過去の怖い体験が影響している場合があります。
他の犬に吠えられた、雷が鳴った、大きなトラックが急に通った……。
こうした出来事がトラウマになっている可能性も。
まずは無理に歩かせず、安心できる場所から少しずつ慣らしていくことが大切です。
いつものコースでも、怖い場所を避けるだけで散歩がスムーズになることもありますよ。
急に歩かなくなった場合、体に異変があるサインかもしれません。
足を痛めていたり、肉球に傷があったり、あるいはお腹の調子が悪いことも。
とくに元気だった子が急にストップした場合は、すぐに動物病院へ。
早期発見が健康のカギです。
ただのワガママかと思ってたら関節炎でしたなんてこともあるんですよね。
新しいリードに変えたら歩かなくなった? それ、あるあるです。
リードやハーネスが体に合っていないと、違和感や不快感から動かなくなることがあります。
とくに首輪がきつい、ハーネスがズレる、金具が当たる……などは要注意。
愛犬が快適に歩けるように、サイズ感と装着の仕方を見直してみましょう。
以前に散歩中に抱っこされた経験があると、また抱っこしてくれないかな〜と立ち止まって甘える子もいます。
可愛くてつい応じたくなりますが、毎回それをしていると歩かなくてもいいやと学習してしまいます。
気持ちはわかりますが、ここはグッとこらえて自分で歩いてもらいましょう。
ご褒美をうまく活用すると効果的です。
柴犬は変化にとっても敏感。
昨日まで何の問題もなかった道でも、今日は工事中だった、知らない犬のにおいがあった、など些細な変化で警戒心がMAXになります。
ここは安全なのか?と確認するために、まず立ち止まって周囲を観察しているのです。
無理に引っ張らず、一緒に確認してみようかという気持ちで付き合うのが吉。
毎日同じルート、同じ時間では、柴犬だって飽きてしまいます。
またこの道かと思っている可能性も。
ときにはルートを変えてみたり、朝だったのを夕方にするだけでも気分が変わるもの。
におい、光、音、人……五感を刺激する新しい環境は、散歩のマンネリ化を防いでくれます。
飽きっぽい性格の柴犬には、ちょっとした変化が効果抜群。
ボクがリーダーだと思ってるタイプの柴犬もいます。
この場合、立ち止まりは単なる主導権の主張です。
そんなときは、毅然とした態度で指示を出すことが大切。
ただし怒鳴ったり強く引っ張ったりは逆効果。
あくまで落ち着いた態度で、指示が通る関係性をふだんから築いておくのがポイントです。
立ち止まったからといって、リードをぐいっと引くのはNG。
それが嫌な記憶として残ると、散歩=イヤなこととインプットされてしまいます。
また止まったなと思っても、深呼吸して、まずは理由を探ること。
それが恐怖なのか、疲れなのか、ただの気まぐれなのか……見極めた上で、やさしく声をかけてあげましょう。
柴犬は意外と繊細なところ、あるんです。
柴犬は古くから日本で活躍してきた猟犬。
その名残で、非常に独立心と警戒心が強い性格を持っています。
自分のことは自分で決めたいタイプなので、飼い主の指示に従わず、マイペースに行動することもよくあります。
知らない場所や人、においに対しても慎重に反応するため、散歩中に立ち止まってじっと様子をうかがうのも、その本能の表れなんですね。
これを無理に押し通そうとすると、信頼関係にひびが入ることもあるので要注意。
またそこで嗅いでるの?はい、それ、柴犬の大事な情報収集タイムです。
散歩中のにおい嗅ぎは、ただの興味本位ではなく、他の犬のマーキングや人の動きをキャッチするための本能的な行動。
自分の縄張りを把握し、安心して行動するための大切な作業でもあるのです。
できれば少しだけ待ってあげて、満足するまで嗅がせてあげるのが理想的。
ただし、拾い食いには注意が必要なので、目は離さずに。
柴犬はとにかく飽きっぽい。
昨日までは楽しく歩いていたコースでも、もう飽きたとばかりに急ブレーキをかけることもあります。
その結果、散歩の途中でストライキ。
そんなときは、どこか行きたい場所ある?と問いかけるような気持ちで、少しコースを外れてみるのもアリです。
とくに、においや音、地面の感触が変わるような場所だと、急にテンションが上がることも。
単調なルートにスパイスを加えるのが、長く散歩を楽しむコツです。
座り込む、あるいはゴロンと寝転ぶ――これも柴犬にありがちな行動です。
もう歩きたくない、ちょっと休憩、この草、気持ちいいなど、意味はさまざま。
ときには地面の温度が高くて足裏が熱かったり、疲れていたり、トイレに行きたかったりすることもあります。
この行動をただのわがままと決めつけず、まずは様子をよく見てあげましょう。
状況によっては、抱っこで帰宅するのもやむを得ません。
毎日決まった道、決まった時間だと、柴犬さんもまたここ?となってしまうかも。
においや風景、光の具合まで違う場所を選べば、ワクワク感が全然ちがいます。
とくに朝の静かな公園や、夕方のにぎやかな住宅街など、時間帯で雰囲気もがらりと変わります。
日々のコースを3パターンほど用意しておけば、今日はどこかな?と愛犬もワクワクしてくれることでしょう。
散歩中、ふと見上げてくる愛犬の目。
そこに気づけるかどうかが、信頼関係の分かれ道です。
いい子だね、こっち行こうかと声をかけたり、アイコンタクトを取ることで、犬は自分のこと見てくれてると安心します。
これだけで散歩への集中力も上がりますし、問題行動の予防にもなるんですよ。
ちょっとしたコミュニケーション、大事です。
ちゃんと歩いたらいいことある!
そんな期待感を持たせると、柴犬のやる気スイッチは入りやすいものです。
おやつやお気に入りのおもちゃを携帯して、良い行動に対して即座にご褒美を与えるのがポイント。
ただし、おやつは与えすぎると肥満の原因になるので、低カロリーのものを選ぶと安心。
今日はこれを持っていこうかな〜なんて、犬よりも飼い主のほうが楽しみになる日もあるかもしれませんね。
たまには思いきり走らせてあげたい!という方には、ドッグランがおすすめです。
自由に動ける空間は、柴犬にとって最高のリフレッシュスポット。
また、他の犬や飼い主さんとのふれあいを通じて、社会性も育まれていきます。
初めての場所では緊張するかもしれませんが、徐々に慣れていく過程も大切です。
今日は誰かに会えるかな?そんな期待感が、散歩のモチベーションをアップさせてくれますよ。
うおおお!待ってえええ!と、リードを持って全力ダッシュ……これは飼い主あるある。
柴犬の引っ張り癖は、好奇心とエネルギーの表れでもあります。
でも、毎回これでは飼い主さんがヘトヘトに。
そんなときは、愛犬が引っ張ったら立ち止まるストップ作戦が有効。
進みたいなら落ち着いて歩くことを学ばせるんです。
また、出発前におうちで少し遊んでエネルギーを発散させておくのも、暴れ癖には効果的ですよ。
散歩中に他の犬や人に向かってワンワン吠える。
これは警戒心の表れで、柴犬にはよくある行動です。
ただ、吠え癖がひどくなると周囲に迷惑をかけてしまうことも。
事前に吠えそうな対象を察知したら、おやつや声かけで気を逸らしましょう。
また、飛びつき癖には、まず飼い主自身が落ち着いた態度で接すること。
興奮を煽らず、おすわりを習慣づけることで抑えられるようになります。
カミカミ……ってそれリード!という光景、子犬のうちはとくに多いです。
これは歯がむずがゆかったり、退屈だったり、ストレスだったり……いろんな感情の発散方法です。
噛みにくい素材のリードに替える、噛んだ瞬間に冷静にダメと伝える、別のおもちゃに注意をそらすなど、対応はいろいろあります。
あくまで怒鳴らず、感情的にならずに対処するのがコツです。
道端に落ちてる食べ物やゴミ、何でもかんでも口に入れてしまう――それ、すごく危険!
拾い食いは命に関わる問題です。
まずはマテ、ダメなどの基本コマンドを根気強く教えてあげましょう。
また、拾い食いしそうな場所ではリードを短めに持つ、口輪を一時的に使うなどの物理的対策も有効です。
とくにSNSで話題になる異物誤飲からの緊急手術なんてことにならないように、ふだんから注意しておくことが必要です。
さてさて、ここまで柴犬が散歩を歩かない問題を全力で解説してきました。
あるある!と何度うなずいた飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
散歩を拒否したり、途中で立ち止まったり、座り込んだり。
これらすべて、柴犬さんからのサインです。
恐怖心、体調、気分、わがまま、環境の変化――さまざまな原因があり、それぞれに最適な対処法があるんですよね。
リードやハーネスのつけ方を見直す。
散歩ルートや時間を変えてみる。
おやつや声かけ、ドッグランで刺激を与える。
こうした小さな工夫の積み重ねが、やがて散歩を嫌なものから好きな時間へと変えてくれます。
また、拾い食いや吠え、リード噛みなどの行動も、柴犬の性格や状況を理解することで、なんで!?がなるほど!に変わる瞬間があります。
犬は言葉をしゃべれませんが、そのぶん行動で気持ちを伝えようとしてくれているんですね。
そして何より、散歩はただの運動ではなく、飼い主さんとのコミュニケーションの場。
目を見て、声をかけて、一緒に歩いて――。
その時間が信頼関係を深め、家族の絆を強くしていくのです。
さあ、次の散歩ではちょっとだけ目線を変えてみてください。
きっと、いつもより一歩先に進めるはずです。
愛犬とあなたの、素敵な散歩ライフを応援しています!