犬を飼うというのは、多くの人にとって特別な経験です。
初めて犬を飼う場合、一番飼いやすい犬種を選ぶことが重要です。
ここでは、初心者におすすめの犬種の特徴についてご紹介します。
初心者にとって、犬の運動量は重要なポイントです。
運動量が多い犬種は、毎日の散歩や遊びの時間を確保する必要があります。
しかし、運動量があまり多くない犬種は、比較的楽に飼うことができます。
日々の生活の中で、犬の運動量に合わせて遊ぶことができるからです。
初めて犬を飼う場合、しつけがしやすい犬種を選ぶことは重要です。
しつけがしやすい犬種は、飼い主の指示に従いやすく、素直な性格を持っています。
初心者の場合、犬のしつけに悩むこともあるかもしれませんが、しつけがしやすい犬種ならば、簡単に基本的なしつけを行うことができます。
初めて飼う犬にとって、おとなしい性格の犬種はおすすめです。
おとなしい性格の犬種は、他の人や犬に対して友好的であり、問題行動が少ない傾向があります。
飼い主や家族との関係性を重視し、安心して生活することができます。
初心者にとって、無駄吠えの少ない犬種は飼いやすいと言えます。
無駄吠えが多い犬は、周囲の人々に迷惑をかけることがありますし、飼い主自身もストレスを感じることがあります。無駄吠えが少ない犬種ならば、静かな生活を送ることができます。
初めて犬を飼う場合、抜け毛の多さやお手入れの手間も重要なポイントです。
抜け毛が少ない犬種は、部屋や家具の掃除の負担が軽減されます。
また、毛のお手入れも比較的簡単で、ブラッシングやトリミングの頻度も少なくて済みます。忙しい日常生活の中でも、犬のケアに時間を割くことが難しい場合には、抜け毛が少ない犬種を選ぶと良いでしょう。
初めて飼う犬にとって、留守番の問題は重要な要素です。
長時間一人で留守番することが多い場合、ストレスや不安を感じる犬もいます。
しかし、留守番に適している犬種も存在します。留守番が得意な犬種は、一人で過ごす時間が増えても安心して暮らすことができます。
初心者にとって、人懐こく友好的な性格の犬種はおすすめです。
犬は家族の一員として生活するため、人とのコミュニケーションが重要です。
人懐こく友好的な犬種は、家族や他の人との関係を大切にし、愛情深い絆を築くことができます。
以上の特徴を踏まえて、初心者におすすめの犬種をご紹介します。
トイプードルは、運動量が比較的少なく、しつけがしやすい犬種です。
おとなしい性格で無駄吠えも少なく、抜け毛が少ないためお手入れも簡単です。
とにかく大人気のトイプードル。その秘密は飼いやすいこと(毛が抜けない、臭いがない、賢い)と、やはりテディベアカットじゃないでしょうかね。
調べてみると2000年代に登録犬種の第1位になったってことですが、日本での飼育は1949年(昭和24年)にアメリカから黒のミニチュア・プードルが輸入されたのが始まりだそうです。
プードルの名前の由来はドイツ語の「pfudel(プデル:水たまり、水がバチャバチャはねる)」からきてるそうです。
その名の通り泳ぎが得意で、古くから鴨狩りの猟犬だったそうですね。
その後小型化されていき、今日の形になったそうです。
カールした毛は抜けにくく、体臭もほとんどないそうです。これは飼いやすいですよね。
ただ、被毛がほつれたり、ダマになったりするので月1回以上の定期的なトリミングが必要なんですね。
いろいろなカットが楽しめるのでそれもまた楽し、ですかね。
シーズーは、人懐こく友好的な性格で、留守番も得意な犬種です。
飼いやすい性格と抜け毛の少なさが特徴です。
考えてみれば不思議な名前の「シーズー」ですが、なんと中国語で「獅子」を意味します。
勇ましいですね。チャイニーズライオンドッグとも呼ばれますが、「獅子」は空想動物の「獅子」で、日本では狛犬のモデルだと言われています。
19世紀ごろに誕生したシーズーは守り神として王侯貴族に大切に扱われてきたようですよ。
第二次のアヘン戦争により中国に上陸したイギリス軍によって、イギリスで繁殖され、英国王室で保護されてきた犬種のようです。
その後家庭犬として少しづつですが一般家庭にひろがっていったようですね。
日本には1960年代のはじめに入ってきたようです。
キャバリアは、穏やかで従順な性格の犬種です。
