミングで出やすいですから注意してください。
・ 朝の目覚めどき
寝起きはおしっこが溜まっている状態です。
・ 遊んだあと
体を動かした後はおしっこが出やすいと言われています。
・ 水を飲んだあと
子犬はおしっこを溜めることができません。
水を飲むとおしっこが出やすくなります。
・食後
満腹になり、腸が動き出すと便が出やすくなります。
ウンチのトレーニングは食後が良いでしょう。
トイレの失敗で子犬を叱ってはいけません。
何も言わずすぐに片付けてください。臭いが残っていると、同じところにまたウンチやおしっこをするかもしれません。
消臭剤などを使って臭いを消してください。
失敗を見つけて大声をあげたり騒いだりすると、子犬は排泄そのものを叱られていると感じ取ります。
気をつけてくださいね。
→詳しくは子犬のときこそワンツーコマンドを教えるビッグチャンス!
他人や他の犬に吠えたり、かみついたりする犬は飼い主と一緒に行動することが徐々に減ってきてしまいます。
あなたの犬が幸せに生活していくためにはしっかりと人間社会のルールを守らせないといけません。
そこで大切になるのが飼い主との上下関係です。
犬は自分より強いリーダーでないと指示に従いませんから、飼い主はしっかりした上下関係を作る義務があるのです。
母犬と子犬の関係を見ていると、子犬が排泄をするたびに母犬が子犬をひっくり返しお腹をなめています。
そうされている間子犬はじっとその姿勢を保っています。
子犬にとって絶対的な存在の母犬に何度もこの行為を繰り返されることでお腹を見せる服従の姿勢の習慣付けができます。
子犬が家庭にきて一週間目では、子犬とスキンシップを取りながら、このレベルの上下関係作りをしていきましょう。
無理にこの姿勢をとらせるのではなく、自然なふれあいの中でゆっくりお腹を上にするようにします。
子犬のお腹をマッサージしてやると気持ちが良くてじっとしているうちに眠ってしまう子犬もいます。
家族全員でこの行為をしてやることで子犬が家族の中で一番下であることをわからせてあげましょう。