Modified on: Jul 27, 2019
「ツケ」というしつけは飼い主の横について、足並みをそろえて歩くことです。
犬は本来人間よりも先に行きたがるものなんですね。
でも、いつも飼い主の前を歩いていたり、好きな時ににおいをかいだりしているのでは、そのお散歩の主導権は犬が握っていることになっちゃいますよね。
ふだんの散歩がこの調子だと、犬に振り回される状態になり飼い主にはだんだん散歩がつらいものになっていっちゃいますよー。
それは結局、散歩の回数が減ってしまうなど、犬にとっても残念な状況を招きますよね。
また安全安心の点からも「ツケ」の習得が大切。
その他のコマンドと同じく、「ツケ」も家族全員が一貫性を持って犬に接してください。
1. 左手でリードを持ち、犬の前を遮るように、左回りの円を描いて歩きましょう。
これは犬が前に行く行為を抑えるために行います。
2. 犬の鼻先にフードを持った手を出し、嗅がせます。犬が注目したら、「ツケ」とコマンドをかけ、左側の膝近くについたら褒めておやつを与えます。
常に左側の膝の近くにいることを理解させましょう。
前に行こうとしたり、右側に行こうとしたら無視してください。左側にいるときのみ優しく声をかけてましょう。
最初は5分くらい続けられれば良いと思います。
これができてきたら、「ツケ」のコマンドをかける練習をします。
1. 飼い主の左に犬を座らせてから、「ツケ」のコマンドで歩き出します。
2. 歩き出してすぐにフードを一つ与えます。子犬が飛びつかないように、少しかがんで与えてください。
3. フード与えたら、右手で次のフードをポーチからだし左の肩において歩きます。犬がそれに注目するようにしてください。
4. 犬が飼い主の左側を歩いていられたらフードあたえます。ここまでを繰り返してください。
5. 犬が飼い主を見上げて歩けているうちに、座らせ、「OK」のコマンドでで「ツケ」を終了します。
家のご近所で構いません。道路に砂や小石が落ちていると気が散ってしまうので、アスファルトで行うのが良いでしょう。
「ツケ」を覚えることによって、車や人間が多い大通りなども子犬を連れていっても安全に散歩することができます。
しかし、ずっと「ツケ」のままでは子犬がストレス発散ができなくなってしまいます。
安全な場所に来たら、コマンドを解き、周囲の匂いを嗅がせてあげるなど、自由にしてあげましょう。