運動量も適度で、抜け毛も少なくお手入れが比較的手軽です。
被毛に覆われた長い耳や大きな目が特徴の犬種ですね。
「キャバリア」っていうのは、なんと「騎士」という意味なんですねー。こんなに可愛らしいのに騎士ってのも違和感ありますが。
また、「キングチャールズ」とは、イングランド王チャールズ1世・チャールズ2世がこの犬を愛していたことにちなんでつけられたそうです。
チャールズ2世はスパニエルを溺愛していて犬以外と遊んでいるところを見た事が無いといわれているほどでした。
溺愛をし過ぎた結果、国務を疎かにして国民から糾弾されましたんですね(笑)。
いやー、由来を知ると、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、なおさらすごい名前ですよね。
イギリス王室の愛玩犬として愛されてきた歴史がありますが、当時の流行によってチャールズ2世時代の犬種から形を変えて来たんですね。
それを19世紀はじめ、チャールズ2世時代の絵画を見たアメリカ人が、もともとの姿の復活を画策します。
懸賞金がかけられ、ブリーダーたちはキング・チャールズ・スパニエルから時折産まれる先祖返りした個体からチャールズ2世時代の絵に近い個体を固定化することに成功します。
その犬種を「キャバリア・キングチャールズ・スパニエル」と命名したということです。
ポメラニアンは、元気で活発な性格が特徴ですが、運動量はそれほど多くありません。
飼い主に対して忠実で人懐っこく、抜け毛も少ないため、初心者にも扱いやすい犬種です。
チワワは、小型犬でありながら元気で活発な性格を持っています。
運動量は控えめで、しつけもしやすいです。また、抜け毛も少なく、室内での飼育に適しています。
ヨークシャテリアは、小型犬でありながら活発で快活な性格を持っています。
運動量はありますが、しつけがしやすく、抜け毛も少ないため、初心者にもおすすめです。
フレンチブルドッグは、のんびりとした性格が特徴で、運動量もそこまで多くありません。おとなしい性格でありながら、人懐っこく友好的な犬種です。
いっぽうで初心者にはなうことが難しい、避けた方がいい犬種もいます。それも紹介しておきましょう。
パグは、小型犬でありながら運動量が少なく、おとなしい性格です。
留守番も得意で、無駄吠えも少ないため、初心者におすすめの犬種です。
パピヨンは、知能が高いため、しっかりとしつけを行わないと、やんちゃな性格が目立ってしまうことがあります。
そのため、犬が初めての飼い主には飼いにくいとされることがあります。
また、活発で運動量が必要であることや、適度なブラッシングや手入れが必要であることなども飼いにくいと言われる理由になっています。
ビーグルは、元気で活発な性格が特徴であり、運動量が多い犬種です。
また、狩猟本能が強く、しつけも難しい傾向があります。初心者には少し飼いにくい犬種と言えます。
ボーダーコリーは、知識と経験を要する犬種であり、運動量も非常に多いです。
頭の良さと高い運動能力を持っていますが、初心者には飼いにくい犬種と言えます。
秋田犬は、大型犬でありながら活発で運動量が多く、しっかりとしたしつけや社会化が必要です。初心者には飼いにくい犬種と言えます。
ジャックラッセルテリアは、元気で活発な性格が特徴であり、運動量が非常に多い犬種です。
シベリアンハスキーは、運動量が非常に多く、活発で元気な性格を持っています。
また、独立心が強く、しつけも難しい傾向があります。初心者には飼いにくい犬種と言えます。
初めて犬を飼う際には、飼いやすい犬種を選ぶことが重要です。
運動量が多くない、しつけがしやすい、おとなしい性格、無駄吠えが少ない、抜け毛が少ない、留守番が得意な犬種が初心者におすすめです。
具体的にはトイプードルやシーズー、パピヨン、キャバリア、パグ、ポメラニアン、チワワ、ヨークシャテリア、フレンチブルドッグが挙げられます。
一方、ビーグル、ボーダーコリー、秋田犬、ジャックラッセルテリア、シベリアンハスキーなどは初心者向けではない犬種と言えます。
犬を飼う際には、犬種の特徴や性格をよく理解し、自身の生活スタイルや犬のニーズに合った犬種を選ぶことが大切です。
また、飼い主としての責任や準備も忘れずに行い、愛情を持って犬との生活を楽しんでください